スポーツ業界の業界研究、就職活動対策

スポーツ業界は毎年学生に人気の業界であり、就活激戦区の1つです。その人気に比べ、募集人数が少ないことから更に倍率が上がります。

そんな難関業界で内定を勝ち取るために、押さえておきたいポイントをまとめました。他の就活生に差をつけるために、ポイントを意識して就職活動を進めていきましょう。

スポーツ業界の業界研究、就職活動対策
目次

スポーツ業界の動向と課題

スポーツ業界の規模

平成27〜28年のスポーツ用品業界の主要対象企業11社の売上高の合計は、1兆1048億円となっています。

ランニングの流行やアウトドアブームの影響で、スポーツウェアやグッズなどのスポーツ用品の市場規模は拡大傾向にあります。

スポーツ業界の動向

健康志向の高まりにより、人々のスポーツへの関心も増しています。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会も、さらにスポーツ業界を盛り上げる要因となるでしょう。

スポーツウェアやスニーカーの流行により普段着としてスポーツアイテムが取り入れられるようになったこともあり、スポーツ用品の売上も好調です。

スポーツ業界の課題

少子化により、子供や学生向けの市場は縮小傾向にあります。シニアや成人向けにスポーツを推進するなど、新たな市場の開拓が必要になるでしょう。

海外のマーケットまで、ターゲットを広げているスポーツメーカーも増えています。ナイキやアディダスなど海外の強豪メーカーとの競争が、国内スポーツメーカーの大きな課題となるでしょう。

国内スポーツメーカーランキング

2018年の、国内スポーツ用品メーカーの売上高ランキングは次のようになっています。

1位 アシックス
2位 ミズノ
3位 デサント

スポーツ業界を目指すなら押さえておきたいポイント

スポーツメーカーは激戦区!

就活生が「スポーツ業界に行きたい!」と言ったときに思い浮かべているのは、ナイキ、アディダス、プーマ、ミズノなど世界的なスポーツメーカーではないでしょうか?

有名スポーツメーカーの募集人数は非常に少なく、例えばミズノの新卒採用人数は30人前後です。同じく人気の食品業界では、ハウス食品や日清食品などでも50人前後は採用するので、採用人数は少ないと言えるでしょう。

そしてスポーツメーカーの大手と言われている会社は、10社程度にとどまるのに対し、食品業界大手は100社以上存在します。かなりの狭き門だいうことがわかりますね。

実は、スポーツメーカーは転職者も多く採用しており、新卒にこだわりが薄いため、こういった状況になっていることもあります。スポーツ業界を志す方は、スポーツメーカーにこだわりすぎると就活難民になってしまう恐れがありますので、ご注意ください!

卸や小売も検討しよう

スポーツメーカーを目指すみなさんの併願候補としては、スポーツ用品の卸売や小売の会社が真っ先にあがります。メーカーは、直接学校やスポーツ施設に用品を販売しているわけではなく、卸売業者を通しています。

また消費者は小売業者を通して商品を買っていますね。メーカーに勤めていれば、自社メーカーにしか携わることができませんが、卸売業者や小売業者であれば多数のメーカーを扱うことができるのがメリットです。また最近では、スーパーのようにプライベートブランドを持つ小売業者も出てきました。ただの小売業者ではなくメーカー機能を兼ね備えてきたということですね。

規模は小さくても取引先が安定している企業もあるので、大学に来ている求人票などで是非お目当ての会社を探してください。ただしスポーツ小売は全国転勤の会社が多いので、あまり転勤したくない方にはおすすめできません。

スポーツ施設や関連業界も狙い目

上記のメーカー、卸、小売以外にもスポーツ関連のメディア、スポーツチームや競技場運営、フィットネス・ヘルスケア事業、スポンサーなどスポーツ関連には様々な事業があります。

プラスチックメーカーが、プールで使われる足場や浮き具などを作っていたりすることもありますし、最近では健康ブームで健康補助食品なども人気でスポーツをする人々に多く購入されています。

また有料放送なども増えたため、テニス専門チャンネル、ゴルフ専門チャンネルなどを作っているメディアなども新卒を採用している場合があります。どんな切り口でスポーツに関わりたいか、考えてから応募していく方法がおすすめです。

スポーツ業界を目指すならやっておきたい就活対策

インターンは必須!関連のアルバイトやボランティアも積極的に参加しよう!

スポーツ業界でも、インターンシップは盛んに行われています。一番多いのは3年生の夏休みですが、1、2年から行われているインターンシップもあります。

またインターンシップ以外にも、ボランティア活動やアルバイトで業界の仕事に携わることも可能です。スタジアム運営のアルバイトや障がい者スポーツのボランティアなど、自分自身興味があるものがあれば、積極的に参加しましょう。

やってみて、本当にやりたい仕事なのかを考えるきっかけにもなりますし、そういった経験をのちに志望動機や自己PRで話すこともできます。

同業他社比較をしっかりしよう

特にメーカーや卸売、小売に関しては、しっかり調べないと皆同じような事業を行っているように見えます。

どういった用品に力を入れているのか、売上はアジアが多いのか欧米主流なのか、今後の方針は?などできれば志望している企業について、先程挙げた項目を一覧にして見比べてみると、違いが分かってきます。

スポーツをしていた経験だけでは受からない

スポーツ業界は部活などでスポーツをしてきた学生が志望することが多いですが、スポーツをしてきたことをいくらアピールしても内定を取ることはできません。

スポーツをしてきたことはあくまでもきっかけです。「今後のスポーツ業界はどうなると思うか」「実際に今売れている商品は何か」「競合他社に勝つためには何をすべきか」、などの具体的な質問に答えなくてはなりません。

そういったことを考えるヒントとして、自分自身がスポーツをしてきた経験を使ってください。野球やテニス、バスケなどやってきたスポーツに関して、自分が「こういったものがあれば買う」と思う商品は何かなど自分なりに消費者目線で考えてみることも大事です。

ファッション的要素に注目

昨今、スポーツ関連商品はスポーツシーン以外でも「ファッション」として注目されています。スニーカーブームもその1つです。スニーカーが売れすぎた影響で、ブーツが売れないという事態にまで発展しています。スポーツをしない人がスポーツ用品を買うことは、すでに定番となっていますね。

またゴルフウエアなどはウエアをファッショナブルにすることで、新規の女性プレイヤーを獲得していますし、ファッション要素は今後、スポーツ業界に欠かせないものになるでしょう。各企業のファッション戦略に関しても調べておきましょう。

インターンシップを探す

スポーツ業界で求められる人材

スポーツ経験がある・スポーツが好き

やはりスポーツ業界ではスポーツ経験があることは大きなプラスとなります。実績がなくても、スポーツを続けていることや努力したことなどは、エントリーシートや面接で積極的にアピールしていきましょう。

必ずしもスポーツ経験が必要ということはありません。スポーツを見るのが好きというだけでも、スポーツ業界での仕事にはプラスになります。

英語力や海外経験がある

多くのスポーツメーカーやスポーツ関連企業は、海外に販路を広げています。外国語に堪能な人や海外経験のある人は、スポーツ業界でも活躍の機会がたくさんあるでしょう。

インバウンド需要の高まりもありますし、オリンピック・パラリンピックの開催に向けて外国人をターゲットにしたビジネスも増えることが予測されます。

過去に出題された問題

スポーツ業界で過去に出題されたエントリーシートの設問を紹介するので、参考にしてください。

「あなたの出る杭経験」を教えてください

周りを巻き込んで行動した経験を書きましょう。スポーツ関連以外でもOKです。特に「自ら問題を発見した」経験があれば、是非それを書きましょう。

小さなことでもいいので、「自ら発見⇒行動⇒結果に繋がった経験」を書きましょう。もちろん、すべて自分でやったことでなくてもOKです。

企業理念を読んでの感想を答えなさい

スポーツ業界は、自分たちの色を大切にします。企業理念をしっかり読み、どんなことをが求められているのかを理解しましょう。

そして、自分の価値観 や考え方とどんなところが近いのか披露しましょう。実例として具体的なエピソードを盛り込むことも重要です。

当社の店舗を2店舗見学し、良かった点悪かった点を挙げよ

店舗がある企業は、こういった設問がなくても2、3店舗以上は見学に行きたいところです。褒めるポイントはいくらでも見つかると思いますが、悪かった点は見つけにくいもの。そのため他社の店舗も是非見に行って比較しましょう。

また近い業態のスーパーやデパート、家電量販店などのサービスもチェックしてみましょう。商品陳列や店員の接客以外にも品揃えや清掃、立地や価格帯など比較してみるとヒントになるはずです。

まとめ

スポーツ業界は激戦ですが、正しい対策を講じれば勝てない相手ではありません。1、2年生のときから情報を集めるなどして早めに行動を開始しどんなかたちでスポーツに携わっていきたいかを考えながら活動していきましょう。

土日休みや、転勤ありなしも企業によって違います。働いてからの生活も考えながら志望先を絞りましょう。


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