コンサルインターンの時期・内容・選考対策を解説

コンサルは就活生に人気の職業で、インターンシップ募集にもたくさんの優秀な学生が集まります。しっかりと対策しなければ、高倍率のインターン選考を突破するのは難しいです。

ここでは、コンサルインターンの開催が多い時期や内容をご紹介します。選考の流れとポイントも参考にしてください。

コンサルのインターンって何するの?時期や選考、業務内容について
目次

コンサルとは?

コンサルの仕事

コンサル業界は、企業が抱えた課題の解決方法を提案し、その実行をサポートする業務を担っています。

コンサルの対象となる課題は、組織や人事など社内の問題に関するものから、経営戦略やM&Aなど社外へのアプローチを含めたものまで様々です。企業のニーズに合わせた提案を行う必要があるため、専門性や柔軟性も求められます。

コンサルの種類

代表的なコンサルには、次のような種類があります。

経営コンサルタント:経営や事業の戦略、業務に必要なシステムの構築など企業の支柱部分の課題を解決します。

戦略コンサルタント:企業の経営戦略の立案や助言を行います。新規事業の開拓や新商品の開発、M&Aなど経営に関する幅広い問題に対応します。

金融コンサルタント:企業の株式投資や資金調達などの問題について、専門的な知識を生かしながら助言を行い、企業が保有する資産の価値向上を目指します。

人事コンサルタント:社内では手をつけづらい人事制度を適正化したり、人材の採用・育成・配置への助言を行ったりすることで、人事の課題を解決します。

ITコンサルタント:企業のニーズに合わせて既存のシステムを改良したり、新たなシステムを構築したりと、企業のシステムに関する悩みに対応します。

コンサル業界の就職について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

コンサルインターンの開催時期と特徴

夏の長期インターンシップが多い

コンサル業界のインターンは、8~9月の夏期に開催されるものが多くなっています。1~5日程度の短期インターンでは、プロジェクトを体験できるグループワーク形式で進められることがほとんどです。

実際にコンサル業務に携わり、仕事内容や働き方への理解を深められる長期インターンシップを開催している企業もあります。

外資系では内定に直結する冬インターンも

外資系コンサルの場合は、冬にインターンシップを開催する傾向が見られます。外資系コンサルのインターンで優秀な成績を残すと、早々に内定が出ることもあります。

内定がもらえなくても本選考で優遇されたりと、内定に影響があるコンサルインターンは少なくありません。そのためコンサルインターンは就活生からの人気が非常に高く、インターン選考は本選考と同程度の倍率もしくはそれ以上に激戦となっています。

インターンの本選考への影響について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

コンサルインターンの内容

コンサル業務についての講座

グループワークや業務体験の前に、コンサル業務について詳しく説明をしてくれるファームもあります。コンサルティングファームの役割や、業務について理解を深めることができるはずです。

グループワークとプレゼン

グループワークを通じて、コンサルティング業務を体験できるプログラムが多いです。社員の方がサポートしてくれたりメンターとなったりして、チームで作業していきます。グループワークの最後にチームごとにプレゼンをするケースもよく見られます。

新型コロナの影響もあり、オンラインでインターンを実施するコンサルファームが増えています。遠方だからと諦めていた方は、交通費や移動時間の負担がなく参加しやすいオンラインインターンを探してみるといいでしょう。

フィードバック

グループワークやプレゼンの後に、社員の方からフィードバックをもらえることが多いです。これから伸ばすべき強みや、自分に足りないスキルが明確になり、今後の成長にいかすことができるでしょう。

座談会

インターン最終日に、社員の方を交えた座談会や懇親会が開催されることも多いです。コンサルファームで働く社員の方に直接質問できるので、疑問や不安を解消するいい機会となるでしょう。

コンサルのインターン選考の流れ

ES(エントリーシート)・Webテスト

コンサル業界のインターン選考は応募者が多いため、ES(エントリーシート)とWebテストである程度人数を絞られます。

ESの質問は、「インターンの志望動機」や「学生時代に力を入れたこと」など基本的なものが多いです。早くから作成準備をして、質の高いエントリーシートに仕上げましょう。

志望動機作成について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

WebテストはSPIや玉手箱などよく知られた形式のテストを用いる企業もあれば、オリジナルの試験が用いられることもあります。志望する企業がどのような形式で出題しているのか早めに調べておけば十分に対策できるでしょう。

グループディスカッション

インターン選考で学生にGD(グループディスカッション)をさせる企業もあります。 グループディスカッションを繰り返し、トーナメントのようにインターン参加者を選抜する企業や、1回のグループディスカッションで参加者を決定する企業もあります。

コンサル業界ではチームでプロジェクトに取り組みます。そのため、グループディスカッションでは他のメンバーと協力しながら話し合う姿勢を見せることが大切です。

面接

基本的には、エントリーシート → Webテスト → 面接という流れでインターンシップ選考を行う企業が多いです。

面接の前半でグループディスカッションを行い、後半で通常の面接が実施されるケースもあります。

コンサルのインターン選考の注意点と対策

対策は早めにスタートする

コンサル業界を目指すなら、なるべく早い時期からインターン選考の対策を始めましょう。コンサル業界は他の企業に比べて就活スケジュールが前倒しになっており、インターンの募集時期や締め切りが早いことが多いです。

スタートが遅れてしまうと、すでにインターン募集が終了してしまっていることもあります。情報収集や対策は早めにスタートしましょう。

英語力を身につける

外資系のコンサルファームでは、高い英語力が求められます。面接やグループディスカッションを英語で実施する企業もあるので、英語力を身につけておくとインターン選考で有利になります。

入社後に英語の勉強をしてさらに語学力に磨きをかけていくケースもあるので、完璧に話せることよりも、意欲的に英語を学ぶ姿勢があることが大切です。インターン選考では、拙い英語でも積極的に話そうとする姿勢がプラス評価につながります。

GD(グループディスカッション)対策をする

コンサルのインターン選考では、グループディスカッションを実施する企業が多いのでしっかりと対策をしておきましょう。グループディスカッションには流れやルールなどがあるため、対策をしておくことで高評価につなげることができます。

志望企業のこれまでのインターン選考を調べて、頻出のテーマや見られているポイントなどを理解しておきましょう。GDで自身をアピールするにはある程度の慣れが必要なので、実践練習をしておくのも効果的です。

ケース問題の対策をする

ケース問題は「フェルミ推定系」と「ビジネスケース系」の2つに分かれます。

フェルミ推定系の課題では、「日本に自販機はいくつあるか」といった問いに対し、いくつかの情報をもとに推論していきます。フェルミ推定系の課題は解き方が分からないと答えることもできませんので、早めに参考書や問題集などを使って、対策しておきましょう。

ビジネスケース系では面接官と共に「日本酒の売り上げを伸ばすにはどうすれば良いか」などのビジネス課題を議論します。適切に解決策を提示するだけでなく、面接官と話し合う能力もチェックされるので、練習を重ねて慣れておくようにしましょう。

ケース面接について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

最後に

コンサル業界のインターンは人気があるため、非常に倍率の高い選考を通過しなければなりません。グループディスカッション、ケース問題、英語でのプレゼンがある場合は、練習や対策をして選考に臨む必要があります。十分な対策ができるよう、なるべく早い時期から情報収集や準備を開始しましょう。

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