運動が好きだったり、好きなスポーツがあったりして、スポーツ業界の仕事に興味を持つ人も多いと思います。「どんな仕事があるのか」や「職場の雰囲気」が気になっているならインターンシップに参加してみるのがおすすめです。
ここではスポーツ業界のインターン実施が多い時期、インターンで体験できる職種や仕事内容、など解説します。選考の流れや対策も参考にしてください。
- ・スポーツ業界の就職先
- ├スポーツメーカー
- ├卸・小売
- └スポーツ施設・ジム
- ・【職種別】スポーツ業界インターンの内容
- ├研究・開発・商品企画職
- ├マーケティング職
- ├営業職
- └販売職
- ・スポーツ業界インターンの募集時期と期間
- ├募集が多い時期は夏と冬
- └スポーツ業界インターンの期間
- ・スポーツ業界インターンの選考方法と対策
- ├書類選考
- └面接
- ・スポーツ業界インターンの探し方
- ├企業のホームページやSNSで探す
- ├大学で探す
- └インターン専門のサービスで探す
- ・最後に
スポーツ業界の就職先
スポーツ用品の製造・販売、スポーツジムやスタジアムの運営、スポーツイベントの企画など、スポーツに関連するビジネスや事業はさまざまなものがあります。レジャー、アパレルのように分野の垣根を超えて事業が行われることも多く、扱う領域は幅広いです。
スポーツメーカー
スポーツ業界で大きな市場を占めるのがスポーツ用品市場で、世界的にはナイキとアディダスが総合メーカーの2強となっています。その他にも、アンダーアーマー、ニューバランス、プーマなど国際的なスポーツメーカーはたくさんあります。
国内では、売上高順にアシックス、ミズノ、ヨネックスが挙げられます。それぞれシューズ製品に比重を置いていたり、特定の種目に特化した商品を展開していたりと特徴があります。
卸・小売
スポーツ用品市場になくてはならないのが、卸・小売りです。小売りの大手三社にアルペン、ゼビオホールディングス、ヒマラヤがあります。卸としては、野球用具に定評のあるゼット、野球・サッカー用品を得意とするエスエスケイの売上が大きいです。
アパレルを中心事業とする企業が、デサントやゴールドウィンです。近年のランニングブーム、スポーツウエアの日常的なファッション化が見られることから、スポーツのアパレル市場は拡大していくでしょう。
スポーツ施設・ジム
スポーツ関連施設は、競技が行われるスタジアムや競技場、ゴルフ場、ジムなどがあります。これまでゴルフ市場は安定的でしたが最近ではゴルフ事業から撤退する動きが見られたり、少子高齢化が進めば各種の競技人口自体も減っていくことが予想されます。
対して、フィットネスクラブやスポーツジムの業績は右肩上がりです。女性会員が増えていたり、健康志向ブームを背景にまだまだ伸びていくと考えられます。
【職種別】スポーツ業界インターンの内容
研究・開発・商品企画職
商品開発の仕事を担うポジションです。インターンシップでは、商品企画のワークショップを体験できるものが多いです。
ニーズの発見、商品コンセプトの設計、ターゲット設定、デザインの選定、価格調整といったプロセスを体験できます。実現したい商品がある、創造力を生かしたいという学生におすすめのインターンです。
マーケティング職
マーケティングは、商品の販売促進がメインになります。低コストで効率的に商品を運ぶための最適な流通経路を考えたり、販売エリアや広告媒体・手法を工夫して販売戦略を練ったりします。
製品そのもののデザインやコンセプトも大事ですが、店舗によってアプローチも変わります。企画・販売・営業など他職種との連携をしながら、調査・データ分析などします。
営業職
インターンシップではロールプレイングやグループワークを通して、商品の説明方法、セールスのやり方、アポの取り方などの業務を体験できることが多いです。
BtoBの卸やメーカーとBtoCの小売では、営業のやり方は異なります。自分がどんな顧客(お客様)を相手にしたいのか、インターンシップを通して考えてみるのも良いかもしれません。
販売職
店頭で商品を販売する業務で、スポーツショップでの仕事に憧れている学生におすすめです。自分の知識や経験を生かして、店舗を訪れる子どもたちや競技者に自分の言葉で商品を提案できるなどのやりがいがあるでしょう。
スポーツ業界インターンの募集時期と期間
募集が多い時期は夏と冬
スポーツ業界インターンの募集は、8〜9月の夏の時期と、1〜2月の冬の時期が多いです。夏休みや冬休みの時期に合わせて実施されるので、参加しやすいでしょう。
スポーツ業界は他の業界と比較すると、秋開催や冬開催のインターンもかなりあります。夏のインターン募集に間に合わなかった方も参加できる可能性があるので、秋から冬にかけての募集も探してみてください。
スポーツ業界インターンの期間
スポーツ業界インターンの期間は、企業によりさまざまです。1日だけの1DAYインターンシップ、2〜3日のプログラム、数ヶ月〜半年に渡る長期インターンなどがあります。
スポーツ業界の大手企業だと短期インターンの募集がほとんどですが、中小企業やベンチャーだと、長期インターンを募集していることがあります。職種は営業、マーケティング、企画などがあります。長期インターンは時期に関係なく通年で募集しているところが多いので、こまめに募集情報をチェックしてみてください。
スポーツ業界インターンの選考方法と対策
書類選考
学生が満足できるようなサポートの丁寧なインターンシップを開催するためには人数を制限する必要があり、ほとんどの企業が書類での選考を行います。国際的な総合メーカーは膨大な応募数があり、書類でかなり人数が絞られます。
中には書類選考のない企業もあります。開催日程が多かったり、学生の認知度が低かったりすると、選考なしで参加できできることもあります。中小企業や知名度の低いメーカーは、あまり知られていなくても優良企業であることも多いので、エントリーしてみるのもおすすめです。
面接
有名スポーツメーカーや大手企業ではインターン選考でも面接が行われます。面接では「なぜスポーツ業界なのか」「なぜこの企業なのか」など聞かれます。大半の学生がスポーツに関わってきているため、志望動機も似たり寄ったりになりがちです。
インターンシップの選考だと侮らず、エピソードを絡めて差別化ができていたり、その企業でなければならない明瞭な理由を話せたりできることが求められます。
スポーツ業界の就職について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
スポーツ業界インターンの探し方
企業のホームページやSNSで探す
多くのスポーツ関連企業は、インターン募集情報を企業のホームページに掲載しています。気になる企業がある場合は、企業のホームページで新卒採用のページをチェックしてみてください。
ツイッターなどSNSで、インターンシップや新卒採用の情報を発信している企業もあります。スポーツ系企業の公式アカウントをフォローしておくといいでしょう。
大学で探す
大学を通してインターン募集を行っている企業も多いです。大学の就職課で、スポーツ関連企業のインターンシップ募集がないか聞けば、インターン募集を紹介してくれるはずです
企業と関わりがある教授に相談すれば、インターン先を紹介してくれるかもしれません。スポーツ関連の企業に就職したOB・OGに、インターンについて相談してみるのもいいでしょう。
インターン専門のサービスで探す
スポーツ業界に興味はあるものの、まだ志望企業が決まっていない場合はインターンシップに特化したサービスを使って探すのがおすすめです。
専門のサービスなら多くのインターン募集情報が集約されていて、業界、期間、勤務地など条件で絞って検索できます。希望条件に合ったインターン募集を効率的に探すことができるでしょう。
最後に
スポーツ業界は学生からの人気のある業界のため、インターン選考の倍率も高い企業が多いです。選考に備えてしっかりと対策を行い、ぜひ参加のチャンスを掴んでください。
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