IT企業ってどんな魅力がある?就職するメリットや向いている人も併せて解説!

将来性があり、働き方が自由なIT業界は、就活生に人気の業界です。しかし、IT業界が具体的にどんなことをしているのかよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、IT業界の魅力や就職するメリット、IT業界に向いている人を詳しく解説します。 IT志望者だけでなく、まだ業界を決めていないという方も、IT業界の魅力や自分の適性を知るきっかけになるかもしれません。

目次

IT業界の5つの分野

①インターネット・Web業界

インターネット・Web業界では、Webサービスの開発・提供をしています。Amazonや楽天などのECサイト、Netflixなどのサブスクリプションサービス、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジン、PayPayなどのフィンテックと呼ばれる金融サービス、Web広告はこの分野に分類されます。

私たちの身近にあるサービスを生み出しているので、イメージしやすいかもしれません。最近では様々な企業がWebサービスやWeb広告の運用を始めているため、IT業界の中でも特にこれからの成長に期待できる分野です。

②通信業界

通信業界の主な業務は、固定電話、携帯電話・スマートフォン、インターネットの通信サービスである「固定通信」、「移動通信」、「ISP」といった電話回線やインターネット回線の提供です。また、携帯やスマートフォンの販売も行います。

代表的な企業としては、携帯電話NTT・KDDI・ソフトバンクの大手通信キャリアがあります。通信業界は、スマートフォンの普及やインターネットの発展によって、成長を続けています。その一方で、現在は企業同士の競争が激化しています。

③ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、ソフトウェアの開発、保守、運用を行います。ソフトウェアは、MicrosoftやiOSといったパソコンやスマートフォンを実際に動かすためのソフトである「OS(オペレーティングシステム)」と「アプリケーションソフトウェア」の2つに大別されます。

例えば、パソコンを使うとき、キーボードを押すと作動します。これがOSです。また、WordやPowerpointなど、ある目的のために作動するソフトウェアが、アプリケーションソフトウェアです。

ソフトウェア業界の仕事は企業のニーズに応えてソフトを開発する受諾開発と、ユーザーのニーズを考え自社でオリジナルのソフトを開発する自社開発の2つがあります。

④ハードウェア業界

ハードウェアとは、パソコンやスマートフォンなどの電子機器本体や、家電製品のことを指します。ハードウェア業界では、電子機器の製造、販売を行います。国内では、日立や東芝、パナソニックなどの大手企業が高いシェア率を誇ります。

ハードウェア業界のトレンドは、「モノのインターネット」と言われるIoTです。IoTとは、スマートスピーカーや自動運転車、スマート家電など、あらゆるモノがインターネットにつながることを指します。今後もIoTの実用化は進み、私たちの暮らしを大きく変えるかもしれません。

⑤情報処理サービス業界

情報処理サービス業界は企業の業務をスムーズにするためのシステムの開発・導入を行います。顧客となる企業の課題やニーズをヒアリングし、システムの企画から開発、保守、運用までを行います。NTTデータや日本IBMなどが代表的な企業です。このような企業は「SIer(エスアイヤー)」と呼ばれます。

SIerはユーザー系・メーカー系・独立系の3つに分かれます。ユーザー系は、企業の情報システム部門が独立してできた企業です。メーカー系は、ハードウェアメーカーのシステム開発部門が独立してできた企業です。独立系は、ユーザー系やメーカー系とは異なり、親会社を持ちません。

IT業界の4つの魅力

①将来性がある

IT業界の大きな魅力は何と言っても将来性です。IT技術の進歩により、ITはすでに私たちの生活に欠かせないものになっています。最近では特にWeb広告やキャッシュレス、IoTの分野において、IT業界は他の業界や企業の発展を手助けする役割も担っています。IT技術は今後も進歩し続け、将来的には私たちはさらにIT技術に頼ることになるでしょう。それを支える第一人者として、IT企業は大きな役割を果たすことになります。

②変化が激しい

ITは進歩が早いので、変化が激しいという特徴があります。そのため、それに合わせて各企業で新しい事業を展開することになります。時代とともに新しい技術の進歩に関われるので、日々刺激を受けながら仕事をすることができます。

③成長を実感しやすい

IT業界は、技術の進歩とともに発展し続けます。そのため、企業全体の成長を実感する機会が多くあります。また、IT業界では職種によっては専門的な知識やスキルが求められます。常にスキルアップが求められるため、企業の成長だけでなく、自分自身の成長も実感しやすい業界です。

④社会に新たな価値を生み出せる

IT技術の革新によって、社会に新たな価値を生み出すことができます。例えば、スマートフォンやスマートスピーカー、キャッシュレス決済、スマート家電、自動運転車が私たちの生活の中で普通に使われることは数十年前には考えられなかったことでしょう。

今後も、IT技術が進歩するとともにこのように「新しい価値」を創造する事例は増えるでしょう。その仕事に携われるのはIT業界で働く大きなやりがいにつながります。

IT業界で働く人にとってのメリット

①働き方が自由

IT業界は、時期やプロジェクト内容によって仕事量や仕事の内容が異なるので、就業時間を自由に決められる「フレックスタイム制」を採用している企業が多いです。また、リモートワークを導入する企業が増えており、社員が自分の生活スタイルに合った働き方を選ぶことができます。

IT業界は他の業界に比べて服装や髪型に関する規定が少ない企業が多いため、スーツが窮屈に感じる人や社会人になってもおしゃれを楽しみたい人に人気があります。

②平均給与が高い

IT業界は日々目まぐるしく変化・進歩するため、IT業界で働く人材の需要も高まっています。そのため、平均給与が高い傾向があります。

状況やトレンドの変化が多いIT業界で働くには、それに合わせて柔軟に対応できるよう日々スキルアップする努力を続ける必要があります。「給与が高いから」という理由だけでIT業界を選ぶと、入社後にギャップを感じる可能性があります。

③専門的なスキルが身に付く

IT業界は特に専門的な知識やスキルが求められる業界です。そのため、仕事に取り組む中で知識を身につけたり、スキルアップができます。昨今、ITを扱うことができる人材の需要が高まっているので、転職する際にもアピールすることができます。

将来、エンジニアやプログラマーなどの技術系の職種を目指している方は、長期インターンシップに参加して予めスキルを身につけておくことをおすすめします。

どんな人がIT業界に向いている?

①継続力がある人

IT業界では進歩し続ける技術を扱うため、常にIT技術のトレンドを追いかける必要があります。また、自分の知識やスキルを日々アップデートすることが求められます。そのため、粘り強く学び続ける継続力がある人は、IT業界に向いている人材と言えます。

②チャレンジ精神がある人

新しい価値を創造するIT業界では、新しいことに臆せずチャレンジする姿勢や、新しい提案を受け入れる柔軟性が重要です。変化を恐れずチャレンジする姿勢が自分自身、ひいては企業全体の成長につながります。

③コミュニケーション能力がある人

IT業界の仕事は基本的にプロジェクト単位で進めるため、多様な職種の人と一緒に仕事をすることが多い業界です。他の社員と共に円滑に仕事を進めるためには、自分の言いたいことを伝える力や相手の言いたいことを聞く力が必要です。

クライアントとなる他の企業と関わることもあるため、伝える力だけでなく、相手が求めていることを読み取る力も重要です。こういったコミュニケーション能力に自信がある人や、今までチームで成功した経験のある人におすすめの業界です。

④論理的思考力がある人

特に、システムエンジニアやプログラマーといった技術系の職種には論理的思考力が必要不可欠です。どうやって効率や生産性をアップさせるか、そのためには何が必要なのかを論理的に考えることができる人は、効率的かつ確実に仕事を進めることができます。

また、問題が起こった際に、問題発生の原因に対してどのように対処するかを考える上でも論理的思考力は欠かせません。

【まとめ】IT業界は将来性が高く、働き方が自由!

IT業界では日々進歩し続けるIT技術を扱うため、将来性が高く、今後もIT業界で働く人材の需要は高まることが予想されます。また、フレックスタイム制やリモートワークを導入する企業が多く、自分の生活スタイルに合わせて自由な働き方ができるのも魅力の一つです。

IT業界と一口に言っても、企業によって分野や事業内容、職種は多様です。IT業界を志望する人は業界・企業研究を入念に行って選考に臨みましょう。


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