【企業研究】電通に就職するためには?選考フローや就活情報を解説

電通は国内最大、世界第6位の広告代理店です。マーケティング全体に関わる全般の事業を行っています。

就活生に人気の高い電通に就職するためには徹底的な企業研究が必須です。この記事では企業情報から就職活動対策まで解説します。

目次

電通とは

株式会社電通は、1901年に創業された企業で東京都港区に本社があります。国内2位の博報堂の約4倍の売上高を誇る国内最大手の広告代理店です。

広告代理店とは、クライアントの広告活動を代理的に行う企業のこと。クライアントのマーケティングを代理的に行う企業のことを指します。
クライアントが抱える課題についてヒアリングを行い、メディアを用いたプロモーションを提案し、商品やサービスの売上に繋がるようサポートするのが仕事です。 (参考:ハタラクティブ 広告代理店とは?年収はどのくらい?詳しい仕事内容や職種を解説しますhttps://hataractive.jp/useful/5916/)

電通の企業理念

電通グループでは企業理念として「ステートメント」と「スローガン」を掲げています。それぞれ紹介します。

「ステートメント」
「その手があったか」と言われるアイデアがある。
「そこまでやるか」と言われる技術がある。
「そんなことまで」と言われる企業家精神がある。
私たちは3つの力でイノベーションをつくる。人へ、社会へ、
新たな変化をもたらすイノベーションをつくってゆく。

「スローガン」
Good Innovation
Innovationをつくり出す3要素
Entrepreneurship + Ideas + Technology

事業セグメント

電通の事業は、AX(アドバタイジング トランスフォーメーション)」「BX(ビジネス トランスフォーメーション)」「CX(カスタマー・エクスペリエンス トランスフォーメーション)」「DX(デジタル トランスフォーメーション)」の4領域となっています。それぞれの概要は以下の通りです。

「AX(アドバタイジング トランスフォーメーション)」
広告のパフォーマンスを最大化して事業成長へ貢献します。広告費と効果の分析や行動分析によるソリューションの提案を行います。

「BX(ビジネス トランスフォーメーション)」
企業の既存事業の変革や新規事業の創出を行う。具体的には、課題解決マーケティング情報サイト「Do! Solutions|ドゥ・ソリューションズ 」や未来を可視化して事業をつくる「Future Craft Process by 未来事業創研」などを行っています。

「CX(カスタマー・エクスペリエンス トランスフォーメーション)」
顧客の長期的な体験価値を最大化する事業です。ECモール出店支援ソリューションやAIを使って会話を行う「Kiku-Hana」などを行っています。

「DX(デジタル トランスフォーメーション)」
マーケティング基盤のデジタル変革を行う領域です。企業内DXの定着に向けたソリューション「EnGame」、自社のDXの立ち位置を測る「DX診断」などを行っています。

従業員数・平均年収

電通の会社概要(https://www.group.dentsu.com/jp/about-us/data-location.html)によると、2021年12月31日時点の従業員数は181名となっています。

有価証券報告書(2021年1月1日-2021年12月31日)によると電通グループの2022年3月30日時点での平均年間給与は1,295万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。

(参考:https://ssl4.eir-parts.net/doc/4324/yuho_pdf/S100NRHV/00.pdf)

電通の就職活動情報

電通の就活で役立つ応募コースと選考フローに関する情報を紹介します。

電通の応募コース

電通では「総合職」「デジタルクリエーティブ職」「アート職」の3つで募集を行っています。それぞれの仕事内容は以下の通りです。

「総合職」
ビジネスプロデュース、マーケティング、デジタルマーケティング、クリエーティブ、プロモーション、メディア、コンテンツ、PR、グローバル・ビジネスなど全ての部署に配属の可能性がある職種です。

「デジタルクリエーティブ職」
総合職としての採用になり、初任配属はデジタルクリエーティブ部署となります。

「アート職」
CMや広告のデザインを行うアートディレクターとして採用されます。

電通の選考フロー

電通の就活本選考体験記(2020年卒,総合職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-dentsu)によると、選考フローは以下の通りです。

【ES(エントリーシート)・WEBテスト→面接2回→GD(グループディスカッション)→面接1回】

ES(エントリーシート)の項目
[What]電通の何に惹かれたのか (200文字以下)
[Why]そのような考えに至った背景やきっかけはどのようなものか(200文字以下)
現在のあなたを形成している、人生の3大エピソード(体験)を挙げてください。
世の中の物事や現象で「まだ名前のないもの」を見つけ、 世の中に共感される呼び名をつけてください。また、その内容を説明してください。(呼び名 20文字以下)(説明 200文字以下)

WEBテスト
テストセンター、SPI

GD(グループディスカッション)
内容や進め方

「東京オリンピックをさらに良くするには」というテーマで、社員さんが実際に考えていることを参考にして、学生で話し合う。

面接
一次

エントリーシートをその場で見られて、 そこで気になったことを質問される。

二次
自己紹介の後、ESに沿って質問をされる。耐久性はあるかなどは何度も聞かれた。

三次
自己紹介の後、順に志望動機などを聞かれた。時間がないため、深堀はされない。

電通の就職活動対策

人気企業である電通の就職はかなり難易度が高いです。そんな電通で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

インターンでなぜ電通なのかを明確にする

電通のインターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern-report-dentsu?flid=315)によると、選考では「なぜ電通なのか」「コンサルではだめなのか」が聞かれるとのことでした。インターンシップではグループワークだけでなく、コンサルと広告代理店の違いと広告代理店だからこそ出来ることについて学べるとのことです。電通の事業内容が広すぎて難しい、コンサルとの違いが説明できないかもという学生はぜひ挑戦してみましょう。

アイデアは独創性が重要

選考フローの「ES(エントリーシート)の項目」でも述べた通り、電通の選考ではアイデアを求められる設問が多いです。エントリーシートで答えたアイデアは面接でも説明が求められるため、単なる思い付きではなく「どうしてそのアイデアが良いと思うのか」「どういう効果があるのか」を答えられるようにしましょう。

最後に

電通はマーケティング全体に関わる全般の事業を行う国内最大手の広告代理店です。事業内容は多岐に渡るため、事業内容をしっかり理解して同業他社や似た業界と差別化する必要があります。イベントやインターンを通して企業理解を深めましょう。


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