【企業研究】パナソニックに就職するには?役立つ就活情報を徹底解説!

パナソニックは大阪に本社を置く大手電機メーカーです。世界的に有名なブランドを確立し、家電だけでなく建築や住宅分野にも事業を展開しているパナソニックは就活生に人気の企業です。難易度の高いパナソニックに就職するにはどのような就活をすればいいのでしょうか。ここでは企業研究や選考対策に役立つ情報を徹底的解説します。

【企業研究】パナソニックに就職するには?役立つ就活情報を徹底解説!
目次

パナソニックの概要

パナソニックがどのような会社なのか、基本的な情報をご紹介します。

パナソニック株式会社とは

パナソニック株式会社とは大阪に本社を置く大手電機メーカーです。パナソニックグループは総合エレクトロニクスメーカーとして家電や住宅設備を初めとする電気機器の開発・販売の他に、建築事業や物流事業、電子部品や自動車部品の開発なども行っています。

それぞれの事業を1つの会社として位置づけ運営している社内カンパニー制を用いていて、アプライアンス社、ライフソリューションズ社、コネクテッドソリューションズ社、オートモーティブ社、インダストリアルソリューションズ社、中国・北東アジア社、US社で構成されています。

パナソニックが就活生に人気の理由

安定した業績が期待できる大企業であること、世界的な知名度があること、事業の幅広さなどに魅力を感じて、パナソニックを志望する学生が多いです。

パナソニックの本社は大阪にあるため、「地元を離れたくない」「関西で働きたい」という学生に人気です。実際にパナソニックは関西の大学生に人気の就職先となっており、大阪大学・同志社大学・立命館大学・京都大学・神戸大学など、関西にある大学出身の方が多く働いています。

創業者である松下幸之助氏のイメージがいまだに強く残っており、「人を大切にする企業」「人を育てる企業」といったイメージに惹かれて入社を希望する学生も多いようです。

パナソニックの動向と注目すべきポイント

減収減益だが回復の兆しも

2020年10月29日に発表された4~9月期の決算は、前年の同時期と比較して売上高が20.4%減、営業利益は31.1%減の、減収減益となりました。

新型コロナウイルスの影響で、航空機・自動車向け製品、住宅事業などの売上高が減少したことが大幅減益となった要因と考えられます。

しかし新型コロナウイルスの影響でエアコンや空気清浄機の売り上げは好調となっており、業績は徐々に回復しつつあるとの見通しです。

自動車電池事業が好調

パナソニックは、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ(Tesla)」と共同で、ネバダ州にある巨大な電池工場「ギガファクトリー」を運営しています。これまで赤字だった自動車電池事業がここ数ヶ月で業績を大きく伸ばしていることも、明るい要素となっています。

環境問題への意識の高まりから電気自動車の需要が世界的に高まっており、自動車電池事業は今後も成長が見込まれるでしょう。

新型コロナの影響は?

新型コロナの感染拡大により中国製部品の供給が滞ったことで、ノートパソコン「レッツノート」の一部商品で在庫切れが生じるなどの影響を受けました。家電メーカーは部品の調達や組み立てを中国に依存しているケースが多く、安定供給に向けて今後の対策が急務となっています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、注文が殺到し生産を停止していた空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の販売を再開しました。4月には生産が追いつかない状態となり受注を停止していましたが、秋から生産体制を強化して販売を再開しています。

withコロナ時代の新たな取り組みも

パナソニックは10月30日から、小田急百貨店と共同で「安心ゲートソリューション」の実証実験を開始しました。非接触で測温と除菌ができる「安心ゲート」を、小田急百貨店新宿店の出入口に設置しています。

パナソニックのハウジングシステム事業部は、表面に抗ウイルス加工を施した床材の発売を発表しました。3タイプ床材は、2021年2月1日から発売予定となっています。

パナソニックのビジネス

パナソニックは社内カンパニー制を採用し、それぞれの事業を1つの会社とし各社が製品の開発・販売、サービスの提供を行っています。その中でパナソニックが展開している主な4つの事業分野は家電、住宅、車載、B2Bです。

【家電】
薄型テレビ、冷蔵庫、洗濯機、美・理容器具、電子レンジ、オーディオ機器、空調機器などを開発しています。家電を主に取り扱っているのはアプライアンス社で、家電、美容、健康などのBtoC事業、業務用冷熱機器、デバイス、エネルギーなどのBtoB事業を領域とし、家庭・オフィス・店舗に対応した商品・サービスを提供しています。

【住宅】
「Homes & Living〜くらし感動を、住まいから〜」を事業ビジョンとして掲げ、住宅設備・建材・家電から住宅そのもの、また関連するサービスを開発しパナソニックならではの住空間を提供しています。主にライフソリューションズ社が照明器具、水廻り設備、内装建材などの住居空間の設備から、住宅そのものの建築やスマートタウンなど街づくりも手掛けています。

【車載】
変化する自動車産業に合わせて、家電やICTなどの分野で培った技術・ノウハウを活かし車づくりの一端を担っています。例えばオートモーティブ社が開発しているカーナビゲーション、ETC車載器、車載カメラ、車載充電システムなどの製品が挙げられます。

【B2B】
B2Bつまり企業間取引を行う企業向けの製品・サービスを取り扱っています。例えばコネクテッドソリューションズ社が取り扱う「航空」「製造」「エンターテインメント」「流通」「物流」「パブリック(公共)」分野向け機器です。

パナソニックの特徴

社風や強みなどパナソニックの特徴を解説します。

社風

パナソニックの創業者である松下幸之助に基づく経営理念、ブランドスローガンである“A Better Life, A Better World”が社内にしっかり浸透していて、社内に日本企業らしさが根付いています。転職サイトオープンワークなどではベンチャー企業のようなスピード感はなく、少し保守的な印象を持つ社員の口コミもありました。

またカンパニー制のもと各事業部が独立している雰囲気があり、各事業部によって雰囲気や文化が異なります。

平均年収

2019年度の有価証券報告書によると、平均年間給与は7,546,379円と報告されています。つまりパナソニックの平均年収は754万円ほどということです。

強み

パナソニックは家電などの電機メーカーとして培ってきた技術力やノウハウを他の分野に活かし新しい分野に挑戦したり、既存の製品と新技術を融合し製品を生む出す力に秀でています。家電という1つの事業だけでなく、BtoB向けの機器製品の開発やソリューション提案に力を入れ始めています。

パナソニックの就職活動情報

採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、パナソニックの選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。

選考フロー

パナソニックの選考フローは以下のようになっています。

エントリーシート提出→筆記試験(SPI)→面接複数回→内定

パナソニックの選考はいくつか種類があり、事務系の職種確約コースや理系学生向けの技術系選考コース、母国語が日本語ではない学生向けのG100コースなどが用意されています。またパナソニックは通年採用をスタートし学部4年生、修士2年生以上、および既卒の人であればいつでも選考を受けることができます。

ES・面接の質問の特徴

就活本選考体験記によるとエントリーシートや面接の質問は志望動機や学生時代に頑張ったこと、各質問の深掘りなど基本的なことが多いです。体験記によると事務系はリーダーシップが発揮できたエピソードや、パナソニックにこだわっているかなどが特に重視されています。対して理系は自身の研究内容や専門知識をどのように仕事で活かせるか、明確なビジョンを持っているかなどを重視していた印象を受けたようです。

【質問例】
あなたを表すキャッチコピーは?またその理由はなんですか。
学生時代頑張った事は何ですか。(3つ挙げる、その比重はどれくらいか)
あなたが新たに挑戦、実行した取り組みは何ですか。

求められる人物像

パナソニックが求める人物像について新卒採用サイトで公開しています。まだ世界にない製品を開発し、社会に貢献していくことを使命としているパナソニックは「大きな夢と高い志を持ち、チャレンジし続ける人」、「世界で戦える、尖った強みを持った人」、「新たな価値を創造し、変革を起こせる人」を求めています。

選考ではパナソニックで成し遂げたいことなど明確なビジョンがあること、チャレンジ精神やリーダーシップがあることをアピールすると良いでしょう。

パナソニックに就職したい!おすすめの就活対策!

毎年就活生に人気の企業であるパナソニックは就職難易度もかなり高い企業です。そんなパナソニックで内定を得るためにはどのような就活をすればいいのでしょうか。おすすめの就活対策をご紹介します。

「リーダーシップ」、「周囲を巻き込む力」が重視される

パナソニックの提示している求める人物像は「大きな夢と高い志を持ち、チャレンジし続ける人」、「世界で戦える、尖った強みを持った人」、「新たな価値を創造し、変革を起こせる人」です。就活本選考体験記でもリーダーシップ力や周囲を巻き込んで新しいことに挑戦した経験を持っている人が内定を獲得できています。選考前にしっかり自己分析を行い、リーダーシップや挑戦意欲などがアピールできるように自分を振り返りましょう。

インターンシップなどから早期選考ルート有

パナソニックは複数のインターンシップを開催していて、インターンシップに参加し、評価されるとリクルーターがつき早期選考ルートに乗ることができるものもあります。リクルーターがつくと面談や模擬面接を経験でき、本番までに通常より多く社員の人と話す機会があります。なるべくインターンシップに参加して内定を得るためのチャンスを増やしましょう。

最後に

パナソニックに就職するためには徹底的な自己分析や企業研究、インターンシップに積極的に参加することが重要です。またインターンシップは早期選考のチャンスというだけでなく、業界・企業研究の方法としても最適です。

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