「大学の卒業式は欠席してもいいの?」と迷っていませんか?
小学校から高校までの卒業式は事前に練習があり、半ば強制的に出席させられていましたが、大学の卒業式は練習もなく告知されるだけ。出席すべきか悩む人もいますよね。
今回は、大学の卒業式がどのようなものか、大学の卒業式は欠席しても問題ないのかどうか、大学の卒業式を欠席した場合にしておくべき手続きをご紹介します。
- ・大学の卒業式ってどんなもの?
- ├小・中・高の卒業式よりもシンプルな式次第
- ├同学年が集まるので人数が非常に多く、学外の会場で行われることも
- └卒業式よりも謝恩会がメイン行事
- ・大学の卒業式は欠席してもいい?
- ├欠席することに問題はない
- └学生生活の最後なので迷いがあるなら出席がおすすめ
- ・卒業式に行かなくても卒業証書は必ず受け取る
- ├学生課に取りに行く
- └郵送を依頼する
- ・おわりに
大学の卒業式ってどんなもの?
小・中・高の卒業式よりもシンプルな式次第
大学の卒業式も式次第は小学校から高校までとあまり変わりません。学長の挨拶や、学部の代表者による卒業証書の授与、学歌斉唱などがあるだけです。むしろ、PTAや来賓の挨拶や、在校生の送辞、卒業生の答辞がない分、非常にシンプルで短時間の卒業式となることもあります。
服装も制服がないため、男性はスーツ、女性は袴姿が多いですが、私服で参加しても怒られることはありません。大学によってはコスプレでの参加が伝統行事となっているところもあります。
同学年が集まるので人数が非常に多く、学外の会場で行われることも
大学の1学年は非常に人数が多いため、学内の体育館や講堂で行われる場合もあれば、学外の施設を借り切って行われることもあります。そのため「いつ」「どこで」開催されるのかは自分でしっかり調べておかないと、会場の場所が分からず困ってしまうこともあります。
また人が多いため、何の打ち合わせもなく友人を見つけるのは困難を極めます。事前に何時にどこに集まるかを話し合っておくか、分かりやすい場所で待ち合わせて一緒に会場に向かうなど対策を練っておいた方が卒業式を楽しむことができます。
卒業式よりも謝恩会がメイン行事
卒業式は人数が多い上に、同学年といっても別の学部の人なんて全く分かりません。自分の所属する学部の先生や友人と卒業は祝いたいですよね。そのため、大学の卒業式のあとには多くの場合、謝恩会が開催されます。これは卒業まで導いてくださった先生への感謝を伝える大切な会ですので、スーツやドレスなど相応しい装いで参加する必要があります。
その後、学生だけでの二次会に移行するケースも多いようです。
大学の卒業式は欠席してもいい?
欠席することに問題はない
大学の卒業式に出席義務はありません。大学の卒業式は就職先の研修などと重なることもあるため、そういった事情があって休む人も珍しくありませんし、「寒いから」「友達がいないから」「興味がないから」「大学院に進学するから卒業っていう気持ちじゃない」などの個人的な理由で行かないことを選ぶ人もいます。
学生生活の最後なので迷いがあるなら出席がおすすめ
大学卒業後に就職する場合は、小学校から始まった学生生活の最後を飾る卒業式になります。「どうしようかな」と迷っているなら出席することをおすすめします。何かすることはなくても出席することで、自分の中で区切りをつけると、学生から社会人になるために気持ちを切り替えるきっかけになるはずです。
卒業式に行かなくても卒業証書は必ず受け取る
卒業式自体は欠席しても問題ないのですが、卒業証書は必ず受け取っておきましょう。就職先でコピーの提出を求められることもありますし、その先の転職や、一定の学歴を必要とする資格試験などにも必要になります。
学生課に取りに行く
卒業証書は卒業式で学部の代表に授与された後、学生課や教務課で配布されます。ただし卒業式の期間は春休みと重なっていることもあるため、開いていると思って窓口に向かったら休みだったということも起こります。取りに行くべき期間は掲示されているはずですので、しっかりと確認しておきましょう。
郵送を依頼する
時期によっては就職に向けてすでに下宿を引き払って引っ越していたり、遠方の実家に戻っていたりすることもあるかと思います。そこから再び卒業証書を受け取るためだけに大学に行くのは時間もお金もかかります。そんなときには郵送を依頼しましょう。大学の学部ホームページなどに郵送依頼の仕方が掲載されていることがあります。もし見つからなければ学生課に電話をして問い合わせてみましょう。卒業証書を請求するための書類や、返信用封筒や切手の準備など、細々とした作業に意外と時間がかかることがあります。また間違いがあると郵送が遅れることもあるため、できるだけ早く余裕をもって依頼できるようにしましょう。
おわりに
大学の卒業式の出席は自由です。しかし苦労して学位を取得できたこと、長かった学生生活の最後であることを考えると、特別な事情がない限りは出席した方が、卒業式を1つの通過儀礼として、心残りなくその先の人生に踏み出すことができるのではないかと思います。
ただ、いろいろな理由があって欠席する場合は、手続きだけは忘れずに済ませて、卒業できた自分を自分で褒めてあげてくださいね。
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