合同面接会とは?参加のメリットや当日の流れを解説

正直、何をしたいか、どんな会社に入りたいか漠然としている学生も少なくはないでしょう。だからといって興味もない企業を何社も面接することは苦痛だと思います。そんな時に役に立つのが、合同就職面接会です。

ここでは、合同就職面接会はどんな感じのイベントなのか、参加のメリット、参加するにはどうしたらよいかなどまとめます。

目次

合同就職面接会とは

合同就職説明会とは、様々な企業が各ブースを設け、企業説明を行うとともに書類選考を通さずに面接を行うことができるものとなっています。

多くの企業が参加し、業種も様々なため、漠然と就職を考えている人には向いています。元々興味を持たなかった企業でも企業説明を聞くことで、新しい発見ができ視野を広めることができるかもしれません。

合同企業説明会との違い

合同企業説明会は、開催時期ごとに内容や特徴に違いがありますが、文字通り、多くの企業が1つの会場に集まり、合同で行う説明会のことを言います。合同就職説明会と大きく違うところは、その場で内定選考の面接を行えないところにあります。

しかし、合同企業説明会は、会社概要や事業内容をはじめ、先輩社員の生の声を聞けたり、講演形式による企業説明会が行われます。合同就職面接会よりもより詳しく企業の内情を知ることができます。

合同就職面接会のメリット

合同就職面接会には次の3点のメリットがあります。
時間とお金の節約
Webエントリーよりも通過しやすい
多くの企業に面接することができる
新しい発見
順に説明します。

時間とお金の節約

合同就職面接会は冒頭でも説明したとおり、多くの企業が1つの会場に各ブースを設けて参加してきます。
なので、1社1社企業に趣き面接してくるよりも遥かに多くの企業と面接を行うことができます。
また、1社1社色々な企業に行くためには交通費がかかってきます。
それに比べて合同就職面接会は交通費を大幅におさえることができます。
とにかく少しでも時間とお金を節約したい人には向いているでしょう。

Webエントリーよりも通過しやすい

近年各企業ではWebエントリーを採用していることが多いですが、その反面、簡単にエントリーすることができてしまうので「数を打てば当たる」と考えてエントリーする人が多いようです。
一方、合同就職面接会では、採用担当者が参加者と対面で話すことができます。
それにより、参加者の熱量を実際に見て・感じることができるため、Webエントリーよりも通過しやすいことが多いです。
また、その企業の本試験を受ける際、一度採用担当者と面識を持っているので、好印象をその採用担当者に残しておくことで有利に進むことができるでしょう。

多くの企業に面接することができる

開催される時期や会場、各都道府県などで参加する企業はバラバラですが、30~100社程度が参加します。
一度にこれだけの企業の説明や面接を行うことができるのは合同就職面接会ならではです。 もし気になる企業があるのであれば、積極的に参加するようにしましょう。

新しい発見

先程もお伝えしましたが、合同就職面接会では約30~100社の企業が参加します。
合同就職面接会に参加するまでは知ることができなかった企業に出会えたり、自分には不向きだと敬遠していた企業に興味を持つことができたりなど、新しい発見に出会う可能性を秘めています。
また、何をしたらいいか分からない人にもきっと自分から「やりたい!」と思えるような企業に出会うことができるでしょう。

合同就職面接会に行く前に

合同就職面接会でチャンスをつかむためには事前にしっかりとした準備が必要です。
目標なくただ漠然と合同就職面接会に行っても、1日があっという間に過ぎてしまい、何の収穫もなく終えてしまうことになります。
また、多くのライバルが同時に参加するため、他と差を付けなければ埋もれてしまい、合同就職面接会に参加する意味がまったくなくなってしまいます。
せっかくのチャンスを無駄にしないために下記の準備をするようにしましょう。
エントリーが必要な場合がある
参加企業の下調べ
履歴書の準備
順に説明します。

エントリーが必要な場合がある

合同就職面接会は基本的には「当日参加可」となっていますが、各都道府県や開催場所によっては事前にWebからエントリーしておく必要があったり、電話予約をする必要があったりと様々です。
自分が参加したい合同就職面接会のHPなどをよく確認し、参加方法に誤りがないようにしましょう。
また、最近では感染症拡大防止の観点から、各日時で人数を絞って行う場合があります。 当日参加が可能な場合でも、「会場に赴いたのに合同就職面接会に参加できない!」なんてことにならないために、事前に予約をすることをおすすめします。

参加企業の下調べ

多くの企業が参加するということは、多くのライバルも多く参加するということになります。
そこで差を付けるためには、事前に参加する企業の下調べを行うことです。
参加企業の概要をノートにまとめたり、業界紙を読み予備知識を多く備えることでライバルと差をつけることができます。
更にその企業に対する質問事項を用意することで、当日質問コーナーで積極的に質問する姿勢を見せることで採用担当者に好印象を与えることができ、他のライバルと差を開くことができます。
予備知識を備えることで、企業の担当者からの説明が理解しやすくなるほか、積極的な姿勢をアピールすることができるので選考にかかりやすくなるでしょう。

履歴書の準備

合同就職面接会では書類選考がないと言いましたが、履歴書の提出を求められる場合が多いです。
そのため履歴書は多めに用意するようにしましょう。
また、面接を受ける予定のない企業を突然受けたくなる可能性もあります。
事前に面接したいと思っている企業数よりも数枚多く用意するとよいでしょう。

都心部だけでなく地方でも開催

東京都や神奈川県、大阪府や福岡県など都心部だけでなく各地方でも合同就職面接会は開催されています。
確かに大規模開催となると地方では行いませんが、20~50社程度の合同就職説明会を各日開催しています。
また、地方開催では、地方ならではの企業が多く参加しているので、都心部から地方に参加することも少なくはありません。
もしも、地方在住だから合同就職面接会が開催されないと思っていたのであれば、一度あなたの地元のハローワークに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
身近な企業の新しい発見をすることができるかもしれません。

まとめ

合同就職説明会は一度に多くの企業の面接を行うことができるとても有意義なイベントです。
また、採用担当者に実際に会うことができるため、他の就活ライバルと差を付ける絶好の場所でもあります。
時には上手くいかないこともあるかもしれませんが、そんな時でも諦めることなく、粘り強い姿勢で望むようにしましょう。
事前の準備を怠ることなく、後悔のない就活にしてください。


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