インターンでの失敗は選考に影響する?よくある失敗例や対策を解説

「インターンで失敗したらどうしよう…」「ミスしたら本選考に影響があるのでは?」という不安から、インターンへの参加を躊躇している方も多いでしょう。ここではインターンでよくある失敗とその対処法、ミスを防ぐためにしておくべき準備などを解説します。

インターンで失敗
目次

インターンで失敗したら本選考に影響ある?

本選考への影響は企業によって異なる

インターン中の失敗が本選考に影響するかどうかは、企業やインターンの種類により異なります。

インターンが選考の一部となっている場合は、もちろん選考に影響します。外資系企業やベンチャー企業はインターンが選考の一部となっていて、インターン中の働きぶりで学生のポテンシャルを判断するケースも多いです。

企業について知ってもらうことが目的となっている1DAYインターンや短期インターンの場合は、多少のミスや失敗があっても本選考への影響はほぼないでしょう。

大切なのは失敗への対応

インターンが選考の一部となっていても、失敗やミスをしただけで低評価になることは少ないです。ミスや失敗は誰にでもあることで、企業の担当者もそのことは理解してくれています。

失敗そのものよりも、大切なのは失敗にどう対処するかです。誠実に対処し、失敗をうまくカバーすることができればむしろ高評価となるケースもあります。

インターンでありがちな「失敗」

遅刻してしまった

きちんと時間を守ることは、社会人に求められる最低限のマナーのひとつです。「少しくらいならいいだろう」などと考えずに、1分でも遅れそうな場合は、必ず連絡をします。連絡なしに休んだり遅刻することは、厳禁です。

体調不良や電車の遅延などで休んだり遅れる場合は、わかった時点でなるべく早く連絡をします。「連絡は電話がいいのかメールがいいのか」「誰に連絡すべきか」などは、事前に確認しておきましょう。

報告・連絡をしなかった

「報告・連絡・相談」は、ビジネスの現場で基本とされている行動です。とくに仕事に慣れていないインターン生なら、なおさら「報告・連絡・相談」が必要です。

「作業が終わったら報告する」「問題が生じた場合はすぐに相談する」「迷ったら自分で勝手に判断せずに相談する」といったことを心がけるようにします。

グループワークで何もできなかった

短期インターンは、グループワークを行うことが多いです。「グループワークで何も発言できなかった」「ほかのインターン生のように活躍できなかった」という失敗体験も多いようです。

グループワークでできることは、目立つ発言をしたり成果をあげることだけではありません。みんなの意見をまとめたり、誰かをサポートするのも立派な役割のひとつです。目立った発言や成果をあげるのが苦手だという人は、自分の得意なことでグループに貢献できないか考えてみましょう。

取引先や顧客からクレームがくる

サービス業や営業職などのインターンは実際に取引先や顧客とやり取りをすることもあります。判断を間違えたり、失礼な対応をして相手を怒らせてしまうこともあるでしょう。

失敗をしても、その後どう対処するかが重要です。自分ひとりで何とかしようとするとかえって事態を悪化させてしまうことがあります。正直に上司に事情を話して判断を仰ぎましょう。

インターンでありがちな「NG行動」

インターン生がやりがちなNGな姿勢や行動をご紹介します。企業に悪い印象を与えてしまい、今後の選考に響くことがないようにしましょう。

企業について研究不足で参加するのはNG

企業のことをまったく調べずに、インターンに参加するのはNGです。「やる気がない」「熱意が低い」と判断される可能性が高いです。

インターンの仕事を始める前には、企業の事業内容についてはもちろん、業界や業種についてもリサーチしておきましょう。担当者に熱意をアピールすることもできますし、専門用語などを理解していれば仕事もよりスムーズに進めることができます。

非協力的な姿勢はNG

インターンシップは、企業としては採用に繋げたいという目的のみで行っているわけではありません。「社内に新しい風を吹き込みたい」「自社の業務について客観的な視点で評価をしてほしい」など、副次的な効果を期待していることも多々あります。

社員と満足なコミュニケーションを取れない学生や、新しいアイデアを全く提案しない学生は期待外れだと思われてしまうこともあります。実際にあなたの案が採用されるかどうかは別として、感じたことやひらめいたことはどんどん発言し、積極的な姿勢を示しましょう。

他社志望の話をするのはNG

当然のことですが、企業側も就活生のためだけにインターンシップ制度を敷いているわけではありません。学生との早期接触によって、自社に優秀な学生を囲い込みたいという目的もあります。

「職業体験として」「就活時のネタとして」「自分のやりたいこと探しのため」などインターンシップに参加する動機は人それぞれだと思います。必ずしもその企業に入社したいからインターンシップに行っているわけではない人もいるでしょう。しかし受け入れ先の企業に失礼がないように、他の企業が第一志望だとか、全く異なる業界の方が興味があるといった話は避けた方が無難です。

進路のことを聞かれたら、少なくともその企業に於いて感じた業界の魅力について話し、検討材料としたいというように伝えることは、マナーの一環です。

ミスや失敗をできるだけ防ぐための事前準備

メールで詳細を確認しておく

インターンシップでは、次のような失敗が多いです。

・開催場所を間違える
・開催時間を間違える
・必要な持ち物を忘れる
・場違いな服装で参加してしまう

これらは事前にしっかりとメールの内容を確認しておけば防げるミスです。開催場所、集合時間、持ち物、服装は必ず確認しておきましょう。会場までの行き方も確認しておくと安心です。

体調管理を行う

インターン前日には夜更かしをしないで、早めに就寝しましょう。寝不足の状態ではベストなパフォーマンスを発揮できない可能性が高いです。

飲み会に参加して二日酔いの状態で参加するなども避けましょう。体調が優れないと企業の担当者もいい印象を抱かないかもしれません。

ビジネスマナーを学んでおく

挨拶や敬語など、ビジネスの現場で求められる基本的な「ビジネスマナー」というものがあります。アルバイトの現場では学べないようなこともあるので、基本的なマナーを事前に自分で勉強しておきましょう。

電話対応の仕方やメールの書き方などを事前に勉強しておくことで、インターンの仕事も自信を持って取り組むことができます。

就活中や社会に出てからもビジネスマナーは必ず役に立つので、この機会に勉強しておくことをおすすめします。

失敗をしないためのインターン中の心得

主体的に動く

常時インターンシップを受け入れている企業はともかく、一年のうちの特定の時期だけインターンを受け入れている企業では、学生が来ている期間余分に教育に対するマンパワーを使っています。だからこそ、インターンシップ中は、自分も社員の一員になった気持ちでしっかり「仕事」をしなくてはなりません。

「手取り足取り教えてもらって当然」ではありません。仕事の厳しさや難しさを含めて、学びを得るのがインターンシップです。「自分で考えて提案する」「指示を待つだけではなく自分から積極的に動く」。そういった主体性のある人が、企業の担当者にも好印象を与えられるでしょう。

メモをとる

インターン中はいろいろな指示を出されたり、業務ルールの説明などもあります。一度に覚えられないことはメモをとりましょう。何度も同じ質問をすると、印象が悪くなり、担当者にも迷惑をかけることになります。

企業や担当者からの指示がなくても、メモ帳とペンは必ず持参するようにしましょう。

失敗を引きずらない

インターン中に失敗してしまうこともあるでしょう。そんな時はいつまでも暗い気持ちを引きずらないようにします。いつまでも落ち込んでいると周りの人も気を使いますし、新たなミスのきっかけとなる可能性もあります。

失敗したらそこから学んで、成長へとつなげることです。うまく気持ちの切り替えができることも、社会人として評価されるポイントとなり得ます。

まとめ

企業に「受け入れ損」だと思われてしまったら、あなただけでなく、今後の受け入れや同じ大学の後輩にも少なからず影響を与えてしまう可能性があります。気持ちよくインターンシップを行うために、できるだけの準備をしてインターンシップに参加しましょう。

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この記事を書いた人
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たっぷりきな子 大阪府
京都の私大卒。新卒でメーカーの人事部に配属。以後複数の会社で採用を経験し、現在もある企業で新卒採用を担当している。毎年、営業職や総合職を中心に数百名もの学生の選考を担当。

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