理系の学生の中には「学校推薦」を活用した就活を検討している方も多いのではないでしょうか。一般的な新卒就活よりも有利で楽に受かるように見える学校推薦ですが、油断していると落ちてしまうこともあるのです。
そこで今回は、学校推薦でも落ちる可能性のあるケースをいくつかご紹介します。また、落ちないためにできる対処法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ・学校推薦とは?
- ├教授が「優秀な学生」だと企業に推薦してくれる
- └内定は断れないので注意!
- ・学校推薦でも就活に落ちるのはどんな時?
- ├入社したい気持ちが感じられない
- ├質問の受け答えがあやふや
- └社会人としてのふるまいが出来ていない
- ・学校推薦で落ちないようにすべきこと
- ├企業研究をしっかり行う
- ├事前に面接の練習をしておく
- └ビジネスマナー・敬語などを身につける
- ・最後に
学校推薦とは?
教授が「優秀な学生」だと企業に推薦してくれる
企業はできるだけ優秀で戦力となる人材を確保したいと考えています。そのため、企業の事業内容に関する専門的な知識・技術を持っていると考えられる大学・学部からの採用を優先的に行う枠を用意しているのです。
ただし、その大学・学部に在籍しているだけでは優秀かどうか分かりませんから、教授による推薦状と面接によって学生の能力や人柄を判断して採用します。この一連の過程を「学校推薦」と呼んでいます。
内定は断れないので注意!
学校推薦で注意してほしいのが、内定が出た場合断れないということ。
学校推薦は企業が大学を信頼して行っているものです。せっかく内定を出したのに「やっぱり辞退します」という学生がいると、企業は大学を信頼できなくなってしまい、翌年度から学校推薦での採用が難しくなり、せっかく推薦してくれた大学や教授の顔に泥を塗ることになります。
このように学校推薦による内定辞退は多くの人に迷惑をかけてしまいます。学校推薦の制度を使う場合には、事前に「この企業に入社して本当に納得できるか」をよく考えておくようにしましょう。
学校推薦でも就活に落ちるのはどんな時?
入社したい気持ちが感じられない
企業にとって知識や技術があることと同等に大切なのが「入社したい気持ちがあるかどうか」です。
どれだけ優秀な学生でも「就活が面倒だから学校推薦でいいや」「就職さえできればどこでもいい」といった消極的な態度が見え隠れしていると、企業が「多少知識や技術が不十分でも、強く志望してくれる就活生を入社させたい」と感じるのは当たり前のことです。
そのため、学校推薦であっても落ちる可能性があります。
質問の受け答えがあやふや
学校推薦では推薦状に加えて、面接が実施されます。この面接を「質問に答えればいいだけ」と安易に考え、面接に向けての対策を全く行わない学生がいます。
面接で行われる質問はある程度パターン化されており、対策を行っていればスムーズに受け答えすることが可能です。だからこそ、対策していない人のあやふやな答え方は悪い方向に目立ってしまいます。
企業としては「本当に入社したいなら、十分に準備をして臨むはず」と感じますから、例え学校推薦であっても準備不足が明らかな学生は落とされてしまうことがあります。
社会人としてのふるまいが出来ていない
学校推薦の面接では、社会人として適切なふるまいが出来るかどうかも確認されています。
入室した時の挨拶や表情はどうか、服装や髪型などの身だしなみは整っているか、面接官と話す時の表情や視線はどうか、正しい敬語が使えているかなど、実に多くの部分がチェックされているのです。
もちろん、まだ学生ですから完璧にふるまうことは困難ですが、努力の跡が見られなければ「いつまでも学生気分だ」とネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。
学校推薦で落ちないようにすべきこと
企業研究をしっかり行う
学校推薦を活用した就活であっても、企業研究をしっかり行うことは大切です。
学校推薦では内定辞退が非常に困難ですから、事前に企業研究を行うことで「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。
また、企業がどのような事業を展開しており、どのようなスキルや人材を求めているかを理解すれば、企業に対して自分のスキルや強みを効果的にアピールできるようになります。
事前に面接の練習をしておく
学校推薦では面接での評価が結果に直結します。そのため、事前の面接練習は不可欠です。 まずはよく聞かれる志望動機などの質問にしっかり答えられるよう準備しておきましょう。研究室の先輩などに連絡を取り、面接でどんな質問が出たかを確認するのもおすすめです。 また、模擬面接で実際に身体を動かしてみることも大切。「相手の目を見ながら話す」「姿勢や表情にも気を配る」といった動作が意外に難しいことに気づくはずです。
ビジネスマナー・敬語などを身につける
ビジネスマナーや敬語をしっかりと身につけておくことも重要です。
書籍などで調べるだけでなく、キャリアセンター主催の講座などを受講し、実践的に身につけていきましょう。また、普段から教授やバイト先の上司など目上の方に対して、丁寧な言葉遣いを心掛けることも良い練習になります。
最後に
学校推薦では推薦状と面接だけで合否が判断されることが多く、一般的な就活よりも心身ともに負担が楽になります。しかし「学校推薦なら落ちることはないだろう」という油断は禁物。判断材料が少ないからこそ、1つ1つを丁寧に対策することが求められます。 学校推薦を上手に活用して後悔しない就活に取り組んでくださいね。
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