グループディスカッションの進め方ってどうすればいいの?テーマ例を基に議論の仕方を解説!

「GD(グループディスカッション)が苦手」「どう振る舞っていいのかわからない」という就活生は少なくありません。

グループディスカッションでは進め方を知っておくと、有利に立ち回ることができます。そこで今回は、基本的なグループディスカッションの流れについてご説明します。

グループディスカッションで扱われるテーマ例を基に議論の仕方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

グループディスカッションの進め方ってどうすればいいの?テーマ例を基に議論の仕方を解説!
目次

グループディスカッションの基本的な進め方とは?

自己紹介・役割決め

グループディスカッションでは初めて出会う就活生と共に話し合うことになります。そのため、ディスカッションを開始する前に自分の名前や学校などを中心に簡単な自己紹介をするのが一般的です。

多くの場合には、ディスカッション開始すぐに司会・書記・タイムキーパーの役割を決めることになります。

時間配分の決定

グループディスカッションでは制限時間内に意見をまとめる必要があります。話し合いに夢中になっていると結論まで行きつかなくなってしまうことも。

そのため、事前に「意見を出し合う時間」「出た意見を分析する時間」「結論をまとめる時間」などの時間配分を決めておき、全員で共有する流れが基本となります。

テーマの共有・定義づけ

「会社の効率化のためにできること」など漠然としたテーマでは、「会社で効率化すべき部分」に対して「業務」をイメージする人もいれば、「社内での人間関係」をイメージする人もいます。

それぞれがバラバラな視点から話をしていると結論までたどり着くことができません。事前にグループ内での言葉の定義や議論の方向性を明確にしておくことが大切です。

意見を出す

テーマに沿ってみんなで意見を出し合います。グループディスカッションでは積極的に議論に参加する姿勢も評価の対象となりますので、自分の意見をしっかり発表することが求められます。

しかし、自分の意見を強引に押し通すのはNG。グループディスカッションではお互いの考えを大切にしつつ、みんなが納得できる形で意見をすり合わせていく協調性も問われています。

結論をまとめる

グループディスカッション終盤には、これまで出た意見から結論をまとめることになります。

結論の出し方と聞くと多数決を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、多数決では少数意見を切り捨てることになりかねません。少数派の意見からも良い部分を拾い上げ、最後まで話し合う姿勢が大切です。

また、結論の発表の仕方も考えておく必要があります。結論だけでなく、そう考えるまでのプロセスを分かりやすく伝えられるよう工夫しましょう。

グループディスカッションで決める役割

リーダー・司会

グループディスカッションを進行するのがリーダーや司会です。リーダーと聞くと他の人に指示したり、1人で結論を出したりと仕切ることをイメージする人もいますが、それはリーダーとして適切であるとは言えません。

本当のリーダーはグループの議論の方向性を示したり、1人1人に気を配って発言を促したりと、グループメンバー全員が安心してディスカッションに参加できる環境を作り上げる役割を果たします。

タイムキーパー

事前に時間配分を決めていても、ディスカッションに集中するとつい時間を忘れてしまうことがあります。そんな時に時間に気を配り、グループ全体に知らせていくのがタイムキーパーの仕事です。

活発に意見が交わされている際には時間のことを言い出すのがためらわれる場合もありますが、進行を混乱させないためにもはっきり伝えることが求められます。

書記

書記はディスカッションで出た意見を記録し、必要に応じて共有する役割です。話し合いが活発になると、これまでに出た意見を忘れてしまったり、話したいことからずれていったりしてしまうことが起こります。そんな時に書記の記録に立ち戻ることで、一貫性のある話し合いができるようになります。

グループディスカッションのテーマ別進め方のポイント

正解のない抽象的なテーマのとき

正解のない抽象的なテーマが提示された場合には、必ず定義づけを行いましょう。例えば「良い会社の条件とは?」というテーマでは、「良い」の基準が人によって異なります。

社会貢献性を上げる人もいれば、働きやすさを重視する人もいるでしょう。まずはお互いの価値観をすり合わせ、グループとしての「良い」の基準を設定しておくことが不可欠です。

正解がない抽象的なテーマだと結論に迷ってしまいますが、「話し合って結論を出す」という指示が出ている以上、結論を出さないと指示を無視していることになります。結論は必ず出すようにしましょう。

問題解決方法を考えるテーマのとき

問題解決方法を考えるテーマでは「今抱えている問題点」と「将来の理想像」を明確にすることが大切です。

例えば「果物の消費量を高める方法」というテーマであれば、現状の問題点は「果物は皮むきが手間」などの問題点が挙げられます。また理想像としては「お菓子と同じように気軽に食べられる」というものが考えられるかもしれません。

問題点を解消し、理想に近づくためのアイデアをたくさん出してみましょう。最初からしっかりしたアイデアでなくても、まずは様々な角度から意見を出すことが大切です。

資料から論理的に正しい答えを導くテーマのとき

資料が与えられている場合には、その資料のデータを根拠として意見を出し合うことが大切です。

先ほどの「果物の消費量を高める方法」というテーマでも、年齢別果物消費量に関する資料が渡された場合には「若者の果物消費が低いので、若者が果物を身近に感じる方法を考えよう」といった形で資料から読み取れる情報を根拠に議論の方向性を定めていくことになります。

グループディスカッションで注意すべきNG行動

全く発言しない

役割に立候補せず、全く意見も言わないというのは避けましょう。やる気がない、熱意がないという印象を与えてしまいます。

意見がすぐに思いつかない時は、同調したり面白い意見を褒めるなどでもいいので、何かしらのリアクションをするように意識します。

自分だけ目立とうとする

メンバーの意見を否定したり、言い負かそうとしたり、自分だけ目立とうとするのもよくありません。協調性がなく、チームで協力することができないとみなされてしまう可能性が高いです。

グループディスカッションで大切なのは、自分だけが目立とうとするよりもチームに貢献することです。チームとしていい結果を出すために、自分のできることは何かを考えて積極的に行動するようにします。

グループディスカッション対策

自分の意見を考える練習をする

自分の意見を発表しろと言われても、簡単に思い浮かばない人も多いと思います。それは「考える」練習が足りないのかもしれません。日頃からニュース番組をみたり、本を読んだりして、自分なりの意見を考える練習をしてみてください。

物事を深く考えて自分なりの意見を持てるようになると、グループディスカッションでもスムーズに発言できるようになります。

友達とグループディスカッションの練習をしてみる

友達や就活仲間と、グループディスカッションの練習をしてみるのもおすすめです。やはり実践的な練習が一番効果的です。

友達数人で集まって、本番さながらにテーマを決めてグループディスカッションをしてみましょう。できればいろいろな役割をそれぞれが担当してみるのがいいです。

インターンシップに参加する

グループディスカッションに慣れるには、実践的な練習が効果的ですが、友達同士だとどうしても緊張感がありませんよね。

本選考と同じような緊張感のグループディスカッションを体験するなら、インターンシップに参加するのがいいでしょう。インターンシップの選考はグループディスカッションがあることが多いです。

短期インターンの内容はグループディスカッションやグループワークが多いので、本選考の練習や対策にもなります。企業をよく知るきっかけにもなるので、積極的にインターンシップに参加してみてください。

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最後に

グループディスカッションは特殊な選考方法のように思われがちですが、求められているのは基本的なコミュニケーションの姿勢です。

自分の意見を簡潔にまとめて分かりやすく発信する力、そして他者の意見を真摯に受信する力が最低限必要となります。

そのスキルをしっかり身につけた上で今回ご紹介した議論の仕方を生かせば、きっと採用担当者の目に留まる活躍ができるはずです。


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