エンタメ業界の業界研究、就職活動対策

就活生からの人気が高いエンタメ業界。学生でもどのような仕事をするのかイメージがしやすく、また楽しみながら働くことができるように感じられるからでしょう。

人気業界で内定を勝ち取るにはしっかりとした業界研究がポイントになります。ライバルが多い中で差をつけるには何をアピールすべきなのか?

ここでは、エンタメ業界の現状と課題、将来性、就活対策について解説します。

エンタメ業界
目次

エンタメ業界とは?

エンタメ業界、とひとことでくくってしまうことが多くありますが、具体的にはどのような会社があるのでしょうか。また、「なんとなく楽しそう!」とつい思ってしまいがちですが、外部からは見えていない苦労や辛い部分もあります。そのあたりも理解をした上で志望するかどうかを検討することが大切です。

エンタメ業界の業種と代表的な企業

まずはどのようなジャンルや会社があるかを確認しましょう。エンタメ業界と言われるのは一般的には、次のような会社があります。

テレビ・ラジオ放送
テレビ局やラジオ局での仕事以外にも、番組制作を請け負っている制作会社での仕事などもあります。

代表的な企業:日本放送協会、テレビ朝日ホールディングス、東京放送ホールディングス、ニッポン放送、エフエム東京など

出版
書籍・雑誌・新聞・漫画などを制作して世に送り出します。専門分野に特化した小規模の出版社もたくさんあります。

代表的な企業:講談社、集英社、小学館、日本出版販売、トーハン、朝日新聞出版、マガジンハウスなど

音楽
楽曲制作や音楽系コンテンツの制作・配信をしている企業、コンテンツの宣伝を請け負う企業などがあります。

代表的な企業:エイベックス・グループ・ホールディングス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサルミュージックなど

映画
映画の制作・配給・興行などを行います。

代表的な企業:東宝、東映、松竹、 AOI TYO Holdings、東北新社、東京テアトルなど

アニメ
アニメ作品を制作するアニメ制作会社やアニメーションスタジオなどがあります。

代表的な企業:東映アニメーション、日本アニメーション、マーベラス、スタジオジブリなど

動画配信
パソコンやスマホで見られる動画を配信しているビジネスを行っている企業があり、近年利用者を急激に増やしています。

代表的な企業:Netflix、サイバーエージェント、ドワンゴ、GYAOなど

ゲーム
ゲームソフトやゲーム機の開発をする企業や、オンラインゲームに特化して開発をしている企業もあります。

代表的な企業:ソニー、任天堂、バンダイナムコ、スクウェア・エニックス、カプコン、コロプラなど

レジャー
遊園地・水族館・動物園などのレジャー施設や、ゲームなどが楽しめるアミューズメント施設を運営している企業があります。

代表的な企業:オリエンタルランド、西武ホールディングス、リゾートトラストなど

エンタメコンテンツを通して人々を楽しませる仕事は多いです。IT関係や、出版社、スポーツ関係なども、エンタメ業界に含めることもあります。ざっくりと分類するのであれば、「人々を楽しませるサービスの提供」といえます。

エンタメ業界の職種

エンタメ業界の職種は次のようなものがあります。

・企画
・制作
・宣伝
・事務
・販売
・接客

「新しい企画やアイデアを考えるのが好きなのか」「実際に何かをつくるのが好きなのか」「多くの人に知ってもらうために宣伝やプロモーションがしたいのか」。エンタメ業界で何がしたいのかをよく考えてみましょう。

エンタメ業界の現状と将来性

では、エンタメ業界の現状と将来性はどうなのでしょうか。

コンテンツ事業が勢いを増している

コンテンツ事業は勢いがあります。具体的には、動画やアプリ、ゲームなどです。これはスマートフォンやそれに紐づきインターネットが欠かせない現代において、より多くのコンテンツが必要とされている背景があるためです。

CDやDVDを購入していた少し前からは考えられないほど、「音楽定額聞き放題」「動画見放題」も当たり前になりつつあります。また、アプリでさまざまなことができるため、ゲームやアプリを活用した楽しみ方が増えるなど幅も広がりつつあります。

少子化は課題

とはいえ、ゲームや映画の分野においては少子化も課題としてあげられます。子供向けコンテンツやゲームなどは縮小傾向にあり、どちらかといえば各社は大人向け、シニア向けのコンテンツ制作に重点を置いています。

企業によっては国内だけでは限界を感じ、海外向けのエンタメ事業に乗り出すこともあります。しかし、なかなか「文化の違い」という壁が大きく、成功しづらいのが実情です。

エンタメ業界の魅力・やりがい

好きなことに関われる

エンタメ業界の一番の魅力は「好きなことに関われる」ことです。好きなことを仕事にできる人はそう多くありません。

好きなことに関わる仕事だと何より楽しいですし、仕事へのモチベーションも高まります。つらいことや大変なこともなんとか乗り越えようという気持ちにもなりやすいです。

多くの人を楽しませる仕事ができる

人に楽しんでもらえる仕事ができるのも、エンタメ業界の魅力のひとつです。実際にお客様が喜んだり、楽しそうにしている姿をみると喜びを感じられるでしょう。

自分の関わったコンテンツが多くの人を楽しませた結果、売り上げや販売数などが大きく躍進したときも、やりがいを実感できるでしょう。

ネットの口コミなど投稿する人も増えているので、自分が携わったエンタメが高く評価されているのを見れば苦労も報われます。

ラフな雰囲気の職場が多い

エンタメ業界は自由な社風の企業が多いです。服装も営業以外の人はスーツではなく私服だったり、個性的な髪型やメイクも受け入れられていることがほとんどです。

「堅苦しい雰囲気は苦手」「社会人になってもスーツは着たくない」など、自分らしくいられる職場で働くことを重視するには向いているでしょう。

エンタメ企業といっても、かための企業もありますし、スーツ着用が基本の職場はもちろんあるので、会社説明会やインターンシップなどで職場の雰囲気を事前に確認しておくことをおすすめします。

苦労についても知っておこう

しかし、仕事として携わるのであれば楽しいことややりがいを感じることばかりではありません。自分が志望する会社ではどのような苦労があるのかも知っておく必要があります。

たとえば「入社して数年は現場勤務をして運営に携わる」と言った場合には、映画関係の仕事についたつもりが映画館でひたすらもぎりをすることになった……なんてこともあります。

もちろん、映画製作に携わるようになったとしても、華やかなことばかりではありません。予算の収支計算や関係者との細かな調整ごと、スポンサー対応など目には見えない大変なことがたくさんあります。

これはなかなか予想するのは難しい為、その業界の本を読んだり、実際に働いている人に話を聞くことができれば一番リアルな苦労を知ることができるでしょう。

就活でアピールすべきこととは?

それでは、エンタメ業界を志望する場合、就活ではどのようなことをアピールすべきなのでしょうか。ライバルも多いため、エントリーシートや面接の序盤でかなりの数が落とされてします厳しい戦いでもあります。人事担当者の目に留まる方法を考えていきましょう。

好きなだけではなく仕事として、ビジネスとしての視点

エンタメ業界を志望する学生の多くは、「昔から映画が好きで」「ゲームがずっと大好きで」と「好きだった→なので仕事として今度は作る側にまわりたい」という志望理由を話す人が大半です。

しかし、それではただの「ファン」で終わってしまいます。あくまで「ビジネス」としてエンターテインメントを捉えられているかどうかは企業の人事担当者も選考の中で重視するポイントです。

「エンタメ業界の現状を分析し、今後どうマネタイズすべきか」といったビジネスの視点を持つことを意識しましょう。

楽しいだけじゃない、裏の苦労への覚悟があるか

さらに、「楽しいだけではなく辛いこともあるけれど、それでもエンタメ業界でやっていきたい」という覚悟もアピールしたいものです。

覚悟ができていなければ、入社してすぐに大きなギャップに驚き、あなた自身もモチベーションが下がってしまうことでしょう。

エンタメ業界の就職対策

最新の情報をキャッチしておく

人を楽しませるものをつくり続けるエンタメ業界では、「好奇心旺盛な人」が求められます。興味のある業界の動向はもちろん、世の中の変化や最新トレンドなども押さえておくべきです。

普段から情報収集を欠かさず、関連のありそうなニュースをしっかりチェックしておく必要があります。専門雑誌やSNSなども積極的に活用してみましょう。

エンタメ業界でアルバイトをしてみる

エンタメ業界を目指すなら、エンタメに関わるアルバイトをしてみましょう。映画館や遊園地、ゲームセンター、CDショップなど、大学生でもエンタメ業界の仕事を経験できる職場はたくさんあります。

インターンシップに参加する

業界や仕事内容について理解を深めるには、実際に就業体験ができるインターンシップに参加するのが一番です。仕事を体験することで、自分が本当にやりたいことや好きなことも自然と明確になってきます。

忙しくてインターンに参加する時間がないという就活生も多いと思いますが、インターンシップは長期のものだけではありません。1日や数日など短期のインターンプログラムもたくさんあるので、気になる企業や職種があれば、気軽にインターンに参加してみましょう。

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最後に

人気の高いエンタメ業界ですが「消費者」として楽しむのと、「仕事」として関わるのは大きく異なります。そのことへの覚悟と意識があるかどうかが勝敗をわけることを忘れないようにしましょう。



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