就職活動を始めるにあたり、地元で就職するべきか首都圏で就職するべきか迷う方も多いでしょう。
東京などの都会で就職すると「刺激的な環境でバリバリ仕事をこなす」、地元で就職すると「親や地元の友達が近くにいる温かい環境でのんびり働く」というようなイメージがあるのではないでしょうか?
ここでは、地元での就職と首都圏での就職には、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか、具体的にご紹介します。迷った時の対処法についても解説しますので、就職する地域で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ・地元で就職するメリット
- ├親や兄弟など親族の近くで暮らせる
- ├実家暮らしの恩恵を受けられる
- ├通勤ラッシュがない
- └プライベートの時間が確保しやすい
- ・地元で就職するデメリット
- ├求人数が少ない
- ├車が必要になる
- ├知り合いが多くて窮屈に感じる
- └給料が安い場合が多い
- ・首都圏で就職するメリット
- ├求人数が多い
- ├キャリアアップ・スキルアップのチャンスが多い
- ├地方に比べて給料が高い
- └遊ぶスポットが多くプライベートも楽しめる
- ・首都圏で就職するデメリット
- ├親や兄弟などの親族と過ごす時間が少ない
- ├家賃や物価が高い
- ├通勤ラッシュが大変
- └地方に比べ人間関係がドライ
- ・どっちにすべきか迷った時の対処法
- ├理想の働き方や暮らし方をイメージしてみよう
- ├ノートに書き出してみよう
- ├先輩や親戚に話を聞いてみよう
- └インターンシップに参加してみよう
- ・最後に
地元で就職するメリット
まずは、地元で就職する場合のメリットをご紹介します。
親や兄弟など親族の近くで暮らせる
一番に挙げられるのは、親や兄弟、従妹など、親族の近くで暮らせるということだと思います。子どもがそばにいることで親を安心させることができるので、親孝行にもなります。
地元で就職する理由でも、「親に戻ってきてほしいと言われたから」というものが多いようです。離れて暮らすと疎遠になりがちな兄弟や従妹なども、近くにいれば親交が深まります。
実家暮らしの恩恵を受けられる
地元で就職した場合、実家で親と同居するという選択肢もあります。家庭により異なると思いますが、家賃ゼロで暮らせれば経済的な負担がぐっと軽くなります。社会人になった以上、生活費はいくらか納めたほうがいいかもしれませんね。
母親が洗濯や料理をしてくれる場合も多いと思います。家事の負担も軽くなり、健康面の管理もしてもらえるので快適に暮らせるでしょう。
通勤ラッシュがない
電車通勤時のラッシュは、首都圏に比べてだいぶ緩くなります。車通勤やバイク通勤が可能な場合も多いので、満員電車のストレスにさらされず、快適に通勤することが可能です。ドライブやツーリングが趣味なら、通勤しながらリフレッシュすることもできますね。
プライベートの時間が確保しやすい
会社によりますが、地方の企業は残業が少ないことが多いです。そのため、平日の夜も自分の時間を持つことができます。友達と遊びに行ったり、趣味に時間を費やしたり、好きに過ごせる時間があるのは大きな魅力です。
地元で就職するデメリット
地元で就職する場合のデメリットをみてみましょう。
求人数が少ない
首都圏に比べて企業数が少ないと、求人数も少なくなります。自分の志望する企業が見つからないこともあるでしょう。
都市部にしかない業界や業種もあるため、志望する仕事によっては地元での就職を断念せざるを得ない場合もあります。
車が必要になる
地方だと車が足になると言われるように「車がないとどこにも行けない」地域もあります。自分の地元が、一人一台車を持っているような場所であれば、車を購入しないといけません。
そのため、免許がなければ免許を取得し、車を購入する費用も必要になります。駐車場代や保険など維持費がかかることも考慮しておきましょう。
知り合いが多くて窮屈に感じる
地方にいるとありがちなのが、やたらと知り合いに会うということ。出かける先々で中学の同級生に会ったり、高校の先輩に会ったりすることは日常茶飯事です。
親戚や近所のおばさんなどと会う機会も増えるので、プライベートなことを詮索されることもあります。社交や人付き合いが苦手な人は、地元での暮らしを窮屈に感じるかもしれません。
給料が安い場合が多い
家賃や物価などは首都圏に比べて安い地域では、仕事量が少なくなり給料水準が低くなる傾向にあります。仕事量やプライベートの充実と併せて考えると、一概にデメリットと言えないかもしれません。
首都圏で就職するメリット
次に、首都圏で就職する場合のメリットをご紹介します。
求人数が多い
大企業や有名企業をはじめ数多くの企業が首都圏に集中しています。特にIT系やマスコミ系、アパレル系企業などは首都圏が圧倒的に多いようです。首都圏で就活すれば、自分の志望する業界や業種の企業がほぼ確実に見つかると思います。
キャリアアップ・スキルアップのチャンスが多い
同業の企業も多数あるので、キャリアアップを目指して転職することも可能です。仕事関係のイベントやセミナーなども首都圏開催が多いので、積極的に参加することでスキルアップを図れる環境もあります。
地方に比べて給料が高い
地方に比べて仕事量が多い傾向にある分、給与レベルも高いです。バリバリ働いて、たくさん稼ぎたいというタイプの人は首都圏勤務が向いていそうです。
遊ぶスポットが多くプライベートも楽しめる
飲食店の数は地方に比べて圧倒的に多いですし、話題のお店もまず首都圏に出店されることが多いです。
美術館や博物館、コンサート会場やライブハウスなども首都圏には数多くありますので、新しい物好き、刺激的なものに触れたい人はプライベートも充実させられます。
首都圏で就職するデメリット
首都圏で就職する場合のデメリットをみてみましょう。
親や兄弟などの親族と過ごす時間が少ない
地元を離れて働きだすと、帰省するのがお正月やお盆など、まとまった休みのとれる期間に限定されます。
そのため、親や兄弟などの親族と会う機会が減り、親にさみしい思いをさせるかもしれません。
家賃や物価が高い
地方に比べて家賃が圧倒的に高いです。人気のエリアに住もうと思ったら1Rや1Kでも家賃は高額になり、住環境は地方に比べて大きく劣ります。物価も高い傾向にありますが、その分給与水準も高いため、どう感じるかはその人次第でしょう。
通勤ラッシュが大変
毎日ギュウギュウの電車に押し込められての通勤は体力的に大きな負担となります。ラッシュ時はイライラしている人も多いため、電車内の雰囲気も殺伐としていますよね。
毎日のことなので慣れてしまえば大丈夫ですが、通勤ラッシュに強いストレスを感じてしまう人は、首都圏就職にあまり向かないかもしれません。
地方に比べ人間関係がドライ
例えば満員電車には大勢の人がいますが、知らない人ばかりです。一人暮らしのマンションでも隣近所の人と親しくなる機会は少ないと思います。
都会では近所のおばさんに声を掛けられたり、同級生に出くわしたりする確率も低いです。周りの人と自分から積極的に関わりを持とうとしないと、孤独になってしまう場合もあります。
どっちにすべきか迷った時の対処法
ここでは、地元での就職か首都圏での就職か、どちらにすべきか迷っている時の対処法をいくつかご紹介します。
理想の働き方や暮らし方をイメージしてみよう
明確な志望企業がない場合、地元か首都圏か、どちらで就職しようか迷うこともあると思います。そんな時は、自分の理想とする働き方やライフスタイルをイメージしてみましょう。
近年は働き方も多様化しており、場所にとらわれない働き方をすることも可能になりつつあります。理想の働き方を実現する方法を考えてみるのもいいでしょう。
ノートに書き出してみよう
なかなか結論が出ないときは、思うことをノートに書き出して整理しながら考えるといいですよ。地元での就職と首都圏での就職について、自分の感じるメリットやデメリットをそれぞれ書き出してみましょう。
地元の良さに気がついていない人もいると思います。地元にどんな企業があるのか、地元でどんな活動がされているのかなど、調べてみるのもよさそうです。
先輩や親戚に話を聞いてみよう
悩んでいる時は、実際に経験をした先輩に相談してみるのが一番です。地元に帰った時に、地元で就職した先輩や友達に話を聞いてみてください。
家族や兄弟に聞いてみるのもいいですし、親戚などに相談して自分のやりたい仕事をしている人が身近にいたら紹介してもらうのもいいでしょう。
インターンシップに参加してみよう
どこで就職しようか迷っているなら、インターンシップに参加してみるのがおすすめです。インターン募集には、さまざまなプログラムがあり、Uターン就職向けのインターンもたくさんあります。
夏休みや冬休みの間だけ参加できるサマーインターンやウィンターインターンなどもあるので、長期休みの際に地元の企業でインターンに参加してみると、地元で働くということがイメージしやすくなると思います。
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最後に
地元での就職にも、首都圏での就職にも、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらで就活するのが自分にあっているのか、よく考えてみましょう。実際やってみて合わないと思ったら、地元に戻ったり、首都圏で再就職したりするなど軌道修正も可能ですので、必要以上に悩みすぎなくてもいいかもしれません。
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