三菱UFJ銀行は三井住友銀行、みずほ銀行とともに「3メガバンク」と呼ばれる大手都市銀行です。国内外に強い存在感を持つ三菱UFJ銀行は就活生からの人気も高いです。三菱UFJ銀行に就職するためにはどのような対策が必要なのでしょうか。ここでは三菱UFJ銀行の企業研究に役立つ就活情報を解説します。
- ・三菱UFJ銀行の概要
- ├三菱UFJ銀行とは
- └三菱UFJ銀行のビジネス
- ・三菱UFJ銀行の年収や待遇
- ├平均年収
- ├初任給
- ├休日
- └福利厚生・保険
- ・三菱UFJ銀行の特徴
- ├社風
- └強み
- ・三菱UFJ銀行で働くことのメリット
- ├高い社会的信用がある
- └金融についての知識が身につく
- ・三菱UFJ銀行の就職活動情報
- ├選考フロー
- ├採用人数・採用大学
- ├ES・面接の質問の特徴
- └求められる人物像
- ・三菱UFJ銀行に就職するには?おすすめの就活対策
- ├早期選考やリクルーター面談のチャンスをつかむ
- └志望度の高さが重視される、徹底的な企業研究を
- ・最後に
三菱UFJ銀行の概要
三菱UFJ銀行がどのような会社なのか、基本的な情報を解説します。
三菱UFJ銀行とは
三菱UFJ銀行は三井住友銀行、みずほ銀行とともに「3メガバンク」と呼ばれる大手都市銀行です。2006年に東京三菱銀行とUFJ銀行が合併して三菱東京UFJ銀行となり2018年に三菱UFJ銀行と商号変更されました。
三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下にあります。三菱UFJフィナンシャル・グループは2019年の経常利益(売上高)の高さでは国内の業界1位であり、アメリカに本拠地を置き財務データの分析を行っているS&P グローバル・マーケット・インテリジェンスによると、資産額は世界第5位と発表されました。
三菱UFJ銀行のビジネス
銀行は個人や企業から預金を預かり、それを基に貸し出しし金利によって利益を得る、または預かった資金で債券や株式を購入し利益を得るというビジネスモデルを持っています。三菱UFJ銀行は個人サービスだけでなく、豊富な資金力を基に様々な法人向けの金融サービスを提供しています。実際の業務は以下のようなものがあります。
法人業務(融資や資金決済などサービスを提供し、企業の事業発展を支援する)
投資銀行業務(企業の債券や株式の引き受けや融資・投資、経営問題などのアドバイスを行う)
国際業務(海外進出を目指す企業の支援、各国の異なる金融サービスを提供する)
金融マーケット業務(為替やデリバティブ(金融派生商品)を顧客に提供し、リスクをコントロールし自己負担でその為替取引を行い収益を上げるディーリング業務)
リテール業務(顧客の金融資産や不動産、貴金属・美術品等の非金融分野の資産管理や継承のサポートを行う)
企画業務(三菱UFJフィナンシャルグループとしての経営戦略や各事業分野における戦略の施策立案や推進役を担う)
調査業務(市場動向、競争環境、企業戦略などの業界リサーチを行い、各事業部と連携しサービス提案を行う)
外国為替業務(顧客のグローバルな商取引に関する為替業務やリスクマネジメントをサポートする)
窓口業務(銀行の窓口にて新規預金口座開設などの諸手続きや資産運用の相談を受ける)
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三菱UFJ銀行の年収や待遇
平均年収
三菱UFJ銀行は平均年収を公開していませんが、クチコミサイト「OpenWork」に寄せられた口コミ回答者の平均年収がOpenWorkのサイトで公開されています。2021年11月時点での三菱UFJ銀行の口コミ回答者の平均年収は708万円となっています。
初任給
平均年収と同じくらい気になるのが初任給だと思います。
【総合職の初任給】
大学院卒のうち学士4年及び修士2年の課程を修了した者:230,000円
大学院卒のうち上記より修業年限の短い者:211,000円
大学卒:205,000円
【ビジネススペシャリストの初任給】
大学院卒のうち学士4年及び修士2年の課程を修了した者:220,000円
大学院卒のうち上記より修業年限の短い者:201,000円
大学卒:195,000円
短大卒、専門学校卒:185,000円
総合職・ビジネススペシャリストともに、博士課程卒の場合は、双方で相談の上初任給が決定することになります。
休日
週休2日(原則土日)
祝日
年末年始
有給休暇制度あり
育児休業などの制度も充実しており、2018年度に育休を取得した人の割合は、男性が25.9%、女性が99.4%となっています。
福利厚生・保険
年金制度
財形
持株会
住宅資金貸付制度
雇用保険
労災保険
健康保険
厚生年金保険
三菱UFJ銀行の福利厚生については特別充実しているということはありませんが、一般的な大企業としては平均的で必要なサポートは揃っています。
三菱UFJ銀行の特徴
三菱UFJ銀行の社風や強みなどの特徴を解説します。
社風
三菱UFJ銀行の属する三菱グループは旧財閥系の企業の中でもグループの結束力が強いことから「組織の三菱」といわれています。グループの価値観として「信頼・信用」、「プロフェッショナリズムとチームワーク」、「成長と挑戦」の3つをあげています。
チームワークを重視し、事業を展開しています。また就活本選考体験記によると、内定者や選考に関わった社員の印象は、誠実に接してくれる、堅実で真面目な雰囲気などが多いようです。
強み
他社と比較した三菱UFJ銀行の強みの1つは三菱UFJフィナンシャルグループの資金力にあります。1章でご紹介したようにS&P グローバル・マーケット・インテリジェンスによると三菱UFJフィナンシャルグループは世界トップの資金力があります。
三菱のブランド力や信用と資金力を生かした様々なサービスを世界中で提案が可能なことは三菱UFJ銀行の強みといえます。
三菱UFJ銀行で働くことのメリット
高い社会的信用がある
三菱UFJ銀行で働くことで、高い社会的信用が得られるのは大きなメリットです。日本では銀行で働いているというだけでも、「真面目で信頼できる人」というイメージを持たれることが多いです。
とくに三菱UFJ銀行は3大メガバンクの一角ということで知名度も高いため、社会的信用や世間からの評価もさらに高いものとなります。社会的信用が高いとローンが組みやすくなったり、結婚相手を見つけやすいなどの効果も期待できます。
金融についての知識が身につく
銀行で働いていると、金融についての知識が身につくというのもメリットの一つです。お金の管理や運用方法などについて学べ専門知識が得られるため、自身の資産運用にもいかすことができます。
お金の管理や資産運用は一生必要なことですし、人生設計にも大きな影響を及ぼす大切なことです。銀行で働くことで、今後の人生でも非常に役立つ知識と経験が得られるでしょう。
三菱UFJ銀行の就職活動情報
選考や面接情報など三菱UFJ銀行の就職活動で役立つ就活情報をご紹介します。
選考フロー
三菱UFJ銀行は総合職とビジネス・スペシャリスト職のコース別採用を行っています。更に各コース内には専門性に合わせた職種別の採用コースも設けられています。
選考フローは以下のようになっています。
ES提出→Webテスト→面接複数回(4~5回)→内定(4~6月)
就活本選考体験記によると4次面接まで受けたという人が多く、本選考は面接の回数が多いことが特徴です。
採用人数・採用大学
三菱UFJ銀行を含むメガバンクは2016年卒まで新卒採用では1000人規模で採用していました。しかし近年はITによる効率化と人員削減のため採用人数を大幅に減らしています。三菱UFJ銀行がマイナビにて公開している採用実績は以下の通りになります。
2017年 1036名
2018年 959名
2019年 516名
ES・面接の質問の特徴
エントリーシートの質問は学生時代で頑張ったことや志望動機などオーソドックスな質問ばかりです。就活本選考体験記によると面接では基本的な質問に加え、他のメガバンクとの比較やUFJを選んだ理由など学生の志望度を確かめる質問が多いです。
質問例
・学生生活の中で力を入れて取り組んだ内容を20字以内で記載してください。
・上記の内容について、行動事実を具体的に詳しく400字以内で記載してください。
・当行を志望した理由を200字以内で記載してください。
・みずほやSMBCではなくUFJを選んだ理由は何ですか。
・君が考えるUFJの一番の魅力とは何だと思いますか。
求められる人物像
近年金融業界は業務のIT化が進み変化しつつあります。そのような流れの中で三菱UFJ銀行は「挑戦と成長」というビジョンを人材育成の方面でも掲げていて、変化する環境で挑戦し成長する学生を求めています。
また世界中で事業を展開しているため、グローバルに活躍できる人材も求められています。選考では学生時代に挑戦した経験や、グローバルに活躍したいというキャリアビジョンについて話すなどしてアピールすることをお勧めします。
三菱UFJ銀行に就職するには?おすすめの就活対策
3メガバンクのひとつである三菱UFJ銀行は毎年就活生に人気の企業です。三菱UFJ銀行で内定を得るために実践すべき就活対策をご紹介します。
早期選考やリクルーター面談のチャンスをつかむ
就活本選考体験記によるとリクルーター面談を受けると早期選考に案内されることがあります。内定者枠がまだ埋まっていない早期選考は本選考よりも早く内定を得ることができる近道です。
早期選考に挑戦するにはリクルーター面談が受ける必要があるので、OB訪問やインターンシップといった社員と関われるイベントを積極的に活用しましょう。
志望度の高さが重視される、徹底的な企業研究を
3章でご紹介したように選考では三菱UFJ銀行への志望度がかなり重視されます。面接では他のメガバンクとの比較や他の業界と比較する質問をされることが多いです。また最終面接や内定後は他社の選考を受けないように言われることもあるようです。
例えば他の業界ではなく金融業界を選んだ理由、他のメガバンクではなくUFJを志望する理由などの質問は業界・企業研究を行うことで論理的に答えをつくる必要があります。志望度が高いことを示すために徹底的な企業研究を行ってから選考に臨みましょう。
最後に
三菱UFJ銀行の内定への近道はインターンシップやOB訪問などを活用し、リクルーター面談や早期選考に繋げることです。後期選考にも再エントリーすることができるなど挑戦する機会は多く設けられているます。
また選考では三菱UFJ銀行への志望度の高さが重視されます。企業研究を通じて企業への理解を深め熱意をしっかり示せるようにしましょう。
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