学生が企業で業務体験を行うインターンシップは年々知名度を上げており、最近の就職活動には欠かせないものになっています。
2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2,974名)を対象に実施した「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ調査」によると、10月時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した学生は、83.6%です。
【出典:10月時点インターンシップ参加状況(マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ調査 https://news.mynavi.jp/article/20211104-2177181/ )】
インターン参加率と平均参加社数を示した上の表からもインターンの重要性がうかがえます。
しかしインターンと聞くと就活生が夏休みに参加するというイメージを持っている人も多く、秋や冬に行われるインターンは見逃しているという就活生もまだまだ多いです。
秋冬インターンには「早期選考の可能性がある」「倍率が低い」などメリットがたくさんあります。この記事では夏のインターンとの違いや秋冬インターン参加を特におすすめする人について紹介します。
- ・秋冬インターンの特徴
- ├秋冬インターンの開催時期は10月~2月
- └秋冬インターンの目的
- ・秋冬インターンのメリット
- ├早期選考に繋がる可能性が高い
- └競争率が低い
- ・秋冬インターン参加をおすすめする人
- ├サマーインターンに参加できなかった人
- ├志望業界がある程度絞れている人
- └ES・面接に自信がない人
- ・最後に
秋冬インターンの特徴
秋冬インターンの開催時期は10月~2月
秋冬のインターンとは、就活生である大学3年もしくは修士1年の10月から2月に開催されるインターンシップのことです。応募を8月ごろから行う企業もあります。
本選考は早期選考であれば年明けから、通常の選考であれば翌年の3月からはじまることが多いため、就活生の秋~冬は学生が行きたい企業を決める時期です。
秋冬インターンの目的
就活生がインターンシップに参加する目的は「業界研究・企業研究を行う」「早期選考にのって就活を有利に進める」「本選考の前に選考の経験を積む」などです。実際に職場で業務を体験できるインターンシップでは社員と直接話すことでweb上では得られない情報を得られるとともに、結果を残した学生は早期選考に呼ばれることもあります。また最近ではインターンシップを重要視している企業が増えているため本選考よりも倍率が高いことも珍しくありません。本選考の前に企業の選考を受けられることは練習の場としてもちょうどよいでしょう。
秋冬インターンの目的も変わりませんがインターンシップの内容は少し違います。サマーインターンはまだ就活をはじめたばかりの学生が多いため、インターンの内容も企業説明で終わってしまうものや自己分析の助けになるようなプログラムも多いです。一方秋冬インターンはある程度就活が進んで志望業界が固まっている学生が多いのでより実際の業務に近いワークに取り組むことができます。
秋冬インターンのメリット
早期選考に繋がる可能性が高い
特に秋冬インターンの大きなメリットとなるのは「早期選考にのって就活を有利に進める」ことです。サマーインターンに比べて本選考に近い時期に開催されていることから企業側も内定を意識しており、内定直結のインターンや早期選考に繋がるインターンの割合も多くなっています。数は多くないですが秋冬インターンからしか採用しない企業もあるため志望度の高い企業のインターンは必ずチェックしましょう。
競争率が低い
サマーインターンは就活生からの知名度も高く、大学の夏休みの期間に開催されるため競争率はとても高くなります。一方秋冬インターンは大学の授業や研究との両立が求められるため競争率は下がります。周りが就活を休んでいる時期にインターンに参加することで有利に就活を進めることが可能です。
秋冬インターン参加をおすすめする人
サマーインターンに参加できなかった人
秋冬インターンにはサマーインターンに応募したけど選考に落ちてしまった人の参加がおすすめです。前述のとおり秋冬インターンは競争率が下がるためサマーインターンに受からなかった人でも参加できる可能性があります。インターンシップは他のセミナーよりも社員との距離が近く、志望理由も固めることができるのでサマーインターンに参加できなかった人はぜひ挑戦しましょう。
志望業界がある程度絞れている人
秋冬の時期は大学の授業があるため就活に使える時間は限られています。インターンシップは選考から参加まである程度時間がかかるものです。まだ志望業界が絞れていない、就活をはじめたばかりという人は使える時間を逆算してインターンシップに参加するのか、合同説明会で業界や企業に出会うことを優先するのか考えましょう。
ES・面接に自信がない人
まだES(エントリーシート)、面接の受け答えに自信がないという人こそインターンへの挑戦をおすすめします。いきなり本選考に挑むのは危険ですし、緊張して言いたいことが言えないこともありえます。模擬面接や面接イベントも開催されてますが、やはり本番の緊張感は味わえません。緊張しやすい、上手く話せるか不安という人ほどインターン選考で面接経験を積んでおきましょう。
最後に
秋冬インターンは大学3年もしくは修士1年の10月から2月に開催されるインターンシップのことです。大学との両立が求められるため忙しくなりますが、他の就活生が動かないぶん難易度は下がります。本選考前に経験を積む最後のチャンスでもあるのでぜひ挑戦してください。
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