インターンは意味ない?有意義な体験にするコツとは

「インターンは意味ない」という話を聞いたり、中には「実際に行ってみたけど意味なかった」と感じた人もいると思います。インターンは本当に意味がないのでしょうか?今回はインターンのメリットや意味のある経験とするコツについて解説します。

インターンシップは行く意味ない?学生がインターンに行くメリットとは
目次

インターンは意味ない?

意味ある経験にできるかどうかは本人次第

インターンは参加するだけで必ず就活で有利になるものではありません。せっかくインターンに参加しても意味のない体験にしてしまう人もいれば、意味のある有意義な体験とすることができる人もいます。

インターンにはさまざまなメリットがありますが、意味のあるものにしようと工夫や努力をしなければ、せっかく参加したインターンも意味がないものになってしまいます。インターンを意味のあるものにできるかどうかは自分次第なのです。

目的に合ったインターンを選ぶことが大切

短期インターンと長期インターン、説明会型インターンと就業型インターンなど、インターンにはいろいろなタイプのものがあります。タイプによって、学生が得られるものや学べることも違ってきます。

プログラムの選び方を間違えて参加してしまい、「思っていたのと違った」「意味がなかった」と感じる学生も少なくありません。参加目的を明確にして、それにマッチしたインターンを選ぶ必要があるのです。

インターンのタイプ別にメリットを解説

説明会型インターンのメリット:業界・企業研究に役立つ

説明会型のインターンは、企業研究や業界研究に役立てることができます。社内の施設や職場を見学できれば会社の雰囲気がよくわかりますし、社員の方に直接質問できる機会があれば疑問や不安を解消することもできるでしょう。

わかりやすく業界のビジネスモデルについて解説してもらえたり、最新の動向を教えてもらえるなど業界研究に役立つ情報を収集することもできます。

ワーク型インターンのメリット:自己PRのネタになる

会社の事業や業務内容を理解するために、仕事を擬似体験できるグループワークが盛り込まれているインターンも多いです。グループワークやプレゼンを経験するといろんなことを学べますし、自分に足りない部分もわかってきます。

自己PRや志望動機では具体的なエピソードがあると説得力が増しますが、このエピソードが思いつかず苦労する就活生も多いです。インターンで経験したことや学んだことは就活の場でアピールに効果的です。

就活で有利になることがある

すべてのインターンではありませんが、内定につながったり就活で有利になるインターンもあります。インターン中に優秀だと認められると内定がもらえたり、早期選考に招待されたり、本選考のステップをいくつか免除されたりするケースもあります。

採用の早期化が進み、インターンから選考をスタートしている企業も少なくありません。直接内定につながらなかったとしても、インターンで企業の人事の方から評価されたり、顔を覚えてもらえる可能性があります。

インターンを意味あるものにするには

参加目的を明確にする

なんの準備もせずに参加すると「インターンなんて意味なかった」と後悔する結果になることもあります。そうならないために、まずはインターンに参加する目的を決めることです。

「人気のインターンだから」「有名企業だから」と安易に決めてしまうのはよくありません。参加目的にマッチしたインターンに参加しないと、インターンが意味ないものになってしまう可能性が高いからです。

インターンに参加して何が得たいのか、どのような情報・スキルが得たいのか、などを明確にしましょう。しっかり目的意識を持って臨むことで意味のあるインターンにすることができます。

インターンの内容をしっかり調べる

インターンと聞いて、グループワークや就業体験をイメージする人は多いでしょう。しかし1DAYインターンや短期インターンの場合、事業内容や業務についての説明を聞くだけというものもあります。

仕事を体験したいと思っている人が会社説明会型のインターンに参加すれば意味がないと感じてしまうでしょう。不明点があれば企業に問い合わせて、内容をしっかり把握してから参加するかどうか決めることです。インターネットやSNSで、実際に参加した人の口コミを参考にするのもおすすめです。

積極的な姿勢で参加する

「インターンに参加したけど何も得られなかった」という人は、ただ参加すればいいと考えている人も少なくありません。しかし、受け身の姿勢では得られるものや学べることも少なくなって当然でしょう。

「目的やゴールを決めてそのためにできることをする」「自分から積極的に発言したり行動する」、こうした意欲的な姿勢で参加することでインターンで得られるものを最大限にすることが可能です。

インターンシップの探し方

企業のホームページをチェックする

志望する企業がある程度絞れている場合は、企業のホームページを確認してみてください。採用ページにインターンシップの募集情報が掲載されていることが多いです。ホームページに記載がない場合でもインターンを募集していることがあるので、企業の窓口に直接問い合わせてみるのもいいでしょう。

大学の窓口で相談してみる

大学を通してインターン募集をしている企業もたくさんあります。大学の就職課などでインターンの募集について聞いてみると条件に合うインターンを紹介してくれるはずです。

インターンシップ専門のサービスを利用する

志望企業や職種が決まっていない場合は、インターンシップ専門のサービスを活用するのがおすすめです。興味のある業界や勤務地などからインターンシップの募集情報を検索できるので効率的にインターンを探すことができます。

最後に

参加するプログラムを適当に選んだり、ただ参加するだけでは、インターンを意味ある経験にはできないかもしれません。しかし、目的を明確にして積極的な姿勢で参加することで、意味のある経験とすることができます。興味のある企業を見つけてどんどん参加してみましょう。

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製薬業界インターンの内容・時期・選考対策を解説
製薬業界インターンの内容・時期・選考対策を解説

製薬産業は社会的な意義が高く、就活生にも人気の高い業界です。とくに理系の学部生や大学院生は、学んできたことを生かせるという理由で製薬会社を志望する人も多いでしょう。 ここでは、製薬会社のインターンについて解説していきます。インターン内容や時期、選考方法、選考対策、大手製薬会社のインターンシップ概要などを紹介するのでぜひ参考にしてください。 製薬会社のインターン 製薬会社のインターンは高倍率 製薬会社のインターンはだいたい、研究や開発に携わる技術職と、MRなどの営業職コースとに分かれています。3日から1週間程度の短期インターンが多く、仕事を体験できたり、職場見学ができたりなどします。 特にMRは基本的に給与が高く、文系理系共に応募できる人気職種です。インターンシップ選考もかなりの倍率になります。技術職も大手に人気が集中しやすいため、倍率が高くなっています。 インターン参加で本選考で有利になることも 製薬会社のインターンシップはとても人気が高く、インターン選考ではエントリーシートやグループディスカッションなどを用いた本格的な選考が行われるところが多いです。 インターンに参加することが本選考で有利になることに繋がったり、選考をパスできたりと内定に繋がっている会社が多く、インターンが重要な役割を担っていると考えられます。 製薬会社インターンの時期や開催期間は? 開催時期は夏と冬が多い 製薬会社のインターンは、他の一般企業と同じく夏と冬に多く実施されています。夏休み中もしくはその前後、冬休み中かその前後に集中します。サマーインターンの応募時期は6月から7月が多く、テストの期間と被っていることもあるので、気をつけてください。 インターンの開催期間 1日から1週間程度など短期インターンシップを開催しているところが多いです。3日より長いものは実際の業務について触れられるものが多くなっています。いずれも短期間で充実したプログラムが行われています。 製薬会社の職種別インターン内容 MR職 製薬会社のインターンは理系学生が対象となっていることが多いですが、MR職はどの製薬会社でも全学部対象であることがほとんどです。だいたいが1日から1週間程度の短期インターンとなっています。 1Dayインターンの内容はは会社説明、MRの仕事内容紹介、ワークショップ、フィードバック、社員さんへの質問タイムといった流れのものが多いです。2日以上のインターンでは、実際に働いているMRの方に同行して仕事がどのように行われているか見ることができることもあります。 生産 短期インターンシップが行われることが多く、対象は主に医療、歯科、薬学部また、理工学部系の学生です。内容は、会社説明、仕事紹介、ワークショップやプレゼンテーション、社員からのフィードバックなどです。会社によっては、工場見学や仕事の体験ができることもあります。 開発 医薬品開発は短期インターンが多いです。対象は医療、歯科、薬学部また、理工学部系の学生です。内容は、会社説明、仕事内容紹介、グループワーク、社員とのトークセッションもしくは質問タイムという流れの会社が多いです。 人気の高い製薬会社のインターン概要を紹介 武田薬品工業のインターン概要 武田薬品工業のインターンシップは、研究職(リサーチ)、研究職(ファーマシューティカル・サイエンス)、開発職、総合職の4つのコースがあります。 研究職のインターンシップは1DAYインターンシップで、募集は各コース若干名となっています。応募多数の場合は動画による選考があるようです。 開発職のインターンシップは2日間で20名程度の募集となっています。社員との交流や、開発ビジネスの体験などができます。 総合職のインターンシップは、2日間のプログラムで50名程度の募集です。2021年11月と12月にオンラインで開催予定とのことです。内容は、製薬会社の仕事についての理解を深めるワークや社員との交流会などです。 参考:https://www.takeda.com/ja-jp/recruitment/newgrads/guideline/internship01/ アステラス製薬のインターン概要 アステラス製薬の「インターンシップ2021」では、「MR職コース」「臨床開発・プロジェクト推進コース」「製薬技術研究職コース」3つのコースのインターンがありました。 「製薬技術研究職コース」は、製剤研究職(低分子/バイオ)コース、合成技術職コース、バイオプロセス職コースなど、他にもさまざまなコースが用意され、内容はオンラインでの研究所見学と業務体験が中心です。 「MR職コース」は2日間の短期インターンで、価値観を知るワークとMR座談会という内容です。 「臨床開発・プロジェクト推進コース」は、製薬業界や会社についての説明、先輩社員との交流、開発戦略立案と臨床試験計画の作成体験、といった内容です。グループディスカッションを通して開発業務について理解を深めることを目的としたプログラムとなっています。 参考:https://www.astellas.com/jp/recruit/internship 大塚製薬のインターン概要 大塚製薬のインターンシップは、HEOR / HTA職・アウトカムリサーチ職、臨床開発職、MSL職、などのコースがあります。 職種別に、1DAYインターンシップや2daysインターンシップなどがあり、様々なプログラムが用意されています。 参考:https://www.otsuka.co.jp/recruit/event/ 第一三共のインターン概要 第一三共の2021年1月に実施予定のインターンシップは、次の5つのコースで募集しています。 ①MR:薬学部生(6年制薬学部) ②コーポレートスタッフ:文系理系学生(学部生・大学院生) ③ファーマコビジランス職:理系学生(学部生・大学院生) ④データサイエンス:理系学生(大学院生・6年制学部生) ⑤研究職(製薬技術研究):理系学生(大学院生・6年制学部生) どのコースもオンライン形式となっています。内容や選考方法はコースにより異なるので、気になるコースがあれば詳細を確認し選考対策を始めましょう。 参考:https://mypage.3150.i-webs.jp/daiichisankyo2023/op/intern23/index.html 製薬会社のインターン選考と対策 インターンの選考方法 製薬会社のインターン募集では、選考が行われることが多いです。選考内容は企業により異なりますが、ES(エントリーシート)による書類選考、適性検査、面接などが一般的です。気になる会社の選考フローは調べておき早めに対策をしましょう。 選考対策 基本的には他の企業と変わりませんがインターンが職種別に分かれているので、エントリーシートや面接などで、なぜその会社のインターンシップに応募したのかはもちろん、なぜその会社のその職種なのかということにきちんと答えられるようにしておきましょう。 特に理系の方が研究、開発などではなくMR職に応募した時は面接で深く聞かれることが多いので準備しておくことが大切です。製薬会社は医療行為の一端を担っている企業です。「人の命を救いたい」「最新医療を提供したい」といった、その会社で成し遂げたい明確な目標をアピールできるといいでしょう。 最後に 製薬会社に興味はあっても、社内の雰囲気や仕事内容についてはよく知らないという学生も多いでしょう。インターンシップは企業や業務内容について理解を深められるいいチャンスなので、気になる企業があればどんどん参加してみましょう。...

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化粧品業界インターンの内容・時期・選考対策を解説
化粧品業界インターンの内容・時期・選考対策を解説

日本の化粧品メーカーは海外でも高い評価を受けており、就職先として女性のみならず男性からも人気のある業界です。化粧品業界のインターンに興味を持っている学生も多いでしょう。 ここでは化粧品業界を目指す就活生に向けて、代表的な化粧品会社を紹介し、化粧品業界のインターンで体験できることやインターン選考の特徴などについて解説します。 化粧品業界にはどんな会社がある? 化粧品業界の売り上げランキング 業界動向SEARCH.COMの発表している化粧品業界 売上高ランキング(2020 - 2021年)は、次のようになっています。 1位 資生堂 2位 コーセー 3位 花王 4位 ポーラ・オルビスホールディングス 5位 DHC 6位 ファンケル 7位 マンダム 8位 ノエビアホールディングス 9位 日本コルマー 10位 日本メナード化粧品 化粧品業界の外資系企業で有名なのは、ロレアル、ユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、エスティ―ローダー、レブロンなどです。英語力や海外経験をいかしたいなら、外資系企業にチャレンジしてみるのもいいでしょう。 参考:https://gyokai-search.com/4-kesyo-uriage.htm 日本を代表する化粧品会社 資生堂 日本を代表する化粧品メーカーで売上はトップを保持し続けています。「SHISEIDO」「マキアージュ」「エリクシール」など多くのブランドを展開しており、国内シェア率は3割を超えています。世界でも常に10位以内に入る売上で、世界に広く展開したグローバル企業でもあります。これからさらにグローバルビューティーカンパニーとしての成長を加速させることを宣言しています。 コーセー 国内では業界2位の売上で、世界ランキングでも20位以内にランクインしています。「ハイプレステージ」「プレステージ」「コスメタリ―」の3つの価格帯で化粧品ブランドを展開しており、主なブランドは「JILLSTUART」「ELSIA」「雪肌精」などです。 花王 化粧品業界では業界3位の売上で、「カネボウ」や「ソフィーナ」などのブランドを展開しています。アジア、ヨーロッパ、アメリカなどにも事業展開しているグローバルな企業です。ビューティーケア(化粧品)だけでなく、ヒューマンヘルスケア、ファブリック&ホームケアという3つの分野で事業を展開しており、幅広い世代に支持されています。 【職種別】化粧品会社のインターンで経験できること 研究開インターン 理系学生に人気のある研究開発職インターンは、短期のものが多いです。内容は化粧品の研究について学ぶもの、化粧品の展望を考えるグループワーク、ワークショップなどとなっています。 商品企画インターン 短期から中長期まであります。1Dayインターンは商品開発の過程を学び、簡単な商品開発のシミュレートやグループワークをするなどのワークショップ的なものが多いですが、1週間以上のインターンでは商品を開発、プランニングする部署で、アシスタントとして商品ができるまでの制作過程をサポートするなど商品づくりの裏側を学べます。 マーケティングインターン マーケットリサーチやターゲットリサーチなどのマーケティング全体を経験できるものもあり、商品企画から販売促進までといった幅広い仕事が経験できます。動画によるSNSマーケティングを学べる会社もあるので興味がある方は探してみてください。 営業インターン 営業インターンは、短期から中長期まで募集があります。1Dayインターンの内容は会社の説明や仕事内容紹介、課題解決グループワークなどです。中長期インターンは、一定期間研修を受け、実際に社員の人に同行して営業現場に行く経験ができる会社が多いです。 販売職インターン 店頭で化粧品を紹介・販売する販売職も、化粧品業界で人気の職種です。「美容部員」「ビューティーコンサルタント」と呼ばれることもあります。販売職のインターン募集は多いですが、1DAYインターンシップが多いです。 化粧品業界のインターンについて 募集時期はいつ頃? 大手企業の1DAYインターンや短期インターンは、夏休み前後が多いです。冬から春にかけても大手化粧品メーカーのインターン募集が増える時期となっています。中小企業やベンチャー企業などに多い長期インターンは、通年で募集していることが多いです。 インターンの選考方法 化粧品業界は人気が高く、インターンシップも倍率が高いです。webテスト、ES(エントリーシート)、面接、動画選考まであるところもあります。選考方法は企業により異なるので詳しくは個別に調べてみてください。 求められる人材 まず第一に化粧品に興味があることが求められます。直接肌に塗布するものへの情熱は必須です。顧客のニーズを把握しメーカーのブランディングに沿って商品開発、販売を行っていくため流行に敏感であることも必要ですし、高いコミュニケーション能力を持つ人材も求められています。 化粧品業界インターンの選考対策 業界動向をチェック 化粧品業界は新型コロナの影響を大きく受けた業界の一つで、多くの変化がありました。メイク需要は縮小しましたがスキンケア需要が高まったり、販売だけでなく接客のオンライン化が進んだりもしました。 近年は男性のスキンケアやメイクへの関心の高まりを受け、男性向け化粧品の需要も高まっています。変化の激しい化粧品業界では業界動向やトレンドを把握しておくことも重要なので、普段から情報収集に力を入れておきましょう。 先輩の体験談から学ぶ インターンに参加した先輩の体験談からは学ぶことが多いです。インターンや選考がどんな内容か事前に把握できるので、対策もしやすくなるでしょう。以下のリンクから、コーセーのインターンシップ体験談がチェックできます。 志望理由を明確にする 化粧品メーカーはどの会社も独自の個性と誇りを持っています。インターン選考でも「なぜこの企業なのか」「なぜインターンに参加したいのか」など志望理由を聞かれることが多いです。志望企業とライバル企業との違い、その企業の強みや特徴をしっかり理解しておく必要があります。 資生堂やコーセーなど大手企業のインターン選考は倍率もかなり高くなるため、ありきたりな志望動機では書類選考を突破するのは難しいでしょう。採用担当者の記憶に残るような独自性のある志望動機を考えてみてください。 最後に 興味がある企業があれば、しっかりと対策をしてインターンにもどんどん応募してみましょう。しかし化粧品業界は人気の業界なので、大手化粧品会社でのインターンは選考倍率も高いです。中小企業やベンチャーなども視野に入れて、インターン募集をチェックすることをおすすめします。...

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【例文あり】インターンシップのレポートの書き方・メールの送り方
【例文あり】インターンシップのレポートの書き方・メールの送り方

インターンシップ参加後にレポートを求められ、「何をどう書けばいいんだろう?」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか?レポートを書かせる目的を知り、適切なレポートを作成できればプラスの評価を得ることができます。 今回は、レポートを書かせる目的、書き方のポイント・注意点、レポートのフォーマット、例文などご紹介します。 インターンシップのレポートを書かせる目的とは? 学生の意欲や成長を知るため 企業の担当者はレポートの内容から、「その学生がどれだけ意欲を持ってインターンに参加していたか」「どんな姿勢で参加しどのような学びを得たか」を知ろうとしています。 インターン中に考えていたことや学んだことを詳しく書いてもらうことで、志望度の高さや成長意欲がわかります。インターン中にうまくアピールができなかった人は、レポートでしっかりアピールしていきましょう。 インターンの内容をさらに良くするため 企業がインターンシップのレポートを書かせるもう一つの目的は、提供するインターンプログラムをさらに良いものとすることです。 企業は「自社に興味を持ってほしい」「会社の理解を深めてほしい」と考えて、インターンを実施しています。そのため、レポートを通して参加した就活生の声を知り、インターンの内容をより良いものへと改善することを目指しているのです。 インターンシップのレポートに書くこと インターンに参加した理由 インターンシップのレポートでは、まず参加した理由を簡潔に書くようにしましょう。数あるインターンの中から絞っていく過程で「このインターンにしよう」と考えた決め手がきっとあるはずです。 インターンの内容と感じたこと レポートではインターンの概要をまとめることも重要です。インターンに参加していない人でも、レポートを読めば「こんなことをしたんだな」とイメージできる程度に具体的に書くようにしましょう。 インターンのプログラムを振り返りながら、そのプログラムの「目的」と実際に取り組んだ「活動」などについて書いていくと分かりやすくまとまります。内容について感じたこと、思ったことなど、ここで率直な感想も書くといいでしょう。 インターンでの学び 「どのようなスキルを身につけたか」「どんなことを学んだか」など、インターンに参加して得られたことも書くようにします。「参加する前と後とで変わったこと」など、インターンに参加することで自分に起こった変化について書くと、成長過程がよく分かります。企業が重視している部分なので、ぜひ丁寧に取り組んでみてください。 インターンの経験をどう活かすか レポートにはインターンでの経験を今後どういかせそうかも書くといいでしょう。インターン中に得た学びをどう活かすか自分なりに考えることで、「主体的にインターンに参加した学生だ」と印象づけることができます。 インターンシップレポートを書く時の注意点 内容の羅列だけになっていないか? インターンシップのレポートで「最初は〇〇をしました。次に〇〇をしました」と内容を並べるだけで終わってしまう人がいますが、これはNGです。 インターンシップのレポートでは、あなた自身が「行動したこと」「感じたこと」「考えたこと」を知るためのものです。客観的な事実を書くだけでなく、自分の視点から見たインターンシップを伝えられるように書き方を工夫してみましょう。 ただの感想文になっていないか? 「感想」だけというのも良くありません。インターンシップのレポートはあくまで「報告書」です。インターンのプログラムや社員の言動など客観的な事実を根拠としながら「何を感じたか」という主観的な体験を話す必要があります。 根拠となる「事実」とその事実に対する自分の感想や体験などの「結果」をバランス良く記述することが大切です。 感謝の気持ちを伝えるのを忘れていないか? 企業に提出するインターンシップのレポートでは、インターンに参加させてもらったことに対して感謝の意を伝えるようにします。 指導してもらった担当者の方について感謝していることを具体的に書くのもいいですし、企業や社員の方全般に対して、貴重な時間を割いてもらったことに対して感謝の気持ちを書くのもいいでしょう。 インターンシップレポートのフォーマットと例文 インターンシップレポートのフォーマット インターンシップレポートは次のような構成で書いていきましょう。 ①インターンシップに参加した目的 ②インターンシップの内容と感想 ③インターンシップで学んだこと ④今後の課題・仕事でいかしたいこと ⑤感謝 インターンシップレポートの例文 私はホテル業界のへの就職を希望しています。実際にホテルでの業務を体験してみたいと思い、1週間のインターンシップに参加させていただきました。得意な英語をいかして海外からのお客様に日本らしい心のこもったサービスを提供したいという思いがあるので、外国人のお客様の多いホテルでインターンシップに参加するのが希望でした。 インターンシップでは、宴会場のセッティングやお出迎え、お見送りなどの業務を体験しました。接客業のアルバイトをしているため、比較的スムーズに業務に対応できると思っていたのですが、レストランの接客とホテルの接客は全く違うものではじめはとても戸惑いました。 社員の方のマナーレベルの高さや気配りの行き届いた接客から、「おもてなし」の精神を学ぶことができました。私の接客やマナーはプロのレベルには達していないと実感し、さらなる勉強が必要だとわかりました。 また一人のお客様だけでなく、広い視野であらゆる場面に注意を向けることの大切さも知ることができました。この点は全く対応できなかったので、今後の課題となると痛感しました。 インターンシップの期間中に指導を担当をしてくださった〇〇さん、またこのような貴重な機会をくださった〇〇ホテルの社員の皆さまに御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 レポートをメールで送る場合 インターンのレポートは最終日にその場で書いて提出したり、後日自宅で書いてメールで送るようにと指示されたりすることもあります。メールで送るときは次の点に注意してください。 件名を工夫する 件名を見ただけで何についてのメールかわかるようにするのが、メールマナーの一つです。レポートを送るメールなら、件名は「インターンシップレポート送付(大学名・氏名)」などがいいでしょう。 ファイル名にも注意 レポートをファイルにしてメールに添付するよう指示されている場合は、ファイル名にも注意が必要です。できればファイル名も「インターンシップレポート_大学名_氏名」などとしておくとわかりやすいです。 添付するファイルの形式が指定されていることも多いので、事前に確認しておきましょう。 メール例文 件名と本文は次のように書きます。 件名: インターンシップレポート送付(大学名・氏名) 本文: 〇〇株式会社 インターンシップご担当者様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇(氏名)と申します。 先日はインターンシップ参加の機会をいただきありがとうございました。 参加レポートを添付いたしますのでご査収のほどよろしくお願いします。 (メール署名) 添付忘れに注意 メールを書くことに集中してしまい、ファイルを添付し忘れてメールを送信してしまうミスは非常に多いです。メールを送信する前にファイルがきちんと添付されているか、ファイル名に間違いがないかよく確認しましょう。 いいインターンレポートを書くためにしておきたい準備 インターンに参加する目的を明確にしておく 「なんとなく」「みんなが参加しているから」という理由でインターンシップに参加する学生も多いと思います。 しかしせっかくインターンに参加するなら、参加の目的を明確にしておくとインターンをより有意義な体験とすることができます。 ・インターンシップで企業のどんなことが知りたいのか ・インターンシップでどんなスキルや知識を身につけたいのか 最低でも、この2つのポイントを明確にしておきましょう。レポート作成の際にも役立つはずです。 インターン中に感じたことをまとめておく レポートに何を書くべきかわからないのは、インターン中の細かい出来事がなかなか思い出せないからではないでしょうか? インターン中は常にメモ帳とペンを携帯して、インターン中に「ためになったこと」「学びとなった経験」「感じたこと」などをメモしておくようにしましょう。 仕事で大切なことをメモするだけでなく、仕事の感想や学びなどもメモすることで振り返りにもなりますし、レポート作成や志望動機作成などにも役立ちます。 最後に インターンシップのレポートで大切なことは、客観的な視点と主観的な視点をバランスよく取り入れることです。第三者が読んでインターンを追体験できるような具体的な表現を心がけましょう。企業の方々への感謝の気持ちを忘れず、心をこめてレポートを作成してくださ...

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「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

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