インターンシップとは学生が企業の業務を模したグループワークを行ったり、実際に職場を訪れるなどして業務体験を行うものです。本選考前に企業について詳しく知ることで、志望業界を絞ったり企業研究を進めることができます。入社後のミスマッチを減らせることもあって年々注目度が高まっています。
インターンシップには1日から数週間の短期インターンシップと、数か月から数年かけて行う長期インターンシップがありますが、大学3年生、修士1年生が就活の一部として行うインターンシップは前者の短期インターンシップが多いです。
特に冬インターンは12月から2月に開催されるインターンのことで、夏休みに行われるサマーインターンと比べると知名度は落ちるものの就活の中で本格的な就活解禁の前に重要な役割を果たします。
- ・冬インターンとは?
- ・冬インターンのスケジュール
- ├応募は9〜10月からで開催は12月〜2月
- └インターン参加の流れ
- ・夏インターンとの大きな違い
- ・冬インターン参加がおすすめな人
- ・冬インターンの探し方
- ・最後に
冬インターンとは?
冬インターンは就活生である大学3年、修士1年の12月から翌年2月ごろに開催されますが、この時期にはベンチャー企業、外資企業は既に本選考がはじまっているため日系の大手企業が行うことが多いです。
インターンの内容としてはグループワーク、職場見学、プロジェクト紹介などが多いです。新型コロナウイルスの影響により就活がオンライン化した22卒以降はインターンシップもオンラインで行われることが多いですが、少しずつ対面のインターンも増えています。自宅から手軽に受けられるオンラインインターンと職場の雰囲気が伝わりやすくコミュニケーションも取りやすい対面インターンを上手く使い分けましょう。
冬インターンのスケジュール
応募は9〜10月からで開催は12月〜2月
冬インターンの明確な定義はありませんが、一般的には12月から翌年2月に開催されるインターンを冬インターンと称して募集している企業が多いです。インターンシップは開催の2か月前くらいから募集がはじまるので、冬インターンの場合は9〜10月から募集がはじまります。
インターン参加の流れ
インターンシップ参加までの大まかな流れは以下の通りです。
①企業を探す
②採用サイトに登録(プレエントリー)
③ES、webテスト提出
④グループディスカッション
⑤面接
⑥インターン参加
企業によっては④グループディスカッションと⑤面接は逆の順番で行われることもあります。また応募者数が多い企業ほど面接が複数回あるなど選考過程が長く、応募者数が少ないほど選考過程が短い傾向があります。 ほとんどの企業で行われるのは③ES、webテスト提出と⑤面接です。本選考の時期に近いぶんまわりの就活生も対策をしてくるので必ず準備しておきましょう。
インターンシップガイドでは内定者のインターンシップ体験談や実際のES(エントリーシート)を掲載しています。アピールの仕方や重視されるポイントなど参考になる部分が多いのでチェックしてください。
【内定者ES】
【インターン体験談】
夏インターンとの大きな違い
夏と冬の一番の違いは「インターンシップ選考が本選考の一部になっている可能性が高い」「倍率が低い」「選考で志望動機が重視される」の大きく3つあります。
インターンシップ選考が本選考の一部になっている可能性が高い
インターンシップに参加すると本選考の選考の一部が免除されたり、一般的な選考よりも早い時期に内定が出る早期選考に呼ばれることがあります。もちろんサマーインターンにもそのチャンスはありますが、冬インターンは本選考時期に近いぶんその可能性も高まります。
サマーインターンに比べて倍率が低い
冬インターンは大学や私生活が忙しくなる時期と被っています。また就活も本選考の対策もはじめなければいけない時期になっておりインターンに参加する余裕がない学生も多いです。もちろん年末年始は息抜きするなどメリハリは必要ですが周りがやっていないインターンは就活を有利に進めるチャンスです。
インターン選考で志望動機が重視される
業界理解、企業理解を深めるのもインターンシップの目的のひとつなのでサマーインターンでは志望度はそこまで重視されません。しかし冬インターンは内定を見越していることもあって志望動機もESや面接で詳しく聞かれることがあります。OB訪問やイベント参加が必須ではありませんが最低限採用ページをみるなど基本的な情報は調べておきましょう。
冬インターン参加がおすすめな人
特に冬のインターンシップ参加をおすすめするのは「夏に就活をしていない人」「志望業界がある程度決まっている人」「選考経験を積みたい人」です。
夏に就活をしていない人
インターンシップは合同説明会や就活イベントと違って、社員の方とじっくり話す時間があったりオフィスを見学したりして職場の雰囲気を知ることができます。インターンシップに参加した学生としていない学生では志望理由や入社してからやりたいことの具体性が違います。留学やサークルで夏は忙しかった人こそ冬インターン参加をおすすめします。
志望業界がある程度決まっている人
冬インターンは本選考も迫ってきている時期の開催なので全く就活をやっておらず業界選びもこれからという学生にはあまりおすすめできません。その場合は合同説明会など短時間で複数の企業をみれるイベントから始める方がよいでしょう。反対にある程度志望業界が決まっている場合はぜひ冬インターンに応募しましょう。
選考経験を積みたい人
サマーインターンに応募したことがある学生はわかると思いますがESや面接はある程度慣れが必要です。ガクチカ400字、志望理由400字と聞くと大したことないように思えるかもしれませんがいざ書こうとするとエピソード選びから論理構成までやることはたくさんあります。面接に慣れておくと緊張も少なくなります。冬インターンは本選考前最後の実践の場です。あまり話すのが得意ではないという学生ほど挑戦しましょう。
冬インターンの探し方
インターンシップを探すには、一社ずつ採用ページから探すよりも、情報が整理されている総合ナビサイトを使うのがおすすめです。インターンシップガイドでは職種別、業種別、地域別などさまざまな方法でインターンシップを探すことができます。冬の時期は忙しく無駄なことに時間を使う余裕はありません。効率的に就活を進めてくださいね。
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最後に
冬インターンの開催時期は12月〜翌年2月、応募は9〜10月からはじまります。インターンシップだからと気を抜かずにしっかり準備して選考に臨みましょう。
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