こんにちは、ねこまるです。社会人3年目の私が学生生活に役立つ情報を発信していくこちらのコラムも第6回となり、今回が最終回です。最後となる今回はインターンシップのことを、海外での事情も踏まえて説明します。
- ・アメリカと日本のインターン事情の違い
- ・インターンに参加するメリット
- ├ビジネスマナーやスキルが身につく
- ├ミスマッチを防げる
- ├本格的な企業研究ができる
- └早期内定につながる
- ・おすすめのインターン
- ├有給インターン
- ├長期インターン
- └アイデアを活かせるインターン
- ・まとめ
アメリカと日本のインターン事情の違い
もともとインターンシップの制度はアメリカ発祥で、100年以上の歴史があると言われています。ちなみに日本でインターンが始まったのは1990年代後半と、実はかなり最近です。
日本では「インターンは意識が高い人が参加するもの」という感覚の方も多いですが、アメリカでは就職するために必要な活動とらえられています。アメリカのインターンは期間も長く、2〜3ヶ月が一般的です。インターン中に適性や姿勢を見定め、インターンで選考を行う企業も多いです。
日本の新卒採用ではスキルなしが前提のポテンシャル採用がほとんどですが、欧米では新卒採用でも即戦力となることが求められることが少なくありません。アメリカの採用では経験や課外活動も重視されるため、インターンに意欲的な学生が多いのです。
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インターンに参加するメリット
「別にインターンなんて行かなくてもいいや」という人も多いと思います。というか私もそうでした。時間もったいないし、交通費もったいないし、そもそもめんどくさいし。でも今となっては、インターンに参加しておけばよかったなと思う理由がいくつかあります。
ビジネスマナーやスキルが身につく
ビジネスマナー、営業スキル、企画スキル、資料作成スキル、商品についての知識など、会社や職種によってインターンで得られるスキルは様々です。そして普通のアルバイトでは得られないものがほとんどです。日本の新卒採用がスキル重視でないとはいえ、一般企業で仕事をした経験は就活でも大きな武器となるでしょう。
ミスマッチを防げる
ネットやSNSで企業について調べたり、会社説明会に参加するだけではわからないことも多いです。実際に入社してから、「思っていたのと違った」「イメージと違う」と感じて早期退職となるケースも少なくありません。
インターンに参加すれば、社内の雰囲気を実際に見たり、仕事を体験できたり、社員の方と直接話せたりします。企業の文化や仕事内容をしっかり理解し、入社前の不安を少しでも解消しておくことが大切です。
本格的な企業研究ができる
行きたい会社がある程度決まっているなら、そこと競合する企業や似たビジネスを行っている企業のインターンに行くのがおすすめです。業界全体について幅広い知識が身につき、業界での志望企業の立ち位置も把握できます。「なぜその企業なのか」が明確だと、志望理由の説得力も高まります。
早期内定につながる
多くはありませんが、インターンに参加することで早期内定を獲得できることもあります。中小企業やベンチャーでは、インターンとしての働きぶりが認められると「卒業後は社員として入社しないか」と声をかけられることもあります。
書類選考や面接など面倒な就活をしたくない人は、インターンからの就職を考えるのもいいかもしれません。
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おすすめのインターン
メリットがわかったところで、次に気になるのが「どんなインターンを選べばいいのか?」ではないでしょうか?インターン募集が多すぎて、選ぶのも一苦労ですよね。ここでは私の実体験に基づき、おすすめのインターンをご紹介します。
有給インターン
インターンは基本的に無給のものがほとんどですが、中には有給のものもあります。日給で8000円くらいのものや、1週間で数万円支給されるものなど時給や日給はプログラムにより異なります。給料がもらえるインターンはプレッシャーもありますが、集中力が持続し無給でダラダラやるよりも1日1日が早く過ぎていくように感じました。
有給だとバイトを辞めてインターンに集中できるという点も大きなメリットです。「2年生でアルバイトを辞めて3〜4年生は有給インターンで稼ぐ」あるいは「1〜2年生で有給インターンをして早めに就職のアテを作っておき3〜4年は興味のあるアルバイトに挑戦してみる」というのもアリだと思います。
長期インターン
明確な定義はありませんが、1ヶ月以上のインターンは長期に分類され、ほとんどが有給です。長くインターンをすることで、ビジネスマナーの基礎が身につき、世の中のお金や人の流れなどもわかってきます。可能であればどこかの会社で長期インターンを終えてから、本格的に業界選び・企業選びを始めるのがいいと個人的には思っています。
長期インターンは仲間ができるメリットもあります。数日や1週間のインターンだと深い人間関係を築くことは難しいです。しかし数ヶ月間一緒に働けば、色々なことを話すでしょうし、信頼関係も生まれます。同期や先輩といい人間関係が築ければ、その後の人生でもプラスになることが多いでしょう。
アイデアを活かせるインターン
頭を使わずに覚えた作業を繰り返すだけのインターンも、世の中にはたくさんあります。アルバイト代わりであればそれでもいいですが、就活にはいかせませんし、スキルアップにも繋がりません。おすすめは、あなたのアイデアを活かせるインターンです。
企画職やディレクター職はもちろん、営業だって「お客さんに応じてプレゼンの仕方を変える」となればアイデアを活かせますし、総務人事でも新たな制度を作る機会などがあれば該当します。大切なのは、「自分の頭で考えて行動し人を動かした」という経験です。
なぜなら、それが仕事の本質だからです。そこまで経験すれば、「自分は仕事において何が得意で、何が苦手で、どういう所にモチベーションを感じるか」がわかってきて、身につけたいスキルも見えてきます。
まとめ
このコラムを通して就活生の皆さんに伝えたかったことは、「誰かがつくったレッテルやルールに縛られるな」ということ。あなたのことを1番わかっているのはあなたです。海外の情報や他業界の情報であっても参考になることはどんどん取り入れ、「こうしたら行きたい企業に内定をもらえそうだな」と戦略を立てて、就活に臨みましょう。楽しむポイントがわかってくれば、就活って結構楽しいものですよ。
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