インターンシップの種類別に内容の特徴とメリットを解説

年々増加しているインターンシップ。参加を検討しているものの、サマーインターンシップやウィンターインターシップ、セミナー型、就業型などいろいろな種類があり、「どれに参加するべきかわからない!」という方もいるのではないでしょうか?

ここでは、インターンの種類と特徴、それぞれのメリットについて解説します。それぞれの特徴や得られるものを理解して、自分にぴったりのインターンシップを見つけましょう。

違いって何?インターンシップの種類を解説
目次

インターンシップについて

インターンシップとは?

インターンシップとは、学生が企業や組織で就業体験を行う制度のことです。実際に企業を訪れ、社員の方と一緒に働きながら実務を学びます。インターンの内容は多様化しており、中には会社説明会や職場見学会に近いものもあります。いずれにしても学生が業界や企業への理解を深めることができる、貴重な機会となっています。

「インターンシップ」という呼び名は省略され、「インターン」と呼ばれることが多いです。インターンに参加すると、学生は即戦力となるスキルや専門的な知識を身に付けることができます。企業に対する理解を深め入社後のミスマッチも防げるため、学生にとっても企業にとってもメリットのある制度です。

インターンに参加する学生は約88%!

キャリタス就活が公開している資料『2022年卒特別調査 インターンシップに関する調査 』(https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/internshipchosa_2022.pdf)によると、学生のインターンシップ参加率は2021年卒が88.8%、2022年卒が87.8%でした。2022年卒の参加率が少し下がったのは新型コロナウィルスの影響と考えられ、学生のインターンシップへの興味や参加意欲はかなり高いことがわかります。

これまでは就活の一環として就活が本格的に始まってから参加する学生がほとんどでしたが、近年では就活とは関係なく、自身のスキルアップや将来の方向性を探るために参加する学生も増えています。

インターンの期間と内容

インターンは、期間や内容によっていくつかの種類に分けることができます。ここでは期間別、内容別にそれぞれの特徴を解説します。

期間別インターンの違い

インターンの期間は企業やプラグラムにより異なりますが、1DAYインターン、短期インターン、長期インターンの3種類に分けられます。

①1DAYインターン
1日で完結するインターンです。講義やセミナーのような形式で実施されることが多く、就業体験は含まれていないこともあります。会社や業界についての理解を深めることが目的のものが多くなっています。

②短期インターン
短期インターンは期間が短く数日~1週間、長くても数週間程度のことがほとんどです。休暇中に開催される「サマーインターン」や「ウィンターインターン」も、短期インターンに分類されます。

③長期インターン
1ヶ月以上のインターンは、長期インターンに分類されます。半年~1年ほど参加する学生が多く、大学1~2年生から参加し、2~3年と長期間続ける学生もいます。

内容別インターンの違い

インターンは体験できる内容でも、いくつかの種類に分けることができます。

①座学が中心の「会社説明会・セミナー型」
②グループワークで問題解決などに取り組む「プロジェクト型」
③社員と一緒に実際の仕事を体験する「就業型」

次の章からは、自分がどんなインターンに参加するべきか迷っている方のために、それぞれの特徴とメリットを詳しく解説します。

短期インターンシップ①会社説明会・セミナー型インターンの特徴とメリット

会社説明会・セミナー型インターンの特徴

1日~数日と期間が短く、気軽に参加することができます。内容は、会社説明やオフィス見学に加え、現役社員が仕事内容ややりがい、魅力などについて語る、といったものが一般的です。セミナー終了後に社員との交流会が設けられている場合もあります。

事前に、業界や企業の情報を収集しておき、知りたいことや疑問があったら人事担当者や社員に質問してみましょう。ただ受け身で参加するだけでなく、積極的に参加することで収穫のあるものになります。

会社説明会・セミナー型インターンのメリット

〇期間が短いので、複数の企業のインターンに参加でき、競合他社を見比べることができる。
〇職場の雰囲気、社員のカラーを知ることができる。
〇参加人数が多く、選考のハードルが低い。

短期インターンシップ②プロジェクト型インターンの特徴とメリット

プロジェクト型インターンの特徴

学生5~10名ほどでプロジェクトチームを作り、与えられた課題に取り組み、最後にプレゼンテーションを行う形態が多いです。

課題の内容は、業種によりさまざまで、新規企画の立案やWebシステムの構築、課題解決型など多岐にわたります。社員がサポートにつくことが多いものの、手取り足取り教えてくれるわけではなく、学生たちが自分自身で考えて課題に取り組みます。

期間は1~2週間ほどで、企業に出社して作業します。就業スペースとは異なる場所で行う場合が多いので、職場の雰囲気に触れることはできないかもしれませんが、他の大学の生徒と交流したり、プレゼンテーションについて学べます。実際の業務に近い課題解決や企画テーマを与えられることもあるので、業務を擬似体験できたり自身の適性を見極めることもできます。

プロジェクト型インターンのメリット

〇自分の頭で考える練習ができる。
〇グループで協同して課題に取り組む体験ができる。
〇プレゼン資料の作り方、プレゼンテーションの仕方が学べる。
〇社員の目に留まるような活躍ができた場合、内定をもらえるケースもある。

長期インターンシップ・就業型インターンの特徴とメリット

就業型インターンの特徴

実際に企業の職場で就業体験するインターンシップです。期間は主に半年~1年ほどで、長いと2~3年という場合もあります。週に2~3回、フルタイムで勤務するケースが多いです。

業務内容は企業によりさまざまで、雑用など簡単なものを任されることもあれば、社員と同じ責任ある業務を任させることもあります。

小規模の会社では、社長の右腕となるような活躍をするインターンの学生がいたり、インターンの学生だけで1つの事業を任されたりするケースもあり、現場で活かせる経験を積ませてもらえるのが魅力です。

就業型インターンのメリット

〇仕事のやりがいや醍醐味を経験できる。
〇会社の発信する情報だけでなく実情を知ることができる。
〇職場で活かせる自分の能力や短所が見え、効率的に自己分析ができる。
〇小規模な会社では、経営者の働き方を見たり、直接話をしたりすることができる。

インターンの募集はどうやって探せばいい?

インターンッシップ専用サイトやサービスを利用する

インターンシップ専門のサイトやサービスがあるので、ぜひ活用しましょう。希望条件や興味からインターン募集情報を調べて応募できるので、とても効率的です。

インターンシップ紹介サービスは大学1、2年生でも登録できますし、1DAY・短期・長期とさまざまなインターンプログラムを検索できます。サイトからそのまま申し込みできるサービスも多いので、応募も手軽です。気になる募集があれば、積極的に応募してみましょう。

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大学の窓口で相談してみる

大学の就職課やキャリアセンターなどで、インターンシップを募集している企業を紹介してくれることがあります。大学の就職関連の窓口や教授に相談してみるといいでしょう。

企業のホームページで確認する

会社のホームページで、インターン募集をしている企業も多いです。志望する企業が決まっている場合や、働いてみたい企業がある場合は、企業のホームページをチェックしてみてください。

新型コロナウイルスの影響でインターンシップの実施が中止になったり、開催時期や内容が例年と変わっている企業も多いです。興味のある企業のインターン募集情報はこまめにチェックするのがいいでしょう。

最後に

インターンといってもいろいろなものがあり、期間だけでなく内容や目的も異なります。自分が何のためにインターンに参加したいのかを明確にし、目的に合ったインターンを選びましょう。


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