NTTの子会社にはどんな企業がある？代表的な子会社の特徴・違いも併せて解説！

NTTグループは日本電信電話公社が1985年に民営化されたグループです。通信業を中心に扱っていますが、世界に900社以上があって多様な事業を行っています。ここでは代表的なNTTの子会社について、特徴やそれぞれの違いなど解説します。

NTTとは

NTTの正式名称は「日本電信電話株式会社」です。元々は1870年に官営として、電報サービスからはじまりました。民営化した現在も公共分野の事業も行っています。NTTグループには移動通信事業を行うNTTドコモや、地域通信事業を行うNTT東日本・西日本、データ通信事業を行うNTTデータなどがあります。

子会社との関係

NTTの連結子会社は全世界で964社にもなり、グループの社員数は324,650名です。NTTは組織のスリム化を行っており、各事業を子会社として設立してNTTグループとしています。2019年7月には、NTTコミュニケーションズのグローバル部門とDimension Dataを母体とする、海外事業会社「NTT Ltd.」も発足しました。

NTTの代表的な子会社

次にNTTの代表的な子会社を紹介します。各社とも子会社といいつつ規模は大きく、就職難易度の高い企業となっています。

NTTドコモ

NTTドコモは通信事業、スマートライフ事業をメインで行う企業です。

社名：株式会社NTTドコモ
所在地：〒100-6150 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
設立: 1991年（平成3年）8月14日
従業員数：8,433名
資本金：949,679（百万円）（2021年3月31日現在）

携帯電話のイメージが強いドコモですが、動画配信や電子書籍サービス、金融・決済サービスにも力を入れています。

NTTデータ

NTTデータはグループの中で、データ通信事業を行う企業です。

社名：株式会社エヌ・ティ・ティ・データ（略称 NTTデータ）NTT DATA Corporation
所在地：〒135-6033 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
設立：1988年（昭和63年）5月23日
従業員数：139,700名
資本金：1,425億2千万円（2021年3月31日現在）

国内外のネットワークシステムサービスや公営の事業を行っています。

NTT東日本・NTT西日本

NTT東日本・NTT西日本はそれぞれの地域で通信事業を行う企業です。

NTT東日本
社名：東日本電信電話株式会社
(英文名称：NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE EAST CORPORATION)
所在地：〒163-8019　東京都新宿区西新宿3-19-2
設立：1999年7月1日
従業員数：5,085名
資本金：3,350億円

NTT西日本
社名：西日本電信電話株式会社
NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION
所在地：〒540-8511　大阪府大阪市中央区馬場町3番15号
設立：1999年7月1日
従業員数：3,000名
資本金：3,120億円

地域に根ざした通信ネットワークや顧客基盤が強みの企業です。

それぞれの子会社の違い

ＮＴＴグループはそれぞれの事業ごとに子会社が存在します。そのため同じ子会社でも他の子会社を統括する会社も存在します。例えばNTTデータは、NTTデータグローバルソリューションズ、NTTデータイントラマート、NTTデータシステム技術、NTTデータフロンティアなど75社の子会社を持っています。

NTTの子会社に就職するためには？

NTTの子会社に入社するための就活対策を紹介します。子会社といっても人気があって就職難易度が高い企業ばかりです。しっかり対策しておきましょう。

志望動機を明確に

NTTグループの企業は知名度が高く毎年倍率も高くなっています。その業界に興味がなくても受ける人がいるため、志望動機は重視されます。NTTドコモであればどうして通信業界を選んだのか、NTTデータであればなぜITなのか、SIerなのかは明確にしておきましょう。

インターンに参加する

子会社といってもNTTの子会社は規模が大きいためインターンを実施している企業が多いです。実際に働いている社員の方と話すことでやりたいことや志望動機が明確になることもあります。ぜひ挑戦してみましょう。「インターンシップ選考に落ちてしまった」「申込み忘れた」という場合は、就活セミナーや会社説明会に参加して一度話を聞いてみましょう。

最後に

NTTグループには今回紹介した以外にもたくさんの子会社があります。興味のある事業の子会社があれば詳しく調べてみたり、説明会やインターンに参加してみるといいでしょう。