【例文付き】ガクチカで長期インターンは使える?通過するためのポイントを紹介!

「長期インターン興味あるけど就活に役立つかな?」
「長期インターンの経験のアピールの仕方がわからない」

実は、長期インターンシップの経験は就活のエントリーシートや面接で使うガクチカ(学生時代頑張ったこと)にピッタリです。

この記事では長期インターンのガクチカの書き方や選考を通過するためのポイントを解説します。

目次

長期インターンはガクチカにピッタリ

長期インターン参加者は約5%

はじめに長期インターンシップがガクチカにおすすめの理由をみていきましょう。就職みらい研究所が発行する「就職白書2020」によると、1か月以上の長期インターンに参加した学生は2017年度で5.3%、2020年度で5.2%となっています。ワンデーのインターンシップは2017年度が57.7%、2020年度が70%と過半数の就活生が参加しているのに対して長期インターンシップはまだまだ参加する学生が少ないことがわかります。

また、この調査はインターンシップに参加したことがある人を対象に行っているため、インターンシップに全く参加していない人も含めると長期インターンシップ参加率はさらに下がるでしょう。

経験している人が少ない長期インターンシップをガクチカに使えば主体性や積極性をアピールすることが可能です。

出典:就職みらい研究所 就職白書2020(https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/hakusyo2020_01-48_up-1.pdf)

長期インターンをガクチカにするメリット

長期インターンシップの経験をガクチカに書くメリットは経験の珍しさだけではありません。インターンはビジネスとの親和性が高いことから、次のようなメリットがあります。

「結果や工夫したことが話しやすい」
「入社してからの活躍がアピールしやすい」

結果や工夫したことが話しやすい

長期インターンシップは目標達成で給与が変わったりすることが多く、結果が目に見えやすいです。数字で自分の出した結果をアピールできるのは就活する上でとても重要です。

また、アルバイトよりも自分で何をやるか、どうやって目標を達成するのか考える必要のある長期インターンは工夫したことも自然と多くなります。「目標達成で何が難しかったのか」「目標を達成するために自分はどのような工夫をしたのか」を順序だてて話せると良いでしょう。

入社してからの活躍がアピールしやすい

長期インターンは入社してからと同じく「ビジネスの場」での経験になります。そのため長期インターンで得た経験は入社してからも活かせるものが多いです。

「長期インターンで目標達成のために、○○という工夫をした。この経験を活かして入社後も△△に取り組みたい」 といったようにスムーズに入社後の活躍がアピールできるのも大きなメリットになります。

通過するエントリーシートのポイント

もちろんどれ程素晴らしい経験をしていても、ただ思いつくままにES(エントリーシート)を書いてしまっては通過できません。受かるES(エントリーシート)のポイントを解説します。

ガクチカの構成

長期インターンに限らずガクチカは以下のような流れがおすすめです。

「結論→背景・きっかけ→目標→課題→施策→結果→学び」

①結論
1文でどのような経験をしてどんな結果を出したのかまとめます。書き出しがわかりにくいとそのあとを読んでもらえないこともあります。結論ファーストになるように、一番こだわって書きましょう。

②背景・きっかけ
はじめた当初の状況、その経験をやろうと思ったきっかけを書きます。長くなりがちなので無駄な文章はできるだけ省きましょう。

③目標
どのような目標を立てたのか、可能な限り定量的に(数字で)書くようにしましょう。

④課題
目標を達成するために改善するべき課題は具体的に書きましょう。またどうしてそれを課題だと考えたのかについて記述すると説得力が増します。③目標と④課題は順番が前後しても問題ありません。

⑤施策
目標達成に向けて行ったことを書きます。④課題を解決するものになっているか確認しましょう。

⑥結果
目標をどの程度達成したのか簡潔に書きます。

⑦学び
この経験から学んだことで締めましょう。⑥結果とは対照的に感情的な要素を入れるとより説得力のあるガクチカになります。

長期インターンガクチカの例文

①結論
私はサッカークラブの広報部門で行ったインターンでイベントを企画して3か月間で100人観客動員数を増やした経験があります。

②背景・きっかけ
高い目標を持った活動がしたいと考え、「サッカー日本一」を目指すというビジョンに惹かれ、大学 1 年次にクラブのインターンに参加しました。

③目標
コロナ禍の影響で前年度の観客数が減少していたことから、前年度比の観客動員数を20%上げることを年間目標としました。

④課題・⑤施策
私は年代が30~40代男性に偏っており、スポーツ観戦の経験が少ない人が来るきっかけがないことが課題だと考え、「スポーツ観戦の経験が少ない大学生を対象に応援イベント」を企画しました。近くの大学からのアクセスを紹介すること、手ぶらで来れるようにグッズ付きのチケットを販売することを提案しました。

⑥結果
粘り強く取り組んだ結果、3か月間で100人観客動員数を増やし、クラブは過去最高の年間観客数を達成して目指す日本一に一歩近づくことができました。

⑦学び
この経験から目的に向かって人の心を動かすには、熱意をもった行動により共感を集めることが重要だと学びました。

結果は数字を入れてわかりやすく

目標や結果は数字を入れることで伝わりやすくなります。抽象的、感情的な目標(登録者を増やす、プログラミングスキルを身につけるなど)となってしまうと結局目標は達成できたのかに疑問が残ります。「〇か月間で△人登録者を増やす」と数字を入れるか、「○○アプリを作れるレベルのプログラミングスキルを身につける」と具体例を出して目標を具体化しましょう。

学んだことは自分の言葉で具体的に

企業に出すということを意識しすぎると簡素すぎる文章になってしまいます。論理的な文章はわかりやすいですが、訴えかける文章にはなりません。最後の「学んだこと」は聞いたことある言葉を並べるのではなく自分の言葉で書くようにしましょう。

最後に

「他の就活生が経験していないこと」「結果や工夫したことが話しやすい」「入社後の活躍のイメージをしやすいこと」から長期インターンシップの経験は就活のガクチカ(学生時代頑張ったこと)にピッタリです。
ESの書き方を学んで自分の長期インターン経験を就活で効果的にアピールしましょう。


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