インターンには、ビジネスシーンにふさわしい格好で参加しなければなりません。「黒髪で行くべき?」「どのくらいの明るさまでなら問題ないの?」など、インターン中の髪色で悩む方は多いでしょう。ここではインターン中でもOKな髪色のレベルや、黒染めしたくない場合の対処法などをご紹介します。
- ・髪色はインターンの評価に影響する?
- ├基本の髪色はやはり黒
- ├男性の髪色は厳しめ
- └地毛が明るい場合はそのままでOK
- ・インターン参加前に知っておきたい髪色別の印象
- ├日本人の一般的な髪色の場合
- ├少し明るい茶色の場合
- └かなり明るい茶色の場合
- ・髪色がどこまでOKかはインターン先の業界による
- ├黒が推奨される業界
- ├暗めの茶色(ダークブラウン)ならOKな業界
- └茶髪でもOKな業界
- ・インターンの髪色は暗めが無難といわれる理由
- ├真面目さ・清潔さを感じられるから
- └学生らしいフレッシュさを感じられるから
- ・インターンの髪色に迷ったときの判断基準
- ├業務に支障がないか
- ├納得できる理由を挙げられるか
- └同じ髪色の社員を想像できるか
- ・インターンのために黒染めしたくないなら
- ├自由な社風の会社を探す
- ├ワンデイヘアカラーを使う
- └ウィッグを使う
- ・最後に
髪色はインターンの評価に影響する?
インターンは就業体験の場であるため、清潔感や真面目な印象が大切となります。では、髪色がインターンの評価に影響することはあるのでしょうか。ここでは、インターンにおける髪色の評価について解説します。
基本の髪色はやはり黒
インターンでの基本の髪色といえば、やはり黒色です。茶髪や明るい髪色だと「身だしなみがなっていない」「TPOをわきまえていない」などのマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
インターンの評価に直接的な影響はないとしても、髪色によって先入観が芽生えてしまうかもしれません。髪色に対しての考え方は企業や担当者によって変わってくるものですが、評価が気になる場面では無難さを選ぶのが安全です。
他の就活生と同じ視点で見てもらうためにも、髪色は黒を基本としておいた方が良いでしょう。
男性の髪色は厳しめ
男性の髪色は、女性と比べると厳しめである場合が多くあります。女性であれば暗めの茶髪までならOKの企業でも、男性は黒髪のみというケースは少なくありません。
これは、男性の身だしなみの基準として浸透している髪色が黒であるからです。多くの企業で男性の茶髪は好ましくないとされているため、インターンでも黒髪で参加した方が良いでしょう。
地毛が明るい場合はそのままでOK
元々の地毛が明るいという場合には、黒染めせずにそのままで参加しても問題ありません。心配な場合は地毛証明書を発行して持参したり、事前に担当者に伝えたりすると良いでしょう。
インターン参加前に知っておきたい髪色別の印象
ここからは、髪色別の印象をご紹介します。ヘアカラースケールの髪色レベルと併せて解説するので参考にしてください。
日本人の一般的な髪色の場合
日本人の一般的な髪色は、ヘアカラースケールの髪色レベル4〜5とされています。レベル7までの髪色は茶髪よりも暗く、「清楚」「誠実」「自然体」といった印象を持ってもらえる髪色です。
カラーをしていても、レベル7までのトーンであれば許容している企業も多くあります。インターンの髪色で迷ったときは基準にすると良いでしょう。
少し明るい茶色の場合
少し明るい茶色というと、ヘアカラースケールの髪色レベル10までが一般的です。黒髪よりも黄色味が出るため、染めていることがわかりやすくなります。
このレベルの髪色になると、「活発」「明るい」といったプラスの印象を持ってもらえる場合と、「不真面目」「浮ついている」といったマイナスの印象を持ってしまう場合に分かれます。
どちらの印象になるかは担当者や企業の基準によって変わってくるため、心配な場合はレベル7までに抑えておくのが無難です。
かなり明るい茶色の場合
ヘアカラースケールのレベル10以降のかなり明るい茶色は、室内でも十分に明るく見える髪色で、より色味がわかりやすくなります。
このレベルの髪色はアルバイトでもNGのことがあり、インターンのようなビジネスの場では特に「まだ学生気分が抜けていない」「TPOを意識できていない」といったマイナスな印象に繋がりやすいです。
インターン先が髪色自由でない限り、レベル10以降の髪色は控えた方が良いでしょう。
髪色がどこまでOKかはインターン先の業界による
「原則黒髪のみ」「暗めの茶髪までならあり」というように、髪色がどこまでOKかはインターン先の業界によって変わってきます。ここでは、ご参考までに日本ヘアカラー協会(JHCA)が提唱している「レベルスケール」(髪色の見本)に沿って、業界別に髪色レベルをご紹介します。
黒が推奨される業界
黒が推奨される業界には、金融・医療・福祉・公務員・ホテルなどが挙げられます。これらの業界は信頼性や堅実さが求められるため、暗めの色が望ましいです。
男性:黒
女性:ほぼ黒(レベル5まで)
日本人の髪色は、ヘアカラースケールの髪色レベル4〜5が一般的です。女性でもレベル5までの髪色が目安になっていることがあり、染めた髪はほとんどの場合においてNGということになります。
暗めの茶色(ダークブラウン)ならOKな業界
暗めの茶色までならOKな業界には、一般的な企業やサービス業が挙げられます。これらの業界の場合、染めていることがあからさまに分からない程度であればマイナスな印象になることはあまりありません。
男性:ほぼ黒(レベル5まで)
女性:ダークブラウン(レベル7程度)
髪色に迷った場合は、インターン先の社員と同等か暗めにしておくのが無難です。
茶髪でもOKな業界
アパレル・美容・デザインなどのクリエイティブな業界では、髪色も表現のひとつと考えられ、男女ともに自由な職場が多いです。そのため、明るい茶髪でもOKな場合があります。しかし、インターンの場合は無難さを重視し、はじめの段階では髪色レベルも7までに抑えておくのがおすすめです。
男性:ダークブラウン(レベル7程度)
女性:ダークブラウン(レベル7程度)
完全に髪色自由の企業であっても、インナーを入れたり、金髪にしたりするのは避けた方が良いでしょう。
インターンの髪型についても確認しておこう
インターンの髪色は暗めが無難といわれる理由
ビジネスにおいては、「相手にどのように思われるか」が何よりも重要です。自分が意図していなくても、相手に誤解を与えかねないのであれば避けなければなりません。それは髪色でも同じであり、インターンでは暗めが無難とされるのにも理由があります。
真面目さ・清潔さを感じられるから
暗めの落ち着いた髪色は、真面目さや清潔さを感じられます。「真剣に取り組んでくれそう」「TPOに応じて判断できている」といった印象を抱いてもらえるため、インターンの選考でも不利になることはありません。
一方で、明るい髪色は人によって印象が変わります。好印象を抱いてもらえることもあれば、「学生気分のままでいる」「TPOが守れていない」と悪印象になることもあるでしょう。
他人からの評価が重要視されるビジネスシーンにおいては、第一印象による先入観が大きな影響を与えます。暗めの髪色で真面目さ・清潔さをアピールし、フラットな視点で評価してもらえるようにしましょう。
学生らしいフレッシュさを感じられるから
髪色が落ち着いていると、学生らしいフレッシュさを感じられます。ここでいうフレッシュさとは、何でも吸収して前進してくれそうな様子のことです。
企業側はインターン生に専門性を求めているのではありません。もちろん即戦力を求めているインターンもありますが、学生の育成を前提として今後の活躍を期待するインターンも数多くあります。
学生らしいフレッシュさを感じられると「素直に受け入れてくれそう」「学生ならではのエネルギッシュな姿勢で成長していってくれそう」といった印象があり、企業側としてはこれからが楽しみに感じるものです。第一印象でフレッシュさを感じてもらうためには、やはり暗めの落ち着いた髪色の方が良いといえます。
インターンの髪色に迷ったときの判断基準
インターンの髪色に迷ったときは、以下の3つの基準で判断しましょう。
・業務に支障がないか
・納得できる理由を挙げられるか
・同じ髪色の社員を想像できるか
業務に支障がないか
例えば対人を伴うような営業インターンなどでは、髪色が大きな影響を与えます。明るい髪色では業務に支障が生じ、顧客からの信頼が得られないかもしれません。
自由な社風で成果が重視されるような企業であっても、髪色で業務に支障が出るのであれば成果も上げられないためNGです。迷ったときは、その髪色で業務に支障がないと言い切れるかを考えてみましょう。
納得できる理由を挙げられるか
就職活動の一貫としてインターンに取り組む学生も多い中、あえてその髪色で挑むことに対して、納得できる理由は挙げられるでしょうか。もし相手が納得し、かつ好印象を抱くような回答ができるのであれば、自信を持ってインターンに臨んで良いでしょう。
例えば、「現在取り組んでいる〇〇活動のため」などの理由であれば、企業側にも納得してもらえるかもしれません。これが難しいのであれば、暗めの髪色で参加した方が良いといえます。
同じ髪色の社員を想像できるか
最後の判断基準として有効なのが、同じ髪色の社員を想像できるかという点です。インターンの髪色は、最終的には世間体も含めて企業側が受け入れるかが重要となります。
企業側がOKなのであれば、黒髪である必要はありません。
社風や企業文化を確認し、同じ髪色の社員を想像できるかを考えてみましょう。企業のSNSなどがあれば、社員の髪色を直接確認してみるのがおすすめです。
インターンのために黒染めしたくないなら
学生の中には、インターンのためだけに黒染めしたくないという方もいるかもしれません。ここでは、黒染めしたくない場合の対処法をご紹介します。
自由な社風の会社を探す
インターンを募集している企業の中には、髪色自由という企業も多くあります。例えば、自由な社風のベンチャー企業・アパレル業界・美容業界などは、髪色自由のところが多いです。
インターンのために黒染めしたくないのであれば、髪色自由の企業に絞ってインターンを探してみると良いでしょう。
インターンシップガイドでは、実際にインターンに参加した学生の体験談を多数掲載しています。髪色について不安がある場合には、インターン体験談から社風や企業分析をしてみるのもおすすめです。
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ワンデイヘアカラーを使う
1day就業体験や短期インターンのように1〜5日間程度のインターンなのであれば、ワンデイヘアカラーを使うのもおすすめです。ワンデイヘアカラーを使えば、1日だけ髪色を黒くしたり暗い色にしたりできます。
スプレー・クリーム・ワックスなどさまざまなタイプがあるので、使いやすいものを選びましょう。
ただし、ワンデイヘアカラーは中の方まできれいに染めるのが難しかったり、染めムラが出てしまったりする可能性があります。通常のヘアカラーに比べて不自然な色・質感になることもあるので、事前に試しておくのがおすすめです。
ウィッグを使う
長期間のインターンでどうしても染めたくないという場合は、ウィッグを使うのも良いでしょう。ただ、ワンデイヘアカラーと同じく不自然な印象になることもあるため、選ぶ際は注意が必要です。
最後に
第一印象は見た目で決まることも多いため、悪目立ちする要素はなるべく排除する方が無難です。好きな髪型や髪色にするチャンスは就職後にいくらでもあるので、少しの間だけ我慢して悔いのないよう就活をやりきりましょう。
インターンシップガイドでは、さまざまな企業のインターンをご紹介しています。自由な社風の会社を探すこともできるため、髪色自由のインターンをお探しの際はぜひ活用してみてください。
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