就職活動においてインターンシップは加速度的にメジャーなものになってきています。しかしインターン参加が実際にが内定につながっているのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。この記事ではインターンシップ参加と内定率の関係や、採用に直結しやすいインターンのプログラムについてまとめています。
- ・インターン参加は内定率に影響する
- ├実務経験のある人材は貴重
- ├インターン参加者を優遇する企業も
- ├インターン生から社員登用されるケースも
- └短期インターンは内定に繋がりづらい
- ・企業がインターン募集をする狙い
- ├自社を就活生に知ってもらうため
- ├人材育成をするため
- └優秀な学生をを囲うため
- ・内定に直結しやすいプログラム
- ├本選考に優遇がある
- ├本選考直前に開催される
- └社員とチームを組んで業務を行う
- ・最後に
インターン参加は内定率に影響する
結論から言えば、インターンシップへの参加は、内定率に影響します。しかし直接的な場合と間接的な場合とがあるので、どのような過程を経てインターンシップ参加が内定率に関わってくるのかを解説します。
実務経験のある人材は貴重
新入社員が企業に入ってしばらくの間は研修期間などが設定されて、スキルを磨いていく時期とされています。分からないことが多い新人を一人で業務ができるまで育成することは、企業にとってかなり労力がかかる事です。
しかしインターンシップ参加経験があり、同業種や自社の仕事をある程度知っていれば、教育する手間が省けて企業には大きなメリットとなります。選考の段階で育成の手間が軽減できそうな経験、スキルがある学生は企業に求められ、内定をもらえる可能性が高くなります。
インターン参加者を優遇する企業も
企業によっては、自社のインターンに参加していた学生を、選考の際に優遇します。例えば、書類選考なしで本選考に進む権利が与えられる、就活の解禁前に選考会に参加できる、などがよくあるケースです。
選考の難易度や競争率が低くなれば、自ずと内定を得やすくなります。インターン参加者を優遇する場合は、募集の要項にその旨が記載されていることが多いので、気になる企業の募集があれば積極的に応募してみると良いでしょう。
インターン生から社員登用されるケースも
インターン参加者を、選考を経ずにそのまま社員に登用する企業もあります。特に人手を必要としているベンチャー企業などに多く見られるケースです。
入社前の段階で経験を積んでいる学生は、企業にとって即戦力となり得る人材です。学生にとっても、既に雰囲気や業務形態を知っている会社で働けることはメリットだと言えるでしょう。
短期インターンは内定に繋がりづらい
インターン参加は多くの場合内定に繋がる手助けをしてくれますが、短期インターンの場合は恩恵が受けづらいです。理由としては短期インターンは会社説明が目的であることが多く、開催時間が短いため、業務の経験をすることが少ないからです。
しかし短期インターンは情報収集ができたり、志望企業選びの参考になったりと、得られるものも多いです。短期インターンも完全に内定率に影響がないというわけではありません。
企業がインターン募集をする狙い
企業がインターンを実施する目的は主に3つです。応募条件やプログラムによってどんな目的で行われているインターンなのかが大体分かるので、ここで解説します。
自社を就活生に知ってもらうため
1〜2日で完結する短期インターンは、自社を就活生に知ってもらいたいという理由での開催が多いです。業務の体験よりも会社説明に重きがおかれ、主に夏休みや冬休みなどの人が集まりやすい時期に開催されるのが特徴です。
内定に直結する経験は得づらいですが、インターン参加の第一歩としてはとても良いプログラムです。就活初心者の方、志望業種が決まっていない方はこのようなインターンに何度か参加して就活の方針を決めると良いでしょう。
人材育成をするため
中〜長期のインターン募集の場合は人材育成を目的としていることが多いです。長い期間を要する募集なので、企業側はゆっくりと参加者に仕事を教えることができます。
このような目的のインターンでは、優秀な参加者に対して早期選考への誘いや本選考優遇が提案されるケースも見受けられます。内定にかなり近づけるチャンスなので、これを狙いたい方はインターンで成果を残すことを目指しましょう。
優秀な学生をを囲うため
完全に即戦力として入社させようという狙いのインターンもあります。このような募集の特徴としては、長期インターンが多く、採用条件が厳しい、という点が挙げられます。
インターン採用の段階から優秀な学生を選出し、長い時間をかけて戦力になる人材を育てていく、というのがこのプログラムの特徴です。採用されるのは難しいですが、社員に登用される可能性が最も高いのはこのようなプログラムです。慣れた職場と業務で社会人生活を始めたいという方には最適です。
内定に直結しやすいプログラム
どうせインターンに参加するなら内定に直結するプログラムが良いと思う方も多いでしょう。この項目では内定に繋がりやすいプログラムの共通点をまとめているのでぜひインターンを選ぶ際の参考にしてみてください。
本選考に優遇がある
募集要項に、インターン参加者に対して本選考への優遇を設ける、という記載があればその募集は内定に直結しやすいです。優遇の程度は企業により違いますが、本選考の過程が減るのは就活生にとっては大きなメリットです。
中〜長期のインターンで多く見られるので、長い期間を使うからには内定に繋げたい、という方にはとてもおすすめです。
本選考直前に開催される
本選考の直前に開催されるというのも、内定に直結しやすいインターンの特徴です。夏インターンは早い時期の開催なのでまだ企業も採用に向けて本腰を入れていません。就活解禁直前の冬や、解禁後からの開催であれば、新入社員受け入れの準備を終えて人材の確保を始めている企業が多いです。
大学4年次の終盤開催のインターンは、希望していたより新入社員の数が少なくなり、人を集めるために行われていることが多いです。こういったインターンでは、かなり内定を得やすいのでぜひ参加してみましょう。
社員とチームを組んで業務を行う
業務を体験するインターンは数多くありますが、社員とインターン生が一緒になって業務を行うプログラムがある募集は、内定に繋げやすい傾向があります。プロに混ざって業務を体験させるのは、社員となって即戦力として働いてもらうためであることが多いからです。
最後に
インターンシップへの参加は、様々な形で内定率アップに貢献してくれます。募集の形態も多岐にわたりますが、それぞれが違った形で就活生が内定を得る手伝いをしてくれるので、参加を迷っている、という方は積極的に自分に合っていそうなインターンに参加して、内定への近道を見つけ出しましょう。
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