就活のES(エントリーシート)や面接で、「働く姿勢」について聞かれることは多いです。考えたことがなく答えに詰まってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか?
ここでは企業の担当者に好印象を与える働く姿勢、低評価となる姿勢や考え方、答え方のコツ、回答例文などご紹介します。
- ・企業から評価される「働く姿勢」
- ├能動的である
- ├責任感がある
- └協調性がある
- ・低評価となる「働く姿勢」は?
- ├やる気がない
- ├自分のことしか考えていない
- └向上心がない
- ・働く姿勢を答える時のポイント
- ├おすすめの構成
- ├ポイントを絞る
- └実体験をアピールする
- ・【例文】働く姿勢の答え方
- ├責任感をアピールする答え方
- ├粘り強さをアピールする答え方
- └明るさをアピールする答え方
- ・就活で「働く姿勢」を効果的にアピールするには
- ├企業の文化を理解しておく
- └インターンに参加する
- ・最後に
企業から評価される「働く姿勢」
能動的である
多くの職場では、上司から指示されるのを待っている人は評価されません。言われなくても自分でできることを探したり、自分のできそうなことを提案したり、自分発信で動ける人が会社では評価される傾向にあります。
「行動力がある」「向上心がある」「チャレンジ精神が旺盛」などが強みの人は、仕事に対する姿勢として「能動的であること」をアピールするのがいいでしょう。
責任感がある
仕事を任せるにあたり、責任感があるかどうかは重要なポイントとなります。いい加減な仕事をしたり、「面白くないから」と途中で仕事を投げ出すような人には、重要な仕事は任せられないからです。
責任感があることをアピールするには、「困難を乗り越えて何かを成し遂げた経験」「任された役割やタスクを最後までやり遂げた経験」などの実体験とともに話すといいでしょう。
協調性がある
チームワークを大切にしていたり、周囲の人との協調を重んじているといった考え方も、企業の担当者には好印象です。
基本的なことですが、「挨拶がきちんとできる」「礼儀やマナーをわきまえている」なども大切なことです。「誰かと協力して何かを成し遂げた経験」や「コミュニケーションで意識していること」などをもとにアピールできるといいでしょう。
低評価となる「働く姿勢」は?
やる気がない
職場ではやる気のない社員は歓迎されません。「指示待ち」「向上心がない」なども仕事に対する意識が低く、やる気がないとみなされる可能性が高いです。「受動的」「当事者意識が低い」といった印象を与えるような発言は控えましょう。
自分のことしか考えていない
自己中心的であったり、損得勘定で動くような姿勢や態度は、職場では低評価となります。自分のことだけでなく、会社のためになること、周囲の人のためになることを考えられるような人と働きたいと考える人が多いからです。
給料や福利厚生についてしか質問しない学生は、「自分のことしか考えていない」と思われてしまう可能性があります。長く働くためにワークライフバランスを意識するのも大切ですが、「残業したくない」「休日出勤は無理」などの発言は控えた方が無難です。
向上心がない
仕事ができる人は向上心があり、常に自己成長やスキルアップのための努力をしているものです。現状維持でいいという考え方には、「仕事に対する意識が低い」「社会人として考えが甘い」という印象を持つ人も少なくありません。
任された仕事に対して、「できません」「やりたくありません」というのもあまりいい印象を与えないでしょう。わからないことは質問する、難しそうでも挑戦してみる、といった前向きな姿勢で臨むことが求められます。
働く姿勢を答える時のポイント
おすすめの構成
まずはじめに、「働く姿勢で大切だと思うことは〇〇です」と結論を述べます。結論はなるべく簡潔にまとめることを意識してください。
それから具体的な体験をあげて、補足説明するようにしましょう。「結論→補足説明」という流れで話す方が、聞いている人も理解しやすいです。
ポイントを絞る
働く姿勢として答えるポイントは1つか、多くても2つまでにしましょう。あれもこれもと盛り込みすぎると、どの主張も印象に残らない可能性が高いです。
「少しでも自分のよさをアピールしたい」という思いから、何を聞かれても最終的に自己PRのようになってしまう人もいます。聞かれたことに的確に答えることを忘れないでください。
実体験をアピールする
アルバイトやインターンの経験がある人は、仕事で実際に意識していることや評価された体験を話すといいでしょう。実体験を盛り込むことで説得力が高まり、より効果的なアピールになります。
アルバイトやインターンの経験がない人は、部活やゼミでの体験を働く姿勢に置き換えて話すことも可能です。「働く姿勢」とは「何かに取り組む姿勢」と同じことなので、アピールできる体験がないか思い返してみてください。
【例文】働く姿勢の答え方
責任感をアピールする答え方
私はいつでも責任感を持って仕事をすることが大切だと考えています。学生時代の研究室で私のいい加減な管理のせいで書類が紛失してしまい、ゼミのメンバーに迷惑をかけることになりました。いい加減な対応をすれば、自分だけでなく多くの人に迷惑がかかると思い知りました。仕事ではちょっとした気の緩みがミスにつながることを自覚し、責任感を持って取り組む姿勢が大切だと思います。
粘り強さをアピールする答え方
仕事では粘り強さが大切だと考えます。大学時代にTOEICの勉強でなかなか結果がでず、途中でやめようかと思うことがありました。しかし諦めずに続けていると次第に点数が伸びるようになり、目標のスコアを達成することができました。この経験から、途中で諦めずに結果が出るまで努力を続けることの大切さを学びました。仕事でうまくいかないことや想定外のトラブルに直面した時でも、簡単に諦めず粘り強く取り組んでいきたいです。
明るさをアピールする答え方
明るく前向きな気持ちで働くことが大切だと考えます。そう思うようになったきっかけは、大学時代に所属していたバレー部のキャプテンです。キャプテンはいつも笑顔で明るく、いるだけでチームの雰囲気が明るくなりました。私もそんな存在になりたいと憧れるようになり、人と関わる場面では笑顔で挨拶すること、いつでも明るさを忘れないことを意識するようになりました。
就活で「働く姿勢」を効果的にアピールするには
企業の文化を理解しておく
「向上心がある」「能動的である」などは多くの企業で高評価となる可能性が高いですが、働く姿勢で重視されるポイントは企業によって異なります。より効果的なアピールをするには、企業の特徴、文化、社風についてリサーチしておくことも大切です。
働く姿勢で重視されるポイントは職種によっても違います。企業の社風や文化を理解するのはもちろん、志望する職種ではどんな人が活躍しているか、高く評価されているかもリサーチしておくといいでしょう。
インターンに参加する
アルバイトと正社員では求められるものが違います。正社員として働くとどんな姿勢や考え方をすることが求められるのかを知るためにも、就活の前にインターンシップに参加しておくといいでしょう。
できれば正社員と一緒に働ける長期インターンがおすすめです。オフィスで仕事をしたり、社員の働きぶりをみることで、社会人として必要な姿勢や心構えが理解できるはずです。
最後に
企業についてしっかりとリサーチを行い、自分の強みをアピールできる「働く姿勢」に盛り込んで答えましょう。企業について理解を深めるには、会社説明会・OBOG訪問・インターンシップなどを活用するのがおすすめです。
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