人材業界に興味を持つ人は多く、インターンシップ参加を考えている学生も多いのではないでしょうか?今回は人材業界インターンの開催時期、期間、内容などについて解説します。インターン選考の流れや対策のポイントもご紹介するので、人材業界を目指す学生はぜひ参考にしてください。
- ・人材業界とは?
- ・人材業界のインターン開催時期や形式は?
- ├夏〜秋にかけての短期インターンが多い
- └オンラインでの実施も
- ・【期間別】人材業界インターンの内容
- ├短期インターン
- └長期インターン
- ・人材業界のインターンの選考の流れやポイントは?
- ├エントリーシート提出
- └面接
- ・人材業界インターンのメリット
- ├就活で役立つ知識が得られる
- ├業界研究や企業選びに役立つ
- └就職後のミスマッチを防げる
- ・最後に
人材業界とは?
人材業界とは企業と人材を結びつける業界で、人材業界の仕事は以下の4タイプに分かれています。
人材紹介
人材紹介とは、新たな人材を求めている企業と求職者とを仲介する仕事です。求職者が企業に入社すると、人材紹介会社は企業から報酬をもらうことができます。
人材派遣
人材派遣は求職者を、労働力を求める企業に派遣する仕事です。人材紹介会社は求職者と企業を仲介する役割だったのに対し、人材派遣会社は求職者を雇用した上で、企業へと派遣します。派遣社員に給料や福利厚生を提供するのは人材派遣会社となります。
求人広告
求人広告は、各企業の求人情報を一覧にまとめ、インターネットや紙媒体で公開する役割を担います。求人広告を掲載するために企業が支払う広告掲載料が報酬となります。
人材コンサルティング
人材コンサルティングは、企業が抱えている問題を解決するために必要な人材の採用をサポートする仕事です。「どのように採用活動を進めるか」「どのように人材を育成するか」などについて助言を行い、コンサルティング料金を貰うビジネスモデルとなっています。
人材業界のインターン開催時期や形式は?
夏〜秋にかけての短期インターンが多い
人材業界のインターンは、夏から秋にかけて実施されているものが多く、1~3日といった短期で開催される傾向が見られます。1日や2日と期間は短いですが、本格的な事業立案をする内容の濃いプログラムが多いです。
オンラインでの実施も
新型コロナの影響で、人材業界でもオンラインでインターンを実施する企業が増えています。新型コロナの感染拡大状況に合わせて実施形式を変更する企業もあるようです。オンラインでインターンや面接を実施する企業は今後も増えていくことが予想されるので、必要な準備をしておくと安心です。
Webインターンについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
Webインターンの内容は?参加前の準備・服装・マナーも解説!
【期間別】人材業界インターンの内容
短期インターン
人材業界では、1〜3日程度の短期インターンがよく見られます。グループワーク、プレゼン、社員からのフィードバック、という内容のものが多く、業界の課題に取り組みながら事業についての理解を深めていくことができます。
企業により異なりますが募集職種ごとにコースが別れているケースもあり、「事業立案」「エンジニア」などのコースがあります。
長期インターン
人材業界は長期インターンの募集もたくさんあります。とくにベンチャー企業は学年不問で長期インターンを募集しているところが多く、時期も関係なく通年で募集しています。時給は1000〜1300円くらいが相場ですが、営業職だと高時給だったりインセンティブがあるケースもあります。
職種は営業、マーケティング、企画、コンサルタントなどの募集がよく見られます。数ヶ月かけて仕事を覚えていき、慣れたら責任ある仕事も任せてもらえるようになります。本格的な仕事体験をしてスキルや知識も身につけたいなら、長期インターンがおすすめです。
人材業界のインターンの選考の流れやポイントは?
エントリーシート提出
人材業界に限らずほとんどのインターン選考では、ES(エントリーシート)の提出を求められます。 特にインターンに参加する理由はよく質問されますので、「なぜこの企業のインターンに参加したいのか」を説明できるようにしておきましょう。
面接
エントリーシート通過者に面接を実施している企業もあります。面接ではエントリーシートに書いた内容についてより深く質問されることが多いです。多くの求職者と接してきた人材業界の企業だからこそ、面接でのマナーやふるまいには厳しいチェックが入ります。不自然な動きになってしまわないよう、十分に練習を重ねておきましょう。
人材業界インターンのメリット
就活で役立つ知識が得られる
人材業界の仕事を経験すると、企業がどんな人材を求めているのか知ることができます。業界や職種によって、求められらる人材のポイントが違うのもわかるでしょう。
企業が採用の際にどんなところを見ているのか、どんな基準で見ているのかなどの知識も身にきます。採用側の視点や考えを知ることで、就活で自身が採用される側になった時にどんなアピールをすれば効果的なのかわかるようになるので就活で有利になります。
どんな業界の就活でも役立つ知識が身につけられるという点では、人材業界のインターンシップは人材業界を目指してない人にもおすすめです。
業界研究や企業選びに役立つ
人材業界のインターンでは、大手の有名企業から中小企業まで、多くの企業について知ることができます。それまで興味のなかった業界や企業でも詳しく知ることで、「自分に合うかも」「意外と面白そう」と新しい発見につながることが多いです。
視野を広げ、幅広い業界で多くの企業を知ることができるのも人材業界インターンのメリットの一つです。志望業界や職種が絞れていない方は、人材業界の仕事を通していろいろな企業や仕事に興味を持ってみるといいでしょう。
就職後のミスマッチを防げる
人材業界の役割の一つは、企業と求職者のマッチングです。人材業界の仕事を通してどんな企業や職種にどんな人が適性があるのかを考えることになります。企業と人材のマッチングや相性についての知識は、就活で自分に合う企業を見つける際にも役立つはずです。
評判やイメージだけで志望企業を決めてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することもあります。人材業界の仕事を経験すると企業を見る目を養うことができるので、入社後のミスマッチを防げる可能性が高いです。
最後に
人材業界にはさまざまな事業があり、企業によって経営方針や社風も異なります。会社説明会やホームページで、興味・関心のある企業を見つけておくとインターンへの応募がスムーズです。
大手企業のインターンは人気が高いため、選考に通過するのは大変ですが、参加できれば学べることはたくさんあります。ぜひ積極的に応募してみてください。
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