【文字数別例文あり】インターンシップ選考を通過する志望動機の書き方・差別化の仕方

インターンシップ選考のES(エントリーシート)や面接で必ず聞かれる志望動機は、重視している企業が多い重要な項目です。しかし、正直なところ「みんなが参加するから」「雰囲気で選んだ」といった方も多いのではないでしょうか?

この記事では、「何を書いていいかわからない」「書くことがない」という方のために、インターンシップの選考を突破するための志望動機の書き方について解説します。事前準備の仕方他の就活生と差別化するポイント、ジャンル別の例文なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

企業がインターンシップの志望動機から知りたいことは?

企業がインターンシップにおいて志望動機を重視するのは、次のようなことを判断するためです。

①熱意
②目的意識の高さ
③プログラムとのマッチング

選考を通過する志望動機を書くために、企業側の意図をしっかりと理解しておきましょう。

熱意

志望動機からは、「学生が企業にどれくらい興味を持っているか」「学生の本気度」といった熱意の度合いが読み取れます。

企業側は、インターンシップを開催するために膨大なコストを投資しているものです。そのため、なるべくこれからの採用につながる可能性がありそうな意欲の高い学生にインターンシップに参加して欲しいと考えています。

志望動機を作成する際には、「興味」「やる気」「熱意」をアピールすることを意識しましょう。

目的意識の高さ

「みんなが参加しているから」「なんとなく参加してみようかな」という学生よりも、明確な目的のある学生に参加して欲しいと考えている企業は多いです。インターンシップを通して何を実現したいのか、どのように成長したいかを考えてみましょう。

自分に合ったインターンシップを選ぶためにも、目的意識は応募段階から持っておきたいものですが、なんとなく参加を決めたものでも「なぜ参加したいのか」を深掘りしていくことで答えが見えてくるはずです。どのような形でも、自分なりのゴールを設定してみてください。

プログラムとのマッチング

目的意識が高ければ良いというものでもありません。参加目的とプログラムの内容が一致しているかも重要なポイントとなります。なぜなら、マッチング度が低ければ、学生と企業の双方にとってマイナスとなってしまうからです。

例えば、幅広く業界研究や企業研究を進めたい学生にとって、実際の業務に長期的に携わっていくようなインターンシップは効率的ではありません。目的意識を持つことも大切ですが、プログラムとマッチングしているかを今一度確認してみましょう。

志望動機を作成する前の準備

選考を通過する志望動機を作成するためには、事前準備をしっかり行うことが大切です。一貫性のある志望動機を作成する際の土台になる部分のため、時間をかけて準備しましょう。

インターンシップでやりたいことを明確にする

まず必要なのは、インターンシップでやりたいことを明確にすることです。「インターンシップを通してどのようなことを得たいのか」「何を実現したいと考えているのか」を言語化してみましょう。

この点をはっきりとさせておくと、自分に合ったインターンシップを選択できるようになります。目的が明確になると説得力のある志望動機も書けるようになり、選考を通過しやすくなるでしょう。

例えば、業務を実際に体験することでスキルを身につけたいと考えているのであれば、インターンシップを通してスキルを磨くことが目的となります。イメージがわかない場合は、「インターンの後にどのような状態になっていたいか」を考えるのがおすすめです。未来から逆算することで、やりたいことも自然と見えてきます。

業界研究・企業研究をしておく

志望動機を作成するためには、業界研究・企業研究をしておくことも非常に大切です。インターンシップへの参加を考えている企業のことはもちろん、企業が属する業界や競合などの情報も研究しておきましょう。

業界研究や企業研究をする上で大切なのは、企業側の求める人物像を把握することです。ホームページや採用ページを見て、どのような人物が求められているのかを確認しておきましょう。

自己分析をしておく

自分の興味関心が向く業界や職種などは、自己分析をしなければわからないままです。インターンシップで実現したいビジョンを踏まえて、それに対して重視すべき軸を明確にしていきます。

特に思いつかない場合には、自分に何ができるかという視点で考えることも大切です。今まで周りに褒められたこと、得意だったことなどを思い出して、その強みをどうすれば活かしていけるかを言語化してみてください。

志望動機作成におすすめの文章構成

インターンシップの志望動機は次のような構成にすると書きやすいです。

1. 結論:参加の目的
2. 背景:興味をもった理由やきっかけ
3. 根拠:その企業を選んだ理由
4. 目標・結論の再掲示:インターンシップで成し遂げたいこと

それぞれのポイントについて詳しくみてみましょう。

結論:参加の目的

志望動機は、必ず「結論」から書き出しましょう。

企業側は、数多くのエントリーシートに目を通しています。その中で、結論まで長々と説明されている文章では、全体的に締まりがなく、流し読みされてしまうかもしれません。これでは印象が薄く、選考にも通過できない可能性が高くなります。

まずは結論から書き出し、読み手の興味を引きつけましょう。結論ファーストで述べることで伝えたいことが明確になり、相手にとっても読みやすい志望動機に仕上がります。

【例】
・企業についてもっとよく知りたい
・業界についての理解を深めたい
・職業体験をしてみたい
・スキルや知識を身につけたい
・社内の雰囲気を実際に見てみたい
・就活の企業選びに役立てたい

インターンシップに参加する理由は人それぞれ違うもので、正解はありません。なぜ参加したいのか、理由や目的を正直に書くようにしましょう。

背景:興味をもった理由やきっかけ

次に、はじめに述べた結論を裏付ける理由やきっかけについて記述します。その業界・企業・仕事に興味を持った理由もしっかりと述べましょう。できるだけ具体的な理由を語ることで説得力が高まります。

「こんな経験から業界に興味を持った」「こんな体験をしてこの職種に憧れを持つようになった」など、興味を持つようになったきっかけの具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。

【例】
アルバイトで、限られた予算や条件の中で集客をすることの難しさを経験してから、マーケティングに興味を持つようになりました。

根拠:その企業を選んだ理由

志望動機にさらに厚みを持たせるために、ここでは根拠となる「なぜその企業を選んだのか」について述べます。

近年では多くの企業がインターンシップを開催しており、同じような内容のインターンシップもあります。その中でなぜその企業のインターンシップを選んだのでしょうか。「この企業のインターンシップだからこそ経験できる」というように、企業への興味や熱意をアピールしましょう。

ここで説得力のある根拠を述べるためには、業界研究・企業研究が欠かせません。同じ業界の企業や同業他社と比べて、どういった特長・強みがあるかなども調べておくとスムーズです。

【例】
貴社を選んだ理由は、高品質で安全な食品を提供し続けることに対する強い使命感と、革新的な製品開発に挑戦する姿勢に共感したからです。特に、貴社の〇〇商品は私自身も愛用しており、その優れた品質と消費者からの信頼性の高さを実感しています。

目標・結論の再掲示:インターンシップで成し遂げたいこと

志望動機は締め方に悩むところですが、目標や結論の再掲示で締めましょう。再度インターンシップで成し遂げたいことを述べるのがおすすめです。

【例】
インターンシップを通じて業界や貴社についての理解を深めるとともに、将来マーケティング担当者として活躍するために必要な姿勢や知識を身につけたいです。

インターンシップの志望動機作成で意識すべきポイント

ここからは、他の就活生と差別化するために意識すべきポイントをご紹介します。

簡潔にまとめる

志望動機はできるだけ簡潔にまとめましょう。人気企業のインターンシップには応募が殺到するため、だらだらと長い文章になっていたり、要点がまとまっていない文章になっていたりすると、最後まで読んでもらえないことがあります。

いろいろな要素を詰め込みすぎると、どれも印象に残らないことが多いです。あれもこれもとアピールしたくなる気持ちはわかりますが、志望動機ではまず結論、次にその背景、そのあとに企業選びの根拠を示し、最後に結論を再度強調というように要点を押さえて記述しましょう。

内容に統一感を持たせる

志望動機は、流れや統一感を持たせることに配慮しましょう。志望動機は構成を分けて考えると書きやすくなりますが、それぞれのパートを別に考えてしまうと、統一感がなく、読みにくい志望動機に仕上がってしまいます。

書き始める前に大体でも全体像をイメージして、話の脈絡にずれが生じないように注意しましょう。

企業の求める人物像を意識する

志望動機を作る際には、企業が求める人物像を意識することも大切です。自分の経験や性質の中から、より企業の担当者に刺さるポイントを選んでアピールしましょう。

ここでもやはり徹底した企業研究が必要になります。企業の採用ページにはどんな人材を求めているかが記載されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。OB・OG訪問をして、どんな人が活躍しているかを社員の方に聞いてみるのも良いでしょう。

企業の求めるものに合わせて嘘を書くのは良くありませんが、企業に合わせてアピールポイントを変えていくのは必要なことです。企業の特徴や社風を理解し、自分のどのような性質や経験がより効果的なアピールとなるかをよく考えてみましょう。

主体性をアピールして差別化を図る

インターンシップでは、受け身ではなく、主体性が見られる積極的な姿勢が求められます。自身で考え、行動に移せることは、社会人にとって非常に大切な資質だからです。

そのため、志望動機でも主体性をアピールしましょう。自分なりにインターンシップにおける目標を考えて参加しているのだと伝えることで、企業側に好印象を抱いてもらえます。

スペースの8割以上は埋める

エントリーシートの場合、志望動機を書くスペースは決められていることがほとんどです。「200字程度で書いてください」「400字以内でまとめてください」など、字数が指定されていることもあります。

決められたスペースがある場合、文字数が指定されている場合は、最低でも8割以上は埋めるようにしましょう。つまり、指定文字数が200字以内だとしても、「160字以上200文字以内」で記述する必要があるということです。

あまりに空白が目立つと、参加意欲が低いという印象を与えてしまいかねないので、注意しましょう。

【ジャンル別】インターンシップの志望動機例文

ここでは人気のある業界別に、インターンシップの志望動機例文を文字数ごとにご紹介します。志望動機の作成に行き詰まった際に、ぜひ参考にしてください。

食品業界のインターンシップ志望動機

200字

私は食品業界での商品企画に関する知識を深めるために、貴社のインターンシップを志望しました。食品業界に興味を持ったのは、父の経営するレストランがきっかけです。特に商品企画に強く惹かれ、大学ではマーケティングを学びました。

貴社は「〇〇」というミッションのもと、笑顔と健康にこだわり抜いた商品開発を行っています。インターンシップで商品企画の業務を体験し、これまで学んできた知識がどのように活かせるかを知りたいです。

400字

私は食品業界での商品企画に関する知識を深めるために、貴社のインターンシップを志望しました。私が食品業界に興味を持ったのは、父の経営する小さなレストランでの経験からです。特に商品企画に強い興味を抱いており、大学ではマーケティングを専攻しました。ゼミで企業との合同製品開発を経験したこともあり、商品企画の難しさや魅力をさらに実感しました。

貴社は「〇〇」というミッションのもと、笑顔と健康にこだわり抜いた商品開発を行っています。今回のインターンシップでは、貴社ならではの商品開発のプロセスを経験できると伺いました。貴社の商品が多くの人々から選ばれる理由や、その裏にある戦略やアイデアを学びたいです。そして、これまで私が学んできた知識がどのように活かせるかを知るとともに、内にあるアイデアを形にするための方法を身につけたいと思います。

IT業界のインターンシップ志望動機

200字

DX開発の実務を通じてプログラミングスキルを磨きたいと考え、貴社のインターンシップを志望しました。私は大学で情報学を専攻しており、仲間と簡単なゲーム開発を行った経験もあります。

貴社はIT業界の中でも特にDX開発に力を入れており、最新の技術を用いた開発環境が整っています。最新のフレームワークにも触れられるインターンシップのため、ぜひ挑戦してみたいです。まだまだ実戦経験は不足していますが積極的な姿勢で臨みます。

400字

DX開発の実務を通じてプログラミングスキルを磨きたいと考え、貴社のインターンシップを志望しました。私は大学で情報学を専攻しており、日々さまざまな言語のプログラミングを学んでいます。その中で仲間とゲームを共同開発したこともありますが、チームで連携を取る難しさや0から生み出す楽しさを実感しました。そして、やはりより実践的なスキルを身につける必要性を感じています。

貴社はIT業界の中でも特にDX開発に力を入れており、最新の技術を用いた開発環境が整っています。また、インターンシップの中ではReactやNext.jsといった最新のフレームワークを使用するとのことで、いち早く技術を取り入れる貴社ならではだと魅力に感じました。まだまだ実戦経験は不足していますが、常に積極的な姿勢で臨み、いち早く貴社のプロジェクトに貢献できるエンジニアを目指したいです。

銀行業界のインターンシップ志望動機

200字

私は地方銀行で中小企業を支援する仕事を経験したいと思い、地元で唯一の貴行のインターンシップに志願しました。幼少期、私は商店街で遊び育ちましたが、今では閉店が増え地域経済が低迷しているのが現状です。こうした背景から金融業界に興味を持ち、地域を活性化させるためには地方銀行の力が不可欠であると考えています。貴行の法人渉外を経験できるインターンシップを通じて、地元企業のサポートを学びたいです。

400字

私は地方銀行で中小企業を支援する仕事をしたいと思い、地元で唯一の貴行のインターンシップに志願しました。幼少期、私の遊び場は商店街で、地元の方の笑顔や活気のあふれる空間で育ちました。しかし、今では閉店が増え、片手で数えられるほどの店舗数にまで減少してしまっています。この現実を目の当たりにし、地域経済を活性化させるためには何ができるかを考えているうちに、金融業界に興味を抱くようになりました。

地域を活性化させるには資金の流れが欠かせません。そのためには、メガバンクではなく、地域に密着した地方銀行で、地元の中小企業のニーズにしっかりと応えていく必要があります。貴行のインターンシップを通じて、地元の中小企業が持つ課題やニーズを理解し、サポートしていくために必要なスキルを身につけたいと考えています。そして、将来は地域の発展に貢献できる一員となりたいです。

メーカー業界のインターンシップ志望動機

200字

貴社のインターンシップを志望したのは、化学製品を通じて持続可能な農業に貢献したい思いがあるからです。私は農学部修士課程で肥料研究を行っており、土壌も作物も健やかであり続けるための方法を研究しています。

貴社は持続可能な農業の実現に向けて、肥料の利用効率を高めながらも生産性を損なわないサイクルを生み出しています。今回は研究開発も可能ということで、実務を通じて貴社ならではの運営ノウハウや最先端の肥料研究を学びたいです。

400字

貴社のインターンシップを志望したのは、化学製品を通じて持続可能な農業に貢献したい思いがあるからです。私は農学部修士課程で肥料研究を行っており、土壌も作物も健やかであり続けるための方法を研究しています。

貴社は先進的な化学技術と、様々なコスト削減を実現した植物工場の運営において高い評価を得ており、環境に配慮した持続可能な農業に取り組んでいます。特に、肥料の利用効率を高めながらも生産性を損なわないサイクルを生み出しており、単肥肥料については私の研究テーマとも一致しています。

今回の長期インターンシップでは、貴社の工場で実務と研究開発の両方を経験できるとのことなので、実際の栽培研究開発の現場で理解を深めるとともに、最先端の肥料研究を学びたいです。そして、将来は地球と作物に優しい肥料開発に貢献できる研究者として成長し、持続可能な農業の実現を叶えたいと考えています。

公務員のインターンシップ志望動機

200字

貴所のインターンシップに応募したのは、地域に寄り添う公務員という仕事に憧れがあったからです。公務員の仕事に興味を持ったのは、生まれ育ったこの地域に愛着があったことがきっかけです。大学卒業後はこの町の改善や発展にかかわる仕事がしたいと考えています。

〇〇市には地域を盛り上げるイベントも多く、観光客も増えてきていますが、教育の面では課題があると感じています。インターンシップを通じて地域貢献について今一度考え、市民のためにできることを考えたいです。

400字

貴所のインターンシップに応募したのは、地域に寄り添う公務員という仕事に憧れがあったからです。公務員の仕事に興味を持ったのは、生まれ育ったこの地域に愛着があったことがきっかけです。大学卒業後はこの町の改善や発展にかかわる仕事がしたいと考えていて、公務員であればそれが実現できると確信しています。

〇〇市には地域を盛り上げるイベントも多く、積極的な広告投資のおかげで観光客も増えてきていますが、教育の面では課題を感じることも多いです。これからの課題に向け、どのような対策を取っていくのかを知りたいと考えています。また、インターンシップを通じて実際の業務内容や仕組みを理解し、現場の雰囲気を感じながら自分に何ができるかを考えたいです。地域貢献について今一度考えを整理し、実務を通して自分に足りないものを見つけたいと思います。

ホテル業界のインターンシップ志望動機

200字

訪日外国人へのおもてなしに注力したサービスを多数展開されているからです。年に一度海外旅行に行く私でも、慣れない土地で腰を下ろすには、ホテルへの信頼感と安心感がなければ難しいと実感しています。

その中で貴社は、外国人観光客向けのシステム開発を積極的に行い、安心して宿泊できる仕組みを整えています。インターンシップを通じて、ホスピタリティの高さを実感するとともに、貴社ならではの接客ノウハウを身につけたいです。

400字

私が貴社のインターンシップを志望したのは、訪日外国人へのおもてなしに注力したサービスを多数展開されているからです。私自身、様々な文化に触れるために年に一度は必ず海外旅行に行くようにしているのですが、慣れない土地で腰を下ろすには、ホテルへの信頼感と安心感がなければ難しいと実感しています。

その中で貴社は、外国人観光客向けのシステム開発を積極的に行い、言語もわからず不安を抱えている方でも安心して宿泊できる仕組みを整えています。さらに、日本のおもてなしを感じてもらえるホスピタリティを実現し、口コミも常にトップクラスです。

今回のインターンシップでは、貴社のホテル業務を幅広く経験させていただけるとお伺いしております。インターンシップを通じて訪日外国人が安心して宿泊できるようにするための取り組みを知り、ホスピタリティの高さを実感するとともに、貴社ならではの接客ノウハウを学びたいです。

看護師のインターンシップ志望動機

200字

私が貴院の看護師のインターンシップを志望したのは、小児科の看護の仕事を志望しているからです。実は小さい頃から貴院にはお世話になっていた経験があり、家族に言えないような不安も貴院の看護師の方には自然と口に出すことができ、おかげで最後まで治療をやり抜けました。貴院は小児科診療に力を入れており、小さな子供でも不安を感じさせないさまざまな対策を打っていると伺っているため、インターンシップで実践的に学びたいです。

400字

私が貴院の看護師のインターンシップを志望したのは、小児科の看護の仕事を志望しているからです。実は小さい頃から貴院にはお世話になっていた経験があり、家族に言えないような不安も貴院の看護師の方には自然と口に出すことができ、おかげで最後まで治療をやり抜けました。病気は完治しましたが、今でも看護師皆様の優しい声音や表情が思い出されます。この経験がきっかけで、私は小児科専門の看護師を志すようになりました。あの時の看護師の皆様がしてくださったように、私も不安を取り除いてあげられる看護師になりたいです。

貴院は小児科診療に力を入れており、小さな子供でも不安を感じさせないさまざまな対策を打っていると伺っています。インターンシップで実践的に学びながら、表情や言葉の選び方といったコミュニケーション面についても習得できたらと思います。

インターンシップの志望動機が書けない理由

いざ志望動機を書こうと思っても、なかなか思いつかない場合もあるでしょう。ここでは、インターンシップの志望動機が書けない理由について見ていきます。

企業研究が足りていない

まず挙げられる理由は、企業研究が足りていないということです。選考を通過する志望動機を作成するには、なぜその企業のインターンシップを選ぼうと思ったのかという背景を書かなければなりません。そのため、企業研究が足りていないと差別化のポイントがわからず、なかなか書けなくなってしまいます。

企業研究が不十分な場合は、以下のような方法で企業研究を追加で行ってみてください。インターンシップに参加するための事前準備として、企業の特徴や強みを語れるようにしましょう。

・企業の採用ページを見る
・OB/OG訪問を行う
・ネットで先輩の企業研究例を見て参考にする

「志望業界とは違うけれど興味がある」という場合は、無理に志望業界であると伝える必要はありません。「自分は金融業界を中心に見ていたが、フィンテックが注目されているのでIT業界にも興味を持った」というように、きっかけをもとに視野が広がったエピソードを書いてみると説得力が増します。

志望度が低い

「本選考のための練習で受ける」というような場合など、そこまで志望度が高くないインターンシップの場合には、志望動機を書くのが難しくなってしまうかもしれません。

これは決して良くないことではなく、場数や経験が大事になってくる就活において、誰でもあり得る事態です。このような場合は、過去のインターンシップに参加していた方の体験談を見てみることをおすすめします。

インターンシップガイドでは、さまざまな業界や業種のインターン体験談を数多く取り揃えています。ぜひ参考にしてみてください。

興味を持った理由が明確になっていない

自分の興味があることや理由についてうまく整理できていない場合は、さらに一歩踏みこんで分析してみましょう。

「何に興味を持ったのか」「いつ興味を持ったのか」「なぜ興味を持ったのか」など、今まで自分が経験してきたことについて掘り下げて考えてみてください。そうすることで自分が好きなもの・嫌いなもの、何を重視しているかが分かり、自分がなぜこの業界・企業に興味をもったのかが見えてくるはずです。

志望動機を書くときに気をつけたいNGポイント

ここからは、志望動機を書くときに気をつけたいNGポイントについてご紹介します。ひとつでもあると選考で落とされてしまう可能性があるため、提出前に一度チェックしておくと安心です。

ありきたりな志望動機を使い回す

「社会貢献ができる」「志望業界の仕事を体験できる」などのように、どの企業でも当てはまりそうな内容では説得力がありません。その企業の強みや特徴を取り上げ、理由を具体的に書くようにしましょう。

参加する目的も「成長できそう」「スキルを身につけられそう」などと抽象的な内容では、意欲が伝わりません。なぜそのインターンシップに参加したいのか、どのような目標があるのかを具体的に伝えるようにしましょう。

福利厚生や給与を志望動機で述べる

特に長期のインターンシップでは、給与が発生したり福利厚生があったりする場合があります。何を目当てにインターンシップに参加するかは自由ですが、志望動機で福利厚生や給与について述べるのはあまりおすすめできません

企業側は、学生に福利厚生や給与を与えたくてインターンシップを開催しているわけではありません。多大なコストをかけてまで開催しているのは、優秀な学生との接点を作るといった採用面でのメリットがあるからです。

志望動機では、インターンシップでの自身の活躍を企業側にイメージしてもらうことが大切です。その点を意識した上で作成を進めましょう。

自分本位な志望動機になっている

志望動機が「勉強がしたい」「経験を積みたい」という自分本位な内容ばかりになってはいませんか?経験やスキルアップも重要ですが、企業があなたをインターン生として採用するメリットがないと選考に通ることは難しいです。

自分が企業に対してどのような貢献ができるのかという視点もプラスしてみてください。「自分のスキルや経験をいかしてこんな貢献ができる」ということがアピールできれば、担当者を惹きつけられるでしょう。

ES提出前に見直しをしない

どれだけ自信のある志望動機が作成できても、必ず提出前には見直しを行いましょう。

誤字脱字の他にも、指定された文字数を守れているかなどの決まりごとも必ずチェックを行います。声に出して読んでみて、詰まるような場所があれば表現を見直すのもおすすめです。

企業側は多くの書類に目を通さなければならないため、短時間で内容を理解できるものでなければその場で読むのをやめてしまう可能性があります。簡潔な表現を心がけ、心配な場合は第三者に確認してもらうなどしてブラッシュアップすることが大切です。

最後に

インターンシップの志望動機では、企業側にいかに活躍している姿を想像してもらえるかが重要となります。そのためには、自己分析や企業・業界研究など多くのことをやっておかなければなりません。早め早めの行動を心がけ、自信を持ってインターンシップに参加できるよう事前準備を進めましょう。

インターンシップガイドでは、さまざまな業界や業種のインターンシップを数多く取り揃えています。自身の希望に合わせて条件を絞ることもできるので、ぜひ下記ボタンからインターンシップを探してみてください。

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