インターン参加時には保険加入が必要?必要性や種類を解説

インターンシップ参加時には、保険加入を指示されることがあります。「わざわざ加入するのは面倒だな」「加入しなくても問題ないのでは?」と保険の必要性がピンと来ていない方もいるかもしれません。

実は、保険はインターンシップで自分自身が損害を受けたときはもちろん、損害を与える立場になってしまったときにも、あなたを守る大切な役割を持っているのです。今回は、インターンシップにおける保険加入の必要性と種類について解説します。

目次

インターンシップ参加時には保険加入が必要?

インターンシップに参加する前には、「自分が損害を受けたとき」と「自分が損害を与えたとき」に備えて、保険に加入するのがおすすめです。

それぞれのケースについて、保険加入の必要性をもう少し詳しく見ていきましょう。

インターンで損害を受けたときに「傷害保険」が役立つ

インターンシップで自分自身が損害を受ける例として、次のようなケースが想定されます。

・インターン中に階段から落ちて骨折した。
・高温の機械に誤って触れてヤケドした。
・インターンシップに向かう途中で事故に遭った。

保険に加入していないと、これらのケガに対して自分で治療費を用意しなければならなくなります。もし、長期の入院が必要になったり、後遺症が残ったりする場合、自分でお金を用意するのは、かなりの負担となるでしょう。企業に責任があれば、裁判を経て賠償金を請求することもできますが、時間も手間もお金もかかってしまいます。

このようなインターンシップでのケガに備えるのが「傷害保険」です。傷害保険に加入すると、インターン先への行き帰りや、インターン中に負ったケガに対して、治療や入院に必要な保険金が支払われるため、お金の面での不安が軽減されます。

インターン先の企業や他者に損害を与えたときには「賠償責任保険」

インターンシップでは、自分自身が企業や他者に損害を与えてしまう可能性もあります。例えば、次のようなケースです。

・企業から借りたパソコンに飲み物をこぼして壊してしまった。
・インターンシップから自転車で帰っていたら、他人にぶつかってケガをさせてしまった。

保険未加入の状態だと、このような損害を自費で補償しなければなりません。もしも高額な機械を壊した場合には、多額の賠償が求められることもあるのです。「賠償責任保険」は、このようにインターンシップ中に自分が企業や他者に与えた損害をカバーしてくれます。

インターン参加時に保険加入が義務付けられていることも

インターンシップ参加の条件として、保険加入が義務づけられ、保険加入証明書の提出が求められる場合があります。提出期限に間に合うように早めに加入しておきましょう。

また、緊張しながら不慣れな活動に取り組むインターンシップでは、思いがけない失敗や事故が起こりやすい傾向にあります。加入が義務づけられていなくても、少しでも不安を軽減するために保険に加入することをおすすめします。

インターンで加入する保険の種類

ここからはインターンシップで加入が求められる保険の種類を説明します。

学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)

学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)は、学生が教育研究活動中に被った災害に対して、必要な給付を行う傷害保険です。

大学経由で申し込んだインターンシップであれば、ケガをしたときに学研災保険でカバーできます。個人での加入はできず、大学の窓口に問い合わせる必要があります。なお、大学入学時に強制加入となっている場合もあるので、自分が加入しているか確認しておきましょう。

学研災付帯賠償責任保険(付帯賠償)

学研災付帯賠償責任保険(付帯賠償)は、先ほどご紹介した「学研災保険」の加入者だけが合わせて加入できる賠償責任保険です。大学経由で申し込んだインターンシップであれば、他者・企業に損害を与えた場合に補償を受けることができます。

付帯賠償も学研災保険と同じく、加入する場合は大学の窓口を通じて申し込みます。

学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)

大学経由ではなく、個人で直接申し込んだインターンシップに参加する場合には、学研災のオプションとなる学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)の利用を検討してみましょう。

付帯学総は、大学と関係のないプライベートでのケガや賠償責任にも対応してくれる保険です。もちろん、インターンシップもしっかりカバーしてくれます。付帯学総を利用する際も、窓口は大学です。

民間保険

民間企業・団体でも、インターンシップで使える「傷害保険」や「賠償責任保険」が販売されています。

特に学生にとって身近な大学生協では「学生総合共済」や「学生賠償責任保険」が用意されており、インターンシップでのケガや損害をカバーすることが可能です。もちろん、大手の保険会社にも数え切れないくらい多くの保険商品があります。

年間の保険料や補償内容は商品によって異なるので、自分が参加するインターンシップに合わせて選びましょう。

まとめ

インターンシップ保険の種類と加入方法を改めて確認しておきましょう。

保険の種類 保険内容 保険加入方法
学生教育研究災害傷害保険(学研災保険) 傷害保険(大学経由のインターンシップ対象) キャリアセンターなど大学の窓口で申し込み
学研災付帯賠償責任保険(付帯賠償) 賠償責任保険(大学経由のインターンシップ対象) キャリアセンターなど大学の窓口で申し込み
学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総) 傷害保険・賠償責任保険(個人申し込みのインターンシップ対象) キャリアセンターなど大学の窓口で申し込み
学生総合共済 傷害保険(個人申し込みのインターンシップ対象) 大学生協で申し込み
学生賠償責任保険 賠償責任保険(個人申し込みのインターンシップ対象) 大学生協で申し込み
その他民間保険 傷害保険や賠償責任保険(個人申し込みのインターンシップ対象) 大学生協で申し込むか、個人で直接申し込む

自分が参加するインターンシップに適した保険を探してみてくださいね。

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