インターンのメリットや効果がわからず、参加しようか迷っている就活生も多いと思います。ここでは就活で有利になるインターンの特徴について解説し、インターンの経験を就活にいかすためのポイントやコツ、インターンの探し方も紹介します。
- ・インターンシップは就活で有利になる?
- ├有利になるかどうかは企業や内容により異なる
- ├インターンが有利になるケース
- └インターンが有利にならないケースも
- ・インターンシップのメリット
- ├企業理解が深まる
- ├ミスマッチを防げる
- ├説得力のある志望動機が作成できる
- ├就活の予行演習ができる
- ├実務経験をアピールできる
- └ビジネスマナーが身に付く
- ・インターンシップを就活で有利になる経験とするには
- ├インターンの目的を明確にする
- ├積極的な姿勢を示す
- ├早い時期から準備をしておく
- └たくさんのインターンシップに参加する
- ・インターンシップの探し方
- ├インターンシップ専門のサービスで探す
- ├企業のホームページで探す
- └大学を通して探す
- ・まとめ
インターンシップは就活で有利になる?
有利になるかどうかは企業や内容により異なる
インターンシップ参加が就活で有利になるケースは存在します。しかしすべてのインターンに当てはまるわけではなく、有利になるかどうかやその度合いは企業がインターンを開催する意図や内容により異なります。
インターンが有利になるケース
インターン参加が有利になる企業がよく見られるのは、外資系企業やベンチャー企業などです。日系の大手企業だと、金融・商社・IT企業も有利になる企業が多くなっています。
外資系企業やベンチャー企業は、比較的長い期間のインターンシップを実施しており、インターン中に学生の実力を見極めています。優秀だと認められた学生は本選考で優遇されたり、内定が出るケースもあります。
インターンに参加しているかどうかで、志望度の高さを見ている企業もあります。インターンに参加すれば興味があることをアピールできるので、少しでも興味がある企業のインターンには参加しておくのがいいでしょう。
【有利になるインターンの特徴】
・長期インターン
・インターン選考の倍率が高い
・学生の能力が試される就業体験やグループワークが盛り込まれている
インターンが有利にならないケースも
企業が会社について理解を深めてもらうためにインターンを実施することも多く、この場合はインターンに参加したからといってとくに有利にはならないでしょう。企業理解は深まりますが、選考のステップが免除されたり、内定に直結したりなどのメリットは期待できません。
選考がなく誰でも参加できるインターンシップも得られる情報の希少価値が低いため、選考で有利に活用できる可能性は低いです。
【有利にならないインターンの特徴】
・1DAYインターン
・内容が企業についての説明のみ
・選考がない
・誰でも参加できる
インターンシップのメリット
企業理解が深まる
インターンシップの内容は、「企業についての説明」「職業体験」「社員との座談会」、などがほとんどです。質疑応答の時間が設けられていることも多いので、疑問を解消するいい機でもあります。
その業界で働いている人の話を聞いたり、仕事を実際に体験することは、業界研究や企業研究に役立つはずです。
ミスマッチを防げる
企業選びで重要なのは企業との相性です。入社してから後悔することのないよう、自分に合う職場かどうかを事前にしっかりと見極めておく必要があります。
企業研究はネットや書籍でのリサーチだけでは限界があります。実際にその会社を訪れてみて、社員の方と直接話をして初めてわかることも多いです。相性を見極める機会としてもインターンシップは非常に有効です。
説得力のある志望動機が作成できる
企業文化や仕事内容、仕事のやりがいなどがしっかり理解できていると、説得力のある志望動機を作成しやすくなります。ESや面接で志望動機を重視している企業は多いので、質の高い志望動機を作成することは選考を突破する確率を高めることにつながります。
就活の予行演習ができる
インターンシップの選考は、「ES」「筆記試験」「面接」「GD(グループディスカッション)」など本選考とほとんど同じ内容です。インターンの選考でESの作成や面接を経験できるので、本選考の練習になります。
自分の苦手なことや弱点などが明確になるので、対策を強化するべきポイントなどもわかるでしょう。インターンの選考を一度経験することで、本選考の対策を立てやすくなるのです。
実務経験をアピールできる
長期インターンの経験をエントリーシート(ES) や履歴書でアピールする就活生は多いです。実際に業務を経験したことで得た業界や企業についての知識をES等に盛り込めばより説得力のある文章になります。インターン先と志望企業とで業界が違っても、インターンで課題を乗り越えた経験は学生時代頑張ったこと(ガクチカ)でアピールすることができます。
ビジネスマナーが身に付く
長期インターンではビジネスの場で社会人の方と話す機会が多いです。最初は緊張したり間違った言葉遣いをしてしまうこともあると思いますが、何回も会話をすることでビジネススキルやマナーを、経験を積みながら覚えていくことができます。
その経験は就活の面接でも活きてきます。ビジネスの場で培った正しい言葉遣いや敬語を使うことで、面接官に良い印象を与えることができ、インターンで社会人と話す経験を積み、場慣れすることで、面接でも落ち着いて回答できるようになれます。
インターンシップを就活で有利になる経験とするには
インターンの目的を明確にする
はっきりとした目的意識があるかどうかで、得られるものが変わってきます。目的もなく、ただなんとなく参加するだけでは、学べるものも少ないでしょう。インターン先でもやる気がないと思われては、就活に有利に働くはずもありません。
「業界研究を深めたい」「実際の仕事内容を知りたい」「いろいろな仕事を実際に経験してみたい」。目的によって、短期インターン、長期インターンどちらかにするかも変わってきます。やみくもに応募するよりも、まずはインターンに参加する目的や得たいものを明確にしましょう。
積極的な姿勢を示す
慣れないインターンシップという経験では、「まだ学生だから」「何もわからないから」という気持ちになるかもしれません。しかし、インターンに参加する際は、できるだけ積極的な姿勢を示すようにしましょう。
受け身でいるよりも、積極的に先輩に質問や提案をしてみてください。「こんな経験がしてみたい!」「もっとこうしたことを教えて欲しい」とお願いすると、やる気が伝わり、経験の幅も広がります。
早い時期から準備をしておく
インターンシップの募集は年中行われており、就活生以外でも参加できるものも多いです。3年生向けの就職サイトに載っていたとしても対象のところに大学生や学年不問と書いてあれば、大学1年生でも、就活が終わった大学4年生でも参加することができます。
就活の時期は忙しくてインターンシップに参加する時間が十分に確保できなくなる恐れもあります。就職活動にあまり近すぎても経験を十分に活かすことが出来ないので、余裕のあるスケジュールで活動を行うのが良いでしょう。
たくさんのインターンシップに参加する
時間に余裕があれば、志望する業界や企業だけでなく、様々な業界・企業のインターンシップに参加してみるのもいいでしょう。志望する企業以外のインターンシップでも得ることは必ずあります。
多くの学生がイメージしている仕事の内容と実際の仕事の内容はギャップがあるのが現実です。イメージと現実のギャップを理解し、自分が向いていない場合でも向いていないと早期にわかるだけでも就職活動や将来のキャリアにはとても役に立ちます。
これまで適性がないと思っていた業界や仕事に興味を持つこともあるかもしれません。いろんな会社を見ることが出来るのは学生の特権ですので、就職希望先以外にも、いろんなインターンシップを経験してみるのがいいでしょう。
インターンシップの探し方
インターンシップ専門のサービスで探す
一番のおすすめは、インターンシップ紹介のサイトやサービスを利用することです。あらゆるジャンルの企業のインターンシップ情報が集まっており、マッチングや紹介をしてくれるサービスもあります。就活生に限らず、すべての大学生が対象となっているので、どう探していいかわからないという方はこうした専門のサービスを利用してみましょう。
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企業のホームページで探す
興味のある企業が明確になっている場合は、その企業のホームページを調べてみてください。新卒採用のページにインターンシップの募集について記載されていることが多いです。インターンシップについて記載がない場合は、代表のメールアドレスなどに直接問い合わせてみるのもいいでしょう。
大学を通して探す
大学のキャリアセンターや就職活動についての相談窓口がある場合は、そちらで相談してみるという方法もあります。OB・OG訪問の際にインターンシップができないか聞いてみたり、大学の先生に質問してみるのもいいでしょう。
まとめ
インターンシップが就活で有利になるかどうかはあなた次第です。「絶対にこの体験を活用しよう!」という前向きな姿勢で取り組むことでいくらでもプラスにできるでしょう。まずは参加の目的を明確にし、適切なインターンプログラムに参加することです。そしてインターンシップには積極的な姿勢で参加することを忘れないでください。
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