志望業界はどのように絞るのか?

就職活動でよくある悩みとして、「志望業界の選び方がわからない」、「そもそも志望業界は絞った方が良いのかわからない」といったものを耳にします。
業界を決めた方が良いと言われたけどいろんな業界に興味があって絞れない、という学生もいれば、特に興味のある業界がなくて選ぶのに困っている、という学生もいるでしょう。
今回は、大学生の就活での志望業界の選び方について解説していきます。

業界分析
目次

そもそも志望業界って絞ったほうがいいのか?

志望業界は絞りすぎない程度に絞ろう

志望業界の絞り方につき、お話しをする前に、そもそも志望業界は絞ったほうがよいのでしょうか?結論から言います。
志望業界は絞らずとも、問題ありません。
極端な話、時間の許す限り、自分が「少しでも」興味のある業界、会社を片っ端から受けまくる戦法でも、就職活動を成功させられる人は必ずいます。
良く考えてみてください。
自分がもしかしたら一生涯働くかもしれない会社を、限られた時間の中で見つけ出すことがどれだけ難しいことなのかを。
自分に合う「最適な」会社を無理に探しだそうとするからこそ、良く分からない自分探しの旅をしてしまう人もでてくるのです。

したがって、大事なことなので、繰り返します。
志望業界は絞らずとも問題ありません。
ただし、これも大事なことなのですが、志望業界を絞らずに就職活動を成功する人は間違いなく、優秀な学生です。
というのも、面接の際にほぼ確実に聞かれる質問「なぜこの業界を選んだのですか?」との問いに対し、業界ごとに面接官が気に入る回答を用意しておかなければならないからです。
面接官は学生に「ロジック」、すなわち「志望理由」を求めてきます。
したがって、例えば、「コンビニ」と「金融機関」を志望しております、ただ、これらの業界を志望している共通の理由(いわゆる「軸」)は特にありません、との回答だとまずいのです。「~がしたいから」だからこそ、それらが実現できる「○○業界」と「○○業界」を志望しております、との回答が最も面接官が気に入る回答となります。
(例:塾講師でアルバイトをしていた経験から、相手に寄り添い、目の前の人々の成長を支えることにやりがいを感じている。
だからこそ、個人や、企業の成長を支えられる「銀行業界」や「コンサルタント」を志望しているetc.)
ただ、上記のとおり、業界を絞らずに受けるとなると、2つ以上の業界ごとの共通項、すなわち「志望理由」をひねり出さなければならないので大変なのです。
したがって、もし仮にその作業が面倒だと思う方は、業界を絞ることをオススメします。

いつ頃絞るか

次に志望業界を「いつ」絞るのかに関してですが、「絞りきる」のは面接が始まる2、3ヶ月前、「絞り始める」のは早ければ早いほどがベターです。
少し抽象的な言い方をしてしまいましたが、要は、面接が解禁された時点で受ける業界を例えば「金融業界」「IT業界」と決めるのは面接解禁の前の2、3ヶ月ぐらいがちょうどいいと思います。

一方で、自分にはどのような業界が向いているのか調べ出す、すなわち「絞り始める」のは早くから行ったほうがいいという意味です。
就職活動を始めたばかりなのに、「何となく」という理由で2、3業界を選び、その業界にしか説明会にいかない就活生が数多くいます。
これは本当にもったいないことだと思います。
全ての業界を知ることができるのは、就職活動の時期以外ありません。

ぜひ、興味が全くわかない業界ほど説明会に足を運んでください。
時間が無い方であれば、一度に様々な業界の説明を受けることができる合同説明会などがオススメです。「合同説明会は時間の無駄だ」と感じるのは、使い方を間違えているだけであり、無駄にしているのは自分自身なのです。

どのように絞ればいいのか?

自己分析でなんとなく選んで、足を運ぼう

就職活動をしていれば、まず間違いなく耳にするキーワード、「自己分析」とは、非常にあいまいな言葉であり、良く意味が分からないと思います。
世間一般が意味する「自己分析」とは、自分の過去を振り返り、自分がどのような人間なのか知ることです。
自分がどのようなことに喜び、面白みを見いだし、またどのようなことが苦手なのか自分に聞いてみます。
その結果、自分に向いている「○○業界」と「○○業界」を探し当てることを指します。

しかし、これは本当に難しいことです。
自分のことを理解するのは意外と難しく、仮に理解できたところで、自分の趣味嗜好が「完全に」合致する業界を絞り込むのは難しいからです。
したがって、自己分析をすれば、「就職活動が成功する」という幻想はくれぐれも抱かないでください。「自己分析は茶番だ」という人事担当者がいるくらい、自己分析は決して就職活動に成功するための「必殺技」ではないのです。

ただそれでも私は「自己分析」をしたほうが良いと思います。「自己分析」をすることにより、「何となく」自分が行きたい業界が分かるからです。
この「何となく」というのが本当に重要なポイントです。「何となく」行きたい業界が明確化されれば、そこの説明会にいき、面白ければさらにその業界について深く調べる、つまらなければ、また同じステップを繰り返せば良いのです。

長くなってしまったので、まとめます。①自己分析②業界を選ぶ③足を運ぶ④深掘り(「業界地図」などによる業界研究)、もしくは①に戻る。
以上となります。
あくまで参考にしていただきたいのですが、自分でも理由が分からないものの、「何となく」面白そうだから受けてみたい業界または会社があると思います。
そのような場合、その業界または会社の人事担当者が気に入りそうなロジック(志望理由)を過去の自分の経験から「無理やり」ひねくりだし、伝えるということを私はやっていました。
つまり、通常のステップである「自己分析」からの「業界選び」ではなく、「業界」を「選んで」からの、志望理由を作り出すための「自己分析」です。

例えば、何となく給料が高いから銀行に行きたい学生がいたとします。
もちろん銀行の人事担当者に「給料が高いから受けにきました」などとは言うことはできません。
そこで、そういえば過去に塾講師のアルバイトをしていたから、この経験は人事に評価されるのではないかと考え、伝えてみることです。
大事なのは、「人事が納得する理由」をいかに「過去の経験」と結びつけ、志望理由に一貫性をもたせられるかです。

業界研究の方法

自己分析をすることで、気になった業界を発見した際に、どうやってその業界を深く知るのか、答は簡単です。
とにかく説明会に足を運んでください。
1社だけで判断するのはリスクが高いので、2、3社足を運んでください。
あとは市販の「四季報」や「業界地図」なども参考にしてください。
私の友人では企業のIR情報(企業のHPに掲載されている投資家向けの情報)を隅々まで調べている人もおりました。

最後に

以上、志望業界の絞り方につき、自身の経験を踏まえながらご紹介させていただきました。
私は就職活動は楽しかったと思っていますが、ストレスを感じることもありました。
特に大企業の場合、説明会に参加した回数もチェックされているとの噂(恐らく紛れもない事実です)があったため、何度も同じ会社の説明会に参加したり、暑い中、スーツを着用して電車にのるのもうんざりでした。
ただ、そのような中でも、就職活動をしていて良かったと思える瞬間は数多くありましたし、皆さんも確実にそのような機会が訪れます。
とにかく、最後まで妥協せずに取り組んでください。
妥協すると、将来必ず後悔します。
ぜひ、最後まで頑張ってください。


この記事を書いた人
就活案内人画像
就活案内人
好奇心が人一倍強かったことから、就活時には、いわゆる多くの学生が受ける金融、商社のみならず、コンビニや塾の先生含め様々な業界の説明会に参加。インターンシップに関しては長期、短期含め10社以上参加経験あり。
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