インターンシップに参加すると内定がもらえるって本当?

インターンシップは内定に関係ないのか、本選考にはどの程度関連があるのかなど気になっている就活生は多いでしょう。ここではインターンの内定への影響や、インターンが内定に直結するケースなどについて解説します。

インターンシップに参加すると内定がもらえるって本当?
目次

インターンの内定への影響は企業により異なる

インターンが内定に直結するとは限らない

インターンを重視して力を入れている企業もあれば、会社説明会の一環として考えている企業もあります。インターンシップが内定に直結するかしないかは、一概に言い切れるものではありません。

インターンシップを実施する目的は、企業によって異なります。そのためインターン参加がどれだけ内定に影響するかも企業により異なるのです。

関連がないと記載がある企業が多い

インターン選考を突破するとその企業から太鼓判を押されたような気持ちになりますが、インターン選考と本選考は別物です。インターン選考に受かって本選考に落ちてしまう人もいますし、インターン選考に落ちて本選考で内定をもらえる人もいます。

インターンシップの募集要項に、「インターン選考は本選考の合否結果とは関係ありません」と書かれているのを目にしたことがある方も多いでしょう。多くの企業がインターンシップに参加することと内定を出すことは別であることをあらかじめ明記しています。

経団連の「倫理憲章」で定められていること

この記載は日本経済団体連合会(通称:経団連)の「倫理憲章」を意識したものでしょう。毎年就職活動が解禁される日が決まっていて、その日より前に企業は内定を出してはいけないことになっています。

多くの場合就職活動解禁日より前に行われることの多いインターンシップへの参加により企業が内定を約束することは「倫理憲章」違反になってしまうため、このような記載をする企業が多いのではと言われています。

インターンが内定に大きく影響するケース

外資系金融やコンサルはインターン参加必須

インターンの内定への影響が大きいとされているのが、外資系企業です。中でも外資系コンサルファームや外資金融系は、インターン参加が内定に直結していることも少なくありません。

インターン参加が本選考の応募条件になっている場合もあるので、インターンに参加していないと本選考を受けられないこともあります。

ベンチャーも内定につながる可能性あり

ベンチャー企業も、インターン参加が内定に大きく影響するとされています。外資系企業やベンチャー企業は経団連に所属していない会社が多いので、早期に内定を出すことができるというのもあるでしょう。

とくにベンチャー企業は季節に関係なく、常時短期・長期インターンを募集しているケースが多いです。ベンチャー企業は人手不足なことが多いため、即戦力となるような仕事を任されることも少なくありません。

インターン中に良い働きができたり優秀な学生だと認められると、選考なしで内定をもらえるケースがあります。

秋冬インターンの方が影響あり?

夏のインターンよりも秋冬に実施されるインターンの方が内定に対する影響力は大きいと言われています。夏インターンが実施される時期は本格的な就活が始まるかなり前なのに対し、秋冬のインターンは本選考の直前に実施されるためです。

夏インターンは企業を知ってもらうことを重視した内容が多いですが、秋冬インターンは学生の能力やポテンシャルを知ろうとするものが多いです。こうした内容の違いからも、内定への影響の違いが予測できるでしょう。

インターンが就活で有利になるパターン

早期選考

インターンの参加者でとくに印象に残った学生には、通常の本選考よりも早い時期に選考を受けられる「早期選考」を受けてみないかと企業が連絡することがあります。面接などの選考を受ける必要はありますが、ほかの就活生よりも早い時期に内定や内々定をもらえることになります。

選考免除

時期は通常ほ本選考と同じですが、選考のプロセスをいくつか免除されるパターンもあります。書類選考や筆記テストが免除され、面接から参加できたりするので、かなり就活が楽になるでしょう。

ジョブ選考

外資系コンサルや外資系金融に多いパターンです。ジョブ選考ではインターン自体が選考になっており、インターン中の言動で能力の見極めがされます。内定に直結するため、インターン中のワークのレベルもかなり高くなります。

内定に影響のあるインターンで注意すべきこと

倍率が高い

内定に直結するインターンや早期選考に呼ばれる可能性のあるインターンは就活生に人気があります。募集人数も少ないため、選考の倍率は非常に高くなることが多いです。

外資系企業のジョブ型インターンはインターンの選考が本選考と同じくらい厳しいものとなることや、本選考よりも高い倍率となることも少なくありません。早い時期から情報収集を開始し、しっかりと選考対策をしておく必要があります。

マイナスの印象となることも

インターンで力を十分に発揮できればいいですが、準備不足のまま参加してしまうとその段階で自分の能力を判断されることになります。

インターンを異なる時期で複数回実施していても、選考は1度しか受けられない企業もあります。準備不足の状態で受けて選考に落ちてしまい、その企業のインターンに参加できなくなることのないよう注意してください。

しっかり準備をして参加しよう

内定に直結するインターンでも、参加した学生全員が必ず内定をもらえるわけではありません。内定がもらえるのは、インターン中に活躍した学生や能力が認められた学生のみです。

インターン中に力を十分に発揮して効果的なアピールができるよう、しっかりと準備をして臨みましょう。

内定に直結しないインターンのメリット

業界研究・企業研究に役立つ

業界研究や企業研究では、いろいろと調べてみてもいまいちピンとこないこともあると思います。インターンシップに参加して職場を実際に見たり、社員の方と直接話したりすることで企業についての理解はかなり深まるはずです。

業務体験があるインターンなら、適性があるかどうかを見極めるいい機会にもなるでしょう。業界・企業・職種についての理解を深められるのがインターンの大きなメリットです。

活躍すれば好印象を残せる

内定に直結するインターンではなくても、インターン中に印象に残るような優秀な働きをした学生がいれば、人事担当者や現場担当者は「この学生にぜひ入社してほしい」と考えます。

そこからすぐに内定となることは少ないですが、印象に残っていれば選考や面接で有利に働くことはあります。

面接でアピールできる

インターンシップに参加することで面接で「御社のインターンシップに参加した際、●●の業務でこんな実績を残しました」というように、アピールすることもできます。

インターンシップに参加していない学生よりも、根拠があり深みのあるアピールや志望理由を話せるというメリットもあります。

就職後のミスマッチを防ぐことができる

入社後に実際に働き始めてから、「こんなはずではなかった」「思っていたのと雰囲気が違った」と退職してしまう新入社員は多くいます。

インターンシップに参加すると職場についてよく知れますし、業務の理解も深まります。実際の業務をイメージできるようになるので、ミスマッチによる早期退職を防ぐことができます。

インターン生同士の交流

孤独な戦いになってしまいがちな就職活動ですが、インターンシップに参加することでインターン生同士仲良くなることができます。

同じ企業や業界を志望するもの同士で情報交換をしたり、励まし合ったりしながら就職活動を乗り越えることができればかなり心強いでしょう。

最後に

内定に直結するもの、早期内定につながるもの、内定にはまったく関連ないものなど、内定への影響は企業やインターンにより異なります。

内定にほとんど影響のないインターンでも、就活でいきてくるメリットがあることは間違いありません。気になる企業や職種があれば、インターンシップに積極的に参加してみましょう。

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