夏インターンは難易度が高い?秋・冬との違いや選考通過のコツを解説

夏インターンの倍率は本選考よりも高いと言われており、毎年多くの就活生が夏インターンの選考を通して就活の厳しさを実感しています。

今回は、夏インターンと秋・冬インターンの違い、夏インターン選考通過のコツ、そして夏インターン選考に落ちてしまった人がすべきことを詳しく解説します。

目次

夏インターンの倍率はどのくらい?

夏インターンの倍率は企業ごとに大きく異なります。インターンの倍率を公表している企業は少ないため、明確な数字は分かりませんが、就職四季報に載っている本選考の倍率を参考にすると良いでしょう。夏インターンは本選考より倍率が高い場合もあるため、対策を入念に行うことが必要です。

夏インターンは、期間によっても倍率が異なります。1dayインターンは、受け入れ人数が多いため、2days以上の短期インターンに比べると倍率は低い傾向にあります。1dayインターンだと、選考がESのみのものや、選考がないものもあります。

2days以上の短期インターンは1dayインターンに比べて倍率が高く、ES・Webテスト通過後にグループディスカッションや面接を課す企業が多く、厳しい選考を通過した人だけが参加できます。その分、インターン経由での早期選考やリクルーター面談、本選考優遇のチャンスを掴みやすいのが特徴です。

夏インターンと秋・冬インターンの違い

①夏インターンは企業理解が目的

夏インターンは学生に「企業を知ってもらう」ことが目的で実施されるものが多いです。そのため、企業説明や簡単なグループワークといった、比較的軽い内容がよく見られます。

一方、秋・冬インターンは、早期選考を見据えて優秀者を早期に囲い込む目的で実施されるものが増えます。

夏の時点では業界・企業は絞らず、幅広い企業のインターンに参加して業界・企業理解を深めてから、夏インターンに参加して興味を持った企業を中心に、志望企業を決めるのがおすすめです。秋・冬インターンでは、志望企業の早期選考や本選考優遇を狙っていきましょう。

②選考なしの1dayインターンも多い

夏インターンは、選考なしの1dayインターンも多く実施されます。夏インターン選考に落ちてしまい、参加するインターンが少ない人は、選考なしのインターンで十分企業研究ができます。また、選考なしのインターンは興味のない業界でもとりあえず研究しておきたいという方でも気軽に参加できるのでおすすめです。

③秋・冬インターンに比べて倍率が高い

夏インターンは、秋・冬インターンに比べて倍率が高いと言われています。そのため、落ちても過剰に落ち込む必要はありません。夏インターンは選考経験を積む目的で応募して、秋・冬インターンの選考で夏インターン選考での反省を活かすと良いでしょう。

④夏期休業中に開催されるので参加しやすい

夏インターンは、7月〜9月の、大学の夏期休業期間中に開催されるため、日程調整がしやすく、参加しやすいのが特徴です。秋からは授業が始まるため、日程の調整が難しくなります。特にサークルやアルバイトなど、授業以外の活動で忙しい人は、秋・冬インターンへの参加が難しい場合もあるため、夏インターンに参加しておくことをおすすめします。

夏インターン選考通過のポイント

①ガクチカと自己PRを磨く

夏インターンのESでは、志望動機の他に、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と自己PRを課す企業がほとんどです。そのため、ガクチカと自己PRは特に力を入れて作成しましょう。

夏インターン選考での成功を目指す人は、夏インターン募集開始前までにガクチカと自己PRをそれぞれ200字・400字の2パターンずつ用意し、友達や先輩などに添削してもらうことをおすすめします。

ESで落ちてしまったら、同じ内容のものを別の企業で使いまわさず、原因を考えてその都度ブラッシュアップしていきましょう。

②インターンで学びたいことを明確にする

志望動機が曖昧な人は、ESで落ちてしまう可能性が高くなります。企業研究を行って、ESや面接では明確で説得力のある志望動機を伝えられるようにしましょう。「なぜその業界・企業に興味を持ったのか」を、自分の過去の経験と結び付けたり、「インターンで何を学び、その後どう活かすのか」を伝えられると、説得力が増します。

③インターン面接頻出質問の練習をする

特に2days以上の短期インターンの選考では、ESやWebテスト通過後に、面接選考が行われる場合があります。インターンの面接では、自己PRや志望動機、ガクチカの深堀が頻出です。自分の言葉で自信を持って話せるように、友達や先輩にお願いしたり、セミナーなどの機会を活用して、面接練習を行いましょう。

インターン面接はオンラインで行われることが多いため、目線の位置や表情の作り方なども確認しておくことをおすすめします。

④Webテスト対策を行う

ESの後、またはESと同時にWebテストを課す企業もあります。夏の時点でWebテスト対策が完璧にできている就活生はなかなかいません。しかし、自分がインターンに応募したい企業ではどの種類のWebテストが出題されるのかを事前に調べ、対策本や模擬テストを受検できるサイトなどを使って、解き方を知っておくと良いでしょう。夏インターンはWebテストに慣れる機会として、挑戦しておくことをおすすめします。

夏インターン選考に落ちた人がすべきこと

①落ちた原因を考える

夏インターンは倍率が高いため落ちることは珍しくありません。とはいえ、夏インターンの振り返りをせずに秋・冬インターンに応募しても同じ結果が待っています。

自分はいつもどの段階で落ちてしまうのか、それはなぜかを振り返り、秋・冬インターンではその反省を活かして選考に臨みましょう。

②ESを添削してもらう

いつもESで落ちてしまう人は、自分が書いたESを友達や先生、家族、アルバイト先の社員など、様々な人に読んでアドバイスをもらいましょう。伝わりやすい文章になっているかが分かったり、自分では気づかなかった視点を得ることができます。

③先輩や友達と面接練習を行う

面接が苦手な人は、先輩や友達にお願いして面接練習をしましょう。自分の話すときの癖を指摘してもらえたり、就活を経験した先輩ならではのアドバイスをもらえるかもしれません。社員目線のアドバイスをもらうために、OB訪問先の社員に頼んでみるのもいいでしょう。

とにかく、面接は数をこなして慣れることが上達の近道です。相手に伝わりやすい話し方や話すときの時間の感覚は、慣れることで身につきます。本選考では自信を持って面接に望めるよう、準備しておきましょう。

④秋インターンに積極的に応募する

夏インターンでうまくいかず、モチベーションが下がってしまう人も多くいます。しかし、せっかく夏で多くの課題を発見できたのに、その課題を改善し、活かすチャンスを逃してしまうのはもったいないです。

秋インターンは、夏インターンに比べて倍率が低いと言われ、早期選考のチャンスも掴みやすいです。夏インターンでうまくいかなかった人こそ、秋インターンに積極的に応募しましょう。

秋インターンについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

【まとめ】夏インターンは高倍率!選考経験を積んで秋・冬インターンに備えよう

夏インターンは高倍率です。落ちてしまっても、選考経験の場だとポジティブに捉えましょう。成功する就活生は夏の反省を秋以降に繋げます。モチベーションを下げず、まずは自分の現状を振り返り、秋・冬インターンに向けた戦略を立てましょう。


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