「志望企業のインターンに行ったのに本選考に落ちてしまった」という経験のある就活生は少なくありません。インターンに参加したからといって必ずしも内定をもらえるとは限りません。
今回は、インターンに行ったのに本選考で落ちるパターンと、本選考での対策について詳しく解説します。
- ・インターンに行ったのに本選考で落ちた?よくあるパターンとは
- ├①インターンでの評価が低い
- ├②目的を持ってインターンに臨んでいない
- ├③インターンに参加しただけで満足してしまう
- └④燃え尽き症候群になってしまう
- ・インターンに参加した人の本選考対策のポイント
- ├①インターンで学んだことを明確に伝える
- ├②インターン中よりも成長した自分をアピールする
- ├③インターンでの経験をもとに企業とのマッチ度を伝える
- └④インターン参加後の行動も伝える
- ・インターンに行っていない企業から内定はもらえる?
- ├①インターン選考に落ちた場合
- └②そもそもインターンに応募していない場合
- ・内定への繋がりやすさはインターンの種類にもよる
- ・【まとめ】インターンに行った企業こそ本選考対策を万全にしよう
インターンに行ったのに本選考で落ちた?よくあるパターンとは
①インターンでの評価が低い
インターンに参加したものの、グループワークで協調性に欠ける行動をしたり、座談会や会社説明の際に社員の方に対して失礼な態度を取ったりするなど、問題のある行動が見られた場合、本選考で不利になる可能性があります。
インターンの募集要項で「本インターンシップは、本選考には関係ありません」という注意書きをよく目にしますが、実際には少なからずインターンシップでの行動は評価の対象になっています。インターンシップに参加する際は「常に社員から評価されている」という気持ちで臨みましょう。
②目的を持ってインターンに臨んでいない
目的を持たずに何となくインターンに参加すると、経験から得られる学びも少なくなってしまいます。インターンに参加することで何を得たいのかを明確にし、インターン参加中も常に目的を意識して行動しましょう。
例えば、短期インターンであれば現場社員にやりがいを聞いて志望動機を明確にする、長期インターンであれば○ヶ月以内に△△のスキルを習得する、など具体的な目標があることで積極的に行動できるようになります。せっかくインターンに参加しても、学んだことが少なければ本選考にうまく活かせません。
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③インターンに参加しただけで満足してしまう
インターンシップに参加したことに満足して本選考の対策を疎かにし、落ちてしまうパターンもあります。
インターン開催時点では企業の目に留まったとしても、就職活動を通してほかの学生が成長を続けるなか、努力を怠っていては本選考で落とされる可能性が高まります。本選考を通過するためには、インターンに参加できたという事実に満足せず、そこから何を得られたのか、何が足りないと感じ、どう改善しようとしているのかなど、企業で活躍するための試行錯誤を見せることが大切です。
④燃え尽き症候群になってしまう
インターンの時期に頑張り続けた人が、就活に疲れて本選考の時期にやる気を失ってしまうことは少なくありません。この燃え尽き症候群が原因で、インターンはうまくいっても本選考で失敗してしまうことがあります。
燃え尽き症候群を防ぐには、一人で就活をせず、周りの人を頼ることが重要です。OB・OG訪問をして社会人と話しながら企業研究を深めたり、友達と面接練習をしたりするなど、誰かと就活関連の約束をすることで、やる気が出ない時でもとにかく行動する環境を作ることができます。
インターンに参加した人の本選考対策のポイント
①インターンで学んだことを明確に伝える
インターンでの経験を最大限アピールするために、学んだことを明確に伝えることが重要です。その際に、企業のホームページに載っている情報ではなく、インターンシップを通して自分で実際に体感したことを話すと高評価が狙えます。
②インターン中よりも成長した自分をアピールする
本選考では、インターン中よりも成長した自分を見せることで向上心をアピールすることができます。「企業研究が甘い」「論理的に話すことが苦手」「表情が固い」など、インターンを通して見つけた課題は本選考までに改善しましょう。そのためには、インターン後に振り返りをし、改善に取り組むことが重要です。
③インターンでの経験をもとに企業とのマッチ度を伝える
インターンを通して実際に感じたことをもとに、企業とのマッチ度を伝えましょう。例えば、座談会で社員の方が話していたことや、グループワークを通して実際の業務内容について感じたこと、インターンで出会った社員の方から感じた企業の姿勢など、インターンでしか経験できないことをもとに話すと、インターンでの経験を最大限に活かせます。
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④インターン参加後の行動も伝える
インターンを通して見つけた自分自身の課題に対して取り組んだことや、インターンからさらに企業理解を深めるために行動したことなどを伝えましょう。インターンに参加して満足してしまう人も多いなかで、インターンでの経験をその後の行動につなげられる人は高く評価される可能性があります。
インターンに行っていない企業から内定はもらえる?
インターン経由でしか採用を行わない一部の企業を除き、インターンに行っていない企業から内定をもらうことは可能です。多くの企業ではインターンへの参加は本選考の必須条件ではないため、「インターンに応募したけど選考に落ちた」「そもそもインターンに応募していない」という場合でも不利になることはありません。
①インターン選考に落ちた場合
インターン選考に落ちた場合は、エントリーシートやWebテスト、グループディスカッション、面接など各選考段階のどこで落ちたのか、落ちた理由は何かを考え、改善する必要があります。ガクチカや自己PRの添削、Webテストの勉強、面接練習など、本選考までに十分に対策すれば内定を狙うことができます。
インターンに落ちた場合の対策はこちらをチェック!
②そもそもインターンに応募していない場合
就活を始めるのが遅く、インターンに応募していない場合は、まずは選考経験を積みましょう。ESの書き方や面接での受け答えなどは慣れていくうちにコツを掴むことができます。
また、企業研究はOB・OG訪問で行うのがおすすめです。OB・OG訪問をすることで、インターンや座談会と同じように企業の社員から直接話を聞くことができ、企業研究が深まります。
第一志望群の企業は、複数のOB・OGを訪問することでインターンに行っていなくても志望度の高さをアピールできます。
内定への繋がりやすさはインターンの種類にもよる
インターンの種類によっても、本選考への影響は異なります。
選考がESのみ、またはESなしで参加できる1dayインターンは企業理解を目的として開催され、参加人数が多いため、参加しただけでは大きなアドバンテージにはなりにくいです。ただし、1dayインターンで学んだことを詳しく伝えられれば高く評価されるため、貴重な機会をムダにしないようにしましょう。
一方、選考フローが長く、複数日にわたって開催される中長期インターンの参加者は本選考で有利になる可能性が高いです。しかし、参加しただけでは内定にはつながらないため、インターンでの経験を生かして改めて企業研究をし、本選考に臨むことが重要です。
【まとめ】インターンに行った企業こそ本選考対策を万全にしよう
インターンに行ったのに本選考に落ちてしまうパターンは少なくありません。インターンに参加しただけで満足せず、企業研究や本選考対策を入念に行い、インターン参加を大きなアドバンテージにしましょう。
なお、インターンは学生1人あたり複数の企業に参加するのが一般的になりつつあります。現在開催中のインターンについては、インターンシップガイドでチェックしてみてください。
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