【企業研究】日本郵船に就職するには?役立つ就活情報を徹底解説!

海運業界は貿易というグローバルな仕事や年収の高さから就活生に人気の業界です。そんな海運業界の大手である日本郵船は総合物流企業として様々な物流サービスを展開しています。人気企業である日本郵船に就職するにはどのような就職活動を行えばいいのでしょうか。ここでは日本郵船の企業研究に役立つ様々な情報を徹底解説します!

目次

日本郵船株式会社とは

最初に日本郵船の会社概要や事業・ビジネスなど基本的な情報について解説します。

日本郵船の概要

日本郵船株式会社は1885年に設立された日本の大手船会社で、三菱グループの中核企業でもあります。海運事業を主力とした「総合物流企業」であり、船を使った海上輸送、トラックによる陸上輸送、貨物専用機による航空輸送まであらゆる輸送サービスを展開しています。

日本郵船の主な事業は海外と日本の輸送を行う外航事業です。そのため社員の多くが駐在などの形で海外で働く、又は船員など外国人の社員と働くなどグローバルな環境で働いています。ターミナル拠点は世界で21港、物流事業拠点は世界46ヵ国、609ヶ所の事業所があります。

日本郵船のビジネス 

日本郵船は自社で船を保有するキャリアと呼ばれる会社です。自社の船や航空機などを実際に動かしてガスや鉄鉱石、食料など様々な製品や資源を輸送しています。日本郵船グループは主に定期船事業、航空運送事業、物流事業からなる一般貨物輸送事業と、不定期専用船事業、不動産業を展開しています。

・定期船事業
食料品や日用品、電化製品など一般消費財を運ぶコンテナ船部門、ターミナル運営や港湾関連サービスを行うターミナル関連部門で構成されています。

・不定期専用船事業
定期船事業以外のすべての外航事業です。自動車や鉄鉱石、石炭、原油、天然ガスなど様々な貨物を部門ごとに輸送しています。

日本郵船の特徴

日本郵船の社風や強みなど、どのような会社なのか特徴についてご紹介します。

社風

日本郵船の採用サイトに掲載されている総務本部 経営委員・人事グループ長梅原慎史さんのお話によると、日本郵船には個のチャレンジ精神をチームで後押しする企業風土があり、少数精鋭で若手社員にも裁量の大きい仕事が任されます。熱意を持って仕事に挑戦することを重視していて、挑戦する人をチーム全体でサポートする風土ができています。  

平均年収

2020年3月期の有価証券報告書によると平均年間給与額は9,348,000円と報告されています。つまり日本郵船の平均年収は934万円ほどということです。

海運業界は年収が高いことで有名な業界です。日本郵船の平均年収も同様に高水準です。

強み

日本郵船の強みは陸・海・空を網羅する輸送サービスによって実現する一貫した物流サービスが提供できることです。内陸輸送、海上輸送、物流センターなど輸送の各ステップのサービスを日本郵船一貫して提供することで、顧客それぞれの物流・モノの流れの最適化をすることができます。こうした顧客のサプライチェーン全体を最適化する業態は珍しく、新しいビジネスにもつながりやすいというメリットがあります。

日本郵船の就職活動情報

採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、日本郵船の選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。

選考フロー

日本郵船の選考フローは以下の通りです。

エントリーシート提出→筆記試験(テストセンター)→面接複数回→内定

面接は例年最終面接まで4回ほど行われていて、2次面接までは集団面接であるようです。日本郵船を含め海運業界は受験者に対して募集人数がかなり少ないため、エントリーシートや筆記試験の段階で落とされる学生も多いです。

採用人数

日本郵船の人事データ(https://www.nyk.com/csr/staff/data/)によると新規雇用者の数は以下の通りに報告されています。新規雇用者は新卒採用とキャリア採用を合わせた数になっています。

2016年度 77(陸上職・46 海上職・31)
2017年度 65(陸上職・38 海上職・27)
2018年度 53(陸上職・28 海上職・25)

ES・面接の質問の特徴

エントリーシートでは志望動機や学生時代に力を入れたことなど基本的な質問がされます。面接ではオーソドックスな質問に加えて、志望度の高さや人柄・価値観を確認するためかなり深掘りされるようです。基本的な質問が多いからこそ、自己分析や企業研究を徹底的に行い自分ならではの回答をする必要があります。

【質問例】
・あなたの強みを教えてください。それが当社での仕事においてどのように活きると思いますか。
・あなたの価値観や人物像を最もよく表すエピソード、もしくはあなたに大きく影響を与えた時期のことを教えてください。

求められる人物像

海運業界は経済や世界情勢の影響を受けやすく変化の多い業界です。採用サイトにおいて日本郵船では変化する社会の中でも「常に世の中に高いアンテナを張りながら自らアクションを起こせる適応力と行動力を持った人」と出会いたいとしています。このことから求められる人物像として、困難や変化に対して柔軟に対応できる人、周囲を巻き込んで積極的に行動できるリーダーシップのある人が挙げられます。

選考ではリーダーシップを発揮した経験や、柔軟性や適応能力を見ることができるようなエピソードを話せると良いでしょう。

人気企業に就職したい!日本郵船の就職活動対策

海運業界は人気が高く就職も難しいです。東洋経済オンライン「入社が難しい有名企業ランキング」(https://toyokeizai.net/articles/-/330556?page=4)では日本郵船は16位にランクインしています。そんな日本郵船で内定を得るためにはどのような就活をするべきなのでしょうか。おすすめの就活対策をご紹介します!

通過が難しい!ES・筆記試験の対策必須

日本郵船は少数精鋭であることが特徴の1つであり、新卒採用者も毎年50~60人前後と狭き門です。そのためエントリーシートや筆記試験など書類選考は鬼門といわれるほど通過することがかなり難しいです。

エントリーシートは就活サイトが公開している内定者のエントリーシートなどを参考に、添削しながら時間をかけて完成させましょう。筆記試験は体験記によると難易度は高めで時間ぎりぎりになってしまうようです。問題集などでしっかり対策しましょう。

志望動機が重要!海運・日本郵船への熱意を伝える

就職活動情報で解説したように、日本郵船の選考では基本的な質問が多いです。面接ではもちろん日本郵船の志望度の高さが見られます。

特に志望動機を作成するときは他業界・競合他社との比較が不可欠です。よく比較されるのは貿易などグローバルな仕事であるという点で商社や航空業界などです。競合他社には商船三井や川崎汽船などがあります。「なぜ海運でなくてはいけないのか」、「なぜ日本郵船でなくてはいけないのか」しっかり自分の言葉で説明できるように対策しましょう。

最後に

日本郵船は人気の業界である海運の中でも更に人気が高く、就職難易度もかなり高い企業です。選考はオーソドックスなものではありますが、就活生の数が多いのでボーダーラインが高く通過が難しいのです。エントリーシートや筆記試験、自己分析や企業研究など基礎的な対策を完璧に行いましょう。より志望度の高さを示すためにもインターンやOB訪問を積極的に活用していきましょう。

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