富士フイルムの平均年収はどのくらい？初任給は？

就活生が志望企業を考えるうえで一つの指標となっているのが平均年収や福利厚生といった待遇面のデータです。待遇に関する情報はプライベートも充実させたい人や社会人から一人暮らしを始めようと考えている方には重要になってくるでしょう。今回は精密化学メーカーの富士フイルムの待遇面に関するデータをまとめました。富士フイルムはカメラメーカーという印象の就活生も多いですが、実際にはカメラだけでなく化粧品や医薬品などの製造・販売も行っています。富士フイルムの平均年収などの待遇面のデータだけでなく、業界や同業他社のデータとの比較も行う、化学メーカー志望の方必見の内容となっています。

平均年収

富士フイルムは持株会社である富士フイルムHDが有価証券報告書を提出しているため、有価証券報告書からは富士フイルムの社員の平均年収のデータは分かりません。参考までに口コミサイトによると富士フイルムの平均年収は824万円だそうです。

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初任給

富士フイルムの新卒採用情報によると新卒の初任給は事務系、技術系ともに下記の通りになります。
学部卒：235,000円
修士了：263,600円
博士了：288,300円
令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円となっており、大学卒(学士卒)の平均よりも高い初任給となっています。大学院修士課程修了は男女平均23万8900円のため、富士フイルムの初任給は平均より高くなっています。

年齢ごとの平均年収？

口コミサイトの情報によると年齢ごとの平均年収はおおよそ下記の通りになります。
20代前半～:400万～
20代後半～:600万～
30代前半～:800万～
30代後半～:900万～
役職クラスになるためには試験に合格する必要がありますが、役職クラスになれば年収1000万円を超えるそうです。

福利厚生

富士フイルムの福利厚生に関する情報です。休日休暇に関しては本社勤めの場合完全週休2日、夏休み、年末年始など年間123日、年次有給休暇、ストック休暇などとなっています。2020年の土日祝日の日数は120日となるため、基本的に土日祝日は休みとなり、プライベートも充実させやすいと思います。
ほかには社宅、独身寮、保養所などの施設や社会保険、年金、共済制度、各種生活保障、新幹線通勤補助、財形貯蓄制度、アクティブライフ休暇制度、住宅融資制度、育児休暇制度、介護休暇制度、ボランティア休職制度、看護休暇制度、介護休暇制度、短時間勤務制度、出産一時金などワークライフバランスを維持しやすい各種制度が整っています。
充実した福利厚生がある一方で口コミサイトによると新卒で一人暮らしを始めた場合でも、住宅補助は出ないそうなので、社会人になって一人暮らしを始める人は注意が必要です。

業界平均、同業他社との比較

富士フイルムが属している化学メーカー業界の平均年収は約656万円です。富士フイルムの平均年収は824万と言われているため、化学メーカー業界内でも好待遇と言うことができます。続いて同じ化学メーカーの同業他社との比較ですが、今回は旭化成と住友化学の2社との比較を行います。

住友化学と旭化成の平均年収は有価証券報告書から抜粋したものですが、富士フイルムは口コミサイトを参照したため、断定はできませんが富士フイルムの待遇はほかの大手化学メーカーと比べても引けをとらないものであると考えることができます。

富士フイルムに就職するためには

では富士フイルムに就職するためには何をしていけばいいのでしょうか。ほかの企業でも言えることですが、まずは富士フイルムに就職を少しでも考えている場合は早い段階から積極的に就職活動を始めることをおすすめします。本選考解禁前から就職活動を始める、インターンシップや就活イベントに参加することは早期選考や面接免除といった特別選考ルートへの招待につながる場合もあります。かくいう富士フイルムもインターンシップ参加者には一次面接免除といった恩恵があるそうです。富士フイルムのインターンシップには学年関係なく参加できるイベントもあるので、富士フイルム志望の1、2年生の方も積極的に参加するといいでしょう。

最後に

今回は大手化学メーカーの富士フイルムの平均年収や初任給といった待遇面の情報をまとめてみました。ここで気を付けたいのは、待遇に関する情報はあくまでも企業選びの一つの指標でしかないということです。自分が働きやすい環境から企業選びをすることも重要ですが、自分がやりたいことからも志望企業を選び、後悔のない就職活動をするようにしましょう。