人材サービス業界に就職するには?動向・仕事内容・就活対策を解説

人材サービス業界は就活生に人気の業界です。就職を考えているなら、業界研究としっかりとした選考対策がかかせません。

ここでは人材サービス業界の現状や企業ランキング、仕事内容、やりがいなどご紹介します。人材業界に向いている人の特徴や就活対策も参考にしてください。

【業界研究】人材サービス業界の現状・仕事内容・就活対策について徹底解説!
目次

人材サービス業界の現状と課題

人材サービス業界とは?

人材サービス業界には、人材派遣、人材紹介、求人広告などの事業があります。幅広く事業を行う大手から、専門分野に特化した中小企業までさまざまな規模の企業が存在しています。

人材業界はどんな企業があるのでしょう?ここでは、業界動向サーチが発表している、「人材派遣業界 売上高ランキング(2020 - 2021年)」からトップ10の企業をご紹介します。

【人材派遣業界 売上高ランキング(2020 - 2021年)】
1位 リクルートHD
2位 パーソルHD
3位 アウトソーシング
4位 パソナグループ
5位 テクノプロ・HD
6位 ワールドHD
7位 マイナビ
8位 ウィルグループ
9位 UTグループ
10位 マンパワーグループ

参考:人材派遣業界 売上高ランキング(2020 - 2021年)
(https://gyokai-search.com/4-haken-uriage.htm)

11位以降は、メイテック、夢真ビーネックスグループ、日研トータルソーシング、ヒト・コミュニケーションズ・HD、日総工産、夢真HD、nmsホールディングスなどがランクインしています。

人材サービス業界の現状

ここ数年は国内の多くの企業で人材不足が続いており、人材サービス業界の市場規模は拡大もしくは横ばいの傾向にあります。市場規模が拡大している要因は、企業の慢性的な人材不足の他に、「女性やシニアの活躍」「人材の流動化」などもあげられます。

2020年には新型コロナの影響で、有効求人倍率が前年比減となりました。一時的に人材サービスの需要は減りましたが、多くの企業は持ち直してきています。

参考:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年12月分及び令和2年分)について

人材サービス業界の課題

リーマンショックや新型コロナなどの社会問題、そして景気の影響を受けやすいのが人材サービス業界の課題の一つです。

日本国内でも働き方が多様化し、求職者の求めることも変化してきています。今後はサービスの多様化や、より高度なマッチングのシステムが求められるでしょう。

人材サービス業界の仕事と魅力

人材サービス業界の事業内容

人材サービス業界は働く人のサポートの中でも、特に採用や人事にまつわる事業・サービス提供をメインとしています。大きく4つの事業があります。

人材派遣
派遣社員を企業へ一定期間派遣し紹介手数料を得る事業

人材紹介
求職者と企業の仲介を行って採用・入社までサポートし仲介手数料を得る事業

求人広告
企業の求人広告を扱い掲載や運用を行う事業

人材コンサルティング
企業の人事制度や採用制度の構築のサポートを行う事業

人材サービス業界の職種

営業
人材サービス業界の営業は新規開拓とルート営業があります。新規開拓も大切ですが、日頃から企業の担当者にヒアリングを重ねる、アフターフォローを徹底するなども重要な業務です。

キャリアアドバイザー
企業により呼び方は異なりますが、求職者の相談にのったり、仕事を紹介したりします。

企画
自社サービスの改善やPRなどを行います。

人材サービス業界の魅力

やりがいを感じられる
就職や転職というのは、人生の転機となることが少なくありません。誰かの人生のターニングポイントに関わる責任も伴いますが、やりがいを感じる機会が多いでしょう。

感謝される
マッチングが成立すると、求職者や企業の担当者に感謝されます。誰かの役に立っていることが実感できるのは大きな魅力です。

多くの人と関われる
人材サービスの仕事はどの職種でも多くの人と関わることになります。人と関わりながら信頼関係を築いたり、コミュニケーションをとったりするのが好きな人は、楽しみながら働けるでしょう。

人材サービス業界に向いている人

人材サービス業界に向いているのは、「ストレス耐性がある人」「真摯に人と向き合える人」「行動力がある人」です。

ストレス耐性がある人
人と関わる仕事はやりがいを得やすい分、ストレスも少なくありません。人間関係には自分の意思ではどうにもならないことが多々あるので、面接でもストレスに強いかどうかをみている企業は多いです。

真摯に人と向き合える人
人材サービス業界は人が商材の業界です。人を軽視することなく、真摯に向き合える人かということはとても注目されます。これまでの人間関係などで友人や先輩、後輩などに真摯に向き合ってきた経験を話すと良いアピールになります。

行動力がある人
人を支える仕事なので、連絡をまめにとったり、柔軟に行動したりできる人が求められています。相談には素早く対応するなど、スピード感が求められる職場も多いです。

人材サービス業界の就活対策

面接での頻出質問に備える

人材サービス業界の面接では、「この社会をどのようにしていきたいか」「自分は将来どうなりたいか」といった質問をよくされます。

どのような社会であればもっと快適に働けるのか、現代の社会の問題は何か、などを考えオリジナリティのある回答を用意しておきましょう。加えて、自分自身のキャリアについても考えておくことが大切です。多くの人のキャリアや人生に関わる仕事なので、まず自分自身がどのようになりたいか明確にしておきましょう。

OB・OG訪問をする

人材サービス業界に対して興味はあっても、「大変そう」「自分に務まるだろうか」と不安に思う人も多いと思います。もし不安があるなら、実際に人材サービス業界で働いているOB・OGにいろいろ質問してみるのがいいでしょう。

大学の就職課やキャリアセンターなどで相談すれば、人材サービス業界で働いているOB・OGを紹介してくれます。

インターンシップに参加する

人材サービス業界について不安や疑問がある場合は、企業のインターンシップに参加するのもおすすめです。

短期のインターンシップに参加すれば、企業や仕事内容について深く理解することができ、不安も払拭されるはずです。1日や数日で完結するので、気になる企業が複数ある場合は、いろいろな企業のインターンに参加してみるといいでしょう。

長期インターンなら、実際に企業で働く先輩と一緒に業務を体験できるので、この業界が自分に合っているか、将来やりたいことと一致しているか、などを見極めることができます。

最後に

人材サービス業界は人気の業界で、大手企業はとくに選考の倍率も高いです。企業研究をしっかり行って、しっかりと対策していきましょう。

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