はなやかで楽しそうなイメージがあり、クリエイティブな仕事に携われることから人気のマスコミ業界。インターンに参加して業界の仕事を体験してみたいと考えている学生も多いでしょう。ここではマスコミ業界のインターン内容、開催時期、選考について解説します。加えて業界の概要についても学んでおきましょう。
- ・マスコミ業界の概要
- ├マスコミ業界とは
- └マスコミ業界の分類と代表的な企業
- ・マスコミ業界インターンの特徴
- ├主要なインターン4タイプ
- ├実施が多い時期は3年生の夏と冬
- ├選考時期は3か月前
- └マスコミの選考方法は?
- ・マスコミインターンで体験できる職種
- ├記者・ライター
- ├編集者
- ├企画・マーケティング
- ├アナウンサー
- └ディレクター
- ・マスコミのインターンの難易度は?
- ├本選考同様に高倍率
- ├マスコミインターンが人気の理由
- └内定に影響することが多いため難易度も高め
- ・マスコミの選考対策方法
- ├アピール力のあるESを作成する
- └業界研究をしっかりと
- ・マスコミ業界インターンの探し方
- ├インターン専門のサービスを利用する
- ├企業のHPをチェックする
- └インターンの合同説明会に参加する
- ・最後に
マスコミ業界の概要
マスコミ業界とは
新聞、テレビ、ラジオといった情報を伝達するための手段である媒体をメディアと言います。マスコミとはメディアを用いて、不特定多数の大衆に向けて情報を伝達することです。
マスコミ業界と一口に言っても、テレビ業界、出版業界、放送業界などいろいろな分類があります。報道、娯楽、広告など、情報伝達の目的もさまざまです。
マスコミ業界の分類と代表的な企業
新聞業界
読売や朝日など大手新聞社が有名ですが、専門分野に特化した中小規模の新聞社もあります。近年は紙媒体読者の減少が目立っており、スマホで記事が読めるwebコンテンツに力を入れる新聞社も増えています。
【主な会社】朝日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社
出版業界
出版社、出版取次、書店から成り立つ業界です。雑誌や書籍を生み出し、流通させるまでを担います。
【主な会社】カドカワ、ゼンリン、ベネッセHD、学研HD
放送業界
テレビ局やラジオ局などを含めた業界を指し、音声、文字、映像などの情報を電気通信技術を用いて発信する業界です。
【主な会社】フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、NHK
広告業界
広告代理店などが代表的な会社です。クライアントから広告制作や広告の戦略立案を請負います。
【主な会社】電通、博報堂、アサツーディ・ケイ(ADK)
マスコミ業界インターンの特徴
主要なインターン4タイプ
よく実施されているインターンの種類としては主に4種類あります。説明会型インターンシップ、グループワーク型インターンシップ、体験型インターンシップ、長期就業型インターンシップです。
マスコミ業界では、短期の体験型インターンを行っているところが多いです。実際にどのような仕事を行っているのかを近くで見たり、実際の業務を体験することができるインターンです。
実施が多い時期は3年生の夏と冬
マスコミ業界のインターンは3年生の夏と冬に多いです。説明会型インターンは夏休み前後の時期によく見られ、グループワークなどがある体験型インターンは冬休み前後の時期が多くなっています。長期インターンは学年や時期に関係なくインターン募集されています。
選考時期は3か月前
マスコミ業界インターンの選考時期は、業界や長期か短期かによって変わりますが、短期のものだと早くてインターン時期の3か月前程から募集しています。遅くとも1か月前には募集締め切りが設定してある会社が多いです。
長期インターンは、時期に限らず募集しているところが多いです。早いものがちになっているので、見かけたらすぐに応募しましょう。
マスコミの選考方法は?
マスコミ業界のインターンの一般的な選考フローは次のようになっています。
①ES(エントリーシート)提出(広告業界では選考課題が出される所あり)
②Webテスト
③面接(新聞社では時事問題がある所あり)
④二次面接
マスコミのインターンに参加するには、倍率の高い選考に受かる必要があります。選考内容は業界や企業によって様々ですが、業界に特徴的な選考課題を課してくるところが多いです。
マスコミインターンで体験できる職種
記者・ライター
記者・ライターが体験できるインターンは、新聞社や出版社などで行われていることが多いです。短期インターンと長期インターンが存在します。
短期のもだと、取材を体験しベテラン記者の方からアドバイスをもらうという流れのインターンが多いです。大手では1Dayや1週間程度の短期インターンがよく実施されており、共同通信は2022年1月に模擬記者会見の体験ができるインターンを実施していました。
Webメディアを運営するベンチャー企業では、記者・ライターの長期インターンを募集しているところが多いです。長期インターンでは、実際に取材に行き記事作成を行うインターン、記事作成のみを行うライティングのみのインターンなどがあります。
編集者
編集者の仕事が体験できるインターンは、放送業界・出版業界・新聞業界で主に行われます。短期インターンでは編集の業務体験ができたりします。webメディアを運営しているベンチャー企業では長期インターンを募集しており、編集アシスタントや関連する雑務ができることがあります。
採用する人数の少ない出版業界と繋がりを持つことは、就職の際、様々な情報を得る上で便利です。大手企業や中堅企業でも募集していることがあります。編集部のブログ、facebook、twitterなどで募集しているとこともあるので、こまめにチェックしてみましょう。
企画・マーケティング
企画・マーケティング職のインターンは、広告業界や放送業界、新聞業界での募集が多いです。「グループワーク形式」のインターンが主に実施されています。
短期インターンでは、グループワーク→プレゼンテーション→フィードバックという流れが基本的です。 よりクリエイティブなインターンでは、クリエイターの講義を受けてからグループワークを行うといった形式もあります。
企画・マーケティング職は長期インターンが多く、webマーケティング、SNS運用、企画アシスタントなどの募集がよく見られます。ベンチャー企業での募集が多いので、ベンチャーを中心に探してみるといいでしょう。
アナウンサー
インターンが本選考に近いものとなっており、模擬面接と称した面接、筆記試験、原稿読み、自己PRなどが行われます。インターンといえども、アナウンサーになることに特化したものになっています。
ディレクター
ほとんどが短期インターンで募集しています。キー局では、番組を作っているプロデューサーなどから実際に講義として番組制作について学ぶことができます。また、講義ののち実際にVTR制作などのグループワークができるという流れが基本的です。
マスコミのインターンの難易度は?
本選考同様に高倍率
マスコミのインターンはどの業界も非常に倍率が高くなっています。テレビ業界はもちろん、出版業界や新聞業界も人気の就職先なので、インターン募集にも多くの学生が集まります。
テレビ局・新聞社・出版社のインターン募集は人気がある上に、募集人数は少ないです。多くの優秀な学生が集まるため、インターンに参加するのは狭き門だと覚悟しておきましょう。
なるべく早い時期から、インターン選考を突破するための準備をしておく必要があります。ES(エントリーシート)作成・筆記試験・面接の対策は必ずしておきましょう。時間的に余裕があれば、GD(グループディスカッション)の対策もしておくことをおすすめします。
マスコミインターンが人気の理由
マスコミ業界が就職先として人気の理由としては、マスコミという一般企業とは異なる仕事内容であることと、給与が高いということが挙げられます。
好きなことに関わる仕事ができる、クリエイティブな仕事ができる、などもマスコミ業界の仕事の魅力です。インターンではそうした憧れの仕事を体験できるため、学生からも人気を集めています。
マスコミ業界は、勤務時間が不規則な職場も少なくありません。残業が多く長時間勤務が続くことも多いので、体力が求められる職場が多いです。帰宅が深夜になることもあるので、働き方については事前によく調べておきましょう。
内定に影響することが多いため難易度も高め
マスコミ業界のインターンは、本選考に影響することが多いです。テレビ局のインターンでは有名プロデューサーやディレクターの講義を聞くことができたりするので、業界について学べるだけでなく就職へのモチベーションも高まるでしょう。
大手のテレビ局は、冬のインターンシップで優秀だと認められた学生を集めて「上級者インターン」を実施しています。
最終選考まで行ったり、内定をもらえる学生は上級インターンに参加した学生が多いようです。インターンは自分の能力や個性をアピールするチャンスでもあるので、ぜひ積極的に参加してみてください。
マスコミの選考対策方法
アピール力のあるESを作成する
マスコミ全体の対策としては、マスコミ業界は全体的に倍率が高く、人気の企業が多いので、質の高いESを仕上げておくことが重要です。
マスコミ業界でもクリエイティブな発想が要求されるテレビ局や広告業界、出版業界では、「グループディスカッション」でも必要とされる独自の視点やアイデア、発想をアピールするようなESを仕上げておきましょう。
業界研究をしっかりと
そのメディアの強みである種類の情報に敏感になっておく必要があります。新聞社は時事問題などをインターン選考に入れているところが多いので、普段から時事問題に敏感になり、 新聞を読むなどの習慣を付けておくといいでしょう。
テレビ局なら、好きな番組やドラマに対する思いや自分にしかできないちょっと変わったことなどを事前に見つけておくとよいです。興味のあるメディアやコンテンツだけでなく、マスコミ全体の研究もしておくと、課題解決ワークなどで役に立ちます。
マスコミ業界インターンの探し方
インターン専門のサービスを利用する
インターンシップを探すなら、まずはインターン専門のサービスを利用するのがおすすめです。業界や職種ごとに絞ってインターンの募集情報が検索できるので、効率的に自分に合ったインターンを見つけることができます。
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企業のHPをチェックする
インターンに参加したい企業が明確になっている人は、直接企業のホームページを確認してみましょう。新卒採用やリクルートのページにインターン募集について、時期や詳細が記載されていることが多いです。
インターンの合同説明会に参加する
複数の企業が集まる、インターンの合同説明会もあります。志望企業や職種が絞れていない学生のおすすめの方法です。
最後に
マスコミ業界のインターンは人気があり、インターン選考の倍率も高くなっています。インターンに参加すると就活で有利になるケースもあるため、参加のメリットは大きいです。マスコミに興味がある方は、早い時期からインターン情報をチェックしておきましょう。
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