PwCコンサル(PwCコンサルティング合同会社)はロンドンを本拠地としているコンサルティンファームの日本法人です。
デロイトトーマツ、KPMG、アーンスト・アンド・ヤング(EY)と共に世界4大コンサルティングファーム(Big4)にも挙げられます。
この記事ではPwCコンサルの平均年収や就活対策について解説します。
- ・PwCコンサルとは
- ・PwCコンサルの年収について
- ├平均年収、初任給
- ├具体的な役職と年収の例
- └他の企業と比較
- ・人気企業で働きたい!PwCコンサルの就活対策
- ├ケース面接に備える
- └逆質問をいくつか用意
- ・最後に
PwCコンサルとは
PwCコンサルは1983年に設立された企業で、本社を東京都千代田区大手町に置いています。事業内容はサイバー脅威の解決を支援する「サイバーセキュリティ」、データ分析やデータ資産の活用を支援する「データアナリティクス」、経営戦略全般で価値創造を行う「Value Creation in Deals」、リスクおよびガバナンスに関するサービスに貢献する「リスク&ガバナンス」、SDGs、社会課題解決を支援する「サステナビリティ経営支援サービス」、企業成長への変革を行う「Fit for Growth」があります。
PwCコンサルの年収について
就活生からの人気も高いPwCコンサルの年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて解説します。
平均年収、初任給
PwCコンサルは上場していないため平均年収を公開していません。そこで就職転職情報サイトOpenWork(オープンワーク)より推定年収を紹介します。2022年11月時点のデータを参考にしています。
PwCコンサルの推定平均年収は957万円です。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。
PwCコンサルでは「戦略コンサルタント職(Strategy&)」「戦略コンサルタント職(TCS/TS/X-VT)」「ビジネスコンサルタント職」「デジタルコンサルタント職」「ITソリューションコンサルタント職」の5つの職種で採用を行っています。1年目の標準年収は以下の通りです。
標準年収額 550万円(業績賞与を含む昨年度支給実績)
具体的な役職と年収の例
就職転職情報サイトOpenWork(オープンワーク)の口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。
テクノロジー 在籍3~5年 中途 男性 1350万円
ディレクター 在籍1年 中途 男性 2400万円
コンサルタント 在籍3年未満 中途 男性 800万円
コンサルタント 在籍5~10年 中途 男性 950万円
金融サービス 在籍5~10年 中途 男性 1500万円
管理職 在籍5~10年 中途 男性 1300万円
口コミによると5-attributeという、5つの視点を5段階でそれぞれ評価するという制度が取り入れられています。プロジェクトごとに関係者からこの評価をもらい、半年に一度の評価会議を実施して昇進の可否を決定するとのことです。
他の企業と比較
ブンナビ!2024(https://bunnabi.jp/2024/)を参考に専門コンサルタント業界、同業他社と平均年収を比較します。データは2022年11月時点のものです。
専門コンサルタント業界の平均年収は787万円です。PwCコンサルの平均年収は推定平均年収は957万円であったため、業界平均よりもかなり高い水準であることがわかりました。
次に専門コンサルタント業界他社と比較します。
日本M&Aセンター 1,243万円
タナベコンサルティンググループ 691万円
ベイカレント・コンサルティング 1,101万円
ラックランド 518万円
シグマクシス・ホールディングス 1,169万円
本社が国外にある企業は上場していない場合が多く、他のBig4も平均年収は公開されていませんが、別の同業他社と比べるとPwCコンサルの推定平均年収は少し低い水準でした。
人気企業で働きたい!PwCコンサルの就活対策
人気企業であるPwCコンサルの就職はかなり難易度が高いです。そんなPwCコンサルで内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
ケース面接に備える
就活本選考体験記(2022卒,コンサルタント職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-pwc9)によると、面接の一部にケース面接があるとのことです。人によって内容は違いますが、ある内定者は「コロナ禍で、ITを使ってチェーン店のカフェの利益をキープするには」というお題だったそうです。事前に考えることは難しいですが、どんなお題でも論理的に話せるよう準備しておきましょう。
逆質問をいくつか用意
就活本選考体験記(2022年卒,ITソリューションコンサルティング)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-pwc8 )によると、二次面接(最終面接)では逆質問の時間が非常に長く取られたとのことでした。1〜2問ではなく5問程度は質問を用意しておきましょう。
最後に
PwCコンサルの推定平均年収は957万円でした。PwCコンサルに限らずコンサルティングファームの選考では論理的思考力がポイントとなります。早めに対策してケース面接やグループディスカッションに慣れておきましょう。
【業界平均年収・各社平均年収データ参考(2022年11月時点)】
PwCコンサル
https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0C30000003Llud&q_no=2
日本M&Aセンター
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd=75578&ccd2=75578&corp_flg=0
タナベコンサルティンググループ
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68605
ベイカレント・コンサルティング
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=75935
ラックランド
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68577
レオクラン
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=77996
シグマクシス・ホールディングス
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=82680
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