就活に学歴は関係あるの?学歴フィルターに負けずに就活を成功させるには

就活を始めると「学歴フィルター」という言葉を耳にすることもあると思います。就活を進める中で、「学歴フィルターって本当にあるのかな?」と心配になる就活生も少なくないでしょう。

しかし就活生のみなさん、心配することはありません。学歴にとらわれずに就活を成功させる方法はいくらでもあります。

今回は、学歴フィルターがある理由やフィルターの基準、学歴フィルターを突破する方法について解説していきます。

就活に学歴は関係あるの?学歴にとらわれずに就活を成功させる方法
目次

学歴フィルターとは?

そもそも学歴フィルターとはどんなものなのでしょうか?

学歴でフィルタリングされる

学歴フィルターとは特に大企業で行われていると言われているもので、有名大学に在学していないとそもそも選考を受けられないというものです。説明会を予約しようとすると、有名大学の学生であればまだ空きがあると表示されるのに、それ以外の大学の学生が閲覧するとすべて満席と表示されるといったものがあります。

説明会に参加はできても、書類を出しても大学名だけ見られて特定の大学でないと中身を見てもらえず自動的に選考に進めなくなるということも。こうした大学名によるフィルタリングを、学歴フィルターと呼んでいます。

学歴フィルターをかける理由

なぜ企業は学歴フィルターをかけるのでしょうか?最も大きな理由は、選考する学生を絞りたいからでしょう。誰もが知っている企業であれば、毎年何万人もの応募があります。なかには「なんとなく知ってるから、とりあえず書類を出してみよう」という人もいます。

学歴フィルターを取り入れることで、数多い応募者の中から一気にある程度の学生を落とします。そこからじっくり選考することで、選考にかかる時間やコストを削減しているのです。

また、いい大学に入学した=受験勉強を頑張った=ある程度の根気があり努力ができる人材である、と判断されるためという理由もあります。同級生が受験する間、勉強に手を抜いて過ごした学生より、努力した学生を採りたいという心理が働いています。

学歴フィルターをクリアする基準は?

具体的に、どの大学にいれば学歴フィルターをクリアできるのでしょうか?

一般的な合格ライン

企業によって基準は様々ですしそれは社外にもれないようにしていますが、一般的に旧帝大と呼ばれる東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学であればどの企業も選考を受けられるでしょう。

これに加え、慶応義塾大学と早稲田大学も足切りされることはほとんどありません。これ加え、国立の上位校もたいていの企業を受けられます。ここからは企業によりますが、マーチ、関関同立、国立中以降もほとんどの企業の学歴フィルターをクリアします。

企業によって大きく変わるライン

ここから下は、企業によって変わってくるライン。日東駒専もOKという企業もあれば、NGにしている企業もあります。

自分の大学がフィルタリングではじかれているかどうかは、旧帝大の友人のアカウントから、リクナビやマイナビの選考状況を見てみましょう。説明会が予約できる・できないの差があれば、フィルターではじかれています。

学歴フィルターを突破して就活を成功させる方法①大学生活編

学歴フィルターは、残念ながら存在しています。しかし学歴フィルターをを乗り越える方法もあるんです。

アルバイトに打ち込む

学生が社会人と接する一番の機会は、アルバイトでしょう。社員とは立場が違うものの「仕事をしてきた」というのは大きなアドバンテージです。

自分がどんなアルバイトで、どんな経験をしてきたのか。どんなことに気をつけて、何を達成したのか。そして、周り(特に社員や先輩)にどんな評価を受けてきたのか。こうした点を具体的に語れるようにすれば、それがアピールポイントになります。

志望する業界のアルバイトでなくても構いません。社会人と一緒に仕事をしてきたという点が大切なので、自分がやりたい・楽しいと思えるバイトを選びましょう。

サークルを頑張る

一つのことに励んだという成果は、企業にとっても評価しやすいポイントです。また、コミュニケーション能力や協調性を重視する新卒採用では、「サークルのメンバーと数年間いい関係を保ちながら、みんなで頑張った」というのも好印象となります。

自分がサークルの中でどんな立ち位置だったのか、自分なりの目標をどう設定して、それに向けてどう努力したのか。そういった点を面接やESでアピールできるようにしましょう。

学問にはげむ

大学はそもそも、学問をする場所です。だからこそ勉強を頑張ったというのも評価ポイントになります。授業で好成績をとるのはもちろん、研究会に出席したり賞を受賞したりしているとよりアピールしやすいでしょう。

学歴フィルターを突破して就活を成功させる方法②就活編

学歴フィルターを乗り越える方法はたくさんありますが、ここでは就活の中でできることをご紹介していきます。

資格を取る

企業は新卒に、即戦力は求めていません。しかしもちろん能力が高いにこしたことはないですよね。それをわかりやすくアピールするのが、「資格」です。

志望業界で必要とされる資格がわかっているなら、それを就活までにとれるように勉強しておきましょう。学生のうちにとれそうな資格がない場合は、TOEICなどどの業界でも評価されるものをやっておくのも一手です。

OBやリクルーターと接触する

OBやリクルーターと接触するのもいい方法です。「そもそも学歴フィルターではじかれているんだからOBはいないのでは?」と思うかもしれませんが、中途採用では学歴があまり重要視されません。そのため新卒で別の会社に入ったOBが、中途でその企業にいるパターンも珍しくありません。

また、インカレサークルの代表など目立つことをやっていると、学歴に関係なくリクルーターが接触してくることもあります。その場合は学歴が足りなくても選考を受けられるので、そうしたチャンスも狙いましょう。

テストで高得点を狙う

「学歴フィルター」が書類選考の段階ではなく、筆記テストやwebテストの段階にあることがあります。この場合、高学歴の学生の方が合格の基準点が低く設定されています。

「学歴フィルター」ギリギリの学生は、テストで高得点をとる必要があります。しかし、筆記テストやWebテストでかなりの高得点をとれば、目立って好印象を与えることもできるので、しっかりと対策をして高得点を狙いましょう。

インターンシップに参加する

インターンはその企業の社員に、自分を売り込む最大のチャンス。いくら学歴が低くても、現場の人が「この学生は優秀だ」と判断すれば、そこから人事に話が行くこともあります。

正直、企業にとって新卒採用はいわば博打のような一面もあります。社会経験のない人間を、ゼロから育てなければいけません。だからこそ事前に「社風に合う」「仕事ができそう」と分かっている人材がいれば、何大学であろうと採用したいと思われるわけです。

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「学歴フィルター」に関係なく就活を進めるには?

「学歴フィルター」に関係なく就活を進めていく方法もあります。

大学の推薦枠や卒業生が入社している会社を狙う

理系学生の場合は、大学の推薦枠を狙いましょう。「学歴フィルター」のことは気にせずに、就活をスムーズに進めていくことが可能です。

大学の先輩が新卒で多数入社している企業なら、「学歴フィルター」にひっかかることはないと考えられます。OB・OGの就職先情報を参考にするのもいいでしょう。

中小企業・ベンチャーも狙い目

「学歴フィルター」を導入しているのは、学生の応募が殺到する有名企業や大手企業が多いです。知名度のない中小企業や規模の小さいベンチャー企業は、学歴で足切りをするようなことは少ない傾向にあります。

知名度が低かったり規模が小さくても、働きがいのある素晴らしい企業はたくさんあります。学歴フィルターで書類選考を突破できないと悩んでいる学生は、志望企業を考え直してみるのもいいかもしれません。

最後に

残念ながら、学歴フィルターは存在しています。大切なのは、「じゃあ無理だ」とあきらめるのではなく自分なりに工夫すること。人事担当に「この学生は学歴は満たしていないが採用したい」と思わせる人間になれるよう、がんばってください。


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