自己分析はしたけど自分が向いている職種がわからない、自分の強みをいかせる職種が知りたいなど悩んだり、考えている方も多いでしょう。そこで皆さんがよりスムーズに職種選択できるように、職種の適性と各職種に向いている人について解説していきます。
- ・職種とは?
- ├そもそも職種って何がある?
- └職種はグループでくくれる!
- ・職種適性とは?
- ├職種適性って?
- └あなたのタイプはどの職種?
- ・職種適性について考えてみよう
- ├性格から考える
- ├好き嫌いから考える
- └得意なことから考える
- ・職種適性について考える時の注意点
- ├完璧な仕事を求めない
- └今の適性だけで就職を考えない
- ・職種適性がわからない時は
- ├自己分析をしてみる
- ├適性診断や性格テストを参考にしてみる
- └インターンシップに参加してみる
- ・最後に
職種とは?
就活ではどの業界を選んで選考に進むか決める必要があります。「職種」、つまり具体的な仕事を選ぶ機会も多いですが、選び方がわからない、自分の適性がわからないと悩む人も多いでしょう。
実際に経験したことがない仕事を選ぶのですから、悩みますよね。よりよく職種選択ができるよう、まずは職種について理解することが大切です。
そもそも職種って何がある?
職種とは仕事の種類のことです。では職種はどのようなものがあるのか、ご紹介しましょう。代表的なものとして、次のような職種が挙げられます。
・営業職
・接客職
・事務職
・管理部門職(人事・総務・経理など)
・企画職(商品企画・マーケティングなど)
・研究職
・エンジニア職
・クリエイティブ職
まだまだありますが、紹介しきれる数ではないので、もし興味があれば他記事も参考にしてみてください。
このように職種はたくさんありますが、より具体的な仕事内容を考えるときは「業界(業種)」とセットで考えてみてください。
例えば、食品業界の営業では自社の商品をセールス・営業する有形商材営業ですが、広告業界の営業ではクライエント企業の商品やサービスをどのように広告すればいいか、提案し具体的に広告を打ち出すという営業になります。
このように職種ごとの具体的な仕事内容は業界ごとに違いますので、最終的には業界と職種をセットで考えることが大切ですが、職種は根本的に同じですので、本記事を参考にまずは職種のみで適性や選び方、向いている人を理解していきましょう!
職種はグループでくくれる!
「この職種とこの職種、少し似ているな」と感じることがあったかもしれませんが、その感覚は合っいて職種はグループでくくれます。ではそのグループはどのように分かれるのでしょうか?
職種は「RIASEC」というキーワードで分類することができます。初めて聞いた方も多いかと思いますので、少しご紹介しましょう。
「RIASEC」とは職種(パーソナリティ)は6つのグループ・タイプに分類できるという考えから成り立ち、それぞれのグループの頭文字をとって「RIASEC」命名されています。人と仕事のマッチングを考えるうえで、基本的な考え方になりますので、ぜひ「RIASEC」というキーワードは少し頭の片隅に置いておいてください。
さてそのグループ、タイプとは、次の6つです。
1)現実的(Realistic)
2)研究的(Investigate)
3)芸術的(Artistic)
4)社会的(Social)
5)企業的(Enterprising)
6)慣習的(Conventional)
このグループ・タイプで適性を解説していきますので、6つのグループ・タイプを少し覚えておいてください。
職種適性とは?
職種適性と聞いて、何をイメージしますか?自分のスキルや興味に合うものなどイメージするものは多様でしょう。職業適性とは何か、そしてどのような職種があなたに向いているのか、解説しましょう。
職種適性って?
職種適性とは興味、スキル、性格(パーソナリティ)、知能などとマッチしている職種のことを指します。適性は「ある」「ない」という判断をされることが多々ありますが、「高い」「低い」という判断をしましょう。
適性の断定は、そう簡単に出来るものではありません。適性がないと思っていてもその職種に就いて活躍する可能性も大いにありますし、その逆もしかりです。ですので、職種適性は「低い」「高い」で判断し、断定することはあまりしない方がいいでしょう。
あなたのタイプはどの職種?
先ほどご紹介した「RIASEC」を参考に考えていきましょう。6つのグループ・タイプをそれぞれ解説しますので、どのグループ・タイプに自分が合っているのか、考えてみてください。
1)現実的(Realistic)
機械を使ったりモノづくりを行う仕事のグループ。機械やモノに関心が高く、手先が器用、粘り強い人が当てはまる。
職種:技術職、機械オペレーター、生産管理、大工、エンジニアなど
2)研究的(Investigate)
研究・実験など知識・専門領域を極めることを必要とされる仕事のグループ。論理的に考えることが得意、黙々と一つのことに打ち込む人が当てはまる。
職種:エンジニア・プログラマー、研究・開発など
3)芸術的(Artistic)
音楽、美術、文学に関わり、自ら何かを作り出すという仕事のグループ。感受性に優れ、自分らしさを大切にする人が当てはまる。
職種:クリエイティブ職、デザイナー、ウエディングプランナー、カメラマン、コピーライターなど
4)社会的(Social)
人と関わり、サポートすることに関心が強く、人と一緒に活動することが多い仕事のグループ。コミュニケーションを楽しみ、人との関わりが好きな人が当てはまる。
職種:営業・接客職、コンサルタント、カウンセラーなど
5)企業的(Enterprising)
新しい計画や企画立案を行い、自らリーダーシップを取ることを求められる仕事のグループ。所属するグループへの貢献精神が高く、論理的思考が強い人が当てはまる。
職種:管理部門職(人事・総務・経理など)、企画職(商品企画・マーケティング)など
6)慣習的(Conventional)
規則や習慣、決まったやり方に従って、堅実な仕事を行うグループ。計画性を持ち、ルーチンワークを好む人が当てはまる。
職種:事務職、会計職、窓口業務など
いかがですか?各就職サイトの適性検査のほとんどはこの「RIASEC」に基づいて作成されていますので、基本的にどのような職種に自分に向いているか、ここで考えてから適性検査を受けてみるといいでしょう。
職種適性について考えてみよう
性格から考える
まずは自己分析をして、自分の性格を客観的にまとめてみましょう。どんな性格なのか?人になんと言われることが多いか?性格や人間性について、どんな評価を受けたことがあるか?
自分の性格特徴がわかったら、「RIASEC」として紹介した6つの職種(パーソナリティ)タイプのどれに一番近いか考えてみでください。
好き嫌いから考える
単純に「好き嫌い」で考えてみるという方法もあります。好きなことが思いつかない場合は、「嫌いなこと」「やりたくないこと」を考えてみるのもいいでしょう。
「RIASEC」の6つの職種(パーソナリティ)タイプも、「自分はどのタイプか」がわからない場合は、「どれが好きか嫌いか」で考えてみるとわかりやすいかもしれません。
得意なことから考える
性格や好き嫌いから判断するのが難しい場合は、「得意なこと」や「苦手なこと」から考えてみましょう。
人より上手くできること、よく褒められること、簡単にできることはどんなことでしょう?「RIASEC」の6つの職種(パーソナリティ)タイプの仕事を見て、苦手な仕事を消去していく方法もおすすめです。
職種適性について考える時の注意点
完璧な仕事を求めない
完璧に理想的な仕事を見つけようと思っていると、なかなか見つからない可能性が高いです。職種適職について考える時は、ハードルを少し下げてみてください。
まずはいろいろな仕事があると知ることも大切です。業界研究や企業研究をして、どんな企業や仕事があるのかを知ることから始めましょう。
「これこそ自分の天職だ」と確信が持てるものでなくてもかまいません。「ちょっといいかも」「面白そう」程度の興味でもいいので、少しでも気になる仕事をリストアップしてみましょう。
今の適性だけで就職を考えない
適性は職種選択するときに大切な指標になりますが、重視しすぎることはおすすめしません。なぜかというと、適性はあなたの成長とともに変化するからです。
10年前の自分を考えたとき、性格は多少なりとも変わっていませんか?つまり、適性は「今、現時点でのもの」ですので、適性は「参考程度」にしつつ、「自分自身どのような人になりたいか、どんなことをして社会貢献したいか」ということを一番の軸にしましょう。
コミュニケーション能力に優れるからといって必ずしも営業職で最も成長できる、活躍できるとは限りません。今のあなたも大切ですが、あなたの考える将来を最重視して職種選択はしましょう。
職種適性がわからない時は
自己分析をしてみる
職種適性を知るために、まずは自己分析をしてみましょう。「自分の性格」「好きなこと嫌いなこと」「得意なこと苦手なこと」などを知れば、適性も判断しやすくなります。
学生時代に頑張ったことや達成感を感じたこと、夢中になったことなどをノートに書き出してみてください。
適性診断や性格テストを参考にしてみる
適性診断や性格テストを受けてみるのもいいでしょう。ウェブサイトで数分でできるものから、100問以上の質問に答えてかなり本格的に性格や適職などを分析してくれるテストもあります。無料で利用できるサービスがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。
インターンシップに参加してみる
仕事をしたことがないのに、「職種適性を見極めろ」と言われても難しいですよね。職種適性を見極めるには、インターンシップに参加するのがおすすめです。
インターンシップに参加すれば企業で実際に仕事を体験することができるので、「自分に向いてる仕事」や「得意な仕事」「好きな作業」などが明確になってきます。
仕事は実際に体験してみないとわからないことが多いので、できるだけたくさんのインターンに参加して仕事を体験してみるのがいいでしょう。
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最後に
職種適性とは何か、そして自分が向いているグループ・タイプについてご理解いただけましたか?職種適性は大切な指標ですので、ぜひ自己理解を深め、適性を考えてみてください。
そして自分のキャリア像も合わせて考えることも大切です。どのような職種を選択すれば自分のイメージするキャリア像に近づけるか、それを考えることでよりよい職種選択、職種適性が分かります。是非、自己理解を深め、よりよい職種選択をしてみてくださいね!
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