インターン全落ちだと就活で不利になる?原因とサマー・秋冬インターン別の対処法を解説

インターンに全落ちしてしまい、落ち込んでいる学生も多いのではないでしょうか?実はインターンに全落ちする学生は結構多くみられるため、そこまで気にする必要はありません。ここでは全落ちしてしまっても心配しなくていい理由や今後すべきことを解説します。

インターン選考を突破できない人の特徴や、選考に落ちてしまう人に見直してほしいポイントも紹介するので参考にしてみてください。

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目次

インターンってどれくらい落ちるもの?

そもそも、インターンにはどれくらい落ちるものなのでしょうか。

「マイナビ2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」によると、インターンに「応募したが参加できなかった」26卒の学生は6.9%(2024年4〜9月)であり、そのうち「選考に落ちた」という理由で参加できなかった人の割合は75.2%です。

選考に落ちてインターンに参加できなかった人の割合は年々増加してきています。就活早期化により、本選考前に経験を積んだり早期選考の権利を得たりする目的で応募する学生が増え、インターンに参加しにくい状況になっているからでしょう。

インターン選考にどれくらい落ちるかや倍率については下記の記事で詳しく解説していますので、全落ちしてしまった人はぜひ参考にしてみてください。

インターンに全落ちしても就活で不利になるわけではない

インターンに全落ちしてしまっても、就活が不利になるわけではありません。ここでは、不利にならない理由をご紹介します。

理由①:本選考とは目的や選考ステップが違う

企業が本選考を実施する目的は、自社の将来を担う人材を見極め、採用することです。一方でインターンシップにはいくつか異なった目的があります。

一般的にいわれる「業界・企業・業務を知ってもらい学生と企業のミスマッチを減らすこと」に加えて、企業によっては「優秀な学生と早めにコンタクトをとること」を目的にしていることもあるでしょう。

本選考が書類選考や複数回の面接といった複雑なステップを踏むのに対して、インターンシップの選考は多くても書類選考・Webテスト・1〜2回の面接です。そのためひとつのステップでよりたくさんの人を落とすことになります。

このように、インターンと本選考では行う目的も選考フローも異なるため、「インターンシップの選考に落ちる=本選考でも落ちる」ことにはならないのです。

理由②:本選考より倍率が高い傾向にある

インターンシップの定員は、本選考で採用する予定の人数よりも少ない傾向にあります。そのため、本選考よりもインターン選考の方が倍率は高くなるでしょう。

とくに夏休み中やその前後に実施されるサマーインターンは参加する学生が多く、倍率がかなり高くなります。秋冬のインターンまで時間もあるので、改善点を見つけて対策をすれば本選考までにインターンの参加経験を積むことは十分可能でしょう。

理由③:本選考を受けられなくなることはほとんどない

まだ本選考を受けられるチャンスがあっても、インターンシップの選考で落ちてしまったら不利になる気がして本選考を諦める学生もいます。そのためインターンシップは落ちたけれど、内定はもらったという体験が生まれにくくなっているのでしょう。

しかし実際にはインターンシップに行かずに本選考から内定を獲得している学生も多くいます。注意書きがある場合を除いて、インターンシップに落ちたことが理由で本選考が受けられなくなることはほとんどありません。案内メールやマイページに本選考参加可否の記載がないか、確認しておきましょう。

インターンに全落ちしてしまう人の特徴

インターンに全落ちしてしまう人には、いくつかの特徴が見られます。ここではその特徴について解説します。

大手や人気企業ばかりに応募している

インターンに全落ちしている学生は、大手や人気企業ばかりに応募している傾向にあります。知名度の高い大手や人気企業は、それだけ選考倍率も高いため受かりにくくなるでしょう

全くインターンシップの参加経験がない状態で本選考に挑むと、失敗する確率が高くなります。 本命企業の選考に向けて経験を積むためにも、インターンシップの段階では中小企業も含めて幅広く応募しましょう。

ESの完成度が低い

ESの提出締切時期は大学のテストと被っていることも多いため、十分な添削をしないまま出してしまった学生もいるでしょう。しかし、文章構成がおかしい・冗長表現が多いなどといった完成度の低いESでは、選考を通過することができません。

少し日を空けて現在自分の書いたESを見直してみると、何を伝えたいのかわからなかったり、自分の強みがきちんと表現できていなかったりすることに気づくと思います。ESは何度も書き直して時間をかけて仕上げていきましょう

業界・企業研究が足りていない

インターンシップに落ちる原因として、受ける業界・企業への理解が足りていない場合があります。いくらESの完成度が高く面接でスムーズに受け答えできたとしても、内容がその企業が求める人物像とずれていたら、落とされてしまうでしょう。

インターンシップに応募する前に、業界の特徴や企業理念を理解した上で、自分がその企業の社風・特徴にマッチした人材だということをアピールしてください。

Webテストが基準点に達していない

複数社のWebテスト受検が立て込んでしまい、十分な対策ができないまま受けたという学生もいるでしょう。しかしWebテストが基準点に達していないと、どれだけインターンシップ参加への意欲が高くても足切りされてしまいます。

Webテストは慣れてしまえばそれほど難しいものではないので、練習をすれば誰でも高得点を狙うことが可能です。就活が本格化すると面接対策で時間が足りないため、余裕のあるうちに取り組みましょう。

インターンシップガイドでは、無料で模擬テストを何回でも受けたり、苦手な項目を反復で練習できたりする「Webテスト対策サービス」を提供しています。項目別の問題で効率的に対策を進められるため、ぜひ活用してみてください。

性格検査でマッチしていない

意外と見落としやすいのが性格検査です。性格検査では企業の求める人物像とどのくらいマッチしているのかが重視されます。新しいことに挑戦する人材を求めているのに安定を好んでいたり、周りに働きかける人材を欲しているのにチームで活動することに抵抗があったりするとなかなか通過することができません。

嘘をついて一貫性のない回答になるのは避けたいですが、ある程度企業の求める人物像は把握しておく必要があります。性格検査でミスマッチがある時は、自分に合った企業を受けていない可能性もあるため、今一度自己分析と業界・企業分析の結果を照らし合わせてみましょう。

面接対策ができていない

面接で落とされてしまった時は、面接対策不足が原因である場合がほとんどです。せっかく企業に対する熱意や良いガクチカを持っていても、うまく面接官に伝えられなければ落とされてしまうでしょう。

面接官は「内容」だけでなく、「伝え方」や「受け答えの姿勢」も重視しています。想定される質問に対して事前に回答を整理すると同時に、予想外の質問が来ても対応できるよう返答のポイントを押さえておくことが大切です。

例えば、「結論ファーストで答える」「根拠や経験を添えて説明する」といった返答の型を意識すると、話に説得力が生まれます。こうした基本を押さえておくことで、強みや思いをより確実に伝えられるでしょう。

応募数が少ない

インターンで全落ちしてしまう学生は、そもそも応募する数が少ない場合がが多く見られます。1〜2社しか応募していないなら、全落ちになっても仕方ないでしょう。

基本的にインターン選考は倍率の高いものが多いので、学生は落ちることを想定して多めに応募します。自分の志望する業界や時期を考慮した上で応募数を決めましょう

インターン応募数に関しては、下記の記事でより詳しく解説しています。ぜひ応募数を考えるうえで参考にしてみてください。

インターンで全落ちしたら必ず反省と修正をしよう

インターンで全落ちしたら、次のインターンや本選考に向けて反省と修正をする必要があります。ここではその具体的な方法を見ていきましょう。

落ちた原因を分析する

最初にすべきことは、落ちた原因を分析することです。原因がわからなければ、改善することもできず同じ失敗を繰り返してしまうでしょう。

まず、選考を振り返ってみて自分がどの選考フローで落ちたのか、どこが良くなかったのかを明確にします。例えば、エントリーシートで落ちた時は志望動機の説得力や文章構成を見直し、面接で落ちた時は受け答えの内容や表情・話し方を振り返ってみてください。

原因を見つけられたら、次の選考から逆算し、「次の面接日の1週間前までに想定質問を整理する」というように、改善の具体的な計画を立て実行していきましょう。

自己分析をやり直す

インターン選考で全落ちしてしまう人は、自己分析を十分にできていないために、うまく自己PRができなかったり適性がマッチしていない企業ばかり受けていたりすることが考えられます。

まずは自己分析をやり直してみてください。これまでの経験を振り返って自身の強みや弱みを分析し、やりたい仕事や向いている仕事を考えてみましょう。

一度したことがある人でも、改めて長い時間をかけて分析をしてみたり、第三者に自分のイメージを聞いてみたりすると新たな発見があるかもしれません。

Webテストの対策をする

Webテストは企業によってある程度のボーダーが設定されており、それに満たなければ次のステップに進むことはできません。出題傾向は決まっているため、対策をすれば必ず点数が取れるようになります。

SPIや玉手箱等企業によって使用するテスト形式は異なるため、志望する企業の形式について調べておくのがおすすめです。点数に自信のない人は計画的に対策をする時間を設け、問題に慣れていきましょう。

業界・企業研究をやり直す

インターンに全落ちしてしまった人は、もう一度業界・企業研究をやり直してみてください。より深く理解することで企業側の求めている人物像が明確になり、自己PRがしやすくなります。

例えば、面接で企業理念に沿った内容のエピソードを話せば、自分がその企業に合った学生であることを示すと同時に、業界・企業研究をしっかり行ってきたこともアピールできるでしょう。

中小企業も見てみる

大手企業への就職を希望している場合は、中小企業を視野に入れていない学生もいるでしょう。しかし、中小企業は大手企業と比べてインターンシップの倍率が低く選考フローが少ないため、参加しやすい傾向にあります。

大手企業に向けて選考経験を積むことができるため、志望業界の中小企業で参加できるインターンシップがないか探してみると良いでしょう。

第三者にESを添削してもらう

書類選考をなかなか突破できない人は、ES(エントリーシート)の作成について見直しましょう。ESは自分で練り上げることも大事ですが、提出する前に他の人に見てもらうことで内容が大幅に改善します。

まわりの社会人に見てもらったり、ES添削サービスを利用したりするのも良いでしょう。OB訪問を行ってESを添削してもらうと、実際に働いている人の意見を取り入れられるのでおすすめです。

面接練習を繰り返す

いつも面接で落ちてしまうという人は、面接の実践練習をしましょう。どれだけ志望理由や自己PRが説得力のあるものでも、実際に面接の場でうまく話すには訓練が必要です。

ほとんどの人は緊張してうまく伝えられないので、練習を繰り返して話すことに慣れておくのがおすすめです。家族や友達に面接官の役をしてもらったり、自分が話しているところを録画して後で見てみたりすると改善点に気づけます。

インターン全落ちしたときに活用すべきサービス3選

インターンに全落ちしたときは、自分一人の力で何とかしようとせず、就活サービスをうまく活用しましょう。ここでは、活用すべきサービスを3つご紹介します。

就活クチコミサイト

就活クチコミサイトは、すでに選考を受けたことのある学生や社員からの情報を知るのに有効です。インターンシップ選考の体験談を自分の選考対策のヒントにしたり、クチコミから自分にあった社風であるかを見るなど企業研究に活かしたりすることができます。

しかし、クチコミサイトの情報がすべて正しいわけではない点に注意してください。開催時期やインターンシップの種類によって選考内容が変わることもありますし、社内の雰囲気については全員が同じように感じているとは限りません。あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

インターンシップガイドでは、先輩のインターンシップ体験談を掲載しています。次の選考をスムーズに進めるために、ぜひ活用してみてください。

大学のキャリアセンター・就活課

大学のキャリアセンターは、就職情報とサポートが充実している場所です。業界・企業選び、エントリーシートの添削、面接練習など、就活のあらゆる段階で学生を支援してくれる体制が整っています。

キャリアセンターはこれまで多くの先輩の就活をサポートしてきた職員が在籍しており、実際の選考体験や内定実績に基づいた具体的なアドバイスを受けることができるためおすすめです。さらに、大学独自の求人情報が届いていることもあります。

こうしたサポートを活用することで、情報収集だけでなく、自分に合った企業選びや面接対策をより効果的に進めましょう。

就活エージェント

就活エージェントは、学生の就職活動をサポートしてくれる仲介サービスです。アドバイザーが学生の希望・性格などをヒアリングし、学生に合った企業の紹介や選考対策のサポートを行ってくれます。

就活エージェントは、学生が無料で利用でき、具体的なアドバイスをもらいながら就活を進められるというメリットがあります。一人で就活を進めることが不安な人におすすめです。

しかし、紹介される企業はエージェントが契約している企業に限られます。また、すでに志望する業界・企業が定まっている人は紹介される企業にミスマッチがある場合も考えられるため、注意しましょう。

【季節別】インターンに全落ちしたときの対処法

ここでは、インターンに全落ちしたときの対処法について季節別に解説します。

サマーインターンで全落ちしたとき

まず、サマーインターンに全落ちした場合を見ていきましょう。

秋冬インターンに向けた準備をする

サマーインターンに全落ちしてしまった場合は、秋冬インターンに向けて準備しましょう。まだインターンに参加できる可能性は十分に残っているため、サマーインターンで落ちた原因を分析し、確実に改善していくことが大切です。

一般的にはサマーインターンよりも秋冬インターンの方が倍率が低いため、しっかりと対策をすれば本選考前に巻き返すことができるでしょう。

OB・OG訪問に行く

OB・OG訪問に行くと良いでしょう。OB・OG訪問では、実際に働いている社員から話を聞くことができ、より企業への理解度が高まります。さらに社会人と話す練習にもなるため、面接でより自信をもって話せるようになるはずです。

インターンに参加できない時期でも、OB・OG訪問や座談会などで経験者からのアドバイスをもらうことで、就活を進めてみてください。

長期インターンに参加する

長期インターンに参加するのも一つの方法です。長期インターンでは、短期のものと異なり、より実践的な業務を行うことになります。特に志望業界が決まっている学生は、今の段階からその業界で実務経験を積むことで他の学生に比べ一歩リードできるでしょう。

長期インターンは、就活や内定後にも役立つ経験になるためおすすめです。サマーインターンに参加できていない期間も有効に活用し、専門的なスキルを磨きましょう。

別の業界・職種を見てみる

サマーインターンの段階であれば、別の業界・職種を見てみるのも良いでしょう。初めから志望業界を絞っていた人は特に、選考に落ちた理由は自分の適性に合っていなかったからである可能性もあります。

一度別の業界・業種にも目を向けることで、より自分に合った企業が見つかるかもしれません。

秋冬インターンで全落ちしたとき

次に、秋冬インターンに全落ちした場合も見ていきましょう。サマーインターンとは時期が違うため、とるべき対策も異なってきます。

気持ちを切り替える時間を作る

一度、就活から離れて気持ちを切り替える時間を作りましょう。秋冬インターン以降は本格的に本選考のエントリーがはじまり、気を休める時間はほぼありません。

ずっと気を張り続けていては、一番力を発揮すべき本選考まで体力が持たないため、一度、思い切って数日間心身ともに休める時間をとることをおすすめします。その後本腰を入れて本選考の準備にとりかかりましょう。

本選考向けた対策をする

秋冬インターンに全落ちしたら、本選考に向けた対策を進めましょう。これまでのインターン選考経験を振り返り、具体的に本選考までにやるべきことを確認してみてください。

特に本選考では、インターンに比べ「なぜこの企業か」を語ることが求められます。自己分析をもとに、企業のビジョンと自分の将来像を結び付けることで「この企業でなければならない理由」を明確に示せるようにしておきましょう。

よくある質問コーナー

ここでは、よくある質問にお答えします。

Q1.インターンに全落ちしたらどうすればいい?

A.次の選考に向けた対策を進めましょう。サマーインターンに落ちても秋冬インターンがありますし、秋冬インターンに落ちても本選考まではまだ時間があります。落ちた原因を分析し、自己分析をやり直して次の選考に生かしましょう。

またインターンシップ以外にも、座談会やオープンカンパニーなど、選考なしで参加できるイベントはたくさんあります。インターンシップに参加できない期間はこうしたイベントに参加することで、業界・企業理解を深めましょう。

Q2.インターンで失敗しても本選考は通る?

A.インターン選考での失敗は、本選考に影響しません。注意書きがある場合を除きほとんどの企業は、インターン参加の有無に関わらず本選考に応募することができます。インターンと本選考では実施する目的や倍率も異なるため、失敗したからと言ってあきらめず、気持ちを切り替えて本選考に挑みましょう。

Q3.インターンに一度も参加しないのはやばい?

A.インターンに参加したことがなくても本選考には挑戦できるため、やばいということはありません。しかし、インターンに参加すると業界・企業への理解度が高まると同時に、早期選考案内が来て内定のチャンスが増えるケースもあります。

就活をスムーズに進め入社後のミスマッチを減らすためにも、インターンには積極的に参加しましょう。選考ではなく、抽選や先着順で参加できるインターンもあるため、活用してみてください。

最後に

インターンシップで全落ちしても本選考に影響はありません。ただしそのままの自分でまた挑んでしまうと失敗する可能性が高いため、原因を見直して改善していきましょう。

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ぜひ今後の就活にご活用ください。


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