外国語学部出身者には語学力や知識を生かせる就職先が人気です。しかし、グローバル化が進んだ現代において、海外とのコミュニケーションはどんな業界や職種でもある程度は必要となります。
選択肢が多いあまりに「結局、外国語学部の就職先で人気なのはどこなんだろう?」と悩んでしまうことも。そこで今回は、外国語学部出身者に人気が高い業界や職種、就活対策などを解説します。
就活は何から始めるべき?と迷っているなら
- ・外国語学部とは?
- ├外国語そのものや背景にある文化を学ぶ
- └語学力を活かした就職先が人気!
- ・外国語学部出身者に人気の就職先
- ├製造・小売・卸売業
- ├金融業界
- ├ホテル・旅行業界
- ├官公庁
- ├翻訳・通訳
- └英語教員・講師
- ・外国語学部で学んだことを就活に生かすには?
- ├資格取得でスキルをアピール
- ├留学で実践的な経験を積む
- └インターンシップに参加する
- ・外国語学部の学生が就活で意識すべきこと
- ├外国語を使って何ができるのか?
- └留学経験のアピールでは「何を学んだか」が重要
- ・最後に
外国語学部とは?
外国語そのものや背景にある文化を学ぶ
外国語学部では「外国語」に関するあらゆる知識を身に着けていきます。一般的に「外国語を学ぶ」と聞いて想像するような文法や会話などの外国語の習得はもちろん、その言語が成り立つまでの歴史や文化的な背景についても学びを深めていきます。
外国語学部出身者は単に外国語が話せるだけでなく、その文化も理解することで相手の気持ちに寄り添いながらコミュニケーションが取れるのです。
語学力を活かした就職先が人気!
外国語学部の出身者には、やはり語学力を生かせる就職先が人気です。「語学」は人と人とをつなぐ手段です。そのため、海外の企業とやり取りをしたり、海外のお客様をもてなしたりといった仕事に従事する人が多いようです。また、語学を身に着けた経験を生かして、人に教える立場になる人も少なくありません。
外国語学部出身者に人気の就職先
製造・小売・卸売業
日本で売られている商品は海外で作られているものや、海外から素材を輸入した上で国内製造しているものが少なくありません。また、日本で作った商品を海外に輸出することもあります。
そのため、製造・小売・卸売といった業界では、語学力の高い人材が求められており、外国語学部出身者にとっては活躍しやすい就職先と言えます。
金融業界
金融業界も外国語学部出身者に人気があります。 日本の金融業界の動きは、海外の動向に影響を受けています。そのため、海外の情報をいち早くキャッチできる語学力が求められているのです。
また、外資系の投資銀行や証券会社に勤める際にも、一定の語学力を備えている必要があり、その点では外国語学部出身者に有利であると考えられます。
ホテル・旅行業界
日本国内に海外観光客を誘致するインバウンドが進められている現代において、ホテルや旅行業界で語学を巧みに使いこなせる人材は必要不可欠です。
高い語学力を備え、外国人観光客の持つ文化や背景を理解している外国語学部出身者は、ホテル・旅行業界に適していると言えます。加えて、日本の文化・魅力についても知識を深めておくと、海外観光客のニーズに寄り添ったサービスができるでしょう。
官公庁
官公庁においても、外国の方々とのコミュニケーションは重要です。特に外務省では日本を代表する外交官として、適切な言葉遣いやマナーを知った上で振舞うことが求められます。
また、海外に駐在して現地の人々とコミュニケーションを取ることも必要となります。外国語学部出身者の語学・知識を存分に生かせる仕事であると考えられます。
翻訳・通訳
外国語学部で学んだ語学力を生かし、翻訳・通訳の仕事に就く人も少なくありません。英語などのメジャーな言語はもちろん、外国語学部だからこそ学べるマイナー言語に特化した翻訳や通訳の仕事に携わることが出来れば、ライバルも少なく、その道のスペシャリストとなれることでしょう。
英語教員・講師
外国語学部で学び、語学を身に着けた経験を生かした教員や講師という就職先も高い人気を誇っています。近年では小学校でも英語教育が始まったこともあって、英語教員の必要性は高まっています。
また、英語以外の外国語に関しても講師として教えていくことができるでしょう。語学や知識だけでなく、実際に習得したプロセスも生かすことができる就職先です。
外国語学部で学んだことを就活に生かすには?
資格取得でスキルをアピール
どれだけ高い語学力を持っていても、就活の短い面接時間で自分の力を十分にアピールできなければ意味がありません。そのため、語学スキルを示す客観的な指標が必要です。 自分の語学スキルを示す1つの指標が資格です。TOEICやTOEFLなどで高得点の取得を目指してみましょう。
留学で実践的な経験を積む
外国語は実際にコミュニケーションの手段として使えることが大切です。そのため、大学在学中に留学して海外の文化に触れながら、外国語を話す経験を積み重ねるのがおすすめです。
時間や金銭的に余裕がない学生なら、短期の語学留学や海外旅行などでも構いません。積極的に海外へ出て、実践的な経験を積みましょう。
インターンシップに参加する
外資系企業や国際的に事業を展開する企業のインターンに参加しておくと「グローバルな働き方」をイメージしやすくなります。これらの経験は就活でのアピール材料として活用することもできるでしょう。
「将来は海外で働いてみたい」と考えているなら、外国語のスキルをいかして海外でのインターンシップに参加することを検討してみるのもいいかもしれません。
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外国語学部の学生が就活で意識すべきこと
外国語を使って何ができるのか?
外国語が堪能なのは素晴らしいことですが、語学はあくまで「スキル」だということを忘れないようにしましょう。
今は外国語が話せる人も少なくないので、「外国語が堪能である」というアピールだけでは弱いことが多いです。
就活では、「外国語を使って何ができるのか」「自分だからこそできることは何か」ということを考えてみてください。外国語プラス独自のアピールができれば、大きなアドバンテージとなるでしょう。
留学経験のアピールでは「何を学んだか」が重要
就活では、留学やボランティアなど海外での経験がアピール材料として使えます。しかし実際にその経験が評価されるかどうかは、アピールの仕方によるところが大きいです。
「海外留学の経験があります」だけでは、就活の場でのアピールとして十分ではありません。実際に留学しても遊んでいたりろくに勉強をしていない学生も少なくないからです。
留学や海外での経験をアピールするなら、「なぜ留学したのか」「留学でどんなことを学んだのか」が大切になります。さらに学んだことを「仕事でどういかせるのか」まで語ることができれば、海外経験を就活で有利になるポイントにすることができるでしょう。
最後に
外国語はあくまでコミュニケーションの「手段」です。 そのため、語学力の高さは就活でのアピールポイントにはなりますが、決定打にはなりません。そのため、「外国語ができるから」と甘く考えずに、社会人としてのマナーや仕事に関するスキルも伸ばしておく必要があります。自分が進みたい業界・職種の特徴を理解し、ぜひ自分自身を成長させてみてくださいね。
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