人材業界の業界研究、就職活動対策

人材業界というと、どのような仕事をしているかイメージはわきますか?就職活動で使用するインターネットの媒体や、アルバイトなどの求人誌以外にもさまざまな「人材」にまつわる業種があります。

転職をする人が増えている現代では転職をあっせんする「転職エージェント」の仕事の需要も増えており、また非正規雇用で働く人が増えている中では「派遣会社」も数多くあります。ここでは「人材」にまつわる仕事について理解を深めるとともにその課題について見ていきましょう。

人材業界の業界研究、就職活動対策
目次

人材業界でどんな仕事がしたいのか

人材業界のビジネスモデルはさまざま

人材業界とひとことで言ってもさまざまな業種があります。まずは「人材」にまつわる業種でどのようなものがあるのかを理解することからはじめましょう。

人材業界の中でもどのタイプのビジネスモデルやサービスに興味があり従事したいのかを考えてみてください。「人をサポート」したいのか、あるいは「アドバイス」したいのか、採用への課題や経営課題にまで踏み込んだことに興味があるのか。

イメージしやすいもの以外にも、自分の適性に合ったものがあることもあります。自分のしたいことや適性と照らし合わせながら考えると入社後のギャップもなくすことができます。

人材業界のキャリアパス

人材業界でキャリアアップしていく道もありますが、人材業界での知識と経験を活かせる仕事はたくさんあるので転職の選択肢は少なくありません。人材や採用の経験をいかしてHR業界に転職する人もいますし、法人営業の経験をいかして他分野の営業として転職するケースもあります。

人材業界での仕事を経験してから、企業の採用人事に転職するといったケースも少なくありません。人事の仕事を志望している学生は、人材サービスで多くの企業を知り、幅広い知識を身につけてから企業の人事として働くというキャリアプランを考えてみるのもいいでしょう。

人材業界ってどんなビジネスがあるの

人材紹介

転職をしたいと思った場合、多くの人は「転職エージェント」への登録を行います。求人広告を見て自分で応募するケースもありますが、「転職エージェント」を利用する人はかなり多いです。

転職エージェントに登録すると、自分の適性を担当コンサルタントに見てもらえるので自分に合った転職先が見つけやすくなります。職務経歴書や推薦書などを代わりに作成してもらえたり、各転職先の仕事内容や職場の雰囲気などを教えてもらうこともできます。

転職活動は仕事をしながらになることが多く、サポートをしてもらうことで効率よく希望の転職先につくためには必要なサービスです。転職希望者は無料でサービスを利用できます。受け入れ先の企業からその人の年収の30%前後を報酬としてもらうことで成り立っているサービスです。

人材派遣

いわゆる「派遣社員」を各企業に派遣するビジネスモデルです。派遣社員として自社に登録している方に対し、適性や希望をみながら仕事を紹介します。

多くの場合、数ヶ月~数年で契約満了となるため、その都度派遣の仕事を紹介します。派遣社員は基本的に人材派遣会社に所属するため、福利厚生などの管理や、日々のサポートや勤怠管理なども行います。

派遣先からの給与支払いを受け、手数料を差し引き派遣社員に支払うことで成り立っているサービスです。

求人メディア

就職活動や転職活動時に、学生や転職希望者が求人を探すメディアの運営を行います。各企業から求人の有無を確認し、掲載費をもらうことで成り立っています。

人材サービスのひとつですが、広告の営業や作成がメインになります。媒体は紙やネットなどがあります。

営業としてバリバリと働きたいという人や、サイトの作成や運営などクリエイティブな仕事がしたいという人に向いているでしょう。

人材コンサルティング

企業の求人、採用、人材活用など、人材戦略についてのコンサルティングを行います。経営戦略にかかわることもあるので、人材についてだけでなく経営に関する知識も求められます。

日本の人材コンサルティングビジネスで目立っているのは、外資系の企業が多いのが特徴です。高い専門知識が求められますし、成果主義なので厳しい面もありますが、それだけやりがいも感じられるでしょう。

人材業界の注目すべきトピックスをチェック

人材業界には近年どのようなトピックスがあるのでしょうか?「新入社員で入社した会社にずっといる」という人は少なくなっていますし、転職をする人も増えてきています。さまざまな働き方をする人が増えているため、人材業界にも変化があらわれています。

労働契約法・労働者派遣法改正に伴う2018年問題

2017年~2018年にかけては労働契約法・労働者派遣法改正に伴う2018年問題が大きな話題となりました。2012年には「労働契約法」という法律が改正され、期限を定めて労働契約を結んだ場合には最長で5年までとなり、その後は無期での働き方を申し入れることができることになりました。

2015年には「労働者派遣法」が改正となり、派遣社員として1社で働くことができるのが最長3年までと定められました。

これらの2つの法律がスタートし、ちょうど転換期となるのが2018年であり、派遣社員たちの契約更新時に、企業は継続してその派遣社員を雇い続けるためには正社員扱いとして受け入れなければならず、人件費を払うことが厳しい企業は一気にその派遣社員たちを契約終了にする懸念があります。

以降、3年ごとに派遣社員を入れ替えることでこれまでの人件費を維持しようとする恐れもあり、派遣社員の雇用の不安定さが課題となっています。

非正規雇用やフリーランス、在宅勤務など働き方が多様化

私たちの親の世代であれば、新卒で入社した会社に定年まで勤めるのが当たり前でした。しかし、最近では会社員だけでなく、非正規雇用やフリーランスとして働く人も増えてきています。

働き方改革に伴い、在宅勤務や残業をしない働き方など多様な働き方に対する考えが許容されつつあります。そんな中、人材業界はどのようなサービスを提供すべきかも課題となっています。

新型コロナの影響は?

新型コロナウイルスの感染拡大により、人材業界も大きな影響を受けました。経済活動の落ち込みから採用を停止する企業が増加して、人材業界の全体的な収益は減少傾向にあります。

しかし、医療関係や物流などの分野では人手が不足していることから、人材サービスの需要も高まることが予想されます。コロナの影響がある時期だからこそできる次のような取り組みも考えられます。

・新規顧客の獲得
・派遣スタッフの教育
・業務の効率化
・オンライン採用システムの構築

人材業界では今後もしばらくコロナの影響がありそうですが、新たな取り組みをスタートするチャンスとも考えられます。新しいことに挑戦したいと考えている人には刺激的な職場となるでしょう。

人材業界の魅力とは

今後も発展していく業界

少子高齢化による人手不足により、人材業界は成長を続けています。仕事に対する価値観の多様化により、転職サービスの需要も高まっていることも影響しているでしょう。

働き方の多様化に合わせてさまざまな新しいサービスも登場しています。サービスの多様化は今後も続き、業界全体がさらに成長していくことが予想されます。

感謝される仕事ができる

企業が必要としている人材を紹介できたり、求職者にぴったりの仕事を紹介できた時に感謝され、やりがいを感じる人が多いようです。

就職や転職は、その人の人生にかかわる一大事です。責任がともなう仕事なのでプレッシャーもありますが、それだけやりがいも感じられるでしょう。

人材業界に向いている人

人と接するのが好きな人

人材業界での仕事では、多くの人と関わることが多いです。社内の人と連携することも多いですし、社外でも人事担当者やクライアントなど様々な人と関わります。

そのため様々なタイプの人と関わりながらコミュニケーションをとることを楽しめる人が向いています。コミュニケーション能力に自信がある人も人材業界に向いているでしょう。

キャリアやビジネスに興味がある

人材業界で仕事をしているとたくさんの企業について知ることができるので、ビジネスや仕事についての知識が増えます。

就職した会社以外の企業について知ることができる仕事や業界は限られています。いろいろな業界・企業・仕事について、詳しく知りたいと思っている人は楽しみながら仕事ができるでしょう。

人材業界の大変なところ

土日も勤務の職場が多い

人材業界は土日も稼働している企業が多いため、休みは平日となることが多いです。周囲の人と休みを合わせることが難しいなどのデメリットがあります。

契約先でトラブルがあった場合には、休日や時間帯に関係なく呼び出されることもあります。

ストレスも少なくない

企業やクライアントに感謝されるなどやりがいが感じられるシーンが多いですが、ストレスも少なくありません。企業と求職者の間に入って調整や交渉をすることも多いので、気疲れすることも多いでしょう。

細かい要求・要望などがあった場合にも、面倒がらずに対応する必要があります。調整などが苦手な人には向いていないかもしれません。

ノルマや数値目標が設定されている職場もあるので、ノルマや目標にプレッシャーを感じやすい人は入社前にきちんと確認しておくことをおすすめします。

最後に

人材業界で注目すべきのトピックスや課題に対して、自分の考えやこれから先の人材業界について想像力を膨らませておくことは大切です。働き方が多様化する中での人材業界のあり方についてや、特に景気に左右されやすい人材業界はどうあるべきか、自分の考えをまとめておくようにしましょう。


大学生・就活生イベントランキング


業界研究の方法の記事一覧
化学業界の業界研究、就職活動対策
化学業界の業界研究、就職活動対策

化学業界と聞いて、パッと思いつくものは何でしょうか?化学業界では私たちが手にする消費者向けの商品を作っていることが少ないため、どんなものを作っているのか、どんな企業があるのかなど、イメージが掴みにくいと思います。 ここでは、化学業界を知るために、化学メーカーの種類や代表的な企業を紹介します。化学業界で求められる人材や化学業界を目指すならやっておきたい就活対策についても解説します。 化学メーカーとは? 「化学反応」を使って原料や部品をつくる 化学メーカーとは、私たちが日頃手にする製品の原料や部品を製造しているメーカーです。 例えば、洗剤やシャンプーに含まれる界面活性剤や香料、液晶ディスプレイの内部に使われるフィルム、スプレーに含まれるガスなど、扱うモノは多岐に渡ります。 化学業界は安定している業界 どの原料も部品も、開発や研究に非常に時間がかかるうえ、高度な技術力が要求されます。各社がそれぞれの分野に特化し、住み分けができているのが化学業界の特徴でもあります。 平均年収も倍率も高め 売上や業績が安定している企業が多いため、年収も他の業界と比べて高い傾向にあります。業績が安定していて年収も高いので、就活生に人気の高い業界です。 大手企業や有名メーカーは高収入で待遇もいいですが、選考の基準も高く、競争率がかなり高くなることを覚悟しておく必要があります。 それでは、化学メーカーにはどんな種類があるのか見てみましょう。 化学メーカーの種類と作っているもの 総合化学メーカー 総合化学メーカーは、製品の材料から最終製品までを一貫して手がけるメーカーです。「化学メーカー=原料や部品を製造する」と上述しましたが、「総合化学メーカー=原料を製造する+それを使って最終製品も製造する」メーカーのことです。 身近なところで言うと、旭化成のサランラップがそれに当たります。消費者向けの製品(BtoC)よりは、企業向け(BtoB)の製品が多いです。 誘導品メーカー 誘導品メーカーでは、何かの材料となるものを作り、製造メーカーへ販売します。誘導品メーカーでは最終製品は作りません。例えば、石鹸の材料となるカセイソーダを作り化粧品メーカーなどに販売しますが、自社で石鹸を作ることはありません。 電子材料メーカー 電子材料メーカーは、電化製品や機械、精密機器の部品を製造するメーカーです。例えば、富士フィルムでは液晶パネルの電子部品、日東電工ではハードディスクドライブの基板を作っています。それぞれの材料は、誘導品メーカーから仕入れ、自社では部品を製造します。 その他(樹脂加工、産業用ガス、印刷用インクなど) 他産業のエネルギーとなるものや、消耗品など、上記3分類に含まれないものを生産している化学メーカーもあります。 化学業界の企業売上高ランキング 日経電子版に掲載されている化学メーカーの売上高ランキング(2020年10月1日更新)を参照し、ベスト10の企業について特徴を簡単にをご紹介します。 1位 三菱ケミカルホールディングス 2位 富士フイルムホールディングス 3位 住友化学 4位 旭化成 5位 信越化学工業 6位 花王 7位 三井化学 8位 資生堂 9位 積水化学 10位 昭和電工 1位 三菱ケミカルホールディングス 三菱ケミカルホールディングスグループは、三菱ケミカル、田辺三菱製薬、生命科学インスティテュート、大陽日酸という4つの事業会社からなる、日本を代表する化学メーカーです。 機能商品・素材・ヘルスケアの3分野を軸に、素材や機能商品、医薬品、次世代医療、産業用ガスなど幅広い分野に事業展開してバランスよく収益をあげています。 機能商品ではディスプレイや高機能フィルム、素材では炭素や産業ガス、ヘルスケアでは医薬品などの開発・製造しています。世界中に40以上の拠点持つなどグローバルに事業展開しており、世界でも高い存在感を示している化学メーカーす。 2位 富士フイルムホールディングス デジカメや写真プリントを扱う「イメージング」、オフィス向けの複合機・プリンターなどを扱う「ドキュメント」、デジタルX線画像診断システムや内視鏡システム、液晶ディスプレイ用偏光板保護フィルムなどを扱う「ヘルスケア&マテリアルズ」の、3つの事業を展開しています。 一般的にはイメージング(デジカメや写真プリント)の印象が強いですが、売上の8割以上をその他の分野が占めています。 3位 住友化学 石油化学、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品と幅広い分野で事業を展開しています。 農薬や肥料などを扱う「健康・農業関連事業」では日本国内トップで、家庭用殺虫剤などの原料では世界でもトップシェアを誇っています。 4位 旭化成 繊維や化学製品を扱う「マテリアル」、住宅や建材を扱う「住宅」、医薬系事業を扱う「ヘルスケア」という3つの軸で事業を展開している化学メーカーです。 合成化学や化学繊維事業からスタートし、時代やニーズの変化に合わせて事業を多角化することで着実に成長し続けています。近年は救命救急医療事業へ本格参入し、除細動器で世界シェアNo.1を獲得しています。 5位 信越化学工業 塩化ビニル樹脂、シリコーン、半導体シリコンなどの製品を製造する化学メーカー。一般的にメジャーな企業ではないものの、どの事業の業績も安定しており業界では知られた優良企業のひとつです。 早くから海外展開に注力しているだけでなく、原材料を安定して供給できる資源豊富な山を保有するなど、安心材料が多い企業です。 6位 花王 「化粧品」「スキンケア・ヘアケア」「ヒューマンヘルスケア」「ファブリック&ホームケア」分野では、洗剤やシャンプーなど一般消費者に向けた商品を製造・販売しいるため、化学メーカーの中では知名度はトップクラスで身近に感じられる人も多いでしょう。 「ケミカル事業分野」では、天然油脂原料から製造する油脂製品や、界面活性剤などの機能材料製品など、産業界のニーズに対応した化学製品を開発・製造しています。 7位 三井化学 モビリティ事業・ヘルスケア事業・フード & パッケージング事業・基盤素材事業が、主な事業分野となっています。 海外進出にも力を入れていて、、三井化学発足当時の1997年には17%だった海外売上高比率が、2018年度には45%にまで増加しています。 8位 資生堂 スキンケアアイテムやメイクアップ商品を扱う化粧品事業で存在感を示しているメーカーで、日本国内のシェアはトップとなっています。 化粧品分野のイメージが強いですが、ビューティー関連事業以外にも「レストラン事業」「教育・保育事業」など幅広く展開しています。 9位 積水化学工業 「高機能プラスチックス」 「環境・ライフライン」「住宅」 「メディカル」を軸にさまざまな事業を展開しています。 創業当時にはプラスチックの総合事業化を目指しており、現在でもプラスチック成形加工を得意としています。 10位 昭和電工 昭和肥料株式会社と日本沃度株式会社が合併して生まれたメーカーで、ルーツとなっている日本沃度株式会社は、日本で初めてアルミニウムの商業生産を可能とした企業です。 現在は、石油化学・エレクトロニクス・アルミニウム・無機など幅広い分野で製品を開発・製造しています。 化学業界の現状と動向 優良企業が多いことで知られる化学業界。扱うモノが流行り廃りなどの影響を受けにくく、日本の化学メーカーの製品は世界的にも品質の高さで定評があります。そんな化学業界の、気になる現状と今後の動向を見てみます。 業績はほぼ安定 化学メーカーが手がける素材や製品は、どれも高い技術力が必要で、開発までに膨大な時間とコストがかかったものがほとんどです。そのため、新規参入が難しく、業界地図が変化しにくいという特徴があります。 また製造メーカーや機械メーカーなどでは、高品質な製品を生産するために、同じく高品質な材料や部品を求めているため、品質に定評のある日本の化学メーカーへの需要は高いです。 特に、技術力や精密さが問われる電子材料などは安価で質の劣る海外製品に容易に取って代わられることがないため、業界全体的に業績が安定しています。 海外企業との価格競争で分野変換も 誘導品などの基礎化学品に関しては、価格競争から逃れられない場合もあります。海外企業が生産力を高めて誘導品を低価格で販売するようになると、日本の化学メーカーは大きな打撃を受けてしまいます。 実際に石油化学事業に主軸を置く住友化学では、中国や北米の生産能力が向上していることを受け、石油化学事業の抜本的競争力の強化を掲げるとともに、新規事業を育成することを事業戦略に含んでいます。 多くの業界で世界的な競争を強いられる現在では、日本企業の動向を知りたければ業界の世界的な動向を調べてみるとよいでしょう。 化学メーカーにはどんな職種がある? 研究・開発 新商品の開発や、品質改善のための研究を行います。理系の学部で関連する分野について学んでいるなど、専門知識が必要な職種です。化学メーカーの花形とも言える人気職種なので、競争率も高いです。 生産 開発した製品の製造や物流を担当します。コストや効率を考え、製造のシステムを構築・管理するのが仕事です。製造設備の設営や管理なども行います。 営業 営業は、製造した製品を各種メーカーなどに販売します。クライアントの要望を汲み取り、良好な関係を気づくことが求められます。 化学メーカーで求められる人材は? 化学メーカーで求められるのはどんな人材なのでしょうか? 英語力や海外経験がある 他の多くの業界と同じく、化学業界でも海外展開が進んでいます。とくに研究・開発職では、かなりレベルの高い英語力を求められることも少なくありません。 もちろん入社後に英語力を身に付けて海外で活躍する人もいるので、英語ができることは必須ではありません。アピールできるレベルの英語力や留学などの海外経験があれば、就活でのプラス評価につながります。 チャレンジ精神がある 化学メーカーは日々、品質や技術力の向上に努めています。ものづくりに熱意があり、新しいことにどんどんチャレンジしていく積極的な姿勢が従業員にも求められます。 求める人物像として、「チャレンジ精神がある」「起業家精神がある」ことを明示している化学メーカーは多いです。 文系でも就職できる? 文系の学生でも、化学メーカーに就職することは可能です。研究・開発職は、理系の学生に限定されていることが多いですが、その他の職種は文系学生も応募できます。 化学メーカーは理系のイメージが強いため文系学生が応募することは少なく、「隠れ優良企業」を目指す文系学生にとっては狙い目とも言えます。 化学メーカーの就活対策 化学メーカーに就職するために、どんな準備ができるでしょうか?就活を悔いのないものにするために、やっておいて損はないことを紹介します。 隠れた優良企業を探す 一般的には名前の知られていない化学メーカーでも、ニッチな分野で大きなシェアを誇り、将来性も見込める企業が数多くあります。 ネームバリューにとらわれず丁寧に業界研究をして、興味を持てそうな分野を手がけている企業や、隠れた優良企業を見つけてみましょう。 インターンシップに参加する 化学メーカーと一言にいっても、扱う製品や事業展開、企業規模などにより、かなり違いがあります。それぞれの企業をよく知るためにはインターンシップに参加するのがおすすめです。 多くの化学メーカーでインターンシップを実施していますので、どんな会社なのか、どんな仕事をしているのか、自分の目で確かめてみましょう。 会社説明会やセミナーなどの話を聞くだけでは、わからないことも多いです。実際に企業で仕事を体験することで、企業の雰囲気や仕事に対する理解も深まります。インターンの経験は志望動機の作成でも役に立つでしょう。 最後に 化学業界では名前を知らない企業が多いかもしれませんが、調べてみると自分に合った企業が見つかるかもしれません。業界研究・企業研究を重ねて、これだ!という志望企業を見つけましょう。 ...

続きを読む
証券会社の就職活動~大学生のための業界研究~
証券会社の就職活動~大学生のための業界研究~

数多くの分野が存在する金融業界でも証券会社は花形と言われており、就活生に根強い人気を誇ります。「やりがいのある仕事ができる」「高給」というイメージから、就職を考えている学生も多いでしょう。 しかし、華やかなイメージだけを先行させて応募しても選考には通過できません。人気ゆえ就活生には狭き門となっているようです。今回はそんな証券会社の仕事内容・社風や就活での傾向と対策を紹介します。 証券会社への就職 証券会社に就職するのは難しい? 証券会社は就活生に人気のある就職先なので、基本的に倍率は高いです。とくに大手証券会社は優秀な学生がたくさん応募してくるため、さらに難易度は高くなります。 「女性が証券会社に就職するのは難しいのでは?」と思っている就活生が多いですが、そんなことはありません。証券会社の営業職は女性も非常に多いですし、営業の仕事では女性の特性をいかせることも多いので、女性を積極的に採用している企業もあります。 証券会社に就職するメリット 証券会社は高収入が期待できる企業が多いです。とく実績が給料に反映される職種では、年齢や勤続年数にかかわらず頑張り次第でかなりの高収入を得ることが可能です。 証券会社は福利厚生が充実している企業が多いので、働きやすい環境が整っています。給与や職場環境、条件面では大きなメリットを感じられるでしょう。 金融に関する知識を身につけられるのも大きなメリットです。お金の管理や貯蓄・投資について専門的な知識があると、自身の財産管理にも役立てることができます。 証券会社に就職するデメリット 年収が高い仕事によくある傾向でもありますが、証券会社での仕事もハードワークで精神的にもプレッシャーが大きいです。競争やノルマを課せられるのが苦手という方には、苦痛に感じることも少なくないでしょう。 利益をあげなくてはいけないというプレッシャーのなか、成果が上がらないために精神的に追い込まれてしまうことがあります。物理的に存在しないものを扱っている性質上、場合によっては不信感をもたれてしまったり、詐欺師と呼ばれてしまうこともあります。 証券会社に就職するには 証券会社の新卒採用では「大卒以上」が条件となっていることが多いです。学部や資格保有などが条件として提示されていることはほとんどありません。実際に証券会社では文系・理系問わず、さまざまな学部出身の人が働いています。 証券会社の就活では、精神的にも肉体的のもタフであることをアピールすることです。志望動機や自己PRでもこの点を意識して、「プレッシャーに強い」「体力に自信がある」ことを積極的にアピールしましょう。 証券会社の基本的な業務 証券会社は、株式や債券などの金融商品の仲介や引き受け等を行います。証券会社には、野村證券やSMBC日興証券などの店舗を持っている店舗証券とSBIホールディングスや楽天証券などのネット証券の2種類ありますが、基本的な業務内容については変わりません。 具体的には以下の4業務を行います。 委託売買業務:ブローカー 個人・法人投資家から依頼された株式や債券の売買注文を、東証等の証券が流通している金融マーケットに仲介する業務です。取り次ぐことによって、投資家から手続き手数料をもらっています。 例えば、時間がない富裕層や自分で売買する手間を省きたい投資家の代わりに証券会社が委託を受けて金融市場において株式や債券を売買しているケースが該当します。 自己売買業務:ディーラー 他の投資家と同じように、証券会社自身の資金を運用して金融マーケットに参加して株式や債券を売買して売却益や含み益で収益を得ます。取り扱い対象となる金融商品は多岐に渡り、金・株式・債券・為替等があります。 引き受けおよび売り出し業務:アンダーライター 企業や国家が株式や債券を新たに発行する際に、証券会社が他の投資家や個人に売却して収益を得るために発行手続きから売買までを引き受ける業務を指します。 例えば、ある企業が新規上場(IPO)をする際に証券市場への上場手続きから実際に上場後の発行株式の売買までを代行する業務です。仮に企業や国から売買を引き受けた株式や債券が売れ残ってしまった場合は、証券会社が残りをそのまま引き受けます。 募集・売り出しの取り扱い業務:セリング 引き受けとは異なり、証券会社が引き受けを行わず、新たに発行される株式・債券やすでに発行された株式・債券に対して投資家向けに買い入れを勧誘する業務です。一般的な証券の営業マンは、この業務に従事することが多くなるでしょう。 証券会社の仕事内容 証券会社の担う主な業務は4つに分けられますが、具体的な仕事内容は部門によって異なります。証券会社では、法人や投資銀行を相手に仕事をする部門と個人向けに仕事をする部門があります。それぞれどんな業務を担っているかを解説します。 法人・投資銀行部門(ホールセール・インベストメントバンキング) 法人・投資銀行部門は主に証券会社の法人顧客を相手に次のサービスを提供しています。リーマンショック前後で様々な領域のサービスが増えてきているので、従来のブローカー、ディーラー業務だけでなく、仕事内容は多岐に渡ります。 【主な仕事内容】 ・ブローカー業務 ・ディーラー業務 ・IPO時、新株発行、社債起債時における株式や債券の引き受け ・業界・企業ごとに分かれてM&A・財務コンサルティングサービスの提供 ・金融商品の開発・販売 ・投資家向けのリサーチ業務(情報提供) ・非上場企業、不動産への自己投資業務 特に最近では従来のブローカー業務やディーラー業務よりもリサーチ業務や財務コンサルティングの比重が増えてきています。なぜなら、お客様のニーズとして単なる仲介よりも投資の意思決定支援や財務内容の改善等、より企業経営に深く関わってほしいという要望が増えてきているからです。 個人部門(リテール) 主に個人投資家、個人顧客を中心とした営業を行います。具体的には証券口座を開いてもらって、投資信託の商品、株式、債券等の商品を売買頂くように提案を行い、既存の証券口座を解説しているお客様へ提案営業を行い、売買委託を得るというものです。 証券会社の営業の仕事は? 証券会社では営業が大切になります。証券会社の営業は過酷なイメージが付きまとうことが多いですが、実際にはどうなのでしょうか? 個人向けの営業からスタート 証券会社に就職してはじめに任されるのは個人部門であることが多いです。というのは、法人投資銀行向けの部門は一度に動く金額が何億あるいは何十億と高額になることも珍しくないため責任も大きく新人には任せにくいからです。 逆に個人部門であれば、一度に動く金額はそれほど多くありません。新入社員がはじめに任される薄利多売の個人部門で成果をあげるためには、取引の数を増やす必要があります。 ハードルが高い仕事である 個人に対しての営業は、既存の顧客に株式を売買する回数を増やすように促したり、投資信託を新たに購入してもらったり、あるいは新規顧客を開拓したりすることになります。 しかし株式や投資信託は生活していく上で必要不可欠なものではないため、一般的な製品に比べて金融商品は購入してもらうことが難しいといえます。 激務になる可能性も このような背景から、証券会社の営業はよくないイメージを持たれることも。「ブラックなのではないか?」と心配する学生も少なくないようです。 証券会社を志望するのであれば、OBOG訪問で実際に働いている人から話を聞くなどして自分にあっているのかどうか慎重に確かめるようにしましょう。 証券会社の社風 証券会社の社風は配属された部門によって異なります。法人・投資部門を「無駄を徹底的に省く合理的な職場」と表現するならば、個人部門は「情熱的に数字を追い求める職場」と対比することができます。具体的にどのような違いがあるか見てみましょう。 法人・投資銀行部門の雰囲気 法人・投資銀行部門の社員は「バンカー」とも呼ばれ、特に外資系になると海外本社とのやり取りも増えるため連日終電ないし深夜まで業務に従事することも多々あります。 従って過密スケジュールの中で働くこととなるため、とにかく合理的な思考と徹底的に無駄を省いた行動を求められる傾向にあります。 体力や精神力を求められますが、激務と引き換えに圧倒的な財務ナレッジや業界に対しての専門知識を高めることができるので、転職市場における市場価値は極めて高いと言えるでしょう。 個人部門の雰囲気 これに対して個人部門の社員は「営業力」が身に付く環境にあると言えるでしょう。個人部門では営業数字の達成が求められるので、金融知識はもちろんのこと、お金持ちのお客様や個人のお客様の懐に飛び込むことのできる「人間力」が求められます。 従って、社風としても法人とは異なり、やや人情味あふれ、一見無駄と思われるようなことも進んで取り組むようなチームプレイが尊重されます。 証券会社の就活での傾向 部門別の採用が一般的 一般的な傾向としては、証券会社は部門毎に新卒採用を実施しています。上記に書いた法人・投資銀行部門と個人部門に分けているケースが多いです。 証券会社によっては内定後に配属を決めるため総合職(営業・投資銀行部門共通採用)といったオープンコースでの採用を行っている会社もあります。 証券会社で求められる人材は? 候補者を絞り込む評価のポイントは人間性と強さ(精神力)の2つを主に求められる傾向にあります。 全部門共通して、金融商品という「形のないもの」「会社によってあまり性質が異ならないもの」を取り扱っているため、お客様の懐に飛び込んで信頼されるまでの関係を構築できる人間力が求められます。 加えて、営業ノルマへのこだわりや提案資料の質の担保といった点で妥協を認められない環境でもあるので、逃げない精神力も求められる傾向にあります。 証券会社を目指す就活生ならやっておきたい就職対策 業界研究・企業研究をしっかりと行う 証券会社は扱う商品がどの企業も同じになるため、志望動機でどれだけ「企業への熱意」をアピールできるかがポイントとなります。 各社で雰囲気や働く際に大事にしていることが違うケースもありますので、会社説明会やセミナー等で確認して違いを認識するとよいでしょう。 OB・OG訪問をする 「ノルマが厳しい」「激務である」といったイメージに流されないようにしましょう。厳しい環境であればそれだけ「やりがい」がありますし、自身を成長させることもできます。 イメージだけで決めてしまわないように、実際に働いている先輩に話を聞いてみてください。大学の就職課で相談すれば、証券会社で働いているOB・OGを紹介してもらえるでしょう。 インターンシップに参加する 業界の社風や業務内容に疑問や不安がある場合は、インターンシップに参加してみることをおすすめします。実際に就業体験をすれば、業界や業務の理解もかなり深まります。入社後に「思っていたのと違った」と気づくミスマッチも防ぐことが可能です。 説明会をかねた、1日や数日の短期インターンもあるので、志望する企業を決めかねている場合は、複数の企業のインターンに参加するのもいいでしょう。 最後に いかがでしたか?証券会社の仕事は一般的に激務と言われることが多いですが、その分高給でやりがいのある仕事であるともいえます。興味を持ったら、ぜひ選考を受けてみまし...

続きを読む
商社に受かるES(エントリーシート)作成のポイント
商社に受かるES(エントリーシート)作成のポイント

商社のエントリーシート作成について解説します。商社のエントリーシートでよくある質問、ES作成で意識すべきポイント、作成に役立つ就活対策など参考にしてください。 商社のエントリーシート作成のポイント 締切をチェックしておく まずはエントリーシート受付の締切日をしっかりと確認しておきましょう。せっかく素晴らしいエントリーシートを作成しても、締切に間に合わなければ読んでもらうことはできません。 商社のエントリーシート受付時期は、3〜4月ごろが多いです。締切は企業により異なるので、公式ホームページなどでしっかりチェックしておきましょう。 商社のエントリーシートでよくある質問 商社のエントリーシートでよくある質問をまとめました。「あなたの強みと弱みは?」「自己PRをしてください」など基本的な質問も多いですが、合わせて商社では次のような質問がよくされるのでしっかり準備しておきましょう。 【価値観や考え方に関する質問】 あなたのポリシーは? 自分史を教えてください 【これまでの経験に関する質問】 学生時代に力を入れたことは? 目標を達成した経験について教えてください 挫折を乗り越えた経験について教えてください 困難を克服した経験について教えてください 誰かを巻き込んで行動したことについて教えてください 【夢や目標に関する質問】 入社後にどんな仕事をしてみたいですか? 成し遂げたい夢はありますか? 今後の目標について教えてください 各社の大切にしてる価値観が反映された質問が多いです。企業研究を行って各社の理念や、質問の傾向を把握しておくことも大切です。 志望動機はとくに大切 「志望理由を教えてください」という質問は、エントリーシートでも面接でも必ずと言っていいくらいされます。企業が重視するポイントなのでとくに力を入れて書いてください。 商社の志望動機作成については、志望動機の具体的な例文がたくさんあるこちらの記事を参考にしてください。 商社のエントリーシート作成で意識すべきこと 人物像がよくわかるか 商社のエントリーシートで問われる質問は、あなたの「人となり」を知ろうとするためのものが多いです。 商社の営業の場合、取引先の方にいかに信頼され、愛されるかがそのまま仕事ができるかどうかに直結します。自己PRや学生時代に打ち込んだことでも、あなたの人となりが伝わるような具体的なエピソードを盛り込みましょう。 志望動機を掘り下げる 「世界を舞台に活躍したいからです」、これだけでは採用担当者の心には響かないでしょう。志望動機は「何故その業界なのか」「何故この企業なのか」「他の企業ではそれができない理由」といったところまで深く掘り下げて書くようにします。 多くの学生が書くような志望理由でも、深く掘り下げることで説得力を高めることが可能です。さらに自身の経験を盛り込んで独自性のある志望動機に仕上げていきましょう。 商社のエントリーシートが書けない時は 商社の比較研究をする 同じ商社でも各社にはそれぞれの特徴があります。強みや力を入れている分野も違うため、企業研究を行ってその企業の特徴と強みをしっかりと理解することが大切です。 志望する商社だけでなく、ライバル商社や規模の違う商社についても調べてみましょう。さまざまな企業を比較してみることで、自分に合う企業を見つけやすくなります。 ESを参考にする 商社に内定した先輩のエントリーシートを読んでみると参考になることが多いと思います。 「実際に商社に採用された先輩はどんなことを書いていたのか」「どんなことをアピールしている人が多いか」など、内定者のエントリーシートを研究することで受かるポイントが見えてくるはずです。 インターンに参加する 企業理解を深めるにはインターンシップに参加するのがおすすめです。ネットでリサーチするだけでは、企業の雰囲気や仕事内容を具体的にイメージするのは難しいでしょう。実際にオフィスを訪れたり、社員の方と話すことでしかわからないこともたくさんあるはずです。 まとめ 商社のエントリーシート作成をする上で大切なのは、商社で働く自分を具体的にイメージすることです。「商社でどんなことを成し遂げたいのか」を明確にして、自分にはその力と素質があることをしっかりとアピールできれば魅力的なエントリーシートになるはずで...

続きを読む
大学生おすすめコンテンツ
大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!
大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!

「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

続きを読む