【大学生が取るべき資格】ファイナンシャルプランナー編

大学生のみなさん、単位は順調にとれていますか?大学では本当にいろいろなことを学ぶことができますが、意外と「お金」のことについては学ぶことはできません。

経済(マクロ・ミクロ)については学ぶこともあると思いますが、実際に自分たちが社会に出てから払う「税金」や「年金」、はたまた資産の運用方法はなかなか大学では学べないのではないでしょうか。多くの人の場合、社会人になってから勉強をしたり、よく分からないまま税金や年金を払ったりすることになります。

大学生のうちからお金について勉強したい場合、ファイナンシャルプランナーの資格を取るのがおすすめです。資格取得の勉強を通し、ファイナンシャルリテラシーを身につけることで税金や年金、資産運用に抵抗なく対応できるようになります。

【大学生が取るべき資格】ファイナンシャルプランナー編
目次

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナーとは我々の日常生活における「お金」についてのアドバイス・サポートを行う専門家です。同時に資格名としても存在し、国家資格の1〜3級FP技能士(いわゆるFP1〜3級)や民間資格のCFP及びAFPが存在します。

資格難易度としてはFP3級<FP2級=AFP<FP1級=CFPとなります。いずれかを持っていればファイナンシャルプランナーを名乗っても差し支えないでしょう。

大学生がファイナンシャルプランナーを取得するメリット

大学生がファイナンシャルプランナーを取得するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

若いうちからファイナンシャルリテラシーを磨ける

大学生という社会に出る前からファイナンシャルリテラシー(お金に関する教養)を磨けるのは大きなメリットです。親の扶養から外れ、自分で給料をもらってお金を稼ぐようになると途端に税金・年金などを考えなくてはいけません。保険や資産運用の案内や勧誘も受けるようになります。
よく制度や仕組みを知らないまま税金や年金を払ってしまうことに対し、不安な気持ちになる方は多いのではないでしょうか。また、周囲に流されて保険に入ってしまったり資産運用の契約をしてしまったりするののは果たして自分のためになるのでしょうか。

ファイナンシャルリテラシーが備わっていれば税金や年金の制度を安心して利用することができるようになるでしょうし、無駄な保険や資産運用もせずに済むかもしれません。

社会に出て忙しくなってから勉強するよりも、学生のうちからファイナンシャルプランナーの取得を通して勉強しておくと今後の人生に大いに役立ちます。

就活に役立つ

お金の知識を満遍なく学ぶことができるので金融業界への就職にも役に立ちます。国家資格ですので履歴書にも書けますし、事前知識を備えていることをアピールすることができます。

もちろん、金融業界でなくともファイナンシャルプランナーの知識を活かして活躍することもできます。具体的には、資産運用セミナーの講師としてライフプランニングを教えたり、知識を活かして本を執筆するなどです。独立して個人顧客を持つ場合もあり、活躍の幅が広いです。

ファイナンシャルプランナーの資格を足がかりとして、さらに専門的な簿記や証券アナリストの資格に挑戦することも可能です。学生のうちからこれら資格を取得しておくと他の就活生に差をつけることができるでしょう。

ファイナンシャルプランナーで学べること

では、具体的にファイナンシャルプランナーではどのようなことを学ぶことができるのでしょうか。

税金の仕組み

暮らしに欠かせない税金について学ぶことができます。所得税や住民税の計算方法から、医療費控除の仕組みなどがよく出題されます。社会に出たときに自分の給料からどのように課税されるかを知ることができるので、間違いなく役に立つ知識です。

年金の仕組み

年金にも種類があり国民年金、厚生年金や企業年金など各年金についての知識を学ぶことができます。特に、個人型確定拠出年金のような新しい制度は学んでおいて損はありません。積極的に勉強しておきましょう。

保険の仕組み

保険も代表的な健康保険だけではなく、民間保険などの制度も勉強することができます。社会に出て働いているとよく生命保険の勧誘をされます。保険の知識を身につけておくことで適切な判断と対応をすることができます。

資産運用の仕組み

株や投資信託などの仕組みや利回りの計算方法を学ぶことができます。株の勝ち方や戦略のようなものは出題されません。安定的に資産を増やすためにどのような方法があるのかを学ぶことができます。併せて市場の知識も学ぶことができるので、知識を深めて証券アナリストの資格に挑戦するのもいいでしょう。

就活に向けて

就活に向けてファイナンシャルプランナーは取得するメリットがあります。上でも述べたように金融業界への就職はもちろん、いずれの企業にも財務課があるので活躍の場は広いでしょう。

何級から履歴書に書ける?

冒頭でも述べましたが、ファイナンシャルプランナーには国家資格のFP技能士(1〜3級)、民間資格のCFP及びAFPが存在します。

いずれも取得すれば履歴書に書くことはできるので、まずは一番簡単なFP技能士3級からはじめるとよいでしょう。2級を取れれば実務レベルと言われており、金融業界で働く社会人の方もよく名刺に書いたりしています。

必要な勉強時間は?

一般的に、FP2級は150〜300時間、3級は80〜150時間が目安だと言われています。もちろん、事前に税金や保険の仕組みを講義で習っている方や、株や資産運用を既に始めている方ならばもう少し短い勉強時間で間に合うでしょう。

注意点として、FP2級を受験するためにはFP3級を持っているか、「AFP認定研修を兼ねるFP2級講座」を受けなければなりません。後者だと通信講座を受ける費用がかかってしまうので素直にFP3級から取得するのがおすすめです。

まとめ

大学生が取るべき資格としてファイナンシャルプランナーについてまとめました。就職活動だけではなく、日常生活にも必ず役に立つ資格ですので取得して損はありません。積極的に受験してみてください。


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