【業界研究】スポーツメーカーに就職するには~業界の現状・仕事内容・就活対策を解説~

部活動などでスポーツに取り組んでいた就活生の中には「お世話になってきたスポーツメーカーに就職したい!」と考える方も少なくないのではないでしょうか?スポーツメーカーへの就職を志望する時には、スポーツメーカー業界の現状を把握した上で、適切な就活対策を取っていく必要があります。

そこで今回は、スポーツメーカー業界の現状や仕事内容を解説します。その上でスポーツメーカーにおすすめの就職活動対策をご紹介しますのでご覧ください。

【業界研究】スポーツメーカーに就職するには~業界の現状・仕事内容・就活対策を解説~
目次

スポーツメーカー業界の現状は?

アウトドアやランニングの流行が後押し

スポーツメーカー業界は2013年から2015年まで売り上げを伸ばし、そこから現在まで横ばいの状態が続いており、2019年時点での業界規模は1兆1,491億円となっています。

特に近年では手軽に始められるランニングが流行しており、ランニングシューズなどのグッズは順調な売れ行きとなっています。また、登山やキャンプなどのアウトドア用品もスポーツメーカー業界の売上を支える柱となっています。

海外展開にも力を入れている

スポーツメーカー業界のメインとなる顧客層は子どもや若者世代です。そのため、少子化が進む日本国内では新たなターゲット層の発掘が急務となっています。

現在では国内で中高年層向けのスポーツ用品開発に力を入れるほか、海外展開にも力を入れている企業も多く見られます。しかし、海外のスポーツメーカーにはライバルが多いため、その中でどのように生き残っていくかが大きな課題となっています。

スポーツメーカーの仕事内容は?

営業

スポーツメーカー業界を代表する仕事の1つが「営業」です。スポーツメーカーは自社の直営店はもちろん、小売店でスポーツ用品や関連グッズを販売しています。小売店で自社の商品を販売してもらえるよう働きかけるのが営業の仕事です。

商品を置いてもらうだけでなく、多くのお客様の目に留まる場所への配置をお願いしたり、お店でのイベントを開催したりといった役割も担っています。

マーケティング

新商品の企画やプロモーション戦略に取り組むのが「マーケティング」の仕事です。新たな商品を生み出すところからお客様の手に渡るまでの幅広い業務に携わるため、マーケティングの仲間とうまく分担しながら仕事を進めていく必要がありますし、様々な部署の社員と協力しなければなりません。

また、スポーツメーカー業界に特有の「スポーツマーケティング」では、スポーツ大会やチーム・選手などをサポートします。

デザイナー

マーケティングが考案した新商品のアイデアやコンセプトに伴い、デザインを行うのが「デザイナー」の仕事です。

企業や案件によって色や形がすでに指定されている場合もあれば、大部分をデザイナーの裁量に任される場合もあります。求められているデザインをしっかり聴き取り、ニーズに合わせて柔軟に対応できる能力が必要となります。

研究開発

スポーツウェアや関連商品の新素材を開発したり、選手のパフォーマンス解析やシミュレーションを繰り返し、より良い商品づくりに生かしたりするのが「研究開発」の役割です。

研究開発の仕事を志望する場合には、大学や大学院でスポーツに関わる研究に取り組んできた経験や数学的知識を習得していることが求められます。

人事・法務・経理・広報

スポーツメーカーにも、他の企業と同じように人事・法務・経理・広報といった仕事があります。「人事」では社員の採用・育成・異動などを担います。また、自社の商品が法律や基準を遵守しているかをチェックする「法務」も次々と新商品を生み出すスポーツメーカーには欠かせない仕事です。

さらに企業で動くお金を取りまとめる「経理」、商品やブランドを広く知ってもらうための「広報」も、企業の経営や運営を支える柱となっています。

スポーツメーカーの就職活動対策とは?

スポーツメーカーが求める人材を理解する

スポーツメーカー業界への就職を志望している方は、まずスポーツメーカーがどのような人材を求めているかを理解しましょう。スポーツメーカー業界では、海外への事業展開を拡大しようとしている企業は少なくありません。そのため、海外でも活躍できる語学力やチャレンジ精神を持った人材が求められます。

また、1つのスポーツ用品を作り上げるには社内外問わず、他者と協力し合うことが必要ですので、協調性やコミュニケーション能力も求められるでしょう。

志望する企業を絞る

スポーツメーカー業界や求められている人材をある程度理解したら、志望する企業を絞っていきましょう。 同じスポーツメーカーの企業でも、経営方針や社風は全く異なります。会社説明会やOB・OG訪問をうまく活用して実際に働く社員の声を聴き、働いている自分の姿がイメージできるような企業を見つけてみましょう。

志望する職種に合わせてスキルを伸ばす

スポーツメーカー業界では、さまざまな職種の社員が働いており、職種によって仕事内容も必要となるスキルも異なります。「自分はどの職種を志望するのか」をよく検討し、必要となるスキルを意識して伸ばすようにしておくと、自己PRなどの質問への回答に答えやすくなりますし、入社への本気度合いを伝えることにもつながります。

スポーツメーカーに就職するには

英語力や海外経験をアピール

スポーツメーカー大手は、ナイキやアディダスなど世界的にも有名な外資系企業が多いです。外資系企業はもちろん英語力をいかす機会が多いですし、日系企業でも海外進出に積極的なスポーツメーカーが多いので英語力や海外経験は有力なアピールになります。

英語力を示す資格として、TOEICスコアを取得しておくと英語力をわかりやすくアピールすることが可能です。海外留学や語学留学などの経験も、スポーツメーカーの就活では効果的なアピールになるでしょう。

学歴よりも人間力をアピール

スポーツメーカーは、給料は高いとは言えない企業が多いです。それでもスポーツが好きな人は多く、有名スポーツメーカーには優秀な学生が集まるため競争率は高いのが現実です。

採用で学歴や学部にこだわる企業は少なく、スポーツの経験なども条件になることはありません。しかし商品開発部門の研究・開発職は、理系学部出身であることが応募条件となっているスポーツメーカーが多いです。

新卒の採用では学歴よりも人間的な魅力が重視されることが多いので、自分の個性を磨いて人間的な魅力をアピールするといいでしょう。

インターンシップに参加する

スポーツメーカーへの就職を目指すなら、スポーツ業界の企業が実施するインターンシップに参加するのがおすすめです。

スポーツメーカーのインターンシップでは業界について詳しく学べる講座を受けられたり、仕事体験ができたりします。グループワークで仕事を疑似体験したり、社員の方に直接質問できる座談会が設けられることも多いです。

仕事体験や職場見学などを通して企業への理解が深まるはずです。企業を比較するには複数の企業のインターンシップに参加してみるといいでしょう。

最後に

スポーツメーカー業界では、国内の少子化が進む中でシニア層や海外に新たなターゲットを見つけることが求められています。このような変革期にあるスポーツメーカー業界を志望する際には、与えられる仕事をこなすだけでなく、熱意やチャレンジ精神を持った人材が必要となります。

また、企業によってはさらに異なるスキルが求められるでしょう。スポーツメーカー業界はもちろん、自分が志望する企業についての理解を深め、スキルの足りない部分を補えるように早めに準備しておきましょう。

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