いつ始まっていつ終わる?大学のテスト期間について解説

受験が終わり大学生になった後も、「テスト」からは逃げられません。単位を取るためにはテストを受けて、それをパスする必要があるんです。今回は「大学生のテストって、どんな感じなの?」と疑問に思っている方に向けて、大学のテストについてご紹介します。

いつ始まっていつ終わる?大学のテスト期間について解説
目次

大学のテスト期間とは?

大学のテスト期間は、どのくらいの長さがあるのでしょう。また、いつ頃から始まるのでしょうか。

前期試験の期間

多くの大学では、授業が前期と後期の2つに分かれています。それぞれの学期終わりにテストがあるのですが、前期試験の期間はだいたい7月の頭頃から始まります。長さは一週間ほどで、テストが終わった学生から順次夏休みに入ります。

一部、夏休み明けにテストを行う大学もあります。その場合は9月の半ばごろに夏休みが終わり、そこからテスト期間が始まります。

後期試験の期間

後期テストが始まるのは、1月末~2月上旬頃でしょう。厄介なのが、後期の授業は冬休みで一度中断されるという点です。夏休み明けから12月半ばまで授業を行い、年末年始は冬休みになります。その後残りの授業を行って、テスト期間に入るんです。

こうなると、冬休みの間に授業内容を忘れてしまうんですね。「年末年始は久々に地元に帰って、友達と遊ぶ」なんて大学生は多く、休み中に復習することもなく前期より点が取れない人が続出します。

テスト期間中にバイトは出来る?

勉強さえしておけば、テスト時間と被らない限りバイトをすること自体に問題はありません。むしろ大学によってはテスト期間は変則的な時間割になり、いつもより早く帰れることもあります。ただ、普段から計画的に勉強できるとは限りませんし、テスト範囲が発表された後の対策が重要になってくるような科目もあります。テスト前の一週間やテスト期間中ほぼ毎日バイト、というようなシフトはなるべく避けるようにしましょう。
大学生が多いバイト先だとみんなが一斉にテスト期間に入り、休みを取りづらかったり、シフトが休みの日でも「ここ、入れない?」と頼まれたりすることが増えます。もちろん自分がテストの日は代われませんが、学生同士で上手くバランスをとるのが必要になってきます。

大学のテスト勉強をする期間とは?

高校生の頃は、テスト勉強にかなり時間を取られていた方も多いでしょう。反対に、「進級できないことはないだろうし、勉強しなくていいや」というスタンスの人もいたはず。大学では、どのくらいの期間勉強するのでしょう。

10日前くらいから開始する人が多数

人や授業にもよりますが、だいたいテスト10日前くらいから勉強を始める学生が多いですね。特に暗記が必要な科目については、早めから手を付けるべき。

また、高校時代にはほとんどなかったテストの形があります。それが、「持ち込み可」というスタイル。これは、テスト中にレジュメや書籍を見ることができるんです。そのためそれほど念入りに勉強しなくても、点が取りやすい授業が多めです。

反対にしっかり準備すべきなのが、進級や翌年の授業履修に関わる科目です。同じ2単位でも、「この授業を落としたら進級できない」というものと「進級して来年以降また受けられる」ものがあります。前者を落とすと必然的に留年が決定します。

また、進級はできるもののゼミに入れなかったり、必修の授業を受けられなかったりするパターンもあるんです。そうした重要な授業は重点的に勉強して、確実に単位をとれるようにしておきましょう。

みんなで集まって勉強するのが大学生あるある

大学生あるあるといえば、テスト前に図書館やカフェに集合して、みんなで勉強するというもの。自分が休んだ回のレジュメをコピーさせてもらったり、「ここがテストに出やすいって先輩が言ってたよ」といったような情報共有が出来るのがメリットです。

デメリットは、みんなで集まっただけで何となく勉強した気になってしまうこと。実際は頭に入っていないのに大丈夫だと過信すると、いざテストを目の前にしたときに問題が解けません。

知り合いの数がテストを左右する?

実は、大学のテストはただ真面目に勉強すればいい点が取れるというものでもないんです。重要なのが、知り合いの数。というのも、知り合いが多ければ多いほど、自分が今とっている授業を過去に受けたことがある人と話せる確率が上がります。

その人に、どんなテストが出たかを聞けるとかなり効率よくテスト勉強できますよね。また、毎年同じ問題を使いまわしている教授もいるので、そういった授業は事前に過去問を手に入れて、答えだけ覚えておけば点が取れるという仕組みです。

テストをしない授業もある

授業によっては、テストがないこともあります。その場合、評価はレポートなどでつけられます。テスト期間とレポートの提出期間は重複することが多いので、テーマなどがわかりしだい早めに手をつけておくのが吉。

自分はテストとレポートどちらの方が得意なのかを考え、履修を組む段階で「テストだけで評価される授業はやめよう」「出席点が大きい授業を選ぼう」など、バランスをとってください。

最後に

受験勉強を終えて晴れて大学生になった後も、やっぱりテストからは逃げられません。進級して無事卒業するためには必要な工程なので、気を抜かずにしっかり勉強しましょう。

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インターンシップガイド編集部
インターンシップガイド編集部では、さまざまな企業や大学生のインタビューや、業界や会社研究、大学生活の過ごし方といった内容を中心に学生目線で学生に価値ある情報を発信していきます。

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大学生でよく聞く「単位」って何?
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単位を落とした大学生が確認すべきこと!今後どうするべきか
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フル単ってどういう意味?就活に関係するの?メリットやコツも紹介
フル単ってどういう意味?就活に関係するの?メリットやコツも紹介

大学でよく耳にするフル単。大学1年生にとっては新鮮で、大学2~4年生にとっては馴染み深い言葉ですね。フル単は学生によって重要度が異なりますが、フル単で卒業を迎えてみたいと思ったことのある学生は少なからずいると思います。 この記事ではフル単の意味から就活で有利になるかどうかまで、幅広く解説。「フル単ってどれくらいきつい?」「フル単のメリットは?」「バイトと両立は可能?」などの疑問にも答えていきます。 「フル単」って?就活で有利になるの? フル単とは フル単位には2つの意味があります。 一つは、「ある学期や学年において、履修登録したすべての単位を習得すること」です。この意味での「フル単」は試験期間が終わった学期末に学生間で使われることが多いです。例えば、「今回テスト勉強頑張ったからフル単イケたわ」というように使われます。 もう一つは、「1学期・1学年次に取得できる上限の単位数いっぱいまで履修すること」意味します。これは、大抵年度初めに使われます。「今学期フル単で履修した?」というように使われます。 今回の記事では主に前者を取り上げて話を進めていきます。 フル単の難易度 マイナビのある調査によると5割弱の学生がフル単で卒業を迎えるようです。割合を見ると簡単にフル単を取れそうに見えますが、実際のところ四年間一つも単位を落とさず卒業する学生は少なく感じます。 文系・理系、学部によって試験の難しさや評価基準が異なるため、フル単の難易度は一概には言えなさそうです。 就活でフル単が評価されることは少ない 就職活動での評価対象になるか気になる方は多いのではないでしょうか。実際のところ、「フル単」かどうかを見ている企業は少ないようです。というのも、単位の取りやすさは大学や文理、学部によって異なるからです。 学生の優劣を判断する基準には向かなそうですよね。学業をアピールするのであれば、成績として現れるGPAを気にするほうが良いかもしれません。GPAとは、大学の成績を特殊な計算方法を用いて数値で表したものです。 フル単のメリットは? フル単を取ることができた場合、どんなメリットがあるのでしょうか? 3、4年次に時間の余裕ができる 1、2年次にフルで単位を取っておくことで、3、4年次の単位取得の負担を減らすことができます。卒業所要単位数の大部分を2年間のうちに消化できるからです。 大学によっては3、4年次も必修科目が課されていたり、年間の最低取得単位数が定められていることがあるため、学校に行かずに済むということはないかと思います。しかし、時間に余裕ができることは明確です。 3年生はこの浮いた時間で就職活動の準備、それに向けた長期インターンシップができるといったメリットがあります。4年生も本選考の面接試験や履歴書の提出などの、本格化した就職活動に集中できると思います。 モチベーションの維持に繋がる フル単をとると、もう一度フル単を取りたいという向上心が生まれます。一度だけではそれほど継続には繋がらないかもしれませんが、二度三度とフル単を取り続けることで、その後もフル単を目指したくなるでしょう。試験だけでなく、大学の授業に対するモチベーションにも繋がります。 フル単のコツ メリットに魅力を感じる学生は、フル単を取るコツが気になるはず。ここからはフル単を実現するためのコツをご紹介していきます。 授業を真面目に受ける シンプルですが、大事なことです。テストには、例外を除いて授業で習った内容が出題されるからです。大学では、ほとんどの学生がケータイをいじっていたり、おしゃべりをしてしまったりするつまらない授業も存在します。 履修しているのは、興味はないけど必修とされているから、先生が優しいからといった理由があるかもしれません。しかし、教科書を読むこと、教授の話に耳を傾けることをするとしないでは授業の定着度が違ってきます。 テスト前にゼロから学び始めなくて済むように、普段の授業から真剣に取り組んでおくと安心です。もちろん大学には面白い授業も沢山あるため、意欲的に授業に参加していきましょう。 テスト前にしっかりと勉強をする 大学生になると、テストに対する危機感が薄れる傾向にあります。高校とは異なり、試験への教科書の持ち込みが許可されていたり、出題内容自体が簡単なものがあるからです。また、受験といった大きなゴールがないため勉強に対するモチベーションが下がる人が多いように思います。 そのため、一年生の前期は高校時代のようにテスト勉強に励みますが、それ以降ほとんどの学生が十分に試験対策をせずにテストを受け、成績開示後に後悔します。フル単を目指すのであれば、試験を侮らずしっかりと試験勉強をしましょう。 確実に単位をくれる授業を履修する まれに単位の取得がほぼ約束されている授業があります。例えば、単位を約束する代わりに、成績は単位を取得できるギリギリのC評価を与えるという授業や、試験を受けてあからさまに間違った答えを書かなければA評価をくれるような甘い授業もあります。 どの授業にも大抵、出席していれば〇、レポート出せば〇、テスト受けさえすれば〇、などの条件があります。これを公言する教授もいればそうでない教授もいるため、友人や先輩に情報をもらいましょう。 生活リズムに合わせて履修する 授業を休んでばかりいたら、テスト前に独学で勉強を進めることになるからです。また、出欠による評価が50%を占めていたり、出席しさえすれば単位をもらえる授業を休んでしまうのはもったいないですよね。 ご存知の通り大学では必修科目以外は自由に時間割を決めることができるので、自分の生活に合わせて履修しましょう。 過去問を入手する 過去問はあるに越したことはありません。過去問をそのまま繰り返し使っていたり、ほぼ内容を変えずに出題していたりする試験があるからです。試験前に学生の間で必ずと言っていいほど出回るので、友人や先輩にもらいましょう。 「フル単」についての疑問を解消しよう フル単は「きつい」のか? フル単について、「きつい」「大変そう」「絶対無理」というイメージを持っている学生も少なくないと思います。フル単は簡単なことではありませんし、もちろん工夫や努力が必要です。 しかし、約半分の学生が達成していることからも、それほど難しいことではないと想像できると思います。必要なのは、真面目に授業に出席して勉強する、試験やレポートにきちんと取り組むといった、基本的なことです。 大学時代にしっかりと勉強しておいて、マイナスになることはありません。可能な限りフル単を目指して頑張ってみるといいでしょう。 フル単に失敗する原因は? 「出席日数が足りなかった」「レポートを提出しなかった」などの理由でフル単に失敗する学生が多いです。必要な出席日数や提出物など、単位取得の条件をきちんと把握しておきましょう。 寝坊して遅刻や欠席が増えたり、テストを受けられなかったためにフル単に失敗する学生も多いです。規則正しい生活を心がけたり、テストの前には飲み会を入れないようにするなど、自己管理も重要なポイントとなります。 フル単とバイトは両立できる? フル単とアルバイトを両立することは可能です。実際にアルバイトをしながら、フル単に成功している学生は少なくありません。 大学や自宅の近くでできるアルバイトやスケジュールの融通がきくアルバイトを選ぶなど、学業にマイナスの影響を与えないようなアルバイトを選ぶのがいいでしょう。 フル単ってどうしても取らないといけないの? 大学に入ったら必ずしもフル単を取らないといけないというわけではありません。「自分は卒業出来ればいい」「単位を取るよりもやりたいことがある」という人もいるでしょう。 学生起業や留学、趣味など今しかできないことでやりたいことがあるなら、そちらに集中して取り組むのも有意義な大学生活の送り方と言えます。 自分の今やりたいこと、自分にとって必要なことをじっくりと考えてみるといいかもしれませんね。 最後に フル単は「どうしてもフル単を取りたい」「とりあえず進級できればいい」といったように、学生によって重要度が異なると思います。ただ、フル単を目指すことで大学の勉強に力が入るのであればそれに越したことはありません。大学は色々な分野に触れられる絶好の機会なので目指してみるのも良いでしょう。 ...

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