リクルートスーツとビジネススーツは何が違うのか

就職シーズンを迎えると大手量販店に開設されるリクルートスーツコーナー。一見、ビジネススーツと同じように見えるスーツでも、街中で着ていると一目で就活生とわかるその差は何でしょうか?
また、数あるリクルートスーツから、何をポイントにして選んだらいいのかなどご紹介します。

リクルートスーツとビジネススーツは何が違うのか
目次

リクルートスーツの定義とは?

リクルートスーツには、実は明確な定義がありません。
でも、リクルートスーツコーナーに売られているスーツは、就活中の大学生が着るものとして売られています。見た目も、立体感のないぺらっとした造りだったり、おしゃれさにかけるものだったり、ビジネススーツとは少し異なります。

使われ方も、就活中はリクルートスーツを着て、社会人になったらビジネススーツを新調している方が多く、いわば就活時だけに着る、就活用の制服とも言えそうです。ただ、就活用にしか着てはいけないというルールもありませんので、入社後もしばらくリクルートスーツを着用する新社会人もいます。くたびれてたり傷んだりしていなければ、ビジネススーツとして活躍させてもよいと思います。

ビジネススーツとの違いは?

リクルートスーツとビジネススーツの違いを、4つのポイントから比べてみます。

違い1.着る目的

まず大きな違いとして、リクルートスーツとビジネススーツでは、それぞれを着る人の目的が異なります。

リクルートスーツは就活専用のスーツとして作られています。就活中の学生は、対面する人に対して、フレッシュさや誠実さ、素直さが伝わるような装いでなくてはありません。そのため、おしゃれさよりはシンプルさや地味さを出し、高級感や仕事ができる感じではなく、初々しさが伝わることが大事です。

一方ビジネススーツは社会人にとっての毎日の仕事着です。毎日着るものなので、高耐久性を備えています。また、大事な会議や大きなプレゼンで着ることもあることから、勝負スーツとして着られるような高級感あるものや、細部にこだわったデザイン性の高いものまで、幅広く用意されています。

違い2.生地

リクルートスーツは期間限定で着ることを想定しているため、ビジネススーツよりも薄く、安価なポリエステルの生地で作られていることが多いです。裁断も平面的なので動きにくい場合があります。
以前は、シワになりやすい、ヨレヨレしやすいと言われていましたが、最近はシワになりにくい生地を使ったもの、耐久性に優れたもの、ウォッシャブル加工のされた機能的なリクルートスーツも数多くあります。

ビジネススーツは、中価格帯以上のものであれば、ウール100%の生地や、高品質な生地を使ったものが多く、見た目の高級感や質感で勝ります。裁断も立体的なので、身体に馴染む着心地の良さでも優れています。

違い3.色や柄などのデザイン

リクルートスーツは、一般的に無地で、黒、紺、グレーがほとんどです。形も画一的なのでおしゃれな印象にはなりませんが、学生らしくフレッシュな印象を持ってもらえるスーツです。
アパレル系やデザイン系、化粧品系など、美意識やこだわりが問われる業界で就活する場合は、スーツにも工夫が必要な場合があります。派手なスーツを着る必要はありませんが、自分の気に入る形や生地のものをビジネススーツから見つけたり、予算に応じてセミオーダーやオーダーメイドのスーツを用意したりしてもいいかもしれません。

ビジネススーツでは色のバリエーションが増え、柄もストライプや、格子、チェックなど様々なものがあります。形も好みに応じて選べるので、社会人になってからは自分好みのかっこいいスーツを選ぶ楽しみが増えそうです。

違い4.価格帯

リクルートスーツは、学生が就活用に購入することを前提とされているので、安いものだと数千円から、3万円近く出せばシワになりにくい生地が使われたり、動きやすい設計をされたりした機能面も優れたリクルートスーツを購入できます。

一方ビジネススーツだと、3~4万以上の価格帯のものがほとんどです。高額なものもありますが、数万円のスーツを3~5着程度所有して着まわすのが一般的なようです。

ビジネススーツで就活してもいい?

リクルートスーツには明確な定義がありませんので、ビジネススーツとして売られているものを、リクルートスーツとして使っても構いません。アパレル系やデザイン系志望で、スーツで個性を出したいという狙いがない限り、無地で黒や紺のビジネススーツを選べば見た目にも違和感はないはずです。中価格帯以上のものを選べば、入社後や冠婚葬祭時にも着られるなど、リクルートスーツよりも活躍させられそうです。

リクルートスーツを選ぶ時のポイント

サイズ

リクルートスーツを選ぶ時のポイントは、まず、見た目的にきちんとした印象になる、自分の身体に合ったサイズのものを選ぶことです。面倒くさがらずに試着し、必要であればズボンの丈などを直し、すっきり着こなしましょう。

価格

価格帯は予算に応じて選べばいいと思います。就活に集中するために、手入れのラクさや着心地のよさを考えると、2万円台以上のスーツを選ぶのがよさそうです。こだわりを出したい、高いスーツで士気を上げたいと考えていて、予算に余裕があるなら、高価格帯のスーツを選ぶのも選択肢の一つです。

目的

リクルートスーツを就活用としてだけでなく、今後も冠婚葬祭などで使いたい、入社後も着たいと考えているなら、無地のビジネススーツから選んだり、オーダースーツを検討するなどしてもよいと思います。

最後に

就活に欠かせないリクルートスーツ。スーツ選びももちろん大切ですが、評価されるのはあくまでも中身なので、無理をして高価なスーツを買ったり、おしゃれをしようとしたりする必要はありません。最低限のマナーとして、シワや汚れは取り除き、あまりに傷んでしまったようなら新調するなど、清潔感ある装いを心がけましょう。



就活での服装・身だしなみの記事一覧
大学生おすすめコンテンツ