職務履歴書は、過去に経験した職業を記載する書類です。職歴のある転職・中途採用を希望している方になじみ深い書類ですが、企業によっては新卒採用者に対しても職務履歴書の提出を求めています。この記事ではインターンシップ参加経験は職務履歴書に書けるのかどうかや書き方のポイント、注意点などに付いてまとめています。
- ・インターン経験は職歴に書ける
- ├職務履歴書は個人の経験やスキルを見るもの
- ├長期インターンの経験は書くとアピールに繋がる
- └短期インターンの場合は書く必要なし
- ・インターン経験を使ったアピール方法
- ├具体的に書く
- ├数字を使用する
- └志望企業とインターンの関連性を書く
- ・職歴にインターン経験を書く際の注意点
- ├インターン先をやめた、変えた理由は不要
- ├社内用語を使わない
- └志望企業のニーズと合わない経験は書かない
- ・最後に
インターン経験は職歴に書ける
結論から言うと、インターン参加の経験は職歴に書くことができます。経験したインターンの形態によって書くべきかが変わるので、ここではどのようなタイプのインターンが職歴に書けるのかを解説します。
職務履歴書は個人の経験やスキルを見るもの
企業が選考の際に職歴を見る目的は、個人の経験、持っているスキルを確認するためです。インターン参加も経験値をアップさせたりスキルを磨ける活動なので、職歴にどのようなインターンに参加してどんなスキルを得たのかを記載することで、好印象を与えられるでしょう。
長期インターンの経験は書くとアピールに繋がる
多くのスキルや経験が得られる長期のインターン参加は、職歴に書くことで企業へのアピールに繋がります。長期インターンは基本3か月以上のインターンを差し、長いものでは年単位の活動になります。期間が長く、広く深い経験値を得やすいため選考の際にはアドバンテージになる経験です。
職場をあまりに短いスパンで変えていると印象を悪くしかねませんが、インターンでしたら就職より短い期間であることが一般的なので、職歴の欄に多くの記載があっても印象を下げません。職歴で自分の経験値をアピールしたいのであれば、ぜひ長期インターンを活用しましょう。
短期インターンの場合は書く必要なし
経験したのが短期インターンのみの場合は、職歴に書く必要はありません。短期インターンは時間が限られているために経験できる事柄が少ないです。業務体験ではなく会社説明がメインの場合も多いため、選考の際に企業が見たいような経験は短期インターンでは得づらいでしょう。
インターン経験を使ったアピール方法
インターンを職歴に書くのであれば、アピール方法を抑えて企業への印象をよりよくしましょう。この項目ではどういったポイントを抑えれば分かりやすく印象的な職歴を書けるのかを解説します。
具体的に書く
何よりも大切なのが具体的に書くことです。インターン参加を通して自分が何を得られたのかを正確に伝えられなければ、有効なアピールは出来ません。
例えば、「リーダーシップが上がった」のみでは具体性に欠けています。リーダーとして、どのようなプロジェクトを、どのくらいの期間で成功させたかなど、肉付けをして具体性をプラスしましょう。
数字を使用する
数字を使用して業績を表せば、分かりやすくて印象に残りやすいアピールが可能です。インターンの中で、数字で表わせる成果を出せたなら、これを活用しない手はありません。
例としては、「マーケターとしてサービスの利用者数を〇〇%増やした」、「社内で〇人中で◎位の営業成績を出した」などを書けるととても良いアピールになります。数字を使うと説得力が増すので、自分の実績の中で数字で表せるものを見つけましょう。
志望企業とインターンの関連性を書く
いくらインターンで多くの経験を得ていても、志望企業との関連性が薄いとアピールになりません。職歴にインターン経験を記載するのであれば、志望企業と関連する経験をとり上げて書きましょう。
職歴にインターン経験を書く際の注意点
インターンの経験は職歴に書ければ強みになりますが、書く際の注意点がいくつかあります。せっかく書けるアピールポイントを最大限生かすためにも、何に気をつけて書くべきなのかをしっかり読んでから職歴を作成しましょう。
インターン先をやめた、変えた理由は不要
転職歴がある場合、企業から理由を尋ねられることもありますが、インターンの場合は勤務先を変えたり辞めたりした理由は書く必要がないです。社員として働く場合より、インターン生として働く方が期間が短く職場を変える頻度が高いのは一般的なことなので、わざわざ書くまでもないというのが理由です。
社内用語を使わない
インターンで上げた成果などを書く際に社内用語を使わないのも大切です。職歴を読む人が理解できるような文章にしなくてはアピールに繋げられません。
プロジェクトや商品名の略称などの関係者にしか分からない言葉は使用を控え、誰にでも分かる一般的な言葉で文章を作るようにしてください。気づかないうちに使ってしまうこともありえるので、友人などの第三者に意味が分かるか確認してもらうのが有効です。
志望企業のニーズと合わない経験は書かない
職歴は企業が個人のスキルを見極めるための書類なので、企業が何を社員に求めているのかを考えて書く必要性があります。学生時代に様々なジャンルのインターンを体験したと言う方も、企業のニーズに合わせた経験をピックアップするようにしましょう。
一見ニーズに沿っていなさそうな経験でも、よく見ると志望企業との関連性を見出せるという場合は、書いてみても良いです。意外性を与えられれば印象を残せますし、培った経験をなるべく多くいかしたいという方は、志望企業との関連性を探してみると新しいアピールポイントの発見ができるかもしれません。
最後に
インターンを経て得られたスキルや経験は、職務履歴書でもアピールポイントとして利用することができます。新卒生には職歴が無いですが、インターン参加によって他の就活生に差を付けた職務履歴書を書くことが可能です。新卒生にも職務履歴書の提出を求める企業も増えているので、インターン参加を検討してみてはどうでしょうか。
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