メーカーは人気の就職先となっており、インターンにも多くの学生が応募します。倍率の高い選考を突破するには、事前のリサーチと準備が必要です。ここでは、メーカーインターンの開催時期、期間、内容、選考の流れと対策について解説します。
- ・メーカーとは?
- ├モノを作る仕事
- └幅広い業種がある
- ・メーカーインターンが実施される時期と期間
- ├メーカーインターンが多い時期
- └実施期間
- ・【職種別】メーカーインターンの内容
- ├営業
- ├マーケティング
- ├企画
- └研究・開発
- ・メーカーのインターン選考の流れと対策
- ├ES(エントリーシート)
- └面接
- ・メーカーインターンに参加するメリット
- ├企業理解が深まる
- ├志望動機作成のヒントになる
- └選考で有利になることがある
- ・メーカーインターンの探し方
- ├企業のホームページを確認する
- ├大学の窓口で相談してみる
- └インターン専門のサービスを利用する
- ・最後に
メーカーとは?
モノを作る仕事
メーカーは原材料を加工して製品(モノ)をつくる企業のことです。例えば朝起きて家を出るまでだけでも、歯ブラシ・コップ・タオル・服・バッグ・靴など私たちはさまざまなモノに触れます。
私たちの生活は数えきれないほど多くのモノに支えられているのです。このように生活を便利で快適にしてくれる製品を作るための原材料の調達から製造・加工・販売店への卸売までを担うのがメーカーの仕事です。
幅広い業種がある
メーカーは、食品、飲料、医薬品、生活用品、鉄鋼、化学、自動車、機械、電子機器などさまざまなジャンルにわかれています。
とくに食品メーカーや飲料メーカーは学生に人気の就職先なので、インターンシップの倍率も非常に高くなることが多いです。インターンシップだからと油断せずに、選考対策をしっかりと行う必要があります。
メーカーインターンが実施される時期と期間
メーカーインターンが多い時期
メーカーのインターンは夏に実施されるものが多いです。夏休み中とその前後の時期である8〜9月がもっとも多くなっいます。夏の次に多いのは、1〜2月の冬休みを中心とした時期です。
実施期間
メーカーのインターンは夏も冬も2~3日程度の短期インターンが多いです。中には1Dayインターンや1週間くらいのものもあるので、スケジュールに合うものを探してみましょう。
メーカーでの長期インターンはあまり募集されていません。他の業界でなら営業やマーケティングの長期インターン募集はあるので、業界にこだわらず職種で探してみるのがいいかもしれません。
【職種別】メーカーインターンの内容
営業
営業は既存の取引先である小売店へ営業を行ったり、新規の顧客を開拓したりといった取り組みを行います。また、すでに取引のある商品をより多く買ってもらうだけでなく、新たな商品をおすすめするのも大切な仕事です。
1Dayインターンや2〜3日の短期インターンでは、営業の職業体験ができるプログラムがよくあります。ロールプレイングやグループワークを通して営業という仕事を体験したり、業務理解を深めるものが大半です。
マーケティング
新たな商品の開発や販売戦略の立案に活用するための市場に関する調査・分析を行い、製品の価値やブランドの向上に努めるのがマーケティングです。
インターンでは、グループワークを通じてマーケティング職の仕事を体験し、仕事の理解を深めていきます。業務を体験することで、必要となる知識やスキルに気づけたり、仕事の楽しさと大変さもわかるでしょう。
企画
マーケティングが打ち出した分析結果に基づき、新商品の開発に取り組むのが「企画」です。商品そのものだけでなく、どのようなパッケージにするか、価格はいくらにするか、どのように宣伝するかといった決定も行っていきます。
実際に新商品開発についての話し合いに参加したり、グループワークで業務を体験したりといった形で企画を経験することができます。想像力豊かな人や発想力のある人におすすめの仕事です。
研究・開発
メーカー志望の学生の中には、製品の研究・開発に携わりたいと考えている方も多いでしょう。研究や開発の仕事が体験できるインターンもあります。
1Dayインターンや2〜3日の短期インターンが多いので、本格的な開発はできませんが、開発者の話が聞けたり、グループワークを通じて課題解決に取り組んだりできます。
メーカーのインターン選考の流れと対策
ES(エントリーシート)
ほとんどのインターン選考では、まずES(エントリーシート)の提出を求められます。メーカーのインターン選考ESでは「志望理由」「自己PR」「学生生活で力を入れたこと」など基本的な質問がなされます。
「ライバルメーカーではなくなぜこのメーカーを志望するのか」を聞かれることもあります。これは本選考でも必ず聞かれるので、しっかり考えておきましょう。書き上げたESは家族や友人に目を通してもらうと、分かりづらい表現や誤字脱字を指摘してもらえます。
面接
書類選考を通過後、面接となるケースもあります。面接ではエントリーシートに書いた内容を深堀りされることが多いため、適切に答えられるように面接練習を重ねておきましょう。面接では質疑応答の内容だけでなく、見た目やマナーもチェックされます。清潔感のある服装と髪型を意識して、言葉遣いや挨拶のマナーも勉強しておきましょう。
近年は新型コロナの影響でオンラインで面接やインターンを実施する企業が増えており、メーカーも例外ではありません。オンライン面接ならではの注意ポイントがあるので、必要な準備やマナーをチェックしておくと安心です。
Web面接のマナーや注意点について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
Web面接ってどうすればいいの? 服装やマナー注意すべきポイントを解説!
メーカーインターンに参加するメリット
企業理解が深まる
企業研究、会社説明会、OB・OG訪問など、企業を知る方法はたくさんありますが、企業を理解するのに一番おすすめなのはやはりインターンシップに参加することです。
実際に企業を訪れて仕事を体験をすれば、事業や業務への理解が深まります。社員の方との交流があれば、企業文化や社内の雰囲気をよく知ることができ、入社後のミスマッチを防ぐことも可能です。
志望動機作成のヒントになる
インターンシップの経験は、志望動機作成にも役立ちます。インターンに参加して興味を持った事業や業務について書いたり、職業体験をしてやりがいを感じたことを志望動機につなげるのもいいでしょう。
ES(エントリーシート)や面接では、「なぜその企業を選んだか」を聞かれることも多いですが、インターンに参加して企業理解が深めておくとこうした質問にも説得力のある回答ができます。
選考で有利になることがある
外資系メーカーの場合、夏に実施されるサマーインターンが採用に直結するケースが多いです。サマーインターン参加が本選考を受ける条件となっていたり、インターン中の評価が高ければ早々に内々定が出る企業もあります。
日系のメーカーはインターンが採用に直結したり選考で有利になることは少ないですが、優秀な成果をあげて人事担当者の印象に残れば本選考で有利になる可能性もあります。
メーカーインターンの探し方
企業のホームページを確認する
志望する企業が決まっている場合は、その企業のホームページをチェックしてみてください。採用に関するページにインターンシップの概要や募集時期が掲載されているケースが多いです。
ホームページに記載がない場合でもインターン募集をしていることがあるので、企業の窓口に直接問い合わせてみるのもいいでしょう。
大学の窓口で相談してみる
大学を通してインターン募集をしているメーカーも少なくありません。大学の就職課や教授などに相談してみると、条件に合うインターン募集を紹介してくれるはずです。
インターン専門のサービスを利用する
志望企業や職種がまだ決まっていないなら、インターンシップ専門のサービスを活用するのがおすすめです。興味のある業界や勤務地などからインターンシップの募集情報を検索できるので効率的にインターンを探すことができます。
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最後に
メーカーは人気の就職先となっており、インターン募集にも優秀な学生が多く集まります。インターン選考の倍率もかなり高くなるため、しっかりと対策していきましょう。
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