動画面接にふさわしい服装や髪型は?注意すべきポイントも解説

最近では、就活生が撮影・投稿した動画を見て選考を行う「動画面接」を実施する企業が増えています。動画面接では、何よりも「見た目」が強く印象付けられます。そのため、服装や身だしなみには十分注意しなければなりません。

今回は、動画面接の特徴、動画面接に適した服装・髪型について解説します。身だしなみや表情など撮影中に気を付けるべきポイントや、動画の完成度を高めるためにすべきこともご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

動画面接とは?

投稿された動画による選考

動画面接とは、就活生によって撮影・提出された動画をもとに選考を行うことを指します。 動画面接のテーマは大きく分けて次の2タイプに分かれます。

■用意された質問に順番に答える
自己紹介から始め、企業が用意した質問に答えていく様子を撮影します。よくある質問としては、「志望動機を教えてください」「学校生活で頑張ったことを教えてください」など、対面での質問と似たものが挙げられます。

■自由に自己PRする
企業がテーマを決めておらず、自由に自己PRを行います。企業が用意した質問に答えるものと異なり、「自分を魅力的に見せるためには何を伝えれば良いか」ということから考える必要があります。

動画面接の特徴

動画面接の最も大きな特徴としては、「何度も撮り直しができること」が挙げられます。一発勝負の面接とは違い、「うまく答えられなかった」と感じれば、もう一度やり直すことが可能です。また、緊張しやすい人でも、落ち着いて自分をアピールできるメリットもあります。

企業としては、「書類を1つ1つ読むよりも効率的に選考を進められる」
「就活生の表情や動作から人柄や魅力を感じ取れる」などの点に魅力を感じ、動画面接を導入しています。

動画面接にふさわしい服装

基本はスーツ

動画面接にふさわしい服装は、スーツです。服装自由と記載されていたり、服装について特に指定がない場合は、普段の就活で着ているスーツを着用するのがいいでしょう。

無地の白いシャツに、スーツの色はオーソドックスな、黒・紺・グレーが無難です。ネクタイは、ネイビーや濃紺といった落ち着いた色合いのものを選びましょう。

スーツ以外ならオフィスカジュアルで

動画面接が堅苦しい雰囲気にならないよう、スーツを禁止する企業もあります。「スーツ以外の服装で」と指定されている場合は、スーツは避けてオフィスカジュアルで撮影するのが無難です。 オフィスカジュアルは、「ジャケットorカーディガン+シャツ+パンツ」を組み合わせたスタイルのことです。

「自分をアピールするなら派手な服の方がいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、派手な服装は「社会人としてふさわしくない」とネガティブな印象を与えるリスクがあります。社会人として初対面の人に挨拶するという場面を意識した服選びが必要です。

私服指定でもやりすぎは禁物

「私服で撮影してください」「私服推奨」といった指示があることもあります。アパレル関連の企業の場合は、学生のセンスを見るために私服を指定している可能性があるので、企業の求める人材などを研究し、企業イメージに合った服を選ぶようにしましょう。

服装自由だからと言って、Tシャツやジャージなどのラフな服装でいいという訳ではありません。アクセサリーをたくさん付けたり、濃いメイクをするのも禁物です。社会人としての常識があることを示す服装を意識してください。

動画面接の身だしなみや表情で気を付けたいポイント

シワや汚れのない服を選ぶ

最近のカメラは画質が良いため、対面で面接するよりも細かな部分まで見えてしまうことがあります。動画面接では、スーツのちょっとしたシワや汚れも思っている以上に目立ちます。動画撮影をする時には、事前にクリーニングに出した、シワや汚れのない服を選ぶようにしましょう。

身だしなみは清潔感を意識して

動画面接でいい印象を与えるには、清潔感がポイントとなります。髪型は清潔感を左右する大事な要素なので、できれば動画を撮影する前に美容院で髪をカットしたり整えておくのがいいでしょう。髪色も派手なカラーリングは避け、自然な明るさになるようにします。 撮影当日は寝ぐせがないか十分にチェックしてください。

女性は厚化粧にならないよう注意し、ナチュラルメイクを心がけましょう。女性も男性も眉を整えると、清潔感が生まれます。男性の無精ヒゲは不潔に見えてしまうので、撮影当日にしっかり剃っておきます。

表情・照明でも印象が変わる

どれだけ外見を整えても、無表情だと「怖い」「不愛想」などのネガティブな印象を与えてしまうので、笑顔で撮影に臨むようにしましょう。

暗い場所で撮影すると、どれだけ笑顔で話していても陰気に見えてしまいます。自然光だけでなく照明やスタンドライトなども上手に使って、明るく爽やかな印象を与えられるよう工夫しましょう。

動画面接では、普段よりも少し大きめの声で、ハキハキとしゃべることを意識することも大切です。本番の前にテスト撮影をして、自分の声がどう聞こえるかを確認しておくといいでしょう。

動画の完成度を高めるコツ

背景にも気を配る

背景がごちゃごちゃしていると見た目がよくないですし、見ている人も気が散ってしまうかもしれません。ものがたくさん写り込んでいると散らかった部屋を連想させ、だとだらしない印象を与える可能性も高いです。

背景には壁、カーテン、ドアなどが写っているだけになるような場所を選んで撮影するのがおすすめです。自宅で背景がすっきりとした場所がない場合は、シェアオフィスやレンタルスペースなどを借りて撮影するのもいいでしょう。

雑音が入らない場所で撮影する

音声が聞き取りやすい動画を撮影するためには、周囲の雑音が入らないよう配慮する必要があります。ファミレスやカフェなどで撮影すると、周囲の人の声や雑音が入り音声が聞き取りづらくなるので、避けたほうがいいでしょう。

撮影後は必ず仕上がりを確認する

撮影した動画は必ず確認してみましょう。声のボリュームが適当で聞き取りやすいか、画面が暗くて見づらくないかなどに注意して最終チェックをしてみてください。

時間に余裕があれば、家族や友人に動画を見てもらい、感想を聞いてみるのもいいと思います。「内容がわかりづらい」「表情がかたい」など、自分では気づけないポイントを指摘してもらえることが多いです。

最後に

動画面接でも対面の面接でも、あなたの「外見」が面接官の第一印象を作り上げます。外見の印象が悪くなると、あなたがどれだけ良い話をしても、面接官の心に届きにくくなってしまいます。

この記事でご紹介した、動画面接に臨むのに適した服装と合わせて気を付けたいポイントを参考にして外見を整え、あなたの魅力を存分にアピールしてくださいね。


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