インターン最終日にはプレゼンがあることが多いですが、苦手意識を持つ人もいるでしょう。慣れていない人が多いので、「うまくできなかったら」「失敗したらどうしよう」と不安に思うのも無理はありません。
ここではプレゼンに必要な準備の手順とポイント、うまく話すコツ、よくある失敗例などについて解説します。
- ・インターンのプレゼンで企業がみていること
- ├学生の意欲や成長
- └学生のスキルや能力
- ・プレゼン準備①構成を考える
- ├成功するプレゼンの構成
- └発表内容は何度も推敲する
- ・プレゼン準備②パワポ資料を用意する
- ├スライドはシンプルにする
- ├画像やデータを活用する
- └資料に統一感を持たせる
- ・プレゼン準備③発表の予行演習をする
- ├実際に説明してみる
- ├自分のプレゼンを録画する
- └見た目も大事
- ・説得力を高める話し方のポイント
- ├普段よりゆっくり喋る
- ├うつむかずアイコンタクトをしながら話す
- └自信を持って話す
- ・インターンのプレゼンでよくある失敗例
- ├パワポを読むだけのプレゼンはNG
- ├原稿を暗記して棒読みする
- └具体性を持たせる
- ・最後に
インターンのプレゼンで企業がみていること
学生の意欲や成長
プレゼンは参加学生がインターンを通してどんなことを学んだのか、どんな気づきや成長があったのか、これまでの成果を発表する場です。
成果の発表からは、どれだけ熱意を持って取り組んでいたか、どれくらい真剣だったかなどもわかります。学生の意欲の高さから志望度の高さを見ようとしていることもあります。
学生のスキルや能力
プレゼンからは、「物事をわかりやすく伝える能力」「コミュニケーション能力」「資料作成能力」などを測ることができます。
こうしたスキルや能力があるかチェックし、自社の仕事に適性があるか見極めたいという意図もあります。
プレゼン準備①構成を考える
成功するプレゼンの構成
何をどんな順番で喋るかはとても大切なので、構成には時間をかけましょう。まずはテーマを確認し、それに対する結論を述べます。そこから、なぜその結論に至ったかをひとつずつ話していくという形が一番わかりやすいです。
プレゼンの構成は、次のような流れを意識してみてください。
①簡単な自己紹介
②プレゼンテーマの説明と結論
③結論に至るまでの説明
④まとめ
いきなり結論を言わず最後まで引っ張るやり方もありますが、プレゼンが苦手であれば先に言ってしまうのがおすすめです。
発表内容は何度も推敲する
「パワーポイントが出来たらおしまい」ではありません。自分が発表する内容について、何度も推敲を重ねましょう。一度「自分はこれを初めてみる」という気持ちで見直して、足りないところや説明を足した方が良いところ、反対にカットしたほうがいいところを探しましょう。
プレゼン準備②パワポ資料を用意する
スライドはシンプルにする
ごちゃごちゃしたスライドは、それだけで見る気をそいでしまいます。プレゼンターがどんなにすばらしい喋りをしても、そもそも興味を持ってもらえなければ意味がありません。文字の書きすぎには注意して、どうしても分量が多くなってしまうスライドは二つに分けましょう。
画像やデータを活用する
パワーポイントの資料には、バランスよく図やグラフなどを盛り込むようにしましょう。視覚的に訴えかける要素があると、聞く人も理解しやすく飽きずにプレゼンを聞くことができます。
パワポの資料を作成する際は、「話す内容に対して資料は足りているか」「これがあればわかりやすいという図やデータはないか」などを考えてみてください。
資料に統一感を持たせる
スライドには統一感を持たせるようにします。文章のフォントは全てのスライドで統一し、強調の文字色なども統一します。
色をあれこれ使いすぎると煩雑な印象になるので、テーマカラーを決めて全体に統一感が出るように仕上げましょう。
プレゼン準備③発表の予行演習をする
実際に説明してみる
パワポの資料が完璧で頭の中ではシュミレーションできていても、いきなり発表に臨むとうまく言葉がでてこないことがあるので、発表前に何度か予行演習をしておきましょう。
できるだけ実際のプレゼンに近い状況で、「スライドを見ながら話してみる」という練習を繰り返してみてください。発表の内容や流れがしっかり頭に入ると、本番でも落ち着いてプレゼンをすることができます。
自分のプレゼンを録画する
自分のプレゼンを客観的に見るために、録画してみるのもおすすめです。スマホでいいので、ある程度練習を重ねたところで自分が話している姿をチェックしてみましょう。
これまで気が付かなかった自分の話し方の癖や、わかりにくいところなどが見つかります。恥ずかしいかもしれませんが、なるべく改善の余地がないところまでレベルを上げたプレゼンを本番で見せるためにも乗り越えてください。
見た目も大事
人間は誰かと話すとき、半分以上の情報を視覚から得ています。見た目に自信が持てると話し方にもその自信が反映されるので、身だしなみにも気をつけてみてください。本番と同じ格好で予行演習をすると、より雰囲気が出ていい練習になります。
男性は、髪は短めにしてシャツはアイロンのかかった状態で着ましょう。スーツもしわを伸ばし、靴も汚れていないかチェックしてください。
女性は長い髪はまとめ、メイクは濃すぎず清潔感を意識します。スーツやオフィスにふさわしいワンピースなどを着て、足元はパンプスが鉄板です。
説得力を高める話し方のポイント
普段よりゆっくり喋る
緊張すると人は早口になります。「ゆっくり過ぎるかな」と思えるくらいのスピードでも、聞いている人にはちょうどいいことが多いです。自分の話している音声や動画をとって、話しているスピードがちょうどいいか確認してみるのもいいでしょう。
うつむかずアイコンタクトをしながら話す
ずっと手元の資料やPCを見てうつむいていると自信なさげに見えて、説得力がなくなります。オーディエンスとアイコンタクトをしながら話すと、「自分に向かって話している」と思ってもらいやすいです。
ただし最初は緊張してなかなか目を見れないと思うので、そんな時は人と人の間、ちょうど頭の間を見るようにするといいでしょう。
自信を持って話す
自信がある人の話し方には説得力があります。自分がインターン中に取り組んだことやプレゼン準備のために努力したことに自信を持って、堂々とプレゼンすることが大切です。
どんなに素晴らしい内容でも、ボソボソと話していたら良さが半減してしまいます。背筋を伸ばして、ハキハキと話すことを心がけましょう。
インターンのプレゼンでよくある失敗例
パワポを読むだけのプレゼンはNG
プレゼンに慣れていない人がよくやりがちなのが、パワポのスライドに書いてあることを読むだけのプレゼンになってしまうというパターンです。
スライドに全ての情報を盛り込んだり、文章量が多すぎると、とても見づらい資料になってしまいます。スライドには要点やポイントだけ簡潔に書き、詳しい説明は口頭でするようにしましょう。
原稿を暗記して棒読みする
発表内容を暗記して棒読みしてしまうのもよくありません。暗記した内容を話すやり方だと聞いている人が退屈してしまったり、緊張で忘れてしまった時に何も話せなく可能性があります。
原稿を用意してもいいですが、「大切なところ」「ポイントとなるところ」だけ箇条書きにする程度でいいでしょう。いつも話しているような感じで話しかけるように説明する方が、聞いている人にも届きやすくなります。
具体性を持たせる
「抽象的で何が言いたいのかわからない」「具体性がなく結論に説得力がない」という失敗例も多いです。これを避けるためには、とにかく具体性を持たせることが大切です。
根拠となるデータ、調査結果、実験などについて解説し、なぜその結論になるのかという理由付けを忘れないようにします。
最後に
プレゼンは誰でも緊張するものですが、準備と工夫で少し緊張や不安を和らげることができます。「どうせ苦手だし」とあきらめず、少しでもいいプレゼンができるようできる限りのことをやってみましょう。
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